人の動きがふと目に入ったときに、つい気になってしまうものに時計があります。何気ない仕草で時計がさりげなく輝いているのはとても素敵です。
「ミッションインポッシブル」ではチューダーのヘリテージ・クロノグラフで、「アポロ13号」ではオメガのスピードマスタープロフェッショナルでした。
ダイバーズウォッチは身に着けている方をアクティブに見せてくれる役割もあるのです。
今回は、ダイバーズウォッチの人気モデルや、買取価格相場について詳しく解説します。
ダイバーズウォッチとは
ダイバーズウォッチは、海で使われるための機能をもった腕時計です。その機能の高さから、海以外の過酷な環境でも使われることから男女問わず活動的な方に好まれています。
ダイバーズウォッチの必須機能は以下のとおりです。
- 防水性能:200m以上の防水耐水性能が必要
- 逆回転防止ベゼル:ボンベの酸素残量を計測する機能
- 夜光:光の届かない深海での目視
ダイバーズウォッチは精密機能と耐久性から市場での評価が高く多くの愛好者がいます。ダイバーズウォッチをお使いでも、より高機能の機種をご希望される例が後を絶ちません。
ダイバーズウォッチの人気モデル
ダイバーズウォッチには多くの種類があり、メーカーの歴史や伝統だけでなく、新たな技術や素材によって日々進化しているので驚かされるばかりです。
いろいろな機種の中からご自身の生活スタイルや趣味に合った時計を探し出すことも、ダイバーズウォッチの楽しみ方になります。
ダイバーズウォッチをすでにお持ちの方でも、新しい機種への買換えを検討されることが多いようです。
ここでは、5つの人気ダイバーズウォッチをご紹介します。
ロレックス サブマリーナ デイト
1953年に世界初の水深100m(330フィート)までの防水性能を備えた製品として発売され、ダイバーズウォッチの世界基準的な存在としてファンが多い機種です。
サブマリーナの逆回転防止ベゼルは、酸素ボンベの残量を正確に測ることでダイバーの命を守る重要な役割を担っています。
水深300m(1,000フィート)までの防水性能がありダイバーからの信頼性が高く、真のダイバーズウォッチとして評価は絶大です。
この信頼性が愛好者を増やし、高価買取を保証する要因の1つになっています。
オメガ シーマスター アクアテラ マスターコーアクシャル
オメガのダイバーズウォッチといえば、このシーマスターアクアテラです。このクラシックなデザインがオメガの伝統性を表しています。
水深150m(500フィート)までの防水性能・クロノメーター認定を受けたマスターコーアクシャルの搭載など高機能・高性能な機種です。
耐食性に優れた316Lステンレススチールを採用、ガラス部分には人工サファイヤクリスタルに特殊加工を繰り返し硬度9という対傷性に優れた性能を備えています。
ダイバーだけでなく自然の中のハードなアクティビティに対応するダイバーズウォッチです。
ロンジン レジェンドダイバー
ロンジンは、過去に発売したダイバーズウォッチを再び新たなものにリメイクして発売しました。その人気のヘリテージコレクションが「レジェンドダイバーシリーズ」です。
ロンジンの歴史の継承性を、シリーズでオリジナルタイムピースとラインを継承し最新機能も搭載しています。
水深300mまでの防水性能で不安なくマリンスポーツを楽しむことが可能になりました。
さらにケース内側にダイビング用回転フランジを採用することでダイバーの潜水時間を正確に計測し、ダイバーに対する高い安全性を維持することが可能です。
ケースバックにレジェンドダイバーの刻印があり、安全性の象徴として愛好者のステータスになっています。
タグホイヤー アクアレーサー
アクアレーサー独自の12面カットの逆回転防止ベゼルを採用し、よりダイバーの安全に配慮した機種です。
ダイバーがグローブのままでも操作できるようにダブルセーフティクラスブ採用のねじ込み式リューズを採用したことで、水やほこりの侵入を排除することできます。
