札幌市でのゴミ分別方法を解説!注意点やよくある質問も紹介

  • 2023年6月16日
札幌市でのゴミ分別方法を解説

札幌市に住み始めたばかりの人は、ゴミ出しのルールが複雑で、迷ってしまうことがあるかもしれません。

たしかに札幌市では、分別方法などゴミ出しに関する決まりが細かく定められており、ルールにのっとった適切な対応が求められます。あいまいな認識でいると、いつゴミ出しをして良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。

とはいえ、一見むずかしく感じられるゴミ出し方法も、基本ルールが身についてしまえば、それほど困ることはありません。

この記事では札幌市でのゴミの分別の基準や、ルールについて詳しく解説します。正しいゴミ出しルールを押さえて、スムーズに対応できるようぜひご確認ください。

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札幌市におけるゴミ出しの基本ルール

まずは、札幌でのゴミ出しに関する基本ルールを押さえておきましょう。

ゴミを出すタイミングは、収集日の8:30まで。分別区分ごとにきちんと分けて、指定場所に出すようにしましょう。

「燃やせるごみ」と「燃やせないごみ」は、それぞれ札幌市指定の有料ごみ袋で出さなければいけません。札幌市指定ゴミ袋は、市内のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなどで販売しています。

なお、指定ゴミ袋の値段は下記のとおりです。

容量販売価格(税込)
5リットル100円(10枚1組)
10リットル200円(10枚1組)
20リットル400円(10枚1組)
40リットル400円(5枚1組)

札幌市におけるゴミ分別は9種類

札幌市で出せるゴミは、下記の9種類に分けられます。

  • 燃やせるごみ
  • 燃やせないごみ
  • びん・缶・ペットボトル
  • 容器包装プラスチック
  • 筒型乾電池
  • スプレー缶・カセットボンベ
  • 枝・葉・草
  • 雑がみ
  • 加熱式たばこ・電子たばこ、ライター

収集日はエリアによって異なるため、「ゴミ収集日カレンダー」で確認してください。

それでは、それぞれのゴミの出し方や注意点について見ていきましょう。

1:燃やせるごみ

「燃やせるごみ」の収集は、週に2回行われます。有料の指定ゴミ袋に入れて、収集日の8:30までに指定場所に出すようにしてください。

ただし、「燃やせるごみ」のように思えても、別の分別対象となるものもあるので注意が必要です。

汚れていない紙類は「雑がみ」、庭木の剪定枝・刈芝・草花・落ち葉などは「枝・葉・草」に分別されます。生ゴミは「燃やせるごみ」として出せますが、水切りはしっかりと行いましょう。

なお、「大型ごみ」であっても、指定ゴミ袋に入るものは「燃やせるごみ」として収集が可能です。

燃やせるごみの例

下記のようなゴミが「燃やせるごみ」の対象です。ご参考ください。

品目具体例注意事項
台所のゴミ野菜・果物のくず
残飯
アルミホイルなど
水をしっかり切ること
食用油紙・布などにしみ込ませるか、凝固剤で固めポリ袋に入れて出すこと
製品プラスチックボールペン
ビデオテープなど
プラスチック製のおもちゃなど金属部分がばね・とめ具・金具程度のものを含む
汚れた紙使用済みティッシュペーパー
紙おむつなど
※紙おむつは汚物を取り除く
衣類・布類衣類
タオルなど
皮革製品
ベルトなど
ゴム・ビニール製品長靴
カッパなど
炭・乾燥剤・保冷剤・使い捨てカイロ木炭
使い捨てカイロなど
木製品・木くず・材木類しゃもじ
まな板など
竹串のような先のとがったものは、ガムテープで束ねるなど袋がやぶれないよう工夫する

2:燃やせないごみ

「燃やせないごみ」は、4週に1回収集されます。収集日は「収集日カレンダー」で確認しましょう。有料の指定ゴミ袋に入れて、収集日の8:30までに指定場所に出すようにしてください。

製品プラスチックや皮革・ゴム・ビニール製品、乾燥材などは、札幌市では「燃やせるごみ」として分別します。「燃やせないごみ」と混同することのないよう注意してください。

また、「大型ごみ」のうち指定ごみ袋に入るものは、「燃やせないごみ」として出せます。

燃やせないごみの例

「燃やせないごみ」としては、下記のようなものが対象です。ほかの分類と混同しやすいものもあるので、注意しましょう。

品目具体例注意事項
金属製・ガラス製の容器塗料などの缶
マニキュアのびんなど
「容器包装プラスチック」「びん・缶・ペットボトル」で収集しない容器
小型家電製品ビデオカメラ
体重計
ドライヤーなど
家電製品に使用されている電池やバッテリーを取り外せる場合は、取り外してから本体だけを燃やせないごみに出す
金属製品
やかん
包丁等の調理器具など
包丁は厚紙で包み、指定ごみ袋に「キケン」と表示
ブロック・レンガ・土鉢植えの土など少量のもの
できるだけ小袋で出す(ご自身が片手で持てる重量を目安にしてください)
ガラス・せともの茶碗

