世界一高い時計トップ5!高価な理由や世界五大時計ブランドまで解説

  • 2023年2月27日

世界一高い時計ってどんなものだろう…と思ったことはありませんか。高級時計はステイタスシンボルであり、いつかは手に入れたい憧れの品として多くの人を惹きつけています。

しかし、高級時計に憧れているけれど、世界一高い時計のことは知らないという方も多いのではないでしょうか。世界一高い時計を実際に手に入れることはできなくても、幅広い知識を持っておけば自分好みの時計を選ぶ際にも役立つでしょう。

この記事では、世界一高い時計をランキング形式でご紹介します。世界五大時計ブランドについても解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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世界一高い時計トップ5

まずは、世界一高いと言われる時計を5つ紹介します。どの時計も素材・技術・金額が普通の時計とはケタ違いです。それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. グラフ「The Hallucination」

グラフ「The Hallucination」は、合計110カラット以上のカラーダイヤモンドが施されたジュエリーウォッチです。価格は約60億円と言われています。

パッと見ただけでは時計とわからないほど、ふんだんにカラーダイヤモンドが装飾されている点が最大の特徴。婚約指輪のダイヤモンドの平均が0.2〜0.4カラットと言われているので、110カラットがどれだけ並外れた量なのかわかるでしょう。

2. グラフ「The Facination」

グラフ「The Facination」は、合計152.29カラットのホワイトダイヤモンドが使われているジュエリーウォッチです。価格は約44億円と言われています。

時計本体を覆う中央のダイヤモンドは指輪として着用できる点がユニークで、「世界でもっとも高い変形時計」との評価も。ホワイトダイヤモンド一色で統一された見た目は、圧倒的なセレブ感が漂います。

3. ブレゲ「 No.1160(Marie Antoinette)」

ブレゲ「 No.1160(Marie Antoinette)」は、18世紀のフランス王妃マリー・アントワネットがオーダーした「No.160」を復刻した懐中時計です。価格は約50億円と言われています。

No.160は、マリー・アントワネットから「できるだけゴールドを使って最高級の時計を作るように」と依頼され、44年もの月日がかけられたのちに完成。しかし、その後No.160は盗難に遭い発見されず、2008年に復刻版としてNo.1160が誕生しました。

4. ショパール「201-Carat」

ショパール「201-Carat」は、ホワイト・ピンク・イエロー・ブルーのダイヤモンドが計201カラットも装飾されたジュエリーウォッチです。価格は約28億円と言われています。

小ぶりな時計のまわりに華々しくカラーダイヤモンドがあしらわれていて、パッと見るとラグジュアリーなブレスレットに見えるでしょう。時計自体はいたってシンプルなものですが、施されたダイヤモンドが時計の価値を跳ね上げています。

5. パテリック・フィリップ「Supercomplication Pocket Watch」

パテリック・フィリップ「Supercomplication Pocket Watch」は、銀行家ヘンリーグレイブスの依頼で制作された懐中時計です。価格は約27億円と言われています。

スマートな外観に加え、精巧な作りが特徴です。数多くの複雑な機構を備えていて、「世界でもっとも複雑な懐中時計」と呼ばれています。重さは500g以上と懐中時計としては重く、900個以上の部品が使われていて、制作にはおよそ5年を要したそうです。

世界一高い五大時計ブランドは?

世界五大時計ブランドは、「パテック・フィリップ」「オーデマピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」「ランゲ&ゾーネ」「ブレゲ」の5ブランドと言われています。それぞれの歴史や特徴について見ていきましょう。

パテック・フィリップ



出典:amazon

パテック・フィリップは、1839年創業のスイスの高級時計ブランドです。「代々受け継がれる時計を」をコンセプトに、技術の高さで常に時計業界をリードしています。

パテック・フィリップでは、デザインからムーブメントの設計までを自社で完結。すべてのモデルに永久保証をつけていて、どんなに古いモデルでもできる限りの修理を約束しています。

パテック・フィリップの時計が中古市場に出回ると、数千万円単位で取引されることもあるようです。

オーデマピゲ



出典:amazon

オーデマピゲは、1875年創業のスイスの高級時計ブランドです。ジュール・ルイ・オーデマとエドワール・オーギュスト・ピゲというふたりの幼馴染みが創業し、お互いの名前をとって「オーデマピゲ」と名付けられました。

技術の高さは世界最高峰であり、1930年代には極薄の懐中時計を開発。のちに「極薄センターローターの自動巻きムーブメント」の開発にも成功するなど、数多くの業績を誇ります。

高級時計ブランドは吸収合併するケースが多くありますが、オーデマピゲは今も創業者一族による経営が続いていることも特徴です。

ヴァシュロン・コンスタンタン



出典:Yahoo!

