世界三大高級時計はどのブランド?人気の理由や買取価格もご紹介します

  • 2022年3月22日
世界三大高級腕時計

高級時計といえばグランドセイコーやオメガ、ロレックスを思い浮かべる人が多いかも知れません。

高価で有名なため、多くの人が憧れるブランドでしょう。

しかし世界三大高級時計にはこれらのブランドの時計は含まれません。

グランドセイコーが選ばれないのはスイス製ではないためだとしても、オメガやロレックスが選ばれないのは意外だと思われる方も多いでしょう。

そこで今回は世界三大高級時計について詳しく解説します。人気の理由や気になる買取価格についてもご紹介いたしましょう。

あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

世界三大高級時計とは

腕時計、ショーウィンドウ

「世界三大高級時計」とはなにか選定基準があるわけでも、どこかの認定機関が定めたものでもありません。

いつの頃からか高級腕時計の愛好家の間で、そう呼ばれるようになったブランドのことを指します。

3つに絞る必要はないように感じますが、そう呼ばれるようになったブランドには、ある共通点があるようです。

それは使われているムーブメントが正確だからか、あるいは装飾にふんだんに宝石があしらわれているからか、次の項で詳細を解説しましょう。

世界三大高級時計のブランド

世界三大高級時計のブランドとして世界中の富裕層から認知されているのは、パティック・フィリップオーデマ・ピゲ。

そしてヴァシュロン・コンスタンタンの3ブランドを指します。

いずれもスイスの老舗時計メーカーであり、その価格は高級車が購入できるほど高価です。

時計にあまり興味のない人にはピンとこないブランドかも知れません。

しかしいずれのブランドも熟練の職人が、いちからハンドメイドで作っている名品なのです。そして3ブランドに共通していることはもうひとつあります。

その共通点とはかつては王侯貴族やときの権力者に向け、一点物の超高級時計を製作してきたこと。

これらのことから高級腕時計の愛好家から世界三大高級時計と呼ばれるようになったわけです。

次の項ではそれぞれのブランドについて詳しく解説します。

パティック・フィリップ

パテック・フィリップ

「パテック・フィリップ(Patek Philippe)」は1839年にアントニ・パテックとフランチシェック・チャペックという2人のポーランド人によって、創業されました。

