ゲームや動画を楽しむには不可欠なビデオカード
ビデオカードとは、パソコンのモニターに映像を映すためのパーツのことです。グラフィックカード、グラフィックボードとも呼ばれます。マザーボードやCPUにこの機能がついていれば(機能がついているものをオンボードと呼びます)ビデオカードは不要なのですが、機能がついていない場合や、パソコンで高画質のゲームや映像を楽しみたい場合はこのビデオカードを取り付ける必要があります。
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近年ではオンラインゲームや動画映像の描写技術の上昇に伴って、ビデオカードを買い替える方も増えています。ビデオカードは決して安いものではないため、中古を買い求める人が多いです。不要になったビデオカードはぜひ買取に出しましょう。
どのようなメーカーが人気?
パソコンのビデオパーツを販売している会社は多数存在します。それぞれメーカーによって特徴があるため、用途や自分のパソコンに合わせて使用している方が多いです。ここでは買取の際に人気のメーカーを何社かピックアップして紹介します。
ASUS
出典: asus.com
会社オリジナルの素材を用いて製造していて、耐久性が非常によいことで評判です。DirectCU IIという静かで優秀なクーラーが有名です。値段は若干高めですが動作が安定していて、初心者におすすめです。
MSI
出典: jp.mci.com
静音性と冷却性を兼ね備えたTwin Frozrというクーラーを搭載しています。オーバークロック(通常以上の性能を引き出すこと)に対応したLightningシリーズが有名です。
ZOTAC
出典: zotac.com
小型化が得意なメーカーです。パソコンケースが小さい場合にお勧めです。
GIGABYTE
ファンが大型で冷却機能が優秀です。その分大きいので、小型のパソコンケースには不向きです。性能のわりに値段が安いのが特長。
玄人志向
独特のパッケージで有名です。名前の通り自作パソコンに慣れている人向けです。性能が高いものが多く、説明書がないため、初心者にはお勧めできません。
人気ビデオカードとその買取価格をご紹介
ビデオカードのメーカーの選び方はお使いのパソコンなどによって左右されます。では、スペックはどのようなものが人気なのでしょうか。
近年はオンラインゲームに適したビデオカードが非常に人気です。軽いオンラインゲームはGT740~GTX750くらいで充分なのですが、最近は本格的な3D画面のオンラインゲームが増えています。
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そのようなゲームを快適に楽しむためにはGTX960クラス以上が必要と言われ、そのあたりが一番需要が高いです。
ここでは人気のビデオカードと買取価格を紹介します。紹介している値段はあくまでも目安であり、状態や店舗によって異なります。
MSI製
GTX 970 GAMING 4G [PCIExp 4GB] 27,300円
出典: jp.mci.com
ゲーム向けとして非常に人気のモデル。オンラインゲームの代表、PSO2も快適にプレイができると評判です。普段はファンが止まっていて、ゲーム中など負荷がかかる時のみファンが回転します。そのファンの音も非常に静か。快適に利用できるモデルです。
同じ型で容量が2GBのものも同様に人気があります。
ASUS製
GTX750TI-PH-2GD5 [PCIExp 2GB] 8,400円
出典: asus.com
2Dのゲームや動画サイトを楽しんでいて、高画質の3Dゲームにまでは手を出さない、という方に人気のモデルです。音は極端に静かというわけではありませんが、補助電源がいらないので省電力。価格もお手頃です。ホコリが入りにくい「ダストプルーフファン」(防塵ファン)採用。
GIGABYTE製
GV-N980G1 GAMING-4GD [PCIExp 4GB] 36,000円
出典: gigabite.jp
4K出力にも対応しているハイエンドクラスのビデオカードで、画像が重いゲームでも快適にプレイ可能。オーバークロック用ツールが付属しています。重厚感あるボディに3つのファンが特徴で冷却機能も申し分ありません。
ZOTAC製
GeForce GTX 970 ZT-90101-10P [PCIExp 4GB] 26,000円
出典: zotac
8センチほどのファンが2つ搭載されていますが、970の中ではサイズが小さめ、値段も他社の同スペックに比べると安いです。フルHDであれば特に問題なく描写ができ、PSO2や黒い砂漠も快適にプレイ可能です。
ビデオカードを高額で買取してもらうには?
必ずネットで買取価格の比較を!
店頭でパソコンパーツの買取を行っている店舗はごく限られていますので、インターネットで買取先を探すのがお勧めです。また、全てのビデオカードが買取してもらえるとは限りません。必ず事前に買取価格を確認するか、事前査定への申込をしましょう。事前査定はほぼ全ての店舗が無料で行っています。送料なども加味し、一番高く売れる店舗へ買取を申し込みましょう。
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エアダスターなどで軽く清掃を
パソコンの中は意外とほこりが溜まりやすいものです。ほこりがついている場合はパソコン用のエアダスターやブラシで清掃をしましょう。ファンのほこりは乾いた綿棒を使うと綺麗になります。ほこりがひどいからといって分解をしてしまうと、グリスを新たに塗らなくてはいけなくなったり、メーカー保証の対象外になってしまうこともありますので気を付けましょう。
なお、ビデオカードを取り外す時、マザーボードによってはビデオカードを固定する爪がついていることが多いです。レバーを下げるものや爪をひっかけるもの、最近ではスライド式の爪が多いです。このような爪に気づかずに無理に外そうとすると、ビデオカードだけでなくマザーボードまで破損してしまう恐れがあります。爪が分からない時はマザーボードのマニュアルを確認するようにしてください。
箱などの付属品はできるだけ添える
ビデオカードの箱は大きいものが多いのですが、外箱の有無では買取価格が大きく異なってきます。説明書や付属DVD、保証書など、購入の際に付属してきたものは揃えたほうが金額UPにつながります。
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ビデオカードを売るときの注意・まとめ
性能のよいビデオカードなら全て買取をしてもらえるとは限りません。買取可能なのは発売から1~2年以内と定めている店舗もあります。また、新しい機種が発売されるにつれて既存のビデオカードの査定価格は下落していきますので、できるたけ早く売りに出しましょう。
ビデオカードの買取についてはこちらにも詳しく掲載されています。
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