モバードとはどんなブランドなのか?
出典：アマゾン
ラテン語で「たゆまぬ前進」を表す「モバード（MOVADO）」はスイスの名門マニュファクチュールの一つ。
今ではアメリカ資本になってしまいましたが、「ミュージアムウォッチ」のようなブランドアイコンや、その流れをくむ新作モデルを送り続けており、洗練されたデザインや細部の作り込みに、往年の名門の息吹を感じ取ることができます。
例えば、おじいちゃんが大切にしていた、よくわからない時計がお家に眠っているかもしれません。
古ぼけた文字盤に「MOVADO」のロゴが確認できたならば、ひょっとするとひょっとするかも。
モバードの価値がわかるショップで査定をしてもらいましょう。
モバードの買取相場について
セイコーの初代アストロンが引き起こしたクオーツショックは、スイスの時計メーカを軒並み経営危機に追い込みました。これにより、長い歴史が揺らいだメーカーは数多く、今でも名門と呼ばれているブレゲやヴァシュロン・コンスタンタンですらその一つ。
モバードもその例にもれません。
ですから1970年代以前のヴィンテージやアンティークのモバードについては、評価が高いものの、資本が変わりムーブにクオーツを用いているような1980年代以降のモバードについては、悲しいぐらい評価は低いものです。
また、ヴィンテージやアンティークにしても、パーツの供給が止まっているので再生の仕様がないという事情がありますから、これも相場がほとんどない状態です。
特にシンプルな3針式や、スモールセコンドのタイプは残念です。カッコいいのに……。
ただし、以下に紹介するモデルは事情が若干異なります。
人気モデルとその買取価格
エルメト
ピルケースや携帯灰皿のような外観の懐中時計「エルメト」には文字盤を隠すスライド式のケースが備わっています。
時間をみるためにケースを開閉すると、その度にゼンマイが巻かれる仕組みになっており、そのユニークさに1920年代の発売当時は大ヒット。
ティファニーやカルティエのネームを入れたものも存在します。
買取相場はショップにより大きく異なりますが通常の物で数万円、ケースが銀などになると5万円以上は狙えそう。
これでも他のブランドのオーソドックスな懐中時計に比べれば、破格の買取価格なのです。
クロノグラフ
名品とマニアの間で評価が高い、クロノグラフ・ムーブ「エル・プリメロ」をゼニス社とともに共同開発したのがモバード。
それだけに1970年代のクロノグラフには高値が付くケースがあります。
ただし要求される条件は大変シビア、修理にものすごく手間がかかりますから、完動品でない限り二束三文になってしまいますし、持ち込むショップにも気を配らないといけません。
買取相場はケースの材質にもよりますがステンレスやメッキの場合で～10万円、貴金属を使ったものだとそれ以上が狙えるでしょう。
Times/5
アンディ・ウォーホルがデザインを手掛けたもので、5個のケースが連なったデザインになっています。文字盤にはウォーホルのオリジナルプリントが用いられた250本の限定品で、美術品としての価値が付いてしまっています。
アンティコルムなど有名オークションでの落札相場は100万円程度と考えられますので、買取相場は50万円以上は欲しいところ。
手元にあれば、の話ですが……。
モバード時計を高く売るコツ
モバードを知っているショップへ
アンティーク時計を得意にしているショップ、ネットで検索して出てきたショップへ持ち込むのが一番でしょう。間違っても質店やリサイクルショップへ持っていってはいけません。
またアンティーク時計を並べているショップにしても、パーツが手に入らないことからモバードをオーバーホールするには大変な手間と金額がかかります。
ですから上記の物以外なら「アクヴァティック」、「カレンドマチック」など名品と呼ばれるものはありますが、多大な期待は禁物です。
値段が付くモバードとは
相場が付くのか付かないのかを見分ける方法として、まずはメンズかレディースかを判別。レディースの場合は期待薄です。
次にムーブが機械式かクオーツかをチェックします。リューズを回してみて、ゼンマイを巻き上げる手ごたえがあれば、機械式なので、まだ中古相場がある可能性があります。
しかしクオーツならば、ケースがステンレスの場合は、ほぼゼロ。貴金属の場合ならば素材分の価格程度の値段しか見込めません。
これは著名な「ミュージアムウォッチ」でも同様、特にメーカーを問わずドレスウォッチ系の人気がありませんから残念な結果となってしまいます。
ケースは貴金属ではないですか?
