硬貨の洗浄方法を解説！家にあるアイテムでピカピカに

本記事では、硬貨の洗浄方法について徹底解説します。外貨や記念コインといった硬貨を集めている方もいるでしょう。汚れた硬貨を洗浄する場合、素材に合った方法を選ぶことが大切です。本記事では、素材ごとに硬貨の具体的な洗浄方法を解説します。

また、硬貨を洗浄する際に注意すべき点も紹介。硬貨を買取に出すことを検討している方は、注意点をおさえて硬貨を洗浄することが大切です。

硬貨の高価買取が狙えるおすすめの買取店についても触れています。コレクションの整理を考えている人は、ぜひ記事を参考に高値で売却してみてください。

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硬貨を洗浄する方法

硬貨を洗浄する場合、素材に合わせて方法を変える必要があります。

間違った洗浄方法を用いると、思うように汚れが落ちないだけでなく、余計に状態を悪化させて価値を下げかねません。

ここでは、銀貨・銅貨それぞれに適した洗浄方法に加え、紙幣をきれいにする場合のやり方についても解説します。

銀貨を洗浄する方法

まずは銀貨の洗浄方法から見ていきましょう。

シルバーアクセサリーを持っている人は経験があるかもしれませんが、銀は時間が経つにつれて黒ずみが生じやすいことが特徴です。

この黒ずみは、以下の方法で取り除けます。

重曹を使う

銀貨の黒ずみは、銀が酸化して酸化銀になることで生じる仕組みです。よって、酸化銀を還元して銀に戻せば、きれいな銀色がよみがえります。

1. ボウルにアルミホイルを敷き、銀貨を置く
2. 大さじ1杯程度の重曹を振りかけ、銀貨が浸るほどのお湯を注ぐ
3. 汚れが取れたら水で洗い流し、水気を拭き取る

アルミニウムと重曹の反応が重要なので、必ずアルミホイルを敷いてください。

金属磨きクロスで拭く

金属磨き用のクロスには微粒の研磨材がついており、これで銀貨を磨くことによって表面が薄く削り落とされ、もとの銀色を取り戻します。使用する際は力を入れすぎず、やさしく磨きあげましょう。