花びんなど
厚紙などで包み、指定ごみ袋に「キケン」と表示
蛍光管厚紙などで包み、指定ごみ袋に「キケン」と表示

3:びん・缶・ペットボトル

びん・缶・ペットボトルは、週に1回収集されます。透明または半透明の袋に入れて、8:30までに指定の場所に出してください。料金はかかりません。

びん・缶・ペットボトルを出す際は、中身をすべて使い切る必要があります。中身が残っていたり、汚れがついていたりする場合は、水ですすいでからゴミに出しましょう。

また、缶やペットボトルをつぶす必要はありません。びん・缶・ペットボトルは、同じ袋に詰めて出せます。

そのほか、ペットボトルのラベル・プラスチック製のふたは「容器包装プラスチック」、アルミ製のふたは「びん・缶・ペットボトル」として出しましょう。それ以外のふたは、「燃やせないごみ」として分別します。

4:容器包装プラスチック

カップラーメンのカップや、納豆のパックといった容器包装プラスチックは、週に1回収集されます。食品や日用品が入っているプラスチック製容器や包装、緩衝材も容器包装プラスチックの分類です。

収集日は、「収集日カレンダー」で確認しましょう。8:30までに、透明または半透明の袋に入れて、指定の場所へ出してください。料金は無料です。

容器・包装・緩衝材として使われていたもの以外の「製品プラスチック」は、「燃やせるごみ」として収集されます。ポリバケツや洗面器、ハンガー、定規など、それ自体がひとつの製品であるものは、容器包装プラスチックに含まれません。

中身が残っているものや汚れが付着している容器はリサイクルできないため、内容物の残りが落ちる程度に洗浄してください。どうしても内容物が取り切れない場合は「燃やせるごみ」として処分します。チューブ類は、最後まで使い切りましょう。

5:筒型乾電池

筒型乾電池は、単1〜単5電池、角型9V電池などの使い捨て電池を指します。

収集日は「びん・缶・ペットボトル」と同じ日です。ただし、袋は「びん・缶・ペットボトル」と分けなければいけません。また、筒形乾電池を処分する際は電極をセロハンテープなどでくるみましょう。しっかりと絶縁して、捨てなければいけません。

なお、下記は「筒形乾電池」には含まれないので注意してください。

  • 小型充電式電池(ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池)
  • ボタン電池
  • コイン電池(型式番号CR、BR)

捨て方はそれぞれ異なるため、こちらをご確認ください。

6:スプレー缶・カセットボンベ

「スプレー缶・カセットボンベ」は、整髪料・殺虫剤・塗料・ガラスクリーナーなどのスプレー缶や、卓上ガスボンベなどを指します。収集日は「燃やせるごみ」と同じ日です。

「燃やせるごみ」とは別の透明または半透明の袋に入れて、収集日の8:30までに指定場所に出してください。穴をあける必要はなく、料金は無料です。

「スプレー缶・カセットボンベ」を出す際は、中身を使いきる必要があります。使いきれない場合は、各清掃事務所・消防署(出張所)・地区リサイクルセンターへ持ち込み、引き取ってもらいましょう。

7:枝・葉・草

「枝・葉・草」は、排出量の多い5月〜12月中旬の期間に無料で収集されます(具体的な時期は、地区により異なります)。収集頻度は4週に1回です。

落ち葉や草花は、透明または半透明の袋に入れて出します。庭木の枝は、長さ50cm以下のものを長さ1mくらいのひもで縛り、収集日の8:30までに指定場所に出してください。

草花を出す際は、土をできる限り落とすことがポイントです。落とした土は指定のゴミ袋に入れて、「燃やせないごみ」として処分します。50cmより長い枝や、1mのひもで縛れないものは「大型ごみ」の扱いです。

収集した「枝・葉・草」は、堆肥としてリサイクルされます。材木類、木製品、むしろ、野菜・果実や竹・笹などのたい肥化しづらいものは、「燃やせるごみ」か「大型ごみ」として処分してください。

8:雑がみ

雑がみは、「新聞・雑誌(一般書籍含む)・ダンボールと汚れた紙」以外の紙類を指します。「雑がみ」の収集日は2週に1回です。

マスクは「雑がみ」ではなく、「燃やせるごみ」に含まれるのでご注意ください。そのほか、紙おむつやティッシュ、汚れの落ちない紙皿なども「燃やせるごみ」に含まれます。

新聞・雑誌・ダンボールは、町内会などが実施する集団資源回収や、市内の古紙回収拠点に持ち込んで処分しましょう。どうしても出せない場合は、指定ゴミ袋に入れて「燃やせるごみ」として出してください。

