WindowsXPについて知ろう
今の若い世代は「聞いたことがある」「使ったことがある」というXP。30~50代くらいのビジネスマンなら、最も使いやすかったと感じている人も多いでしょう。
もしかしたら、サポートが終了した今も、使用しているかもしれません。
とは言え、サポートがないまま使用を続けているのも不安だし、そろそろ買い替えをと検討している方に、WindowsXPを使い続けるデメリットと、買取してくれるショップを紹介します。なかなか新しいOSにチェンジできなかった方は、ぜひ参考にしてください。
WindowsXPが人気だったワケ
WindowsXPは、2001年にリリースされて以降、10年以上に渡って多くの人に利用され続けてきました。2014年4月9日にサポート終了が発表された後も多くのユーザーが使い続けている、間違いなくコンピューターの歴史に名を残すOSです。
WindowsXPが世の中に登場した頃、まだまだオフィス内にパソコンがないという企業も多数ありました。その状況を大きく変化させたのが、このWindowsXPです。
XPがリリースされる以前、Windowsには2000、家庭向けのMeといったOSがありました。そこへXPがリリースされて、職場と家庭で同じOSを使用できるようになると、一気に人気を高めたと言えます。
Vistaの失敗が人気を継続させた
XPがリリースされて16年が経ち、サポートが終了しても今なお利用されている人気の影には、失敗作と言われる「Vista」の存在があります。
本来なら、Vista登場によってXPが姿を消すはずでしたが、動作への不満や面倒な機能の追加などで、人々は再びXPへと逆戻りするようになりました。
WindowsXPの長期に渡る人気は、多くの人の生活の中にコンピューターを根付かせ、欠かすことができない存在にまで引き上げたOSです。
サポートのないXPを使い続けるとどうなるか?
「使えるからもったいない」は美徳ではない!
2014年にサポートが終了したからと言って、今まで使っていたパソコンがいきなり動かなくなるわけではありません。ただ、サポートが無くなったXPを使い続けるには、大きなリスクが伴います。
「使い続けると危険」と言われ続けていても、どんな危険があるかを理解していなければ、「動くんだから捨てるのはもったいない」となってしまう訳ですね。
まずは、マイクロソフト社がどんなサポートをしていて、何が終了したのかを理解しましょう。
年間300件以上の脆弱性を発見
XPに限らず、OSには脆弱性(ぜいじゃくせい)と呼ばれる弱点があり、それを利用してコンピューターウィルスが侵入します。ウィルスはパソコン内の情報を盗み出したり、遠隔操作したりすることもあります。
マイクロソフトは、そのような脆弱性が見つかる度に、修正プログラムを提供してきたのです。家に例えると、壁が壊れて泥棒が簡単に侵入できる穴を見つけては、すぐに修復して塞ぐという役目を果たしていました。
その脆弱性は、年間でおよそ300件、セキュリティ面に関してはその倍もの数が見つかっています。
サポート終了後は、この脆弱性への対策がなされないため、パソコンが常にウィルスに晒された状態になります。大切なデータが破壊されたり、個人情報が漏えいするなど、ユーザーにとってのリスクが非常に高くなり危険な状態です。
情報漏えいでどんな被害が?
WindowsXPは、設計が古くセキュリティ面では、Windows8.1と比較して格段弱いことが分かっています。実際に、ウィルス感染のリスクは、XPが突出して多いのも事実です。
それでも、「漏えいして困る個人情報は入っていない」と思う人がいますが、インターネットバンキングの不正送金被害は、ほとんどが個人名義の口座です。また、メールやSNSアカウント乗っ取り、クレジット被害、ネット詐欺に悪用されるなど、社会的な信用を失いかねません。
WindowsXPを買取してくれるショップ紹介
PC DEPOT
関東圏を中心に全国に展開するパソコンの専門チェーン。データの復旧・アップグレード後の不具合・初期設定など、パソコンに関わるどんな相談にも対応してもらえるパソコンクリニックです。
2014年4月のサポートが終了したXP、2017年4月に終了予定のVistaに関する緊急相談窓口を設置していますので、パソコン買換え・アップグレード・データのバックアップなど、XPから新たなOSへの移行で不安に感じることは、どんなことでも気軽に相談しましょう。
また、期間限定キャンペーンで、XPパソコンの下取りを実施しています。
PCWRAPパソコン買取
非メーカー製・自作PCなど、どんな種類や故障しているパソコンでも買取・引き取り可能、大阪と埼玉では、持ち込み買取にも対応します。
買取の見積もり依頼時に、CPU・HDD・メモリなどの詳細なスペックを伝えて、申告内容に間違いがなければ、提示された金額から減額されることはありません。
データ漏えいへのリスク管理意識が高く、買取したパソコンは、全て最初に中古情報機器協会認定消去専用ソフト「Data Sweeper」で完全消去の作業を行います。
古いXPパソコンを廃棄処分する時の注意
リサイクルマークを確認する
意外に知られていないパソコンのリサイクルマーク。2003年10月以降に販売されたパソコンには必ず貼られていて、メーカーに無料で回収してもらうことができます。
リサイクルマークが貼られていることが確認できたら、次に「買取」を検討してみましょう。
XPパソコンの場合、かなり古いことが考えられるので、買取を断られるケースもあります。わざわざお店まで持ち込んでも、持って帰ってくることになるかもしれません。
そこで、パソコン買取店のウェブサイトから、メーカーや型番を入力して、買取可能かどうかを確認します。
リサイクルマークがない場合
リサイクルマークが貼られていないと、自分でリサイクル費用を払って処分することになります。
- デスクトップPC本体、ノートPC・・・3,000円
- 液晶ディスプレイ、ディスプレイ一体型・・・3,000円
- ブラウン管ディスプレイ、ディスプレイ一体型・・・4,000円
古いブラウン管ディスプレイのXPパソコンを処分しようとすると税別で7000円もかかります。
かといって、街中を不用品回収で回っている業者に引き取ってもらうには、セキュリティの面で利用はおすすめしません。
まとめ
WindowsXPを今も愛用している人は、パソコンへの入り口がXPだったため、新しいOSへの移行に「使い方がわからない」と不安になっているのかもしれません。
危険だと言われても、実際に家にあるパソコンが目の前で壊れるわけではないので、新しいOSになかなか馴染めない年配の人ほど、勿体ないと考えがちです。
しかし、不正送金の被害に遭ったり、大切に残しておいたデータが破壊されてしまう前に、新しいパソコンへの乗り換えを検討しましょう!スムーズな移行をアドバイスしてくれるショップ探しで、安心を買取しませんか?