ipadを初期化すると、工場出荷時の状態に戻ります。初期化するとデータがすべて消えてしまいます。
ipadを売却する場合、ipad内のデータが残っていると個人情報を悪用されるおそれがあります。
また、売却時だけでなく、ipadがよくフリーズしたり頻繁に落ちてしまう場合も、初期化することで改善できる可能性があります。ここでは初期化の手順やメリット・デメリットなどをご紹介します。
ipadを初期化する前にバックアップを
ipadを初期化することで消去されるデータは、次のとおりです。
- 連絡先
- カレンダー
- ブックマーク
- 写真・ムービー
- メモ
- アプリケーション
- ゲーム(セーブデータ等)
- ダウンロード音楽
このように、ipad内にあるすべてのデータとコンテンツが消去されてしまいます。消去されたデータは元に戻りません。そのため、消したくないデータはipadを初期化する前にバックアップしておく必要があります。
バックアップはicloudで!
ipadのバックアップは、iCloudを使えば簡単にできます。ただし、iCloudでバックアップできるデータは、電話帳、元々ipadに入っていたアプリやAppleで購入したデータなどが対象です。データやアプリによっては、iCloudでバックアップできないことがあるので注意してください。
また、特定のアプリであればiCloudにデータを保存できるので、後は各アプリに合った方法でバックアップを取るようにしましょう。
さらに、バックアップするデータ量が多い場合は、Apple公式サイトから パソコンにiTunesをダウンロードして、パソコンを使うとストレスなくipad内のデータのバックアップが取ることができるのでおすすめです。
ipadを初期化するタイミングは?
ipadを初期化する前にバックアップをとることは理解できましたよね。
それでは、初期化するタイミングはいつがよいのでしょうか。ベストなタイミングは次の3つです。
売却するとき
ipadを売却したいと考えるときもありますよね。ipadは個人情報がたくさん詰まっています。そのため、何も対策しないで売却してしまうと情報漏えいにつながる恐れがあります。
また、現代ではSNSが急速に普及していますよね。アカウントの乗っ取り被害などに遭遇することも考えられます。さらに、クレジット情報やネット銀行などの情報がそのままにしてあると、大きな被害を受けてしまうこともあります。
ipadの初期化手順は後述していますので、売却する際は必ず初期化するようにしましょう。
パスコードを忘れてしまったとき
パスコードを忘れてしまうこともありますよね。どうしても思い出せないときは、初期化するしか方法はありません。ipadを初期化すると、パスコードだけでなくデータもすべて削除されてしまいます。
そのため、パスコードを削除するという手法は最終手段で行うことをおすすめします。また、パスコードを削除して初期化しても、データを復旧する方法はありますが、すべてのデータが復旧するわけではありませんので、そのあたりの理解が必要です。
具体的なパスコードの削除手順は後述していますので、参考にしてください。
データを削除したいとき
ipad内に保存してあるすべてのデータを削除したいこともありますよね。そのようなときも、初期化するタイミングとしてはベストです。
データを削除したいと考えるタイミングとしては、売却するとき、譲渡するとき、すべてのデータが不要になったときでしょう。
しかし、前述していますが、初期化してすべてのデータを削除してしまうと、復旧できないデータもありますので注意しましょう。
ipadの初期化手順
ipadには3通りの初期化方法があります。ここでは、それぞれの初期化方法の手順を順番に紹介します。
ホーム画面の「設定」からipadを初期化する手順
余程のことがない限り、ipadの初期化はこの初期化方法で行うようにしてください。
1.ipadのホーム画面から「設定」を選択
2.「設定」→「一般」→「リセット」とタップしていく
3.「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
4.「すべてのメディアとデータを消去し、すべての設定をリセットします」と表示されるので「消去」を選択
5.最終確認が表示されるので、再度「消去」を選択
しばらくするとAppleのマークが現れますので、これで初期化が開始されます。
ipad内のデータ量によってipadの初期化にかかる時間は違ってきます。また、およそ1分~5分程度は、初期化完了にかかることがあります。
パソコンを使って初期化する方法
それでは、パソコンを使って初期化する方法についてみていきましょう。
