領収書買取サービスの実態｜おすすめの資金調達方法や注意点

本記事では領収書買取サービスについて解説をします。会社の経費を立て替えたとき、支払日までに日数があり、お金に困っている人もいるでしょう。

解決方法として領収書買取サービスを利用する人もいますが、資金調達に必要な手数料や違法性を考えるとリスクが高すぎるので利用することはやめたほうがいいです。

領収書買取サービスを利用することの危険性やおすすめの資金調達方法が知りたい人は、ぜひ本記事を参考にしてください。

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領収書買取サービスとは

領収書買取サービスとは、会社などから立て替えをしている領収書を、額面の金額から手数料を引いた金額で買取をするサービスです。領収書ファクタリングサービスとも呼ばれます。

受け取りまでに時間がかかる場合に、領収書買取サービスを利用することで、すぐに現金の受け取りが可能です。買取サービスといっても、会社から入金されると領収書の金額を買取サービスに渡すので、融資に近いかたちのサービスと認識しておきましょう。

手順

領収書買取サービスの利用手順が知りたい人は、下記の流れを参考にしてください。

1. 領収書を買取サービスに引き渡す
2. 領収書の金額から手数料を引いた金額を受け取る
3. 会社に立て替えた経費の請求をする
4. 会社から入金されると、領収書の金額を買取サービスに返済する

買取サービスによって、手数料を支払うタイミングや、回数が違うので、サービス選びを間違えると想像以上に手数料を払わなければいけません。

資金調達リスクが高いサービス

一般的な消費者金融やカードローンに比べると手数料が高かったり、買取時と返却時の2回手数料を払わなければいけなかったりと、資金調達のための手段としてはリスクが高いサービスといえます。

貸付をする際の金利の上限は、20％以内と法律で決まっていますが、領収書買取サービスの相場は、20〜40％と明らかに上限オーバーです。金利が高いうえに法律にふれてしまう可能性が高いので、領収書買取サービスを利用することは、かなりハイリスクといえます。

違法性

領収書買取サービスは、領収書を担保として買取をし、会社から経費が支払いされる日を期限に貸付をしています。この場合は貸金業者登録をしなくてはいけませんが、登録をしていなければその時点で違法です。

また、貸付をする際は利息制限法の金利上限20.0％を守る必要がありますが、領収書買取サービスは金利上限を超えています。

これらのことを理由に、領収書買取サービスは違法性がかなり高いサービスだと認識しておいたほうがよいです。

注意すべき領収書買取サービス

領収書買取サービス自体がグレーですが、特に利用を控えるべきサービスの特徴があります。利用をしてしまうと、あとでトラブルになる可能性が高いです。以下の特徴に当てはまる場合は、資金調達に困っていたとしても利用しないようにしましょう。

手数料が高い

領収書買取サービスは、手数料がかなり高いです。金額が小さかったり、短期間での利用だったりすると手数料の高さがわかりづらいですが、年利換算するとはっきりとわかります。

領収書買取サービスの手数料相場は20〜40％で、利用期間は1ヶ月以内。これを年利換算すると以下の通りです。

• 20％×12ヶ月＝240％
• 40％×12ヶ月＝480％

年利240〜480％は上限を大幅に超えており、あきらかに違法です。

貸金業者登録が確認できない

領収書買取サービスは、個人を相手に手数料を取って買取をし、期限内に領収書の金額の返済を求めるサービスです。この仕組みは貸付に該当するため貸金業者登録をしなくてはいけません。

貸金業者登録をしていない業者が多いですが、登録をしていない時点で違法です。利用を考えている場合は、まずは業者の公式サイトなどで貸金業者登録をしているかを確認しましょう。

探しても見つからない場合は、違法業者と判断して利用を控えてください。

取り立てが厳しい

違法業者の特徴のひとつに、取り立てが厳しいことがあげられます。期限までに支払いができないと、催促の電話や自宅訪問などをされるケースも。ひどい場合には、手数料に対して手数料をかけられてしまうこともあります。

その場合は、支払い金額がどんどん増えてしまい、返済ができなくなってしまうことも考えられるでしょう。口コミなどで、このような体験談の書き込みがあれば、そのサービスは違法業者が行っている可能性が高いため、利用することを控えたほうがよいです。

