スマホでいつでもどこでも好きな音楽が聞ける時代、イヤホンはもはや必需品ですよね。イヤホンには数多の種類がありますが、質を求めるならやっぱりハイエンドイヤホンです。
ハイエンドイヤホンもエントリーモデルからプロユースまで幅広いラインナップがあり、それぞれ音の再生方法なども違ます。音に満足出来なくなってきたら前のイヤホンを売却してワンランク上のハイエンドイヤホンに買い換えましょう。今回はハイエンドイヤホンに着目して、その買取事情に迫りました。
ハイエンドイヤホンの定義と製品展開
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出典:ソニー公式
明確な定義はない?
ハイエンドイヤホンは色々な定義があります。例えば、音の範囲を「低音周波数は何Hzから、高周波数は何Hz以上」と定義するメーカーカタログがありますが、実はメーカーごとに違います。音のバランスを重視するメーカーもあるので、最近はユーザーの購入意識の動向として、ハイエンド=値段が高いという意味合いが強くなってきています。
メーカーや業界でこの「ハイエンドイヤホンの定義」が明記されていませんが一般ユーザー、購入者の「ハイエンドイヤホン」の意見では1万円以上の物をそう呼んでいます。
最近の傾向は?
最近は音楽のネット配信サービスで定額制の聞き放題がサービスが普及してから出来るだけ良質なサウンドを長時間聞けるように、耳へのフィット感が高いカナル型イヤホンの需要が高まっています。各メーカーもiPhoneに対応したリモコンやマイクを付けてApple製品への動作確認などの情報も説明書に明記しています。それプラス各社デザインにも力を入れています。
若い世代の人達に受け入れてもらうには見た目の良さ特に耳から出ている部分のカッコ良さ、金属部分に重厚感を持たせる素材を用いるなど、音以外の部分やCMにスポーツ系の要素を取り入れた映像を配信して、アクティブな動きにも充分に対応出来る事をアピールしています。耳から外れにくくして、イヤーパッドも個人の耳の形に合わせて変える製品も増えています。素材もシリコン製で汗に強い製品も出てきています。インドアよりもアウトドア、特に健康増進の意識の高まりを反映した商品展開も増えています。
人気のハイエンドイヤホンとスペック
SONY
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出典:ソニー公式
人気のあるハイエンドイヤホンのスペックとしては音の周波数域が広い事が挙げられます。SONYはこの周波数域が広い製品が多いです。SONYのイヤホンは値段も下がらず安定した人気があります。
その中でも特に人気があるのが上位機種、「XBA-300」。3つのドライバーユニットを搭載して、音導管に真鍮(しんちゅう)を採用、音導管の強度を保ち、内径を拡げて中音域の伸びを保つ事を実現しています。音の周波数域は5〜40,000Hzです。このインピーダンスが16Ωです。またコードに細かい溝があるセレーションケーブルを採用して、摩擦を軽減して、使用時の絡みを減らして使い心地をアップさせています。
買取価格〜13,000円
SENNHEISER(センハイザー)
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出典:センハイザー公式
次にSENNHEISER(センハイザー)。ドイツの老舗メーカーで珍しいイヤホン、ヘッドホン専用メーカーで、音に拘る、オーディオファンから支持されてきていました。しかし最近のハイエンドイヤホン人気の高まりを受け一般ユーザーでも購入する方が増えてきました。自然な音質に定評があります。世界初のオープン方式と言う今では当たり前の密閉しない方式のヘッドホンを発表。この方法の採用でそれまでの密閉式ヘッドホンの歪み問題を解決しました。
この技術は現在のハイエンドイヤホンにも引き継がれています。人気なのは「IE80」。フィギュアスケートの羽生結弦選手が愛用していることでも話題になりました。
買取価格〜16,000円
高値が付きやすいハイエンドイヤホンの特徴
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一般的にはイヤホンの再生方法で買取価格が変動します。イヤホンの再生方法には大きく分けて2種類あります。バランスドアーマチュア(BA)方式とダイナミック型に分かれます。
バランスドアーマチュア方式
バランスドアーマチュア方式は音域毎に音を鳴らす「ドライバーユニット」と呼ばれる機構が音域毎に分かれて再生する方法です。この方法の利点は部品を小型する事が出来るのでイヤホンに適しています。また、低音域、中音域、高音域とユニットが分かれるので、音のメリハリが出るのが特徴です。
ダイナミック型
対照的にダイナミック型は全ての音域を一つのドライバーユニットで再生する方法です。より自然に近い音色で音の歪みが発生しないのが特徴です。
バランスドアーマチュア方式が高く売れる
高値買取が付きやすいのはバランスドアーマチュア方式です。各メーカー共に高級モデルや上位機種にはバランスドアーマチュア方式を採用しています。その中で代表的なメーカーがSONYです。ここのハイエンドイヤホンは人気ランキングでもコンスタントに上位に入ります。中古や旧モデルの製品にも根強い人気がありますので、買取価格の相場も新品中古共に高めです。SONY以外であればバランスドアーマチュア方式を採用しているモデルの製品を選べば確実です。音がクリアでメリハリが効いているので音楽のジャンルを問わず良質なサウンドが楽しめます。
例外もあり
但し例外はSENNHEISER(センハイザー)。このメーカーは全てのモデルにダイナミック型を採用していますが、買取価格の相場も高値でオーディオマニアに人気のあるハイエンドイヤホンメーカーです。
まとめ
ハイエンドイヤホンはAppleのiPhoneが人気となって、スマホが普及したのに伴い急速に拡大しました。音楽配信サービスによってイヤホンの音質に拘るユーザーが増えて来たのが起爆剤になりました。売る事を決めたらその自分なりの価格を元に早
く決断する事です。イヤホンは新しいモデルが出た瞬間に旧モデルの新品価格が急激に下がる性質があります。あまりあれこれ迷わず、早めの決断が高値売却の秘訣です。