FUJITSU ARROWSTabの基礎知識
photo by Norio NAKAYAMA
FUJITSU ARROWSTabはOSがAndroidのモデルと、Windowsのモデルの2種類あります。Androidモデルはdocomo回線用のモデルを中心に製造しています。
Android端末のFUJITSU ARROWSTabはここ数年間作っていませんでしたが、2016年7月にdocomo回線用とSIMフリー版のFUJITSU ARROWSTabとして発売される予定になっています。
現在、富士通が力を入れているのがWindowsタブレットです。FUJITSU ARROWSTabにはQHモデルとRHモデルがあり、QHは10.1型でRHは12.5型で展開しています。
力入れているものの、この分野ではMicrosoftのSurfaceや、海外の格安モデルの人気が高く、国内メーカーの富士通は苦戦している状況です。とはいえWindowsで、Officeが付いているハイスペックモデルはさすがに買取価格も高くなります。
あまり人気のないモデルであっても買取不可にならないところが、安定の国産モデルといったとこです。もちろんスペックも必要十分なモデルが多く、中古でのニーズも決して低くないのが富士通のタブレットになります。
富士通のタブレット「ARROWSTab」の評判と中古買取相場
photo by Norio NAKAYAMA
富士通のタブレットは、新品での販売台数がそれほど多くないため、中古市場に出回る数もそれほど多くはありません。製品の信頼性も合わせて、思ったよりも高く買取してもらえる富士通のタブレット。実際の評判と中古買取相場をチェックしてみましょう。
FUJITSU docomo ARROWSTab F-03G
富士通のdocomo回線用Androidタブレットです。2015年モデルですので買取価格は高めに設定されています。
フルセグを受信・録画できることなど、画面の美しさから動画再生用に中古で購入する人が多いようです。10.5型ですが防水で軽量であるため、持ち歩く人が多いAndroidタブレットです。
キャリア:docomo SIMロック解除可 (nano-SIM)
OS:Android 4.4
画面サイズ:10.5インチ
内蔵メモリ:ROM 64GB RAM 2GB
CPUコア数:クアッドコア
LTE対応:◯
新品定価:93,312円(税別)
買取上限相場:22,000円(2016年7月現在)
FUJITSU ARROWSTab QH35/W
富士通の2015年発売のWindowsタブレットです。キーボードカバーが付属しているため、パソコンと同じように使うことができることができます。
同等のタブレットPCと比べて、特別に優れた点があるわけではないため割高感に感じ、あえてこのモデルを選ぶという人が少ないようです。それでもWindowsタブレットですので、2万円以上の買取が期待できます。
キャリア:Wi-Fiのみ
OS:Windows 10 Home 32bit
画面サイズ:10.1インチ
内蔵メモリ:ROM 64GB RAM 2GB
CPU:Intel Atom X5-Z8300(クアッドコア)
LTE対応:×
新品定価:80,784円(税別)
買取上限相場:25,000円(2016年7月現在)
FUJITSU ARROWSTab QH77/M
富士通の2013年発売の高スペックWindowsタブレットです。タブレット、ノートPC、クレードルと3種類の使いわけができるタブレットです。
公称16時間というバッテリーの持ちが高く評価されています。スペックも通常使用では十分に高くストレスが少ないことで、富士通のタブレットの中でも高い評価と人気のあるタブレットです。新品は高かったため買えなかった人が、中古市場で狙っている1台でもあります。
キャリア:Wi-Fiのみ
OS:Windows 8.1 64bit
画面サイズ:12.5インチ
内蔵メモリ:ROM 128GB RAM 4GB
CPU:Core i5 4200U 1.6GHz(デュアルコア)
LTE対応:×
新品定価:200,000円(オープン)
買取上限相場:47,000円(2016年7月現在)
FUJITSU ARROWSTab RH77/X
2016年に発売されたばかりのFUJITSU ARROWSTabです。大画面タブレットとしてもノートPCとしても使えるハイスペックタブレットになります。
ビジネスシーンで、しっかりとしたタブレットが必要な人からの評価が高いようです。しかも軽量であるため、Officeもインストールされているため、使い方の幅が広い「安心して使えるタブレット」として人気があります。
キャリア:Wi-Fiのみ
OS:Windows 10 Home 64bit
画面サイズ:12.5インチ
内蔵メモリ:ROM 256GB RAM 4GB
CPU:Core i5 6200U 2.3GHz(デュアルコア)
LTE対応:×
新品定価:204,984円(税別)
買取上限相場:105,000円(2016年7月現在)
富士通のタブレットを高価買取してもらうポイント
富士通のタブレットはWindowsタブレットでもAndroidタブレットでも、高性能で高品質であることが、中古市場での評価になります。
ただし何も考えずに買取してもらうのと、買取のポイントを抑えて買取してもらうのとでは買取価格に差がでます。ここでは富士通のタブレットを少しでも高く買取してもらうためのポイントを紹介します。
汚れなどを取り除いてキレイな状態で査定してもらう
タブレットですので、本体はほとんど汚れはないかもしれませんが、キーボード付きのモデルなどは、キーボードの汚れなどが目立つ場合ことがあります。本体も含め落とせる汚れはすべて取り除いておきましょう。
買取店でも最終的に清掃はしてもらえますが、買取査定時に汚れを落とすことはないため、落とせるかどうかわからない汚れはマイナス査定になってしまいます。自分で落とせる汚れは確実に落としておきましょう。
できるだけ早く買取してもらう
タブレット、スマホ、パソコンは1年に1回はモデルチェンジをします。他社からもどんどん新しいモデルが発売されますので、1日1日買取価格が下がっていると考えてください。使っているモデルを急いで売る必要はありませんが、使わなくなったときが売りどきです。
モデルチェンジが発表されて価格が下落する前に買取してもらうようにしましょう。
複数のショップで買取査定をしてもらう
富士通のタブレットは、中古市場にそれほど多く出回っていないため、買取店によって再販するときの価格にバラつきがあり、買取価格も変わってきます。
1円でも高く買取してもらいたいときは、できるだけ複数の買取店で査定してもらいましょう。特にハイスペックモデルは買取店によって数千円の違いは簡単に出ます。1店舗だけの査定で納得するのではなく、相見積もり状態にして一番高い値段をつけてくれた買取店に買取依頼しましょう。
付属品はすべてつけて買取査定してもらう
富士通のタブレットはキーボードなど、様々な付属品がついてくるモデルがあります。買取価格を高くするには「購入時に付属していたものはすべてセットにする」ことが重要になります。
外箱や取扱説明書、保証書も含めて商品の一部だと考えましょう。次に購入する人が「欲しい」と思える状態にして買取してもらうことが高価買取のポイントです。
まとめ
最近は海外の格安タブレットが主流になってきましたが、それでも年配の方を中心に、国内メーカーの信頼度は依然として高いままです。そのため中古市場でも壊れにくい端末を探している人が少なくありません。
富士通のタブレットもその信頼できる国内メーカーのタブレットになりますので、中古市場では需要が高い製品のひとつです。高価買取のポイントをしっかり抑えて、1円でも高く買取してもらうようにしてください。