利用してしまったときの対応

領収書買取サービスを利用をしてしまい、きびしい取り立てにあっていたり、支払いができずに困っていたりする場合には、専門家や警察に相談することをおすすめします。対応の仕方をまとめたので、下記の内容を参考にしてください。

違法性を確認する

まずは、利用したサービスが貸金業者登録を正しくしている業者か、違法業者かをはっきりさせましょう。違法業者かどうかで後々の対応が変わり、違法業者の場合には返済が免除されることもあります。

また、法外な手数料を請求されていないか、契約時の内容と実際の内容に相違がないかなどを確認しておくことも大切です。違法性があるかどうかを確認したら、警察や弁護士など専門家に相談をして、解決してもらうようにしましょう。

弁護士に相談する

返済をしてしまってからでは、不当に支払いをしたお金が返ってこないことも考えられるので、返済する前にまずは弁護士に相談し、正しい対応を仰ぎましょう。知り合いの弁護士や、知人に弁護士を紹介してもらえる場合は、その弁護士に相談すればよいです。

いないのであれば闇金問題を専門にしている弁護士または弁護士事務所を探しましょう。弁護士に依頼をすれば、間に入って適切な対応をしてもらえます。事態が悪化する前に弁護士に依頼をすることを覚えておきましょう。

適切な機関に相談する

取り返しがつかなくなる前に、警察・法テラス（弁護士）・消費生活センター・貸金業相談紛争解決センターなど適切な機関に相談をしましょう。このような専門の機関に相談をすることで早期の解決が期待できます。

領収書買取アプリとは

領収書買取アプリとは、ショッピングなどでもらうレシートを専用アプリで撮影をすることで現金やポイントがもらえるアプリです。レシート1枚に対して1〜10円のポイントを受け取れます。

領収書買取サービスは貸付ですが、領収書アプリはレシートの情報を買取するアプリなので違法性はありません。領収書の金額で買取をするわけではなく、レシート1枚に対してポイントを支払います。資金調達はできないのでその点は理解しておきましょう。

以下が代表的な領収書買取アプリです。

おすすめの資金調達方法

資金調達をするうえで、違法性がない方法を選択することは大切です。おすすめの資金調達方法と特徴を紹介するので、領収書買取サービスの利用するか迷っている人は、違法性のない下記の方法を検討してみましょう。

＜従業員＞消費者金融・カードローン

消費者金融やカードローンは、利息制限法の上限20.0％を守っており、法外な金利を請求されることがないので、利用がしやすい方法です。また、借入可能な金額も収入やほかの借入状況に応じて決まります。

しかし、金利が低いわけではないので本来は利用しないほうがよいです。1回の返済金額が借入金額に対して少ないと、利息の支払いが多く、元本がなかなか減りません。

ほかに借りられるところがなく、どうしても利用しないといけない場合は、できるだけ金利の低い業者を選びましょう。

＜事業者＞請求書買取サービス

請求書買取サービスとは、請求書ファクタリングともいわれる、取引先に請求する前に債権を現金化するサービスです。仕入れなどで費用がかかる場合などに、資金繰りを良くするために利用します。

業者と利用者の間で取引をする2社間ファクタリングと、取引先を加えた3社間ファクタリングの2つが主なサービスの種類です。

請求書買取サービスは領収書買取サービスとは違い、金融庁で認められているサービスなので違法性はありません。

領収書買取サービスとの違い

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おすすめの請求書買取サービス業者

請求書買取サービス業者選びは、貸金業者登録をしている業者を選ぶことが大前提です。また、業者によってファクタリングの種類や手数料などの違いがあるため、慎重に選ぶ必要があります。業者選びに迷っている人は、下記のおすすめ請求書買取サービス業者をチェックしてみましょう。

OLTA

特徴

• 即日または翌営業日に振込み可能
• オンラインで完結する
• 費用は手数料は2〜9％のみ

店舗紹介

OLTAは東京都港区にある請求書買取サービス業者です。オンライン型のファクタリングのサービスを行っており、書類の提出から審査結果までのすべての工程がオンラインで完結し、全国の法人、個人事業主が利用できます。

オンラインで提出した書類をもとに、OLTA独自のAIが審査をするところが特徴のひとつです。審査を通過し契約が完了すれば、即日から翌営業日以内に買取金額が振り込まれます。