世界三大高級時計のひとつに数えられますが、一頭抜きん出ているともいわれ、「世界最高の時計ブランド」と呼ばれることもあるのです。

愛用者も有名人や歴史的な人物が多く、ヴィクトリア女王やアインシュタイン、トルストイやウォルト・ディズニーらの名前が挙げられています。

パテック・フィリップは製作記念台帳に全ての購入者を記録しているため間違いのない事実です。

パテック・フィリップの魅力は流行に左右されない、ある種の格式の高さともいうべき風格を備えているところでしょう。

腕時計もファッションアイテムのひとつかもしれませんが、パテック・フィリップはトレンドに流されることはありません。

またパテック・フィリップは時計作りのすべての工程を職人による手作業で行っており、文字盤だけでも200以上の工程があるといわれています。

こうしたことが「世界最高の時計ブランド」と呼ばれるようになった由縁でしょう。

オーデマ・ピゲ

オーデマ・ピゲ、1点

「オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)」の創業は1875年です。

ジュール=ルイ・オーデマと、エドワール=オーギュスト・ピゲによって高級時計のムーブメント製作会社として設立されました。

やがて自社ブランドの時計の製作を開始し、トゥールビヨンやムーンフェイズなど複雑な機構を持つ高級時計メーカーとして頭角を現します。

またパテック・フィリップと同様に創業以来製造したすべての時計の修理を保証していることも有名です。

ムーブメントの技術は高く1892年にはミニッツリピーターを搭載した腕時計を世界で初めて開発しました。

さらに1986年にはトゥールビヨンの自動巻きを世界で初めて開発しています。

それまでのトゥールビヨンはその構造の複雑さゆえ、手巻きしかなかったのですが自動化に成功したのです。

現在ではその高い技術力が評価され世界三大高級時計の一角を占めるようになりました。

ヴァシュロン・コンスタンタン

ヴァシュロン・コンスタンタン

「ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)」の創業は1755年。

スイスのジュネーヴでジャン=マルク・ヴァシュロンが自らの工房を開いたときが創業です。

そのため創業以来途切れることなく続いてきた時計メーカーとしては世界最古ということになります。

ヴァシュロン・コンスタンタンが評価される理由のひとつはこの「世界最古の時計メーカー」という事実が大きく影響しているのでしょう。

またパテック・フィリップと同様に流行に左右されない製品づくりを続けていることもあります。

ややクラシカルなデザインは普遍的であり、いつの時代のどんなファッションにも合わせられるでしょう。

ヴァシュロン・コンスタンタンは親から子へ、子から孫へと引き継がれていく本当の本物といえます。

世界三大時計が人気の理由

腕時計

世界三大高級時計が世界中の富裕層から人気を得ている理由は何でしょうか。それは圧倒的な品質の良さ長い歴史を持つこと。

そして優れたデザイン高いステータス性ということになるでしょう。

富裕層は安物買いの銭失いをすることは少なく、高価であっても長く使えるものを選ぶものです。

そして高価なものに囲まれた生活を送るうちに自ずと審美眼が磨かれていきます。

そんな富裕層の目に留まったのがパティック・フィリップオーデマ・ピゲヴァシュロン・コンスタンタンだったというわけです。

さらに詳細な理由についてみていくことにしましょう。

圧倒的な品質

世界三大高級時計はムーブメントのパーツから製品の組み上げまですべての工程を自社で完結しているのです。

このように自社一貫生産を行うメーカーのことをマニュファクチュールと呼びます。

自社一貫生産の強みは各パーツの管理を効率よく行うことで、より精度の高いムーブメントを製造できること。

精度の高いムーブメントにはジュネーヴシールが与えられますが、世界三大高級時計と呼ばれる三社のモデルの多くがジュネーヴシールを獲得しています。

ジュネーヴシールとはスイスのジュネーヴ市とジュネーヴ州の紋章です。

スイス政府とジュネーヴ州によって定められた品質基準を満たした最高級スイス時計の証であり、時計についてはジュネーヴスタンプとも呼ばれます。

1886年から開始された品質認定でその審査は極めて厳格なことで知られており、その審査を通った製品ですので圧倒的な品質の良さを持つわけです。

長い歴史

パティック・フィリップは1839年から、オーデマ・ピゲは1875年から、ヴァシュロン・コンスタンタンに至っては1755年から時計を製造しています。

日本でいえばいずれも江戸時代から続いているということになるのです。

そして創業当時から現在に至るまで一貫して機械式時計の発展に尽力してきました。

そのため蓄積された技術力とノウハウは老舗ならではのものといえるでしょう。

2つの世界大戦をくぐり抜け途切れることなく紡いできた歴史の重みがこの三社にはあるのです。

優れたデザイン性

パティック・フィリップとオーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンは、いずれも控えめで保守的ながらそのデザインの美しさには定評があります。

ニューモデルをリリースする際もトレンドや流行に左右されることはあまりないかも知れません。

本来腕時計もファッションアイテムのひとつなので、流行を取り入れても良さそうなものです。

しかしこの三社がそうしないのは製品寿命のことを考慮してのことでしょう。

シンプルで気品があるデザインは、持つものを飽きさせることなく、長く大事に使われることになります。

ステータス

パティック・フィリップとオーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンは、ただお金があればすぐに購入できるというものではありません。