クロスは100均やホームセンターなどで簡単に安く手に入れられるため、探してみてください。

超音波洗浄機を利用する

普段からメガネやアクセサリーなどのお手入れに超音波洗浄機を使用している場合、銀貨の洗浄にも役立ちます。

超音波洗浄機は、洗浄槽内の水に超音波を流して気泡を発生させ、その気泡が破裂するときの衝撃波で汚れを落とすものです。

見えにくい部分の汚れも浮かせてきれいにしてくれるうえ、スイッチを押すだけで手間もかかりません。

歯磨き粉で磨く

どの家庭にもある身近なものでは、歯磨き粉が効果的です。

やり方は、歯ブラシに歯磨き粉をつけて、直接黒ずみや汚れを磨くだけでOK。磨き終えたら、歯磨き粉が残らないようによく水洗いして乾かしましょう。

すぐに試せる方法ですが、銀貨の黒ずみの程度によっては、きれいになるまでにかなり時間を要するかもしれません。

銅貨を洗浄する方法

現在流通している日本の通常硬貨は、1円玉を除いてすべて銅からできています。銀と同じく、銅も酸化によって変色しやすい物質です。

銅貨の洗浄に用いるアイテムは、家庭によくあるものばかりなので、ぜひ実践してみましょう。

酢に浸す

銅貨をきれいにするには、変色の要因である酸化銅を取り除く方法が適しています。

強酸性の酢に銅貨を浸すと、表面を覆っている酸化銅が溶け出すため、数分ほど放置してから軽くこすってきれいに落としましょう。そのあとは水洗いして終了です。

酢がなければ、ケチャップやソースなどの酸を含む調味料でも代用できます。

クエン酸ペーストを利用する

粉末状のクエン酸は、水を少し加えてペーストにして使うことがおすすめです。

クエン酸ペーストを銅貨全体につけ、数分ほど置いたあとにこすり洗います。きれいになったら水で洗い流して水気を拭き取りましょう。

クエン酸も酢と同じ強酸性であり、還元反応を利用してきれいにする洗浄方法です。

洗剤を使う

お風呂やトイレ掃除などに使う家庭用洗剤の成分を見てみましょう。酸性のものであれば、酢やクエン酸と同じ効果が得られます。

使い方は、小さな容器に洗剤を入れて銅貨を浸すのみで、ゴシゴシと磨く必要はありません。

なお、ハイターをはじめとする塩素系漂白剤は、余計に黒くなる恐れがあるため避けましょう。

紙幣を洗浄する方法

紙幣は紙でできているので、硬貨のように溶液に浸したり、水洗いしたりできません。とはいえ、しわを伸ばして新札に近い状態にする方法はあります。

1. 全体を軽く湿らす程度に霧吹きで水をかける
2. 当て布をして低温でアイロンがけする
3. 本やクリアファイルなどにしばらく挟んでおく

ホログラムは高熱に弱いため、直接アイロンを当てることや、早く済ませようと高温でかけることはやめましょう。

硬貨を洗浄する際の注意点

硬貨を洗浄するにあたって、いくつか注意点を覚えておきましょう。

きちんと理解したうえで行わないと、価値を大幅に下げるだけでなく、違法行為に該当する可能性があります。

以下に気をつけるべきポイントを解説するので、チェックしてみてください。

変形させてはいけない

貨幣損傷等取締法により、「貨幣は、これを損傷し又は鋳つぶしてはならない。」と定められています。

硬貨の表面に付着した汚れや、酸化した部分のみを取り除く程度なら問題ありません。しかし、ピカピカにしようと金属やヤスリを使って削ることは、故意的に硬貨を損傷・変形させる行為にあたります。法律違反とみなされるため、注意してください。

金貨の洗浄は要注意

記念硬貨や古銭のなかには、金を素材に用いた金貨も多く存在します。金は非常にやわらかい特性をもっており、注意して取り扱わないと変形や傷を招きかねません。

ただし、銀や銅とは違って酸化しにくく、そもそも強くこするほどの汚れはつきづらいでしょう。研磨材のついていないクロスで、やさしく拭き取る程度のお手入れがおすすめです。

硬貨を売却する場合は洗浄は不要

多くの製品は、きれいな状態で査定に出したほうが高く売れる可能性が高まります。ところが硬貨については、人工的にきれいにすることで逆に価値が下がるケースも少なくありません。

コレクションの硬貨をきれいにしたいという場合は問題ないですが、売却目的で洗浄する必要はないでしょう。

硬貨の適切な保存方法

硬貨をきれいに保つには、普段から正しい方法で保存することが大切です。せっかく硬貨をきれいに洗浄しても、適当に保存してしまうと汚れや黒ずみが復活していまいます。

特に売却を考えている硬貨は、なるべく元の状態をキープしておいたほうが高く売れる傾向があるので、ぜひ以下の保存方法を押さえておきましょう。

専用のコインケースで保管する

硬貨を空気にさらした状態で置いておくと、空気中の酸素と反応して酸化したり、湿気でカビや錆が発生したりします。

洗浄してしっかりと乾かしたあとは、密閉できる専用のコインケースに入れておきましょう。できるかぎり空気をシャットアウトすることで劣化を防ぎ、長期間きれいな状態を維持できます。

直射日光を避ける

コインケースに入れたあとは、直射日光が当たらない場所に保管しましょう。日光が硬貨に当たり続けると、日焼けによる変色や錆を生じさせる場合があります。

日光を避けて暗いところに保管するときは、湿気のこもりやすい場所はNGです。こまめに換気したり、風通しのよい場所に置いたりすることも意識しましょう。

素手で触らない

硬貨が汚れる原因の多くは、手の皮脂や汗などの水分によるものです。硬貨を扱うときは、手袋やピンセットを使用し、素手で直接触らないようにしましょう。

触れてしまった場合は、そのまま放置しておくと全体に汚れが広がってしまいます。乾いたやわらかい布で、速やかに拭き取るように心がけましょう。

硬貨のおすすめ買取店3選

硬貨を売るときは、適当に近くのリサイクルショップに持ち込むのではなく、貨幣に詳しい買取店や専門店に見てもらうことが重要です。

おすすめの買取店を3つご紹介するので、お店選びに悩んでいる人は利用を検討してみてください。

※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています

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買取実績

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• プレミア銀貨、御成婚記念5万円金貨など：171,100円
• 近代オリンピック100年記念コインセット：220,000円

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Good Deal（グッドディール）

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八光堂は、骨董品・美術品を中心に取り扱っている買取専門店です。このほかにも、古銭・貴金属・時計など、幅広いジャンルのアイテムに対応しています。

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買取実績

• 十圓金貨：540,000円
• 鍔セット：70,000円
• 蒔絵硯箱：410,000円

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正しい洗浄方法で硬貨をきれいにしよう

大切なコレクション硬貨をきれいにしたいと思っても、洗浄することで余計に悪化させてしまわないか不安な人もいるかもしれません。しかし、ご紹介したようにきちんと素材に合った洗浄方法を用いれば、傷や摩耗の心配はないでしょう。

とはいえ頻繁に洗浄していると、徐々に硬貨を傷めてしまう可能性があります。洗浄の機会を減らすには、普段から適切に保存することが大切です。正しく洗浄したあとは、お伝えした保存方法できれいな状態をキープしましょう。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典：バイセル,Good Deal,八光堂,Google