ヴァシュロン・コンスタンタンは、1755年創業のスイスの高級時計ブランドです。創業者ジャン=マルク・ヴァシュロンと敏腕営業フランソワ・コンスタンタンというふたりの名前から名付けられました。

創業当時は飛行機がなかったため、営業のコンスタンタンは船で世界中をまわり、エジプトやインドまで販売網を広げていたそうです。エジプト国王に贈られた懐中時計には複雑な機能が備えられ、高い技術力を証明していました。

五大時計ブランドのなかでは一番老舗ですが、近年でも新しいモデルを発表するなど挑戦を続けているブランドです。

ランゲ&ゾーネ



出典:Yahoo!

ランゲ&ゾーネは、1845年に旧東ドイツで創業した時計ブランドです。

ランゲ&ゾーネは、第二次世界大戦によって工場を喪失し、ブランドが消失する苦難に見舞われます。しかし、ベルリンの壁崩壊後の1990年にブランドが復活し、高級時計ブランドとしての地位を築き上げてきました。

ブランド復活時には時計の製造設備を一新し、過去の技術の再現に努めるとともに、最新技術の開発にも向き合っています。災難にあっても諦めない不屈の精神が、世界五大時計ブランドと呼ばれるまでに地位を押し上げたと言えるでしょう。

ブレゲ



出典:amazon

ブレゲは、1775年創業のフランスの高級時計ブランドです。現行の時計にも採用されている自動巻きやミニッツリピーターなどの機構は、ブレゲの創業者で「天才時計技師」と呼ばれるアブラアン=ルイ・ブレゲが開発しました。

しかし、高い技術を誇るブレゲの経営は順調だったわけではなく、浮き沈みの連続。1970年代にはパリの高級宝石店に助けられ、現在はスウォッチ・グループの傘下に入ることで安定した経営をしています。

世界一高い時計ブランドと称される理由

世界一高い時計ブランドと世間に認知されているのには、それ相応の理由があります。品質・技術力・ブランド価値の3つのポイントを見ていきましょう。

品質の高さ

品質の高さは、高級時計ブランドとして欠かせない重要な要素です。特に、優れたデザインと良質な素材が人気を支えていると言えるでしょう。

高級時計ブランドの時計は、どれもデザインが優れています。流行を追いかけるのではなく、洗練されていて普遍的なデザインが特徴です。

素材には耐久性の高い金属やダイヤモンドなどの天然宝石を使うことで、時計の価値がグッと高まります。

技術力の高さ

技術力の高さは、顧客からの信頼を得るために重要なポイントです。時計は腕につけて時刻を確認するアイテムなので、精度の高さやカレンダーなどの便利機能があると評価が高まります。

時計づくりには職人による手仕事が欠かせません。高級時計には何百もの複雑な工程がありますが、ひとつひとつ丁寧に職人が作業しています。高級時計ブランドは永久保証をつけていることが多いので、どんなに古い時計でも対応できる技術も必要です。

高級時計ブランドの人気は、高い技術力を持つ職人が支えていると言っても過言ではありません。

長い歴史に基づいたブランド価値の高さ

長い歴史があることも、ブランド価値の基になります。世界五大時計ブランドはいずれも100年以上の長い歴史がありますが、高級時計を作り続けることは簡単ではありません。

あるブランドの時計の購入者が増えて、世間的な評価が上がるまでには時間がかかるもの。歴史の長さ=信頼の証とも言えるでしょう。

各ブランドが独自の最高技術を用いて時計を作り続けることが、ブランド価値を高めることにつながっています。

世界一高い時計は優れた技術と良質な素材でできている

本記事では、「世界一高い時計」として5つのモデルを紹介し、世界五大時計ブランドについても解説してきました。

世界一高いと言われている時計には何十億円もの価値があり、とても一般人が手を出せる代物ではありません。しかし、世界一高い時計を作っているブランドには人気の理由があり、自分が時計を選ぶ際の参考になるでしょう。

世界一高い時計を知っていれば、話のネタになることも。これからも時計についての知識をぜひ深めていってください。

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