Windows VISTA搭載パソコンを売る!
入学・卒業、新人歓迎などのこの季節、お花見まっ盛りの時期になりましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか。お酒の飲み過ぎで体調を崩したりしていませんか?
…今回はITの世界から「卒業」しつつあるWindows VISTAのパソコンのお話をお届けしようと思います。Microsoftの前身機と言えるWindows XPパソコンはすでにセキュリティサポートが打ち切られ、VISTAパソコンも2017年4月でサポートが終了します。そんなVISTAパソコンが「お荷物」にならないうちに、できるだけ高値で売ってしまおうではありませんか。今ならまだ間に合います。そのための情報をまとめました。どうかご一読を!
Windows VISTAの今
それでは現在のVISTAパソコンはどのような状況に置かれているのでしょうか。Windows VISTAはMicrosoft社が開発したOS(基本ソフト)であり、Windows XPの後継、そしてWindows7の前身です。世間ではWindowsパソコンとしてはWindows8,windows10に比重がうつり、Macも含めたパソコンの中でのVISTAパソコンは約1.7%にまで減少しました。
VISTAパソコンの使用状態
VISTAパソコンは2007年に各メーカーから発売されました。現在VISTAパソコンを持っていて、買取を考えている人にとっての不安材料として使用状態があるのではないでしょうか。通常に利用できることがもちろん買取に際してベストなのですが、発売されてから最長で9年経っている製品ですので、よくあるケースとして次のようなものがあります。
・ハードディスク(記憶装置)から異音がする
・通電はするがOS(VISTA)が起動しない
・電源ボタンを押してもまったく通電しない
・液晶・ボディが破損している
・OSは起動しているが液晶表示がない
このような場合、商品価値は大きく下がり、そのまま中古市場にパソコンとして流通させることはできなくなります。また、2001年から「改正資源有効利用促進法」が施行され、パソコンメーカーによる自主回収が義務付けられてからは基本的に自治体に粗大ゴミとして出すことができなくなっています。
故障品でも売れる!
それでは買取は無理なのでしょうか。いえ、そんなことはありません。すべての買取ショップではありませんが、破損品・故障品でも買取してくれるショップがあります。パソコンとして流通できないのに何故?と不思議かもしれませんが、こういったショップではパソコンのパーツを切り分けて再び組み直しています。ですので、正常に動作しているパーツであれば利用価値はあります。
逆に故障パーツは取り替えてパソコンとして機能させる可能性は十分あります。動かないVISTAパソコンであっても、そのままメーカーに回収させたり、廃棄業社にお金を払って引き取ってもらうまえに、ここはひとつ買取を検討しようではありませんか。
どうやって売るの?
パソコン買取の方法は大きく3つに分かれます。ひとつずつ確認していきましょう。
店頭持ち込み
古くから行われている買取方法です。パソコンをショップに持ち込み査定してもらいます。査定額に納得がいけばその場で換金となります。後述する宅配買取にかかるようなコストを最小限に抑えるために店頭買取に強くこだわるショップもあります。利用者としては即座にお金になるスピード感がメリットといえます。
出張買取
出張買取はショップのスタッフが自宅に訪問し、査定・換金する方法です。買取に出すパソコンが複数点あったり、重かったりする場合に便利なサービスです。
あらかじめ電話、またはネットでパソコンのメーカー・型番などから仮査定をして、合意できたときに日時を決め、訪問してもらい、本査定をし換金するスタイルが一般的です。
宅配買取(通信買取)
宅配買取はもはや主流といってもよい買取方法です。電話・またはネットで仮査定をし、納得しショップに連絡すれば配送キット(ダンボール・緩衝材等)を送ってもらえます。
パソコンを梱包しショップに発送し、ショップで本査定をし銀行口座に入金、という流れになります。送料は現在ほとんどのショップが負担してくれます。すべて自宅で完結するのが非常に便利なシステムです。
一部のショップでは梱包を自分で行い発送することがあります。査定額に納得がいかず返送してもらう場合は、送料自己負担の場合とショップが負担してくれる場合に分かれます。
発送時には免許証・パスポートなどの身分証明書を添えましょう。
パソコン買取・実践編
それではパソコンの買取を行っているショップをご紹介していきます。店頭買取・宅配買取、先述した使用状態の悪いパソコンの場合についてそれぞれ検証してみましょう。
店頭買取・買取PCの場合
出典:買取PC
買取PCは店頭買取しか行いません!という強い意地を見せています。足立区竹ノ塚の店舗は
南側は東京都荒川区、 西側は埼玉県川口市、 北側は埼玉県草加市、 東側は埼玉県八潮市の“埼京パソコン現金買取店”
と高らかに謳って店頭買取・現金買取(ポイントなどがない)ことにこだわりを見せています。買取PCのポリシーは出張・宅配買取にかかるコストを削減し、他店より高い査定額を叩き出すことです。
買取PCはXP以降、つまりVISTAパソコンは買取対象に入っていますのでご安心ください。査定は無料ですので近隣のかたは是非利用したいところです。
宅配買取・パソコン工房の場合
出典:パソコン工房
パソコン工房は宅配買取を中心にサービスを展開しています。買取エリアは全国どこでもOKです。まずWebでパソコンのOS・メーカー・型番などから暫定の価格を確認します。納得できそうであればメールフォームから名前・住所・銀行口座、集荷してほしい日時などを入力し送信します。
パソコンを箱を用意し梱包して待ち、集荷してもらい商品はショップに届きます。査定してもらい、承認すれば口座に入金となります。
おおよその目安として、VISTAパソコンは最高で23,000円、平均5,565円、最低は0円となっています。(※2016年4月10日現在)
パソコン工房では査定額が12,000円以上のパソコンの場合、送料が無料となります。
査定額に納得ができず返送の場合は送料自己負担となります。
使用状態不安商品・ごみパソの場合
出典:ごみパソ
ごみパソでは宅配買取を行っています。パソコン工房と同様にメールフォームで連絡し、商品を梱包して集荷してもらいます。ごみパソではゆうパック利用に限り送料をショップが負担してくれます。
ごみパソでは査定の基準として
・発売されて3年以内のデスクトップパソコン
・発売されて5年以内のノートパソコン
・OFFICE2007が付属しているパソコン
・WINDOWS VISTA、WINDOWS7搭載パソコン
以上のものを対象として起動不可・水濡れ・液晶割れ、どのような状態でも
買取可能としています。VISTAパソコンは十分対象内です。OFFICE2007搭載のものであればより高い査定価格の可能性があります。
価格が付くことは明言されているわけですから、使用状態の不安なVISTAパソコンの場合は積極的に利用していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はWindows VISTAを搭載したパソコンを買取に出す際に、参考にして頂きたい情報をまとめてみました。MicrosoftのサポートはXPはすでに終了し、VISTAもあと1年ほどで終了となります。日本ではセキュリティ面から嫌われてしまいますが、実は世界的にはXP利用率はまだ高いのです。VISTAであれば大歓迎の国・地域もあるでしょう。そんなところに思いをはせながら、VISTAパソコンを手放してみるのはいかが?