ダイバーズグローブの上からでも装着できるようにダイビングエクステンション・セーフティバックルを装備したことで、ダイバーの動きを妨げることがなくなりました。
文字盤の針にはスーパールミノバが塗布されてたことで暗い深海での視認性が向上し、ダイバーの安全に貢献しています。
ケースバックに刻印されているダイビングヘルメットのモチーフは、アクアレーサーの安全性を示すシンボルです。
ウブロ キングパワー オーシャノ グラフィック
2011年に発売された「オーシャノ グラフィック4000」は、水深4000mに耐える高度な耐水能力を保持しています。
高い水圧からリューズを守るためのリューズガードを備え、ケース内に配置されたインナー回転ベゼルを2時方向のリューズで調節することが可能です。
時計のストラップも通常用の他にダイビングスーツ用も標準装備し、世界限定500本ということもありダイバーズウォッチの中でも高い人気を誇っています。
ダイバーズウォッチを選ぶポイント
ダイバーズウォッチは名称のとおり水中に潜るときに使う時計ですが、使用する状況によって必要な機能が違うため目的に合った時計を選ぶようにしましょう。
防水性を考えても、JIS規格でいくつかに分類されているほど厳しい性能を求められます。
ダイバーズウォッチに求められる基準は以下の通りです。
- JIS1種潜水時計:空気潜水時計…100m~200m防水
- JIS2種潜水時計:飽和潜水時計…200m~1000m防水
ダイバーズウォッチは、命を守る時計ですのでその機能を知っておかなければなりません。これからダイバーズウォッチを選ぶときの3つのポイントについて詳しくご紹介していきます。
防水性の強さ
ダイバーズウォッチと呼ばれる時計は、JIS1種潜水時計:空気潜水時計か防水JIS2種潜水時計:飽和潜水時計を指します。
JIS1種潜水時計:空気潜水時計はスキューバーダイビングなどの圧縮空気の入ったボンベを背負って水中に潜る場合に使うことを想定したシステムです。
レジャーでお使いになる場合はこの規格の時計で十分ですが、これ以上の規格でも構いません。
JIS2種潜水時計:飽和潜水時計は、ヘリウムガスと酸素の混合気体を使った深海潜水の場合が該当します。防水性能が表示されているため、必ず確認しましょう。
命を守る大切な時計なので、用途にかかわらず規格が上の時計を選ぶことは大事なことです。上位機種は高価ですが、それだけの機能を持っているので安心感があります。
インナーベゼル
ベゼルはダイバーが潜っている時間を計測する大事な装置です。時計の外側にあり手動で回す「逆回転防止ベゼル」と時計の内部にある「インナーベゼル」の2種類があります。
とても大事な機能なので、いざというときに手間取ることがないようにご自身で操作してみて使いやすいものを選択するようにしましょう。
視認性
海の中は深さや場所によって暗くなるため、視認性は重要です。そのため、ダイバーズウォッチの文字盤や針の先には夜光塗料が塗布され視認性を確保しています。
スキューバーダイビングなどボンベを使う場合には、残酸素量をしっかり把握することが命を守ることにつながるため視認性の確認がとても重要です。
視認性の確認は、売り場の方に相談してみると布などをかけて確認させてくれる場合があるため相談してみてください。
重量
時計の重量は水中にいると浮力の作用であまり気にならないですが、日常生活の中では重さが気になってくることがあります。
高機能のダイバーズウォッチは本体サイズも大きいため、内部の複雑な仕組みにより重くなってしまいまが、一度腕にはめて重さを確認することが大切です。
人気のダイバーズウォッチは資産価値が高い
ダイバーズウォッチはその品質の高さから年式を問わずアンティーク市場で取引されるケースがあります。
機種によっては販売当時の値段かそれ以上の価値を生むこともあり一度は手に取ってみたい時計です。
時計には、品質の高さとブランドの歴史・シリーズやコレクション・品質保証と、メンテナンスの継続性などの資産価値が高いダイバーズウォッチであるための条件があります。
