ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホール|費用や特徴は

  • 2024年10月30日
この記事で解決できるお悩み
  • ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールの方法を知りたい
  • 正規サービスセンターと時計修理店の違いを知りたい
  • オーバーホールを依頼するならどこの時計修理店がよいか知りたい

本記事ではヴァシュロンコンスタンタンのおすすめのオーバーホール依頼先を紹介します。依頼先は主に、正規サービスセンターと時計修理店のふたつです。正規サービスセンターと時計修理店にはそれぞれ異なるメリットやデメリットがあります。

自分に合ったオーバーホール依頼先を選べるように、それぞれの特徴や時計修理店のなかでのおすすめの店舗を紹介するので、ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールで悩んでいる方はこの記事を参考にしてください。

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ヴァシュロンコンスタンタンの特徴

ヴァシュロンコンスタンタンの画像

ヴァシュロンコンスタンタンは1755年に創業された世界最古の自社一貫製造する時計メーカーです。その伝統と卓越した時計製造技術は優秀な職人たちにより世代を超えて受け継がれてきており、作品を唯一無二のものに仕上げています。

世界三大時計ブランドのひとつであり、技術力を証明する規格である「ジュネーブ・シール」の基準もクリア。

ヴァシュロンコンスタンタンの特徴として、カトリック修道会のマルタ騎士団が掲げていた「マルタ十字」が描かれています。すばらしい技術力から芸術品ともいわれる時計は、世界中のファンから愛されてきました。

ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホール依頼先

精巧な時計であるヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールは、信頼のおける修理店に頼みたいですよね。選択肢として、正規サービスセンターと時計修理店の2か所があげられるので、それぞれの特徴を紹介します。

正規サービスセンター

正規サービスセンターは王道の修理先ですね。ヴァシュロンコンスタンタンの時計職人の手で検査してもらえて、クリーニングや修理を必要に応じて受けられます。

時計の価値や信頼性を保てるのが正規サービスセンターでのオーバーホールです。そして嬉しいことに、作業後は2年間の保証サービスがついてきます。

デメリットとしては、修理の金額が高いことと、時計の種類によってはスイスに送る必要があるため納期が長い点です。

時計修理店

時計修理店でもヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールを行ってもらえます。時計修理店はいくつかありますが、正規サービスセンターよりも安価かつ短期間で実施してくれる店がほとんどです。

デメリットは、店舗によって仕上がりの基準が異なっており、在籍する時計修理士の能力も違うので、技術力に不安が残る点でしょう。正規サービスセンターではない時計修理店をオーバーホール依頼先として選択する場合は、よい業者を選ばないといけません。

正規サービスセンターでのオーバーホール

まずは、ヴァシュロンコンスタンタン正規サービスセンターでのオーバーホールについて、詳しく紹介しましょう。オーバーホールの選べるメニュー2種類、要する時間、依頼方法、費用目安についてそれぞれ説明します。

2種類のオーバーホールメニュー

ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールはコンプリートサービスと呼ばれています。そのなかの修復サービスには、機能のみの修復サービスとプレミアム修復サービスの2種類があるのです。

機能のみの修復サービスは、長年培った技術を有した熟練の時計修理士が長期間の使用で発生した時計の味や魅力を守りながら、必要な修理をしてくれます。

プレミアム修復サービスは、ひとりひとりに合った修理を行い、ヴィンテージウォッチを可能な範囲でオリジナルに近い状態に直してくれるサービスです。

オーバーホールに要する時間

機能のみの修復サービスとプレミアム修復サービスのどちらも、芸術的なヴァシュロンコンスタンタンの時計の価値を維持するため、難易度の高い作業をしなければなりません。

要する時間は時計の種類や作業内容によって異なりますが、公式サイトでは3~6か月程度かかると掲載されています。

また修復を必要としないコンプリートサービスのみの場合でも、複雑な作業が必要なのは同様であり、費用の見積書に承諾してから4~6週間ほど必要です。

見積もり自体は日本で実施できるものならば3日以内ですが、ジュネーブで行わなければいけないヴィンテージウォッチもあるため、サービスセンターによって期間が異なります。

正規サービスセンターへの依頼方法

正規サービスセンターへ依頼するには、ヴァシュロンコンスタンタンのブティックか正規取扱店に持ち込みましょう。そうすると、最寄りのサービスセンターでのオーバーホールを手配してもらえます。

また、認定修理担当者がいる場合は、ブティックで修理の受け付けが可能です。依頼するには実物を精査し見積もりをとってもらわなければ、値段や修理期間が明確に分からないため、正規サービスセンターでのオーバーホールを検討している方は一度持ち込んでみましょう。

オーバーホールにかかる費用目安

正規サービスセンターのオーバーホールにかかる費用は、見積もり制をとっており公式サイトには記載されていません。84,000円〜と言われておりますが、時計の種類や状態、必要なサービスによって大きく金額が変わります。