生産量が限られているのでマーケットは常にハングリーな状況に置かれています。

これは他の高級ブランドでも同様で例えばエルメスの「バーキン」などもなかなか手に入らないことで有名です。

逆にいえばブランドサイドの戦略ともいえ、豊富なバックオーダーを抱えつつビジネスを行っていることになります。

製品が高価でかつ数が少ないとなれば自然にステータスは上がるでしょう。

ブランドサイドとしては高いステータスを維持するためにも生産量を増やさないようにしているわけです。

ロレックスが世界三大時計に選ばれない理由

ロレックス

ロレックスは日本のみならず世界中で人気が高く、高価であるにもかかわらず引っ張りだこで、新品を購入するのが困難な状況が続いています。

にもかかわらずなぜ世界三大高級時計には選ばれないのでしょうか。それはロレックスは高級時計を作っているつもりがないのです。

ロレックスが目指しているのは、精度の高いムーブメントを頑丈なオイスターケースに収め、実用品として価値の高い腕時計を供給すること。

そのためチューダーという姉妹ブランドも展開しているわけです。

ロレックス、チューダーともに高い人気を得ているので、世界三大高級時計には選ばれなくても、彼らは意に介さないでしょう。

世界三大高級時計のブランド別買取価格

時計 鑑定

ここでパティック・フィリップオーデマ・ピゲヴァシュロン・コンスタンタンの主なモデルの買取価格をを見てみることにしましょう。

ただしあくまでも参考です。

時計の状態やケース・付属品の有無などにより買取価格は変わります。

パティックフィリップ

パティックフィリップ・ノーチラスの買取価格はこちらです。

モデル名買取相場
パテックフィリップ ノーチラス クォーツ 3900/1A1,100,000円
パテックフィリップ ノーチラス 3800/1A7,200,000円
パテックフィリップ ノーチラス アニュアルカレンダー ホワイト 5726/1A-01014,500,000円

出典:GINZA RASIN

クォーツよりも機械式の方が圧倒的な高値になっています。

オーデマピゲ

オーデマ・ピゲの人気モデルの買取価格はこちらです。

モデル名買取相場
オーデマピゲ CODE11.59 バイ オーデマピゲ オートマティック 15210BC.OO.A002CR.012,100,000円
オーデマピゲ ロイヤルオーク クロノグラフ 26315ST.OO.1256ST.014,800,000円
オーデマピゲ ロイヤルオーク 41mm ブラック 15400OR.OO.1220OR.016,500,000円

出典:GINZA RASIN

やはりロイヤルオークの人気が高いことがわかります。

ヴァシュロンコンスタンタン

ヴァシュロンコンスタンタンの買取価格はこちらです。

モデル名買取相場
ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ デュアルタイム 47450/B01A-92261,800,000円
ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ 4500V/110A-B1285,000,000円
ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ クロノグラフ 49150/000R-94542,000,000円

出典:GINZA RASIN

オーヴァーシーズが人気です。

世界三大高級時計を高く買取ってもらうコツ

高級腕時計、3点

売るに当たってはできるだけ高く買取ってほしいというのが人情でしょう。

それにはいくつかコツがあるのです。コツを抑えれば高額での買取が期待できます。

きれいな状態にする

まずは時計をなるべく綺麗にしましょう。特に裏側とバンドは汚れがたまるので丁寧に汚れを拭ってください。

ただし乱暴に水洗いなどをすると時計にダメージを与える恐れがあります。やめておいた方が無難です。

ケースや付属品を揃える

ケースや付属品、保証書などは全て揃えておきましょう。時計単体では買取価格は下がります。

また分解掃除を行った記録がある場合はその際の証明書もつけてください。

丁寧に使われていた時計なら買取価格が上がる可能性も期待できます。

複数の買取店へ見積を依頼する

複数の買取店に見積を依頼することも大切になります。A店とB店では20万円も買取価格が違うというのは日常茶飯事なのです。

そのため複数の買取店で見積を取り買取価格を確認してください。

世界三大高級時計の買取がおすすめな買取店は?

腕時計、査定

世界三大高級時計を買取ってもらうのなら、高級時計の買取を専門に行なっている買取店がおすすめです。

ここでは「GINZA RASIN」「大黒屋」の2つの買取店をご紹介します。

GINZA RASIN

特徴

・高級ブランド時計の専門店
・古いモデルでも買取可
・ガラスが欠けていたりサビがあるものでもOK

店舗紹介

GINZA RASINは高級ブランド時計の専門店です。ガラスが欠けていたり、サビがあるものでも買取対象としているので、捨てる前に相談してみましょう。

また定期的に様々なキャンペーンを開催しているので要チェックです。キャンペーン期間中は買取価格がアップします。

なおGINZA RASINで購入した商品であれば、1年以内の売却なら購入金額の70%以上で買取してくれるのもポイントです。そのためリピーターが多いのも特徴といえます。

買取実績

  • パテックフィリップ ノーチラス 3800/1A:¥7,200,000
  • オーデマピゲ ロイヤルオーク クロノグラフ 26315ST.OO.1256ST.01:¥4,800,000
  • ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ 4500V/110A-B128:¥5,000,000

