マッキントッシュのオーディオの買取相場と高価買取のコツ

  • 2020年8月20日
あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

マッキントッシュ(McIntosh)とは?

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出典:McIntosh

マッキントッシュと聞いて思い浮かべる物は人によって様々、古くからのアップルユーザーならMacですし、ファッション好きならバーバリー亡き後の三陽商会、レゲエ好きが思い浮かべるのはピーター・トッシュで、これはちょっと違います。

さて、ここで取り上げるマッキントッシュはオーディオの会社。クラシカルなブランドロゴは一般的になじみは薄いものの、スバル車のオーナーさんなら、ウチの車に付いてるよっていうかもしれません。

そんな知る人はものすごく知っているマッキントッシュは1949年、アメリカで設立されました。青色のバックライトに照らされたアナログパワーメーターは、ブランドのアイコンにしてオーディオマニア垂涎の的、愛好家は「マッキン」と略す傾向にあります。

マッキントッシュオーディオ製品の高く売れるモデル紹介

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出典:audio-heritage.jp

チューブアンプが最高なのです

ジャンルは違いますが、ハードロック系のギターアンプといえばマーシャル、最近はトランジスタやICを用いたコンパクトタイプも販売されていますが、やっぱりマーシャルといえばチューブアンプ、真空管。この事情はマッキントッシュのアンプにおいても同じです。

非真空管モデルも人気ですが……

時代の変化からマッキントッシュでも、真空管を用いていないモデルも多数販売されており、デジタルオーディオにも対応しています。しかし、やはりマッキントッシュといえば真空管なのです。「電気信号を増幅するだけなんだからデバイスぐらいなんでもいいじゃん」そんなことをいうのは無粋なのでしょう。真空管には真空管にしか出せない味がある、のです。

単なるレトロ信仰ではなくて

そんな事情ですから、すでに生産されていないものも含めて「名器」と呼ばれる機種が存在してきます。「テクノロジーは日進月歩、昔のものをありがたがるなんて、どーかしてるぜ!!」こんなことをいうと、オーディオをPCかなにかと勘違いしている輩と見なされます。オーディオは、マッキントッシュの真空管アンプは、もっと、違う何かなのです。

パワーアンプMC275

「MC275」はオーディオを趣味にしている人ならば知らない人はいないという名機。初代が発売されて以来50年がたっていますが、今だに全く古びることがなく愛され続けています。少しずつマイナーチェンジが繰返され、現在は「ヴァージョン6(Ⅵ)」が新品で手に入ります。

定価は86万円、実売は70万円弱。買取価格は発売時期によって差がありますが、20~30万円といったところです。

パワーアンプMC240

MC275と同様にマッキントッシュの代名詞となっている真空管アンプが「MC240」。両者の違いについては、今だにマニアの間で議論が続けられているほど。どちらにしろ素晴らしい音が鳴ることでしょう。

状態によって非常に価格が上下しますが買取の相場で10~20万円といったところ。こちらがマニア向けのショップによって、回路の整備や端子の交換などリファインされると30~60万円という値段で取引されるようになります。

プリアンプC22

オーディオの再生機器が発生させる微弱な電流を入力し、パワーアンプへと橋渡しする役割のある機器がプリアンプ。コンパクトオーディオではプリアンプとパワーアンプは一体化していますが、高級オーディオの世界では分かれているのが普通です。

そんなプリアンプの名機が1962年の発売以来10年間にわたりカタログモデルだった「C22」です。こちらも使用しているのは真空管、分厚い無垢のウッドを用いたパネル類は、そう簡単に劣化するとも思えません。こちらの買取価格は20~30万円程度でしょう。

最近再発が決まり新品も手に入るようになりました。定価は75万円で実売が60万円ぐらいとなっていますが、こちらの中古価格については、推測ですが40万円程度でしょうか。
(※買取価格は2016/04/18時点のものです)

マッキントッシュの査定基準やチェックポイント

基本新しいものほど高く買ってもらえますが、古いものでも先の例のように状態がよければプレミアこそ付かないものの、大幅に減額もしくは買取り不可というケースはないでしょう。

どんなものでもある程度価格が付くという点で考えると、出回っている数こそ圧倒的に違いますが、ロレックスと似ています。時計好きがロレックスから深みにはまっていくように、オーディオマニアはマッキントッシュが戻れない旅の入り口なのかもしれません。

高く売れる時期や売り時

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出典:ガウディオ

数が出回るものではありませんから、需要が供給を大幅に上回る、もしくは逆のケースはありません。ですから常に安定していると考えるべきでしょう。

しかし、レアなモデルが投機の対象になったりは「まだ」していないようですので、今のところ売り時はありません。しかし、最近ころころと親会社が変わり、昔のモデルを懐かしむ声も聞こえますから、昔のモデルが将来的に値段が上がる可能性はありそうです。

高価買取のポイント

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出典:オーディオラボ オガワ

マニア向け、自身でメンテナンスもおこなってしまえるようなショップに買取を依頼することだけです。街のリサイクルショップに持ち込むなんて言語道断、安く買い叩かれるか、何もわからずにとんでもない高い値段が付くかどちらかでしょう。

価値があるものは価値がわかるショップで。最近はネットで検索するだけで、そんなショップは日本全国からヒットしますから便利な時代になりました。

減額ポイントや注意点

年代物のマッキントッシュのオーディオの肝である真空管は、経年劣化が非常に少ないものとされています。ですから通電するのは当たり前です。問題はトラブルがあって真空管が交換されているケース。オリジナルが一番高く評価されますので、この場合は大幅に減額されてしまいます。

一方で回路や端子については経年によって酸化・劣化しますので、この状態についてはシビア。ですからマニアにとって除湿機はマストアイテムとなっています。ですからホコリっぽい環境や長年通電させていなかったなどの理由で劣化したものについてもマイナスされてしまうでしょう。

まとめ

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出典:McIntosh

今回はオーディオマニアから絶大な信頼を得ている、マッキントッシュのアンプについて扱いました。結局、このようなマニア向けの高額商品はオーディオに限らず値崩れはしません。生産台数も少数、ファンも少数という小さな世界で成り立っているものです。ですから、そんな世界を知り尽くしたショップに買取を依頼するしかありません。

昔と違い、今ではネットがあるのです。日本中から、あなたのマッキントッシュを評価してくれるショップを選び売却する。これが唯一の高値で売る方法です。

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