ユニバーサルジェネーブとは？
「ユニバーサルジュネーブ（Universal Geneve）」とは、1894年に設立した「時計の仕立て屋」という愛称でも親しまれるスイスの時計メーカーです。
特許を取得したパイロット用の時刻メモ用として考案された文字盤「メメントダイヤル」や、1975年当時、世界最薄のクォーツキャリバー「キャリバー74」を開発するなど、数々の実績を残していることも人気の裏付けにあります。
現在ではアンティークとしてもユーザーを楽しませる「ユニバーサルジュネーブの腕時計」。
買取相場の動向、人気モデル、高く買取ってもらうためのコツや注意点など、気になる『ユニバーサルジュネーブの腕時計』の中古買取事情についてまとめてみました。
ユニバーサルジェネーブ時計の買取相場の動向は？
歴史あるからこその確立された相場とは？
ユニバーサルジュネーブの腕時計が人気が高い理由は、本体が薄い、本体の軽さ、精度が良い、機械のビジュアルが美しい、独自の自動巻き機構などの他、とくにクロノグラフに優等なものが多いのも特徴です。
アメリカ海軍にも公式起用された「ポールルーター・サブ」は、水深200mの水圧にも耐えることができるスキンダイバー用の腕時計です。世界初の防水時計で有名なのが、ロレックスの「サブマリーナ」ですが、それに匹敵するほどの防水時計として認められる技術をもつ会社なのです。そんなユニバーサルジュネーブの買取相場の特徴はどんなものでしょうか？
買取相場での特徴は？
スイスのメーカーの中でも一線を行く老舗メーカーと比較すれば、知名度もやや落ちるブランドとも言えますが、そういう位置にあるブランドこそ買取業界では価値あるものとされる傾向にあります。アンティークなモデルなど、マニアのニーズに便乗して高価格での査定が見込めると言えるでしょう。
ユニバーサルジュネーブ腕時計の人気モデルは？
オケアノス・ムーンタイマー
「オケアノス」シリーズと言えば、波の波紋をモチーフにした縞模様に、文字板に搭載された、デイデイト・ムーンフェイズ機構が特徴のモデルです。これはユニバーサルジュネーブで作られる機械式時計すべてに起用されているものです。
古代ギリシア文明にさかのぼりますが、海の果てには宇宙を取り囲む「ウラノス（Ouranos）=空」と「(ヘラ（Hela)=地球」から誕生したと言われる広大な河に、「オケアノス（Okeanos）」の水が地下を流れ、地上に湧き出ると考えられていました。そのモチーフがオケアノスの起源と言われています。
マイクローター・カブリオレ
カブリオレの８０周年として発表されたモデル「マイクローター・カブリオレ」です。
ユニークと言われる特徴は、マイクロローターを搭載し、１２時側のベアリングでケースを反転させてしまう点です。ユニバーサル・ジュネーブならではと言っていい個性的なタイムピースです｡シースルーになっている部分ケースから、マイクロローターや脱進機構を見ることができます｡
コンパックスシリーズ
コンパックス（Compax ）は、ユニバーサル・ジュネーブが使用しているクロノグラフに基づくブランドです。お目にかかるのも珍しいアイテムです。ユニバーサルで最小のムーブメントとされる「Ｃａｌ.２８９」を搭載しているのが特徴のひとつです｡クロノグラフマニアに人気のあるシリーズです｡
・コンパックス
・エアロ・コンパックス（Aero-Compax ）
・ダト・コンパックス（Dato-Compax）
・メディコ・コンパックス（Medico-Compax ）
・ユニ・コンパックス（Uni-Compax ）
・トリ・コンパックス（Tri-Compax）
コンパックスシリーズには、これらのモデルがあります。
トラベルウォッチ
かなり工夫を凝らしていると評判の「トラベルウォッチ」｡