出典:GIZA RASIN

口コミ

ネットのやり取りにも関わらず、担当者の方が個別に買い取りについて、最新の情報に基づいて相談いただける点がとても良いと思います。

実際の買取金額を踏まえても、スピード見積だけとっても誠実な対応をされていると思います。

これからも、もし自分の時計の売却を検討するときは、必ずRASINさんにお願いしようと思います。

大切にしていた時計をお預けできる唯一信頼の出来る販売店だと思います。

出典:ウリドキ

何度も利用しています。今回も非常に丁寧に対応していただきました。

店頭買取、宅配買取ともに利用していますが、どちらも安心して利用できます。

買取価格も適正ですし、立地もよい。お勧めできる店舗です。

出典:ウリドキ

店舗情報

店舗名GINZA RASIN 銀座本店
電話番号03-6252-3181(受付時間11:00~20:00)
住所〒104-0061 東京都中央区銀座8-7-11 ソワレド銀座第2弥生ビル 1F
アクセス東京メトロ銀座駅より徒歩5分
駐車場
営業時間11:00~19:30
定休日年末年始(12月31日~1月2日)
主な買取ジャンルブランド時計全般
買取方法店頭買取・宅配買取
会社名GINZA RASIN(銀座ラシン)
古物商許可番号

東京都公安委員会許可 第306600608680号時計宝飾品商

査定士
店舗ページ公式サイト
その他特徴

大黒屋

特徴

・海外も含めて全国200店舗以上の店舗
・宅配買取やLINE査定にも対応
・高い買取実績

店舗紹介

大黒屋は1981年にチケット売買業でスタートしました。現在では海外も含めて全国200店舗以上のチェーン店を展開しています。

買取対象は腕時計やブランド品、アクセサリーやダイヤ、宝石や金、プラチナなど幅広いものです。

高級腕時計の買取にも積極的で宅配買取やLINE査定にも対応しています。

高い買取実績を誇る大黒屋であればパティック・フィリップやオーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンも安心して任せることができるでしょう。

買取実績

  • パテック・フィリップ アクアノート 5164A-001:¥8,500,000
  • パテック・フィリップ グランドコンプリケーション 3940P:¥3,100,000
  • パテック・フィリップ アクアノート 5168G-001:¥11,000,000

出典:大黒屋

口コミ

よく通っていた道にあったので持ち込んだ。大事に使っていたが、財布の中が少し汚れていた。

でも思ったよりも高く買い取ってもらえた。

理由を聞いた所、白地にカラフルなヴィトンのマークがあり人気のデザインらしい。

店舗に直接持ち込んだので査定後すぐにお金をもらえた。

出典:ウリドキ

家の近くの買取センターで査定してもらったが値段に納得できず。

有名な買取業者が家の近所にはなかったので、ネットで査定出来るのが便利そうなので依頼。

5,000円以上高かったので即了解。平日だったからか、了解した翌日には指定の銀行口座に振り込済み。

箱に詰めて発送の手間はかかるけど、近くに実店舗がない人には良いサービスと思う。

出典:ウリドキ

店舗情報

店舗名大黒屋 質秋葉原店
電話番号03-3254-5351
住所〒101-0021 東京都千代田区外神田1-11-7 秋葉原家松ビル
アクセスJR秋葉原駅より徒歩3分
駐車場
営業時間10:30~19:30
定休日
主な買取ジャンル腕時計、バッグ、ジュエリー など
買取方法店頭買取・宅配買取・出張買取
会社名株式会社 大黒屋
古物商許可番号

東京都公安委員会許可 第301049904375号
埼玉県公安委員会許可 第431260023220号
千葉県公安委員会許可 第441040002144号
愛知県公安委員会許可 第541161100900号
神奈川県公安委員会許可 第452780001259号
北海道公安委員会許可 第101010000315号
京都府公安委員会許可 第611241930028号
大阪府公安委員会許可 第621151403749号
広島県公安委員会許可 第731020900021号
福岡県公安委員会許可 第909990034054号

査定士
店舗ページ公式サイト
その他特徴買取来店予約サービスあり

コツをおさえて世界三大高級時計を高く売ろう

腕時計、5点

世界三大高級時計と称されるパティック・フィリップオーデマ・ピゲヴァシュロン・コンスタンタン

これらのハイブランド腕時計はその価値が落ちにくいことでも知られています。

時には新品の価格を上回るケースもあるので、売りに出すときには事前に販売価格や買取価格を調べておきましょう。

これらのブランド時計は右から左に売れる商品なので、買取店はどこも欲しがっていることも知っておいてください。

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