請求書買取に必要な費用は、手数料2〜9％のみです。見積もりを確認してから契約の順なので、気に入らない場合はキャンセルもできます。支払日までに時間がないときやオンラインで完結させたいときにOLTAで資金調達を考えてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

ベストファクター

特徴

• 複数の申込方法がある
• 売掛金30万円以上から利用可能
• 審査通過率が92.25％もある

店舗紹介

ベストファクターは東京に本社、大阪に支社がある請求書買取サービス業者です。申込方法は、「電話」「WEB」「出張訪問」の3種類から選べます。

売掛金が30万円以上から利用可能で、最大で売掛金の98％が利用金額の上限です。審査を通過後に面談があり、来社または出張訪問から選べます。審査通過率は92.25％です。

手数料は2％からで、利用金額や2社間ファクタリング、3社間ファクタリングなどの選択で手数料が変動します。契約後に請求書の発行が確認できたら、最短即日で指定口座に買取り代金の振込が可能です。

契約前に担当者と直接会って話が聞きたい、手数料の安さを重視したい場合はベストファクターを利用してみてはいかがでしょう。

店舗情報

ペイトナーファクタリング

特徴

• 入金までに最短10分
• 1万円から利用が可能
• 手数料は10％で固定

店舗紹介

ペイトナーファクタリングは東京都港区にある請求書買取サービス業者です。申込から契約までのすべてをオンラインで完結でき、AIで審査を行います。

2社間ファクタリングを採用しており、1万円から利用可能で手数料は10％で固定です。契約後すぐに振込をするので、最短10分で指定口座に買取金額が振込まれます。利用上限金額は100万円です。

利用金額や手数料のわかりやすさから、多くの個人事業主が利用しています。飲食店や建築業をしている個人事業主の人で、従業員数が少ないところは、経営者といっても現場で作業する人が多いでしょう。

ペイトナーファクタリングは、時間を作ることが大変な人や、少額の資金調達をしたい個人事業主の人におすすめです。

店舗情報

labol

特徴

• 最短60分で入金
• 面談が不要でWEB完結
• 独立直後でも利用可能

店舗紹介

labolは東京都渋谷区にある請求書買取サービス業者です。フリーランスや個人事業主の人向けに請求書買取を行っています。labolは独立直後の実績がない状況でも取引ができる数少ない業者です。

申込から契約までは、すべてWEBで行います。契約時の面談もありません。契約後、最短60分で買取金額が指定口座に振り込まれるので、支払いまでに時間がない場合の利用に便利です。

利用可能金額は1万円からで、独立直後で資金がない人も利用しやすい点がメリットといえます。手数料は金額の大小に関わらず10％固定です。資金調達に悩んでいるフリーランスや個人事業主の人は、labolを利用してみてはいかがでしょうか。

店舗情報

ビートレーディング

特徴

• 全国に5店舗を展開している
• 手数料が2％からで安い
• 利用可能金額が無制限

店舗紹介

ビートレーディングは東京都港区に本社を置き、仙台、名古屋、大阪、福岡に支社を展開しています。各エリアごとに拠点があることでスピーディな対応が可能です。

手数料は2％から利用できます。請求書買取サービスのなかでも安い金額なので、はじめてサービスを利用する人でも相談しやすいことがメリットです。また、利用可能金額の上限額が無制限ということもビートレーディングの特徴といえます。

契約は、スマホやパソコンだけで完結できるオンライン契約と、来社や訪問で契約をする対面契約があり、都合に合わせた選択が可能です。

仕入れしたものの支払い日までに時間がない場合には、契約完了から入金まで最短2時間のオンライン契約の利用をおすすめします。

店舗情報

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領収書買取は違法！別の資金調達方法の検討を

領収書買取サービスについて解説をしました。領収書買取サービスは個人を対象とした貸付とみなされるので違法です。利用すると法外な手数料を請求されたり、きびしい取立てにあったりする可能性があります。

資金調達方法としてはリスクが高すぎるので利用するべきではありません。利用してしまい困っている場合は、支払いをする前に弁護士や警察などに相談をしましょう。

請求書買取サービスは違法ではないので、資金調達が必要な法人、個人事業主の人は利用してみてはいかがでしょうか。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
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