ケースにも凝っています。ピンクゴールドとホワイトゴールドを交互にした仕様や、プッシュボタンにダイヤモンドが使用されていることでも見事なインパクトです｡まるでパールの貝殻にようなビジュアルに、高級化粧品かと間違えてしまうほどです。ちなみにケースはパリの刻印かつ、フランスのホールマークが入っていることから、フランスで作られているようです。
ユニバーサルジュネ－ブの買取相場は？
では、ユニバーサルジュネ－ブの買取相場はどのくらいでしょうか？何点か例を挙げてみましょう。数社に査定をかけた結果の平均価格をご紹介します。
・トリコンパックス初期型デイデイトムーンフェイズアンティーク14Ｋ無垢時計
【平均買取相場】162,000円
・クロノグラフコンパックス885103/01
【平均買取相場】147,000円
・アンティークスケルトン時計
【平均買取相場】38,000円
（※2016/05/23時点）
ユニバーサルジェネーブ時計を高く売るコツとは？
キレイな状態で高価格査定？
腕時計を買取に出す場合、キレイな状態のものが査定価格に大きく影響します。小さなキズやよごれなどでも高価なものなら数万円の査定額が変わってきてしまいます。キズの修正は無理にしても、ブレスレットや本体裏面にたまった垢などくらいは丁寧に磨いておくことをおすすめします。
付属品が高価格の決め手になる？
高級な腕時計は本体だけでも高価格の査定に期待ができますが、外箱や保証書などの付属品を一緒に持参すると査定額が大きく変わってくる場合があります。購入した際に付属していたものは必ず保存しておきましょう。
アンティーク専門店に依頼すると高価査定？
ユニバーサルジュネーブのようにアンティークの質を持つアイテムは、希少価値がある反面、正当な査定をしてくれる業者が限られてきます。そこで、依頼する買取専門店の中でもアンティークものを扱っていることをメイン出ししているショップに査定依頼をするのが賢明です。
もちろん、普通のショップの査定の最低額は安いと決めつけても良いということではなく、あくまでも傾向なので、できるだけ多くの中古ショップに査定を出すことは念頭にいれておいてくださいね。
買取で気を付けたい注意点は？
身分証の提示が不可欠？
街を見渡すとここのところ買取専門店の看板も増えてきました。そんな中、買取してもらう際に「身分証明書」が絶対に不可欠ということが意外と知られていないようです。
中古商品を扱う買取ショップは、古物営業法という警察や公安委員会の元で営業が許可されています。中古と言えば、ユニバーサルジュネーブもそうですがブランド品が市場を賑わせています。ブランド品と言えば偽物！盗難品の売買を阻止するために、売り手の住所、氏名、職業及び年齢を確認することが義務付けられています。
怪しいお店の注意点とは？
よく都心部などで見かけますが、ビルの上階にテナントが入っているお店ってありますよね。なんとなく怪しい気がするのは仕方がありません。とくにユニバーサルジュネーブの腕時計のようなアンティークなものを扱うお店に多く見られます。
でも実際に調べてみたら優良店ってこともよくあります。もし、入りにくいんだけど気になっているお店ならば、宅配買取がおすすめ！自宅ですべてやり取りができますので、店に出向かうストレスもありませんよ。
ユニバーサルジュネーブの腕時計の買取のまとめ
『ユニバーサルジュネーブの腕時計』の中古買取についてまとめてみましたがいかがでしたか？
世界にロレックスにも負けじと劣らずの熱狂的なファンを多く持つ「ユニバーサルジュネーブ」。見事なスペックやデザインもさることながら、金儲け主義でなく、良心的かつ地道な努力を惜しまない社風も、人気の理由のひとつでしょう。マニアユーザーの多い性質を持つユニバーサルジュネーブは、買取業界の価格相場でも注目されるアイテムであることは言うまでもありません。
もしあなたが腕時計の中古買取を試みているようでしたら、「ウリドキ（URIDOKI）「腕時計カテゴリー」で商品検索」で、まとめて価格相場を検索するのもおすすめですよ。