9:加熱式たばこ・電子たばこ、ライター

加熱式たばこ・電子たばこ、ライターの収集日は4週に1回、「燃やせないごみ」と同じ日です。

ただし、「燃やせないごみ」の袋に一緒に入れることはできません。指定ゴミ袋とは別の透明または半透明の袋に入れて、8:30までに指定場所に出すようにしてください。

ライターを捨てる際は、かならず中身を使い切りましょう。中身を使い切れない場合は、各清掃事務所、地区リサイクルセンターへ持ち込み、引き取ってもらう必要があります。加熱式たばこ・電子たばこは、各清掃事務所、地区リサイクルセンターで処分できません。

札幌市での大型ゴミ(粗大ゴミ)の処分方法

ここからは、札幌市における「大型ごみ」(粗大ゴミ)の捨て方について解説します。

何が「大型ごみ」の対象となるのか、どのように捨てるのか、両方を確認して正しく処分しましょう。

粗大ゴミの定義

「大型ごみ」(粗大ゴミ)は、「耐久消費財およびその他固形廃棄物のうち、指定ゴミ袋に入りきらないもの」を指します。

耐久消費財とは、耐用年数が長い製品のこと。具体的には、家具、家電、スポーツ・レジャー用品、楽器や子ども用遊具、自転車などが「大型ごみ」の対象です。

ただし、単品で100kgを超えるものや、長さが2m以上のもの、体積が2立方メートルを超えるものは、「大型ごみ」の対象となりません。

また、パソコンやテレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンの家電4品目、事業所で使用していたものは「排出禁止物」であり、「大型ごみ」では出せないので注意してください。

粗大ゴミの出し方

「大型ごみ」(粗大ごみ)は下記の手順で処分しましょう。

1. 大型ごみ収集センターに電話で申し込む

申し込みは、収集希望日の2週間前から受付可能です。各区の収集曜日・申込期限はそれぞれ異なります。

2. 詳細を伝える

住所・氏名・電話番号・ゴミの品目・大きさ・個数・収集希望日・ゴミを出す場所などについて、担当者と打ち合わせを行います。リサイクル(リユース)収集を希望する場合は、このときに相談しましょう。

打ち合わせが終了後、受付番号と処理手数料が伝えられます。

3. 大型ごみ処理手数料シールを購入する

取扱店で、処理手数料分の「大型ごみ手数料シール」を購入しましょう。

シールは、市内のスーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンターなど、取扱店ステッカーのある店で販売されています。

4. 受付番号を記入し、大型ごみに貼る

収集日当日は、8:30までに指定場所へゴミを出してください。立ち合いは必要ありません。

札幌市のゴミ分別でよくある質問

ここでは、札幌市でゴミを出す場合の、よく挙がる疑問点について解説します。適切にゴミ出しするために、あいまいな点はクリアにしておきましょう。

祝日の場合でも収集している?

祝日や振替休日も、ゴミの収集は行われます。いわゆる「カレンダー通り」でない点は、注意が必要です。詳しくは、ごみ収集日カレンダーを確認してください。

土曜日、日曜日、年末年始はゴミの収集は行われません。

カップめんの容器などで迷ったときは?

カップめんの容器などで、「包装容器プラスチック」なのか「燃やせるごみ」なのか迷ってしまうこともあるでしょう。

その場合は、容器の「プラマーク」を確認しましょう。「プラマーク」があれば「包装容器プラスチック」として処分できます。

びん・缶・ペットボトルは、一緒の袋に入れていい?

一見、分別したほうがいいかのように思えるびん・缶・ペットボトル。しかし札幌市においては、すべて同じ袋に入れてしまってかまいません

回収後の選別の都合上、缶やペットボトルはつぶさずに指定場所に出してください。

困ったときはガイドやアプリで解決しよう

もしゴミ回収に関する疑問や困ったことがあれば、下記のガイドやアプリを参考にすると良いでしょう。

ごみ分けガイド

ごみ分けガイドには、資源とゴミの分け方・出し方や「ごみ分別辞典」が掲載。区役所・市役所や清掃事務所にて配布されています。

家庭ごみ50音分別辞典

家庭ごみ50音分別辞典は、排出されやすい約980品目を50音順にまとめたもの。ゴミの品目から、分別の区分や処分のヒントが確認でき、とても便利です。

札幌市ごみ分別アプリ

札幌市ごみ分別アプリ」は、ゴミの出し方などを確認できるスマホ・タブレット向けアプリ。

収集日カレンダーやごみ分別大辞典のほか、資源活用できるゴミ回収施設が確認できる「エコ出し」、指定ごみ袋の使用状況やかかった費用を確認できる「ごみ減量大作戦」など、さまざまな機能を利用できます。

札幌市でのゴミ出しはルールを守って適切に行おう

この記事では、札幌市でのゴミの分別方法や、粗大ゴミの処分方法などについて解説しました。札幌市のゴミ出しルールは細かく定められており、決まりにのっとった適切な対応が求められています。

不明点や迷ってしまうことがあれば、ガイドやアプリを参考にすると良いでしょう。正しいゴミ出し方法が手軽に確認でき、たいへん便利です。

分別に関する正しい知識を身に付け、適切なゴミ出しが行えるよう努めましょう。

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