ヴァシュロンコンスタンタンは今まで販売してきたすべてのモデルの永久修理に対応しており、幅広い修理が可能です。利用者の望むメンテナンスを完璧に実施するために、実物を見てから料金を確定する方法を取っています。

時計修理店の費用相場

ここからは、正規サービスセンター以外の時計修理店でのオーバーホール費用相場を紹介します。以下の表を参照すると、一番安いクォーツや手巻でも44,000円が相場であり、正規サービスセンターよりも安価であることがわかりますね。

ムーブメント仕様費用
クォーツ44,000円
手巻44,000円
自動巻45,000円
自動巻(パワーリザーブ/GMT等)49,000円
自動巻(ビッグデイト/デイデイト)52,000円
自動巻(デュアルタイム)56,000円
クロノグラフ75,000円
アニュアルカレンダー73,000円
パーペチュアルカレンダー要見積もり
コンプリケーション要見積もり

おすすめの時計修理店

正規サービスセンター以外で頼むと、価格は下げられますが技術面が心配ですね。大事なヴァシュロンコンスタンタンの時計をしっかり整備してもらうためには、店舗選びが重要です。ここからはおすすめの時計修理店を紹介します。

五十君商店

★★★★☆4.7
五十君商店
口コミの評価が高かった貴店を訪ねましたが受付から評判通り気持ちの良い対応で安心してオーバーホールをお願いし、本日出来上がった時計を確認。仕上がりのキレイさにまず感動。かかる費用も予想より低価格であったことにとても驚きました。妻と出会った時からの思い出の品でしたので直るかどうかのドキドキもありましたが、蘇った輝きを見て時を大事にしていきたいと気持ちも生まれました。みなさんのお仕事に感謝します。有難うございました!

だんただんさん

今日、30年前の時計を持ち込み、見積依頼しました。約3週間のことですが見積価格により、修理、オーバーホールを判断してくださいと丁寧にご説明いただきました。良いですね。

y forestさん

特徴

  • 年間10万本以上の修理実績
  • むずかしい修理の相談可能
  • 正規店よりも安い修理価格

店舗紹介

五十君商店は1930年に創業し年間修理実績は10万本以上を誇る時計修理店です。修理実績が多く培ってきた技術があり、複雑で高い技術力を必要とするヴァシュロンコンスタンタンの修理も丁寧に実施してくれます。

ほかの業者がむずかしいと断った時計の修理相談も受け付けてくれており、壊れてしまったヴァシュロンコンスタンタンも修理してくれるかもしれません。オンライン見積もりもあるため利用してみてはいかがでしょうか。

ヴァシュロンコンスタンタンのメンテナンス価格を見てみると、正規サービスセンターよりも安い金額で実施しています。

関東と関西に店舗を構えていますが、往復送料無料の宅配サービスが人気であり、該当地域以外の方も利用できることがうれしいですね。

メンテナンス価格

  • ヴァシュロンコンスタンタン 手巻 型番15084:58,300円
  • ヴァシュロンコンスタンタン 懐中時計:57,200円
  • ヴァシュロンコンスタンタン クロノグラフ:77,000円

店舗情報

店舗名五十君商店
営業時間9:00~17:00(問い合わせ)
定休日土曜日、日曜日(問い合わせ)
店舗展開の地域東京、神奈川、埼玉、大阪
宅配キットの有無あり
出張対応地域
運営会社名株式会社五十君商店
修理士
その他特徴

宝石広場 時計修理センター

★★★★☆4.2
宝石広場 時計修理センター
修理で2度ほどお世話になっております。
修理は郵送でお願いしているのですが、発送翌日にはお電話で丁寧な説明をしていただき、とても安心してお願いできました。

naokiさん

PP二本OHお願いしましたが、安心してお任せ出来ました。また事後フォローもして頂き、また近々にお願い致します。

田中淳也さん

特徴

  • WOSTEP認定修理士在籍
  • 低価格、短期間の修理実績
  • オーバーホール実績多数

店舗紹介

宝石広場時計修理センターは、渋谷に店舗を持つ時計修理店です。国際的に時計の知識と技術があると認められている証であるWOSTEPに認定された修理士が在籍しています。

公式サイトにはヴァシュロンコンスタンタンの実際のオーバーホールの事例も掲載されており、そこには修理士からの時計の状態や修理状況などが分かる細かなコメントも載っているため参考にしやすいのではないでしょうか。

価格は正規サービスセンターよりも安く、作業時間は見積もりにおおよそ3週間、実作業は5週間〜1.5か月で行ってくれるようです。

店舗は渋谷にしかありませんが、渋谷駅から徒歩5分と立地は良好。メールやLINEで相談を行ったあとに無料の宅配キットで送るだけの、宅配修理も受け付けています

メンテナンス価格

  • ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズクロノグラフ:77,000円
  • ヴァシュロンコンスタンタン オーヴァーシーズ:54,000円
  • ヴァシュロンコンスタンタン マルタレディムーンフェイズ:59,000円

