- シリアルナンバーとリファレンスナンバーの違いを知りたい
- 腕時計のナンバーが持つ意味を知りたい
- ロレックスのナンバーの見つけ方を知りたい
腕時計のシリアルナンバーとリファレンスナンバーの違いについてまとめました。それぞれ刻印の場所や表現している内容は異なりますが、時計の価値を判別するために重要なナンバーです。
本記事では、シリアルナンバーとリファレンスナンバーの意味や見つけ方はもちろん、ロレックスをピックアップしてナンバーについて詳しく解説します。腕時計の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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シリアルナンバーとリファレンスナンバーの違い
![ロレックスの時計](https://uridoki.net/topics/wp-content/uploads/image3-405.png)
シリアルナンバーは、腕時計一つひとつに付けられた固有の番号です。ひとつの腕時計に対してひとつのシリアルナンバーが付くため、同じ番号は存在しません。
シリアルナンバーと混同しやすい言葉として、リファレンスナンバーがあります。リファレンスナンバーとは、腕時計のモデルごとに割り当てられた番号のことです。「レフ」とも呼ばれ、型番と同じ意味で使われています。
腕時計のシリアルナンバーとは
腕時計のシリアルナンバーとリファレンスナンバーは、異なる意味を持っています。それぞれのナンバーにどのような意味があるのか、気になるところですよね。
ここでは、シリアルナンバーの意味や見つけ方、把握するメリットについて解説します。
意味
シリアルナンバー(Serial Number)とは、一つひとつの腕時計に割り振られた固有・独自の番号のことです。
たとえ同じブランド・メーカーやモデルの腕時計であっても、まったく同じシリアルナンバーが割り振られることはなく、腕時計ごとに異なる番号を有しています。
見つけ方
シリアルナンバーは、メーカーや年代、モデルなどによって異なる場所につけられています。
一般的に、腕時計のシリアルナンバーが記されている場所は、以下のとおりです。
- ケースサイド
- インナーサークル
- ギャランティカード
持っている腕時計のシリアルナンバーを知りたい方は、確認してみてください。
把握するメリット
シリアルナンバーを把握するメリットは、盗難・紛失時に役立つことと、おおよその製造年数を把握できる場合があることです。
シリアルナンバーは、一つひとつの腕時計で異なるため、盗まれたりなくしたりした際に見つけ出すヒントになる可能性があります。
また、製造年数は、時計の価値に与える影響が大きいです。たとえば、ロレックスにおいて、シリアルナンバーが廃盤モデルの最終ナンバーだった場合は高額取引されます。
腕時計のリファレンスナンバーとは
腕時計のシリアルナンバーが個別の番号である一方で、似た番号であるリファレンスナンバーは、どのような意味があるのでしょうか。
ここでは、リファレンスナンバーの意味や見つけ方などを解説します。
意味
腕時計のリファレンスナンバーは、モデルごとに割り振られている番号です。同じモデルの腕時計であれば、同一の番号が割り振られています。
リファレンスナンバーは、ブランド・メーカーの成長とともに、展開するモデル数が増えたことから、割り振られるようになりました。
ブランドごとに法則があることが特徴であり、新しいモデルほど桁数が増加する傾向があります。
見つけ方
腕時計のリファレンスナンバーは、メーカーやモデル、発売年などにより記載・刻印されている場所が異なります。一般的には、以下のような場所に見られることが多いです。
- ギャランティカード
- ケースサイド
- 裏蓋の表側・内側
腕時計を持っている方は確かめてみましょう。
ロレックスの腕時計を例に挙げると、ブレスレットを外したケースの12時の位置に刻印されています。
把握するメリット
リファレンスナンバーの把握は、以下のメリットにつながります。
- 腕時計の情報を調べやすい
- 偽物を見破れる
欲しいモデルの型番であるリファレンスナンバーが分かれば、商品検索効率が一気に高まるでしょう。店舗での問い合わせでも、リファレンスナンバーを伝えることで素早く欲しいモデルにたどりつけます。
また、偽物の腕時計はリファレンスナンバーが異なっていたり、刻印・記載がなかったりする可能性が高いです。偽物を見極めるためにも、リファレンスナンバーを把握しておくと良いでしょう。
ロレックス|シリアルナンバーとリファレンスナンバー
![ロレックスの時計](https://uridoki.net/topics/wp-content/uploads/image2-606.png)
腕時計ブランドの代表格である「ロレックス」の、シリアルナンバーやリファレンスナンバーには、どのような特徴があるのか気になるところですよね。ここでは、ロレックスのシリアルナンバーとリファレンスナンバーについて解説します。
ナンバーの見つけ方
ロレックスのナンバーは、保証書や、腕時計本体のブレスレットを外すと見える場所に記載されています。
ブレスレットがついたままでは確認できず、バネ棒はずしという専用器具で外すことが必要です。リファレンスナンバーは、本体からブレスレットを外した12時の位置、シリアルナンバーは、6時の位置にあります。
2010年以降のモデルであれば、シリアルナンバーが文字盤見返り部分に刻印されているため、ブレスレットを外さなくても確認可能です。
シリアルナンバーの法則
ロレックスのシリアルナンバーは、「アルファベットひとつ+6桁の数字」と、「数字のみ」の2パターンがほとんどです。
シリアルナンバー | 製造年数 |
---|---|
6桁以下の数字 | 〜1964年半ば |
7桁の数字 | 1964年半ば〜 |
アルファベット+数字 | 1987年後半〜2010年 |
ランダムの8桁 | 2010年途中〜 |
2010年の途中からシリアルナンバーの法則が撤廃され、ランダムのシリアルナンバーが刻印されています。
シリアルナンバー・保証書以外で製造年を調べる方法
2010年以前に製造されたロレックスの腕時計であれば、クラスプコードでもおおよその製造年を確認できます。クラスプコードとは、ブレスレットに刻印されたブランドロゴの右側にある英数字のことで、製造年数を表していることが特徴です。
ただし、腕時計のブレスレットを交換するとクラスプコードも変わるため、本体の製造年数と一致しないことに注意しましょう。
最終シリアルナンバーの価値
ロレックスは、高価買取が期待できる腕時計ブランドのひとつです。なかでも、ロレックスの廃盤モデルの最終シリアルナンバーは、高額取引につながるケースが多くあります。
特に、新型モデルの発売がアナウンスされると旧モデルの金額が上昇しやすいので、ロレックスの時計を持っている方は、動向をチェックしておくと良いでしょう。
リファレンスナンバーの法則
ロレックスの有名モデルである「デイトナ 8Pバケットダイヤ/3Pダイヤ」を例にします。リファレンスナンバーは「116506A」であり、分解することでモデルの詳細情報を把握可能です。
冒頭の「1165」は「コスモグラフ デイトナ」、次の「0」はベゼルの形状を示しています。「6」は、ケースやブレスレットの使用素材を示している番号です。最後のアルファベットは、特別な装飾が施されている場合に記されています。
シリアルナンバーとリファレンスナンバーは違いがある
腕時計のシリアルナンバーとリファレンスナンバーはそれぞれの役割があり、示している内容は別物です。両方のナンバーを製造年数やモデルなどと照らし合わせることで、腕時計を探しやすくなるうえに、偽物を購入するリスクをある程度軽減できるでしょう。
また、ロレックスの腕時計は、シリアルナンバーで分かる製造年数や、リファレンスナンバーで分かるモデルなどによって価値が異なります。本記事を参考に、各ナンバーをチェックしてみてはいかがでしょうか。
本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:ロレックス