アノーニモとは?
出典:アノーニモ
イタリアの有名腕時計ブランドといえば、オフィチーネ パネライやガガ ミラノ、グッチやブルガリといったラグジュアリーブランドなどがありますが、ここ数年注目が集まっているのが、このアノーニモ。ブランド名は、イタリア語で”無名の”を意味し、「製品はブランドより先行していなければならない」という思いが込められているとのこと。
当時のイタリアの海軍幹部であり、エンジニアであったディノ・ゼイが、1997年にイタリアのフィレンツェで創業。シンプルなミリタリールックのデザインが人気を呼び、特に6時位置または12時位置に設置された”クラウンガード”が、同ブランドのアイコンとして定着しました。
2013年に、個人投資家により買収され、本社をイタリアからスイスのジュネーブに移りましたが、フィレンツェで培われたデザインと伝統的なスイスの製造方法はいまも受け継がれ、現在にも世界中に愛好家がいます。そんな同ブランドの時計を買取に出す際のポイントやおすすめの買取店をご紹介します。
アノーニモの買取相場の動向
同ブランドは、ロレックスやオメガと比べると知名度はあまり高くないとはいえ、世界中にコレクターが増えてきたり、国内の時計専門雑誌に掲載されたりなど、徐々にユーザーへのアプローチの機会が増えています。
製品の平均額は、定番の「ミリターレ クラシック」は30〜40万円、リミテッドエディションは50万円前後、ラバーベルトの「ナウティーロ」は20万円代。安くはありませんが、スイスの熟練職人によって1点1点丁寧に製作されることから、頷ける価格帯です。
中古市場における買取の相場は、定価の1割程度とされていますが、状態が美品でかつ付属品が完備していれば、同ブランドであれば定価の3〜4割まで引き上げられる可能性があります。つまり、中古市場でも価値が上がっているようです。
アノーニモの代表的なモデル
さて、そんな人気上昇中のアノーニモの代表モデルをご紹介します。
ミリターレ クラシック
同ブランドの定番シリーズ。3時位置にスモールセコンド・9時位置にミニッツカウンターを搭載した「オートマティック」と、それにプラスしてクロノグラフを搭載した「クロノ」の2種類を展開し、さらにそれぞれの時計の中に、ケースがステンレススティールとブロンズの2種類を展開しています。
インデックスには、暗いところでも文字盤が見える”トリチューム加工”が施されており、ミリタリーウォッチらしい機能がもれなく搭載。レザーベルトの上品な印象も相まって、カジュアルシーンだけでなくビジネスシーンでも使えるテイストです。
ナウティーロ
ケースサイズを45.5mmと厚めに設定し、ミリターレ クラシックよりカジュアルに仕上げたシリーズ。ムーブメントの仕様は変わらず、さらに20気圧防水の機能を搭載して、より頑丈に作られているのが特徴です。
控えめな価格が実現できたのは、スモールセコンドを搭載せず、ラバーベルトの製品を投入したところにあります。シンプルなフェイスに、耐久性のあるベルトに変えることにより、丈夫さを優先する人から支持が集まっています。
アノーニモを買取するおすすめショップ
では、不要になったアノーニモを高く買取してくれるショップをご紹介します。
GINZA RASIN(ギンザ ラシン)
出典:GINZA RASIN
銀座にお店を構えるブランド時計専門リサイクルショップ。JR「新橋駅」銀座口から徒歩約2分の場所にあり、比較的訪問しやすい立地にあります。ロレックスやオメガといった有名ブランドから、ウブロやエドックスといった人気上昇中のブランドまで、過去に65ブランド以上の買取実績があります。
買取方法は、店頭と宅配の2パターンがあり、査定額だけでもすぐに知りたい人向けに、インターネットから申込することができる「スピード無料査定」があります。また期間限定で、買取成立した場合に総額から5%の買取アップキャンペーンを定期的に実施しています。
アノーニモは、過去に3回の買取実績があり、同店のブログにその詳細が載っています。気になる人はぜひ一度見てみてください。
なんぼや
関東と関西を中心に、全国に30店舗以上を展開する総合リサイクルショップ。貴金属や腕時計、ブランド品、ステーショナリー、着物、骨董品など、年間買取実績は35万点以上にもおよび、安定した供給量は業界でも上位に位置します。
各店舗には、プロの買取専門のスタッフ”コンシェルジュ”が在中し、買取に出してきた商品一点一点を丁寧に査定して最適な価格を提示してくれます。買取方法は店頭、宅配、出張の3パターンがあり、利用者の都合にあった方法で買取に出せます。
アノーニモの買取は過去にあり、お店のブログで公開しています。また、メールやLINEでスタッフに気軽に相談もできるので、買取に出したいと考えている人は、一度相談してみると良いでしょう。
アノーニモ時計を高く売るコツ
アノーニモを少しでも高く買取してもらい!そうお考えの人へ、高価買取の可能性を上げる方法をいくつかご紹介します。
付属品を揃える
本体だけで買取に出すと、ロレックスやオメガといったナショナルブランドを除くほとんどの商品は、買取価格が低めになる傾向にあります。外箱やタグ、ギャランティーカード、保障証、購入したお店のレシートなど、買った際についている付属品を保管しておきましょう。
きれいな状態にする
汚れやキズがあると、減額される可能性があります。軽い汚れは事前におとしたり、電池が切れた場合は交換したりなど、こちらで出来る整備ややっておきましょう。オーバーホールができればさらに好印象です。
複数のお店で査定してみる
お店によって、買取強化しているブランドや専門性の高いお店など、さまざまな買取店が全国にはあります。よって、1店舗だけに決めて買取に出すのではなく、複数のお店に査定し、一番高く買取してもらえそうなところに出しましょう。また、お店によっては他店の査定価格を伝えれば、多少買取価格が上がるかもしれません。
まとめ
アノーニモは、徐々に知名度が上がってはいるものの、利用している人の数は多くはありません。人によっては、そのようなニッチなブランドに魅力を感じる人もいることでしょう。そういった意味で、将来性のあるブランドだと言えます。
もし不要になった同ブランドの腕時計があれば、付属品を確認し、きれいな状態に整備してから、お店に買取に出すようにしましょう。