- 腕時計の日付変更禁止時間帯について知りたい
- 腕時計を日付変更禁止時間帯に操作したときの対応を知りたい
- 日付変更禁止時間帯がない腕時計を知りたい
本記事では、腕時計の日付変更禁止時間帯について解説します。腕時計に日付変更禁止時間帯があることを知らない方は案外多いのではないでしょうか。
日付変更禁止時間帯に、腕時計の日付を操作してしまうと、故障につながる恐れがあります。
日付変更禁止時間帯に操作してしまったときの対応や、日付変更禁止時間帯がない腕時計についても紹介するので、持っている腕時計に日付表示機能がある方は最後までチェックしてくださいね。
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腕時計の日付変更禁止時間帯とは?
腕時計には、日付変更禁止時間帯という、手動で日付を変更してはいけない時間帯があるため注意が必要です。
日付表示機能がある腕時計には、1~31までの日付が印字されている、「日付ディスク」と呼ばれるプレートが搭載されています。日付ディスク内周には等間隔に突起があり、突起に「日送り車」という歯車のツメが噛み合うと、日付変更が行われる仕組みです。
日数が31日に満たない月には、リューズを引いて「早送り車」と呼ばれる歯車を動かし、手動で日付を変更しなければなりません。
しかし、日付変更の操作をしてしまうと、腕時計が故障する可能性が高いタイミングがあるため、日付変更禁止時間帯が設けられています。
腕時計の日付変更禁止時間帯はいつ?
腕時計の日付を操作してはいけない時間帯は、メーカーやモデルによってまちまちです。
しかし、ほとんどの腕時計の日付変更禁止時間帯は、20~4時までの8時間と決められています。理由は、日付ディスクに日送り車が近づいていたり、噛み合っていたりする最中だからです。
20〜4時の間に腕時計の日付操作をすることは避けましょう。
禁止時間帯に日付を変更するとどうなる?
日付変更禁止時間帯である20~4時にかけては、日付ディスクと日送り車のツメが近づいています。
そのため、日付変更禁止時間帯の操作は、日付ディスクの突起や、日送り車・早送り車のツメに大きな負担がかかり、ツメが折れるなどの故障につながる可能性が高いです。
腕時計によっては、一度の日付変更禁止時間帯中の操作だけで動かなくなってしまう可能性があるので、注意してください。
禁止時間帯に腕時計の日付を変更する方法
禁止時間帯にどうしても日付を変更したい場合もあるでしょう。日付変更禁止時間帯は実際の時間ではなく時計が示す時間のことなので、日付を変更したい場合は、はじめに針を操作禁止時間帯以外の時間に合わせておけば問題ありません。
操作手順は以下のとおりです。
- 針を5~7時に合わせる(午前・午後関係なく日付を変更できる時間)
- リューズを引いて日付を変更する
- リューズを戻し、針を現在の時間に合わせる
針を動かすことは少し手間ですが、腕時計の故障を防ぐために忘れないようにしましょう。
腕時計の日付変更禁止時間帯に関するQ&A
カレンダー機能がついている腕時計では、時計の針が20~4時を指している間は日付の操作が禁止されています。ここでは、日付変更禁止時間帯に関してよくある質問を紹介するので、チェックしてみてください。
禁止時間帯に日付を変更したらどうすればよい?
日付変更禁止時間帯に日付を変更してしまった場合は、数日様子をみてみましょう。
- 日付が変わる途中で止まっている
- リューズがスムーズにまわらない
上記の症状がみられる場合は、腕時計が壊れている可能性があるため、メーカーのサービスセンターなどで修理する必要があります。
腕時計のパーツは細かく精密です。ほかの部位に故障が広がらないよう、早めに修理に出しましょう。
日付変更禁止時間帯がない腕時計はある?