これらのポイントをしっかりと把握してダイバーズウォッチを選びましょう。
人気のダイバーズウォッチの買取価格相場
ダイバーズウォッチを売りたいと思ったら、ウリドキでまず価格相場をチェックすることをお考え下さい。
買取相場は常に変動していますがプロの査定を通した価格を出しているウリドキなら、複数店舗の価格が比較できるため買取価格相場を確認できておすすめです。
買取価格はその時々の人気機種や市場に流通している数が多少により価格が変動する傾向があります。
買取価格を調べるときには、市場の人気度や価格の動きも併せて調べることが必要です。
買取については、取引実績が豊富で古物商免許を持つプロの査定から導き出した価格を表示してくれる信頼できる業者を探します。
できれば数社の査定価格を比較できるサイトから高く売れる店を選ぶようにしましょう。
今回は買取で有名な大黒屋の相場価格(買取実績)情報をご紹介します。
モデル名 | 買取相場 |
ロレックス サブマリーナ | 1,700,000円 |
オメガ シーマスター アクアテラ | 310,000円 |
タグホイヤー アクアレーサー | 120,000円 |
出典:大黒屋
ダイバーズウォッチを高く売るコツ
ダイバーズウォッチは高価な時計です。その価格に見合う素晴らしい機能と耐久性を持っているため、愛好者の皆さんは満足されている方が多いです。
しかし、種類も多く機能も少しずつ異なっているため買い替えを希望される方が多いことでも知られています。
今お持ちの時計の買取を依頼するときには、高く売るためにいくつかのポイントを知っておくことが大切です。
ここでは、ダイバーズウォッチを高く売るための簡単なポイントを2つご紹介します。
良い状態を保つ
ダイバーズウォッチは高品質なので傷は研磨補修できますが、修復できない部分もあるため傷や無理な使い方による破損を避けて大切に使いましょう。
良い状態を保つためには、しっかりとした保管と日常のお手入れが欠かせません。そのために、査定をする鑑定士のチェックポイントを知っておくことも必要です。
鑑定士は宝石の鑑定と同じようにルーペを使って項目ごとにチェックをします。
鑑定士のチェックポイントをいくつかご紹介しますから、日常のお手入れや扱い方の参考にしてください。
チェックポイントは、本体ケースの傷・風防ガラスの傷・ベゼルの回転や傷・文字盤の痛み・長針や短針の痛み・リューズやボタンの痛みなどです。
これらの中には通常使用による劣化が原因となる場合もありますが、丁寧に使うことで傷や痛みを防ぐことができるため注意してみましょう。
保証書や箱を捨てない
ダイバーズウォッチを査定に出す場合に大切なものが保証書と付属品です。
保証書にはダイバーズウォッチの製造年月日や製造番号が記載されているため、査定の基準がすぐにわかります。
付属品の中には独特のウエットスーツ用の長いベルトやブレスレットの長さ調節用のコマが付いている場合があり、しっかり保存しておきましょう。
購入したときに入っていた箱も査定評価の大きなポイントになることが多いため、きれいに保管しておいてください。
ダイバーズウォッチを高く売るための買取店の選び方
お使いになっていたダイバーズウォッチを売ろうと考えている場合は、査定をしっかりしてくれる買取店を選ぶことが大切です。
信頼できる買取店は古物商免許を持つ査定のプロがいるため、必ず信頼と実績のある店を選びましょう。
ウリドキは、無料で最大10社の査定のプロが査定評価をする一括買取比較サービスです。
大切な資産を手放すときには安心できる査定ができる店舗を選びましょう。
ダイバーズウォッチで高価買取を目指そう!
ダイバーズウォッチは、男性だけでなく活動的な女性にも人気があります。ダイバーズウォッチが持つ特異性と高機能なスタイルは多くの人の心をひきつける存在です。
今お使いのダイバーズウォッチを替えたいとお考えでしたら、信頼できる買取先を見つけるためにもウリドキの一括買取比較サービスをご利用ください。