チュチマとは?
チュチマは1927年頃に作られたドイツの時計メーカーで、軍用のクロノグラフに定評があります。
ルーツは1845年に失業対策で作られた会社ですが、何度も合併や独立が繰り返されているので、正史の社史には含まれていません。
これには第一次大戦の混乱という社会背景があるので、1927年以前の状況を正確に把握するのは難しいでしょう。
ただ、1927年以降の歴史には間違いなく、UROFAとUFAGの2社が合併して、現在のチュチマが生まれました。
チュチマは当時のUFAG社が最高モデルにつけた称号で、ラテン語の安全や保護に由来します。
この称号は選ばれた時計にのみつけられたので、それだけ品質や完成度の高さが評価されています。
当時最高のチュチマとされた時計はフリーガークロノグラフで、ドイツ空軍からの依頼により作られました。
ところが、戦時中に持ち主と一緒に消えてしまったり、没収とその後の処理によって、殆どが失われています。
戦後はクルツ25というムーブメントが開発され、優れた耐衝撃性で注目を集めます。
その後、1956年に改良型のクルツ570を開発しますが、資金繰りに支障が出て雲行きが怪しくなります。
しかし立て直しの為、新たにNUROFA社が立ち上げられ、チュチマ社と名前を変えることで現在に至ります。
高品質と信頼を兼ね備える製品は、1985年以降はドイツ空軍による採用を切っ掛けに、NATO加盟国で次々に採用されています。
これらの実績が認められ、日本でも流通や販売が行われているほどです。
買取価格
チュチマの買取価格の目安は、ミリタリークロノグラフが6~7万円、フリーガークロノは7万5千円~8万円ほどとなっています。
状態にもよりますが、ミリタリークロノスグラムは6万円くらいが相場です。
オーバーホールを受けていないものだと、1万5~6千円までに下がってしまうので、使わないにしても定期的なメンテナンスが必要です。
パシフィックなどは、あまり使われていなくても状態に問題がなければ、4~5万円くらいの価格がつきます。
特に高価買取が期待できるのは、チュチマのヴァレオリザーブアンスラサイトですが、お店によっては8万円が5~6万円に下がることもあるので要注意です。
勿論、状態も買取価格に関係してくるので、ベストコンディションを保つのが前提条件です。
それでも査定を行うお店の判断によって、このような価格差が開くことがあるわけです。
買取価格はあくまでも目安で、最も高く評価された場合の価格と考えるのが無難でしょう。
高価買取に定評のあるお店で出るような価格ですから、逆に平均的なお店だと価格はここから下がるものと考えられます。
状態とその評価の仕方で変化する、それが買取価格というものです。
少なくとも、発売から年月が経過していたり傷などのダメージが目立てば、その分買取上限額から査定価格に差が生じます。
大切なのは高く売れるタイミングを選び、最も高く評価するお店で買い取ってもらうことです。
こういう買取価格の相場を頭に入れておけば、高価買取を狙う場合の基準として役に立つでしょう。
おすすめの買取店3選
宝石広場
買取店紹介
宝石広場はジュエリーだけでなく、腕時計の買取も行っているお店で、チュチマの取り扱いも行っています。
渋谷において30年近い店舗買取の実績を持ち、今では簡単査定や宅配買取も提供しているお店です。
買取激戦区とされる渋谷を始め、新宿や新橋にも店舗を置いて買取を続けているのが特徴です。
激戦区で存在感を表し続ける宝石広場は、経験に基づく確かな査定技術に定評があります。
高額なジュエリーもレアな時計も正しく査定できるので、大切なアイテムの売却を検討する場合に頼りになります。
メールやLINEを使った査定は勿論無料で、商品を宅配で送って受ける査定や買取も無料ですから、遠方に在住でお店に足を運べない人に朗報でしょう。
おたからや
買取店紹介
時計買取で高価買取のお店といえば、ブランド時計を他社より高く買い取っているおたからやが狙い目です。
おたからやは神奈川の買取店で、店頭買取や出張買取を提供していますが、宅配買取サービスも展開中です。
取り敢えず買取価格の目安を知りたい、そういう時はフリーダイヤルの査定が便利です。