店舗情報

店舗名宝石広場 時計修理センター
住所〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町28−3 A2ビル 4F
アクセス「渋谷駅」ハチ公口から徒歩5分
駐車場近隣コインパーキングあり
営業時間11:00~19:30
定休日なし
店舗展開の地域東京都渋谷区
宅配キットの有無あり
出張対応地域
運営会社名株式会社ユーズカンパニー
修理士小島など
その他特徴

ウォッチ・ホスピタル

★★★★☆4.8
ウォッチ・ホスピタル
ネットでの申込で大丈夫だろうか心配し、メールなどしましたが、その都度とても丁寧な返信があり、安心でした。届いた箱も丁寧に梱包されていました。再び時を刻んだ時計を大事にしたいと思います。ありがとうございます。

東京都 女性 50代

かれこれ10年近く利用していますが、毎回事細かく修理内容や見積もりを連絡していただき、素人の私でも何に幾ら費用がかかるのか、とても分かりやすいです。ウォッチホスピタルさんでお世話になれる間は、今後も利用させていただく予定です。

愛知県 男性 30代

特徴

  • 高評価レビュー数国内No.1
  • 1級時計修理技能士が多数在籍
  • すべて無料の宅配修理

店舗紹介

ウォッチ・ホスピタルは2015〜2023年のお客様高評価レビュー数国内No.1を誇る、時計修理専門店です。多くの修理実績があり、高い技術力を持つ1級時計修理技能士が多く在籍しています。

正規サービスセンターよりも安価でありながら、品質は同等であると謳っており、交換が必要な部品があれば、純正パーツを使用してくれるようです。もし純正パーツが使用できない場合は、同品質のジェネリックパーツを使用するか部品を新規作成してくれます。

時計修理に特化しており、運営コストの削減が実現可能です。加えて多くの修理依頼がくるため、正規サービスセンターよりも安い金額でオーバーホールができます。

都内には銀座店、新宿店、神田店、上野店と4店舗構えており、どれも最寄り駅から徒歩5分と好立地です。WEB受付では見積もりや往復送料、キャンセルしたい場合の料金も無料なことが嬉しいですね。

メンテナンス価格

  • ヴァシュロンコンスタンタン クォーツ:44,000円
  • ヴァシュロンコンスタンタン 機械式:88,000円
  • ヴァシュロンコンスタンタン 自動巻:88,000円

店舗情報

店舗名ウォッチ・ホスピタル
営業時間11:00~19:00(問い合わせ)
定休日年中無休(夏期・冬期休暇を除く)
店舗展開の地域東京
宅配キットの有無あり
出張対応地域
運営会社名株式会社ウォッチ・ホスピタル
修理士
その他特徴LINE見積もり

オーバーホールに関するQ&A

最後に、ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールに関するQ&Aを紹介します。オーバーホールを実施したほうがよい状態や、必要な頻度を説明するので、ヴァシュロンコンスタンタンの時計を持っている方は必見です。

オーバーホールが必要な頻度は

ヴァシュロンコンスタンタンは希少かつ貴重な時計であるため、定期的なクリーニングと注油が必要な部品があります。適切な頻度のオーバーホールによって部品の摩耗を最小限にでき、長期使用が可能となるでしょう。

手巻時計や自動巻時計は4~5年ごと、クォーツ時計は6~7年ごと、コンプリケーションモデルの場合は3〜4年ごとにオーバーホールを行うようメーカーでは推奨されています。

メーカー推奨の頻度か、必要に応じてそれ以上の頻度でオーバーホールを行ってもらいましょう。

オーバーホールが必要な状態は

ヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールを実施すべき頻度は上記で紹介しましたが、それ以外にもオーバーホールをしてもらったほうがよい場合があります。

例としては、時計が動かなくなり取扱説明書を見ても直らなかったときや、時計のガラス内部に結露が発生したときです。結露が発生してしまうと時計内部に湿気が侵入し、内部部品が劣化する恐れがあります。

また、時計針の進みが遅くなったり速くなったりした場合は、磁場の影響を受けている可能性があるので確認してもらいましょう。磁場を取り除く作業で時刻をリセットしても直らない場合は、オーバーホールが必要な場合があります。

ヴァシュロンコンスタンタンはなオーバーホールで長期使用を

この記事ではヴァシュロンコンスタンタンのオーバーホールについて説明してきました。正規サービスセンターと時計修理店はそれぞれメリットやデメリットがあると分かってもらえたのではないでしょうか。

正規サービスセンターに頼むときは価格や時間がかかるのを念頭においてください。また、時計修理店に頼むときは、実績等から信頼してもよい店舗なのか十分に検討したうえで頼むようにしましょう。この記事で紹介したおすすめの店舗も参考にしてみてください。

自分に合った場所でオーバーホールをしてもらい、大事なヴァシュロンコンスタンタンの時計を少しでも長く快適に使用しましょう。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:ヴァシュロンコンスタンタン,五十君商店,宝石広場 時計修理センター,ウォッチ・ホスピタル,Google

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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