カレンダー機能を搭載している腕時計の多くは、日付変更禁止時間帯が設定されていますが、なかには日付変更禁止時間帯をなくした腕時計も発売されています。
ここでは、日付変更禁止時間帯がないモデルを紹介するので、参考にしてください。
ロレックス デイトジャスト Cal.3235搭載モデル
世界中で人気の高級腕時計ブランドロレックスの「デイトジャスト41」は、新型ムーブメントCal.3235が搭載されており、日付変更禁止時間帯がありません。
デイトジャスト41の魅力は、カジュアル・フォーマルといった多彩なシーンで使用できるシンプルさと、デザインのバリエーションの豊富さです。さまざまなデザインから、好みの装飾やブレスレット、文字盤のカラーなどを選べます。
ロレックス デイトジャスト Cal.2236搭載モデル
Cal.2236を搭載したロレックスの「レディ デイトジャスト」も、日付変更禁止時間帯がありません。レディースモデルのため、エレガントでシンプルなデザインが特徴です。
55時間のロングパワーリザーブを備えており、時計の精度や品質を証明するスイス公認クロノメーター協会(COSC)の認定を受けています。サイズは小さいですが、機能性はメンズモデルに劣りません。
ブライトリング Cal.B01搭載モデル
すべてのモデルにクロノメーターを搭載していることで人気のブランド、ブライトリングから発売されている「クロノマット B01 42」。腕時計に使用されているムーブメントCal.B01は、日付変更禁止時間帯がなく、いつでも日付を変更できます。
クロノマット B01 42はダイバーズウォッチで、時間を計測しやすいところが特徴です。スポーツをするときに活躍するでしょう。
パネライ Cal.P.9010搭載モデル
パネライが自社で製造したキャリバーP.9010を搭載している「ルミノール マリーナ(PAM01312)」は、時針が1時間ずつ前後にジャンプして日付を変更するため、日付変更禁止時間帯がありません。
ルミノール マリーナが人気である理由のひとつは、文字盤のデザインがシンプルなことです。ストラップや文字盤のカラーの種類が豊富で、自分の好きなデザインを選べます。
ロレックス GMTマスターⅡ・エクスプローラーⅡ
ロレックスのGMTマスターⅡ・エクスプローラーⅡは、ともに短針が単独で動きます。ほかの時計とは仕組みが異なり、日付を調整する際は短針を24時間分回転させるので、日付変更禁止時間帯がありません。
ムーブメントには、日付が瞬時に変わる機能や、第2タイムゾーン時刻表示機能が搭載されています。また、通常の針に加えて24時間針がついており、昼夜を区別可能です。
禁止時間帯の日付変更以外に腕時計が故障する要因
腕時計は精密機器であるため、日付変更禁止時間帯の操作以外でも故障する要因はたくさんあります。以下に、腕時計の故障の要因と、その理由・対策をまとめました。
要因 | 理由 | 対策 |
---|---|---|
腕時計をつけたままシャワーをあびる | 防水時計でも、お湯の温度が高いと機能が低下する | 水場では腕時計を外す |
磁気が発生する機器の近くに放置する | 磁気帯びによって時計の精度が狂う |
|
強い衝撃をあたえる | 歯車の破損につながる | 運動時は腕時計を外す |
| ムーブメントに大きな負担がかかる | 腕時計を丁寧かつ適切に扱う |
壊れた腕時計は、修理に出したからといって直るとは限りません。大切な腕時計が壊れないよう、扱いに気をつけましょう。
腕時計の日付変更禁止時間帯に気をつけよう
カレンダー機能を搭載している腕時計のほとんどは、日付変更禁止時間帯があります。日付変更禁止時間帯に操作すると、腕時計が故障してしまうかもしれません。日付を変更したい場合は、針の位置をあらかじめ変えてから操作しましょう。
日付変更禁止時間帯がない腕時計も発売されているので、操作禁止時間帯を気にすることがわずらわしい方は、本記事で紹介したモデルをチェックしてみてくださいね。
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