時計の裏ブタの刻印を確認しましょう。「18K」と入っていれば高価買取の期待が募りますが、刻印は裏ブタの内面に入っていたりするケースも多いものです。
尋常ではないくらい金色に輝いている場合やおじいちゃんが「キンムク」と呼んでいた場合などは、一度ショップで見てもらった方が良いでしょう。
大切に扱うことが条件です
最近のモバードは価格も手ごろで、コストパフォーマンスに優れた時計を生産しています。これらを高く売るためには、日ごろの手入れが大切です。
着用した後に布で汚れをふき取ってやる程度のメンテナンスはしてほしいところです。
特にクオーツの場合は止まったままにしないこと。電池が液漏れを起こしムーブが破壊される可能性が高くなるからです。
高く買って大切にしていたものは、また高く買取ってもらえるもの、これはモバードでも何でも同じです。
モバードを売るのにオススメの買取店
銀蔵
特徴
- 自社で時計のメンテナンスができる
- 多岐に渡るブランド時計を買取
- まとめ売りに便利な宅配・出張買取に対応
買取店紹介
銀蔵は、モバードをはじめブランドを専門に扱っている買取店です。
同店は、自社で時計の修理やメンテナンスができる時計工房を構え、時計に精通しています。有名ブランドから知る人ぞ知るブランドまで、多岐にわたるブランド時計の買取に対応。
ブランドを専門に扱っているので、モバードの時計とあわせてブランドバッグや財布などをまとめて売るのに便利です。
東京と大阪にある店舗での店頭買取のほか、まとめて売るのに便利な宅配買取や出張買取も受け付けています。全国どこでも自宅にいながら申し込めて、空いている時間で売却可能。
どの買取方法を選んでも各種手数料はかかりません。自分に合った買取方法を選べば、快適に買取が進められるでしょう。
メールやLINEによる事前査定で、売りたいモバードがいくらで売れるのか相談できます。状態が気になる時計もまずは問い合わせてみては？
口コミ
電話査定にて納得のできる金額でしたので、宅配買取をお願いしました。
やり取りをメールにて行えたので、仕事で忙しい私には助かりました。
また一部買取、希望金額に合わない物を返送してもらいましたが、梱包を始め対応も丁寧に行って頂きました。
また機会があれば利用したいと思います。
出典：ウリドキ
お問い合わせ
店舗情報
| 店舗名 | 銀蔵 |
| 電話番号 | 0120-782-078（電話受付時間：10時～19時) |
| 各種手数料 | 送料：無料、返送料：無料、査定料：無料 振込手数料：なし |
| 梱包キット | あり |
| 振込期間 | 24時間以内 |
| 古物商許可番号 | 東京都公安委員会許可 / 第305580506076号 |
| 査定士 | – |
| 本社所在地 | 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-46-5 KM新宿ビル5F |
| 会社名 | 銀蔵 |
| 店舗ページ | 公式サイト |
| その他特徴・条件 | – |
注意点など
スイスの名門と呼ばれていたにもかかわらず、残念な現状になってしまった数多いブランドの一つです。
しかし名門と呼ばれていた時代に生産された、マニア好きがする名品はいくつかありますし、高級時計らしくケースやベルトが貴金属という場合もよくあります。そのためにも手近なリサイクルショップでの査定を避けて、モバードの価値を判別できるショップを頼るべきです。
Webで「アンティーク・時計・販売」と検索して、買取も手掛けているショップを見つけるのがよいでしょう。思うように価格が付かなくても、そんなショップならばモバードを再生してくれる可能性もあります。
買取を依頼する、修理をして大切にする、両方ともアンティーク・ウォッチの楽しみです。
これを機会に時計の泥沼にはまってしまうかもしれませんね。