受付時間の9時~19時であれば、年中無休で何時でも商品の買取価格が尋ねられます。
近年、チュチマはヨーロッパ生まれの時計として再評価されていて、おたからやもそれを理解しています。
だからこそ買取に力を入れ、他店よりも買取価格を上げている状況です。
高価買取実績が優れていますから、結果に期待して店頭買取や宅配買取を利用できるでしょう。
ブランド風月
買取店紹介
チュチマを少しでも高く売りたいと希望するなら、時計買取専門店のブランド風月がおすすめです。
売りたい人と買いたい人の笑顔を大切に、高価買取と状態の良い商品の再販で評価されています。
査定はキャンセル料も含めて全て無料な上に、成約後は即換金が可能で、1点からでも買取可能と魅力が満載です。
神奈川や埼玉に東京といった関東圏であれば、お店に足を運んでその場で査定や売却が実現します。
大量のブランド品売却は、玄関先で査定買取が済む出張買取が役立ちます。
関東圏以外であっても、宅配無料なら箱に商品を詰めて送るだけで、店頭や出張と同様の買取が利用できます。
当然ながら手数料や送料は無料で、宅配キットもキャンセル費用も掛かりませんから、安心して査定を受けられるでしょう。
商品がお店に到着したら、最短即日で査定が完了したり買取代金の振込が行われるので快適です。
早く売りたい、でも近くに買取店がなくて手放すのが難しい人にとって、魅力的なお店となります。
売る際の注意点
チュチマを売却する際の注意点は、自信を持って売却できる状態にしてから査定に出すことです。
汚れを落としておく
汚れたままの商品は、例えブランド品であっても高価買取の対象になるのは難しく、査定の段階で減額されてしまうでしょう。
しかし、綺麗にできる汚れを落として輝きを取り戻せば、その分査定時に大切に扱われている商品だと評価されます。
状態は買取価格を判断する要素の1つなので、汚れはついていない方が良く、傷もないのが理想的です。
当たり前といえばそうですが、当たり前を1つずつ確認して状態を改善することにより、ようやく理想の買取や高価買取の実現が現実に近づきます。
付属品は揃えて査定に出す
売る際に気をつけたいポイントはもう1つ、付属品を完全に揃えてから査定を受けることが挙げられます。
付属品は時計本体についているものをいいますが、チュチマのようなブランド品だと、箱1つや保証書1枚でも大事な商品の一部とみなされます。
買取の実現を重視するお店なら、箱が欠品していたり保証書がなくても買い取りを行いますが、高価買取に至るかどうかは別です。
なるべく高く買い取ってもらいたいのであれば、購入した時についてきたものを全て揃えるのがベストというわけです。
過去にオーバーホールを受けている時計については、履歴を証明する書類も一緒に査定に出した方が良いでしょう。
見積は複数の店舗に出す
他には、お店の実績や評価を比較して買取店を絞り込んだり、実際に査定を受けて手放すお店を決定することも肝心です。
鑑定してもらうお店が1店のみだと、相対的な買取価格が分からないので、妥当な価格なのか高価買取に当てはまるのか不明です。
それが2店3店と増えることで、相対的に買取価格の比較が行なえますから、初めて査定結果の妥当性が評価できるようになります。
店頭買取で持ち込みだと大変ですが、宅配買取であれば自宅で申し込みや発送が完了しますし、事前にLINEなどの簡易査定でお店を絞り込んでおけば楽々です。
いくつかのポイントに気をつけることで、買取価格を落とさずに済んだり逆にアップが見込めますから、査定の際に手を抜かないように注意しましょう。
まとめ
ドイツの時計ブランドのチュチマは、1927年の誕生以来、ドイツ空軍を中心に採用事例が豊富にあります。
元々は1845年頃から時計作りが盛んな土地にルーツがあり、時代の変化によって生まれたブランドです。
品質重視で質実剛健という言葉が似合いますが、明確な時計作りの方向性によって、ブランドも時計自体も安定した評価を誇ります。
買取価格は良好で取り扱う買取店も多く、好条件で手放せるチャンスがあるといえます。
ロマンを感じさせるブランドでもありますから、多くの人達に選ばれていたり高値で取引されているのも納得です。