パソコンでipadを初期化するケース
ipadはパスコードを設定することによって、他人の不正操作を防ぐことができます。
しかし、パスコードを忘れてしまうと、ipadのロックがら解除できなくなってしまうので、ipadが使えなくなってしまいます。パスコードが使えなくなった場合の削除手順は後述します。
パスコードは4回までは間違えて入力しても大丈夫ですが、5回間違えてしまうと、1時間経過しないとパスコードが入力できなくなってしまいます。そして、さらに次の5回目(10回目)の間違いで、ipadが完全に使用不可となってしまいます。
パソコンを使ってのipadの初期化は、どうしても10回入力するまでにパスコードを思い出せない場合に、初期化してパスコードを再設定する場合での初期化方法です。
パソコンを使ったipadの初期化の手順
パソコンを使ってipadを初期化するには、パソコンにiTunesをダウンロードしておく必要があります。そのため、まだパソコンにiTunes が入っていない場合は、まずApple公式サイトから パソコンにiTunesをダウンロードしてください。
パソコンでiTunesを立ち上げます
ライトニングケーブルでiPadとパソコンを繋ぎます
ipadをリカバリーモードで立ち上げます(サイドボタンを押しながら電源を入れる)
iTunesの指示に沿って「復元」するを選択
これでipadが初期化され、初期化が完了したらipadのパスコードを再設定できます。ipadのパスコードがどうしても思い出せない場合は、何度も間違えて入力するより初期化を行なった方がよいです。
ただし、パソコンを使ってipadを初期化する場合も、必ずiTunesでバックアップを取った後に行うようにしましょう。
「ipadを探す」という機能で初期化する
ipadにはもう1つ、「ipadを探す」という機能を使って別のipadでipadを初期化する方法があります。
「ipadを探す」機能で初期化するケースは?
「ipadを探す」機能を使った初期化は、ipadを紛失した時や盗難されたときにipad内のデータを第三者に使われたり、利用されたりするのを防ぐ場合に有効です。
「ipadを探す」機能での初期化の手順
この方法でipadを初期化するためには、ipadを紛失する前に「ipadを探す」をオンにしておく必要があります。初期化の手順は、次のとおりです。
1.「ipadを探す」リストで、消去したいipadをタップ
2.「このipadを消去」をタップしてから、「この3. [ipad]を消去」をタップ
3.「消去」をタップします
4.Apple IDとパスワードを入力し、再度「消去」をタップ
これで、紛失したり盗まれたりした場合にipadが初期化されます。
もし、初期化を実行した際にオフラインになっている場合は、ipadがWi-Fiまたはモバイルデータ通信ネットワークに接続したときに初期化が始まります。この方法で初期化されたipadは、警告音が鳴り出します。
この方法では、ipad内のデータのバックアップを取ることもできませんし、ipadの悪用を防ぐとき以外は、絶対にこの方法でipadを初期化しないようにしてください。
また、「ipadを探す」がオンになっていると、ipadが勝手に初期化されてしまうのを防ぐためアクティベーションロックがかかります。
このロックがかかっているとipadを初期化しても、設定したApple IDとパスワードが分からないとipadが利用できなくなります。
そのため、売るためにipadを初期化する際は、必ず「ipadを探す」をオフにしてから初期化しないと売却しても商品の価値がないためトラブルに発展する可能性があります。
ipadを初期化する際の注意点
ipadの初期化手順は理解できましたよね。次に、初期化する際の注意点についてみていきましょう。主な注意点は、次の2つです。
バックアップをとる
ipadを初期化する前は、必ずバックアップをとるようにしてください。その理由は、データが削除されることから復旧が難しいためです。初期化してしまうと、すべてのデータを復旧させることができません。
バックアップの手法は、次の2つです。
- icloudなどのクラウドサービスを活用する
- SDカードを使用する
バックアップの手法として、パソコンと接続しなければならないなどの条件もありますが、手順は理解しておかなければなりません。正しい手順で初期化するようにしてください。
初期化手順を理解する
バックアップの必要性については前述しましたが、ipadの初期化で注意すべき点はこれだけではありません。そもそも、初期化する手順は理解していますか?
もし、初期化手順を理解していなければ、前述している内容を熟読して理解するようにしましょう。初期化手順を誤れば、ipadそのものの故障に繋がります。
ipadが故障してしまっては、初期化どころの問題ではありませんよね。必ず正しい方法で初期化するように心掛けてください。
ipadでパスコードを削除する手順は?
前述しましたが、ipadのパスコードを複数回入力ミスしてしまうとエラー表示から先に進めなくなってしまいます。パスコードを思い出すことができなければ、ipadを初期化しなければなりません。
つまり、このパスコードは初期化することで削除することができます。しかし、ipadのパスコードを削除するためにはパソコンが必要です。それでは、手順をみていきましょう。
1.パソコンとipadを接続します
2.「復元」または「アップデート」の選択肢が表示されたら、「復元」を選択します。
3.ソフトウェアのダウンロードが開始されます。
4.ダウンロードが完了したら設定は終了です。
パソコンをお持ちでない方は、知人から借りるなどして対応しなければなりません。それでも、どうしてもパソコンの手配ができない場合は、Apple Store直営店やApple正規サービスプロバイダに相談するとよいでしょう。
ipadのおすすめ買取店5選
イオシス
出典:イオシス
東京の秋葉原だけでなく、福岡天神、名古屋大須、大阪日本橋などの地域でipadを買取してもらいたい場合は、「イオシス」がおすすめです。
主に、電化製品の取り扱いが多い街で展開しているため、パソコンやモバイル端末に興味を持ったユーザーが集まりやすい傾向にあります。
ipadだけでなく、格安スマホやSIMフリーなども取り扱っています。
モバイルステーション
出典:モバイルステーション
「モバイルステーション」は、通称モバステと呼ばれています。
西多摩地区最大の携帯電話専門販売店で、モバワン青梅友田店、auショップ小作、ソフトバンク小作、auショップ立川通り、楽天モバイルイオンモール日に店舗を構えます。
もちろん、ipadの買取も行っています。
スマートバイヤー
出典:スマートバイヤー
買取店「スマートバイヤー」の特徴は、減額なしで買取可能ということです。
また、iphone本体に多少の傷があっても査定額が減ることはほとんどありません。さらに、付属品が無くても他店と比較して高価買取してくれることがあります。
i.LINK
出典:i.LINK
iphoneの買取なら「i.LINK」がおすすめです。
i.LINKでは、下取りを上回る高額査定で新古品のiphoneを買い取ってくれます。対象は全国ですので、どこにお住まいでも対応してくれます。
事前査定から実際の買取価格を教えてくれます。査定は無料ですので、ぜひ一度お問い合わせください。
パソコン工房
出典:パソコン工房
ipadの老舗メーカーである「パソコン工房」は、全国各地に店舗を構えています。インターネット上での販売や買取を行っているだけでなく、実店舗での対応も可能。
iphoneだけでなく、パソコンやスマホなどのモバイル端末も取り扱っていますので、きっと、あなたの期待に応えてくれることでしょう。また、全国60店舗ありますので、ぜひ一度お近くの店舗へ足を運んでみてください。
ipadの買取は必ず初期化を!
最後に、ipadの初期化は普段使うことはありませんから、ipadの初期化のやり方を知らない方も多いでしょう。
しかし、3通りあるipadの初期化の方法と、どういったケースでその方法でipadを初期化すればよいか知っていれば、トラブルが起きた時に適切な対応ができます。
ただし、ipadを初期化するとipad内のデータが失われてしまいますし、初期化方法によってはipadが使えなくなってしまうこともあります。
そのため、ipadを初期化する場合は注意して、ただし方法で初期化するよう気をつけてください。