自転車の処分方法8選|無料回収・防犯登録の抹消についても

  • 2023年5月22日

「自転車が壊れてしまった」「新しい自転車を買いたい」そんなときに困るのが、自転車の処分方法ですよね。自転車の処分方法には、廃棄・回収・売却・譲渡など、さまざまな方法があります。

自分に合った処分方法を選ぶためには、それぞれの方法を比較することが大切です。この記事では、自転車の処分にお困りの方に向けて、さまざまな処分方法を比較・解説していきます。

自転車を処分したい方、新しい自転車の購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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「壊れた自転車」の処分方法4選

壊れた自転車は、以下4つの方法で処分できます。各処分方法の費用やメリット・デメリットについて、比較してみましょう。

処分方法費用メリットデメリット
粗大ごみとして捨てる400~1,200円費用が安い捨てるのに手間がかかる
ゴミ処理場に持ち込む400円
※港区の場合
費用が安い運ぶための手段が必要
買い替え時に無料回収してもらうお店によって異なる
(無料~2,000円)
スムーズに新しい自転車へ乗り換えられる自分で自転車を運ばないといけない
不用品回収業者に依頼するお店によって異なる
(2,000円~)
楽に処分できる費用が高い

ここからは、それぞれの方法について詳しくご紹介していきます

1. 粗大ごみとして捨てる

自転車は粗大ごみとして廃棄することができます。粗大ごみの廃棄には、自治体ごとに決められた費用が必要なため、必ず事前に確認するようにしましょう。参考として、港区では以下の費用が必要です。

捨てる物費用
自転車のかごのみ400円
自転車(16インチ未満)400円
自転車(16インチ以上)800円

出典:港区

他の方法に比べると、安く処分できるのが粗大ごみで捨てるメリットです。自治体に依頼するため、安心感があるのも魅力でしょう。

デメリットは、自分で粗大ごみを捨てる手続きをしなければいけないことです。申請・シールの購入・自転車の移動と手間がかかるため、できるだけ楽に捨てたい方には、回収してくれる業者の利用がおすすめです。

2. ごみ処理場に持ち込む

粗大ごみの回収は、予約してから回収日に合わせて廃棄することになります。ゴミ処理場への持ち込みの場合、自治体ごとに来訪できる日時が設定されており、それに合わせて来訪すれば自転車を廃棄可能です。ゴミ処理場に持ち込む場合、港区だと以下の費用が発生します。

  • 自転車の廃棄費用:600円

出典:港区

16インチ以上の自転車を粗大ごみで捨てる場合、800円の処理費用が必要です。持ち込みをすることで、費用をさらに抑えられます。

持ち込みのデメリットは、自分で処理場まで運ばないといけないことです。壊れていて全く乗れない自転車だと、車などの移動手段が必要になります。

3. 買い替え時に無料回収してもらう

新しい自転車を購入する場合、古い自転車を回収して処分してくれるお店もあります。古い自転車の処分と新しい自転車への乗り換えが同時におこなえるので、とてもスムーズな方法です。

費用はお店によって変わるため一概には言えませんが、なかには無料で回収してくれるお店もあります。「イオン」では不要自転車の無料受取サービスとして、新しい自転車を購入した人に限り、持ち込みした不要自転車の引き取りが可能です。お店によっては、1台につき1,000円前後の費用が必要なこともあります。

4. 不用品回収業者に依頼する

不用品回収業者とは、自宅にあるいらなくなった物を回収・処分してくれる業者のことです。自宅まで回収しに来てくれるため、廃棄場所まで運ぶ必要がなく、とても楽に処分できるのが魅力になります。

不用品回収業者は、楽な代わりに費用が高く、1台だと約2,000円程度の費用が必要です。自転車1台のみ回収してもらうのではなく、他にも回収してもらいたい物がある場合は、軽トラック1台分などの料金設定もあります。買い替え同様、お店によって費用は変わるため、必ず事前にチェックしましょう。

「まだ使える」自転車の処分方法4選

壊れていなくても、まだ使える自転車を処分したい方もいるでしょう。基本的には売るか譲るかの2択で、各処分方法の費用・メリット・デメリットは以下の通りです。

処分方法費用メリットデメリット
リサイクルショップ・買取店で売るロードバイク・電動自転車なら2~10万円ほどで売れる手軽に売れる種類によっては買取してもらえない可能性がある
ネットオークション・フリマアプリで売る自分で単価を設定できる高く売れやすい発送が面倒、事前打ち合わせが必要
友人・知人に譲る無料知っている人なので安心感がある状態によっては譲った相手を困らせてしまう
ジモティーを利用する無料~手渡しなので面倒な発送は不要必ず売れる保証はない

以下で、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

1. リサイクルショップ・買取店で売る

リサイクルショップ・買取店のなかには、自転車の買取をおこなっているお店もあります。お店に売る場合は、自宅まで出張してくれる買取方法などもあるため、手軽に売れるのがメリットです。参考として、自転車の買取実績をご紹介します。

  • GIANT ESCAPE RX W-Eplus W-E+ 電動アシスト自転車 2020年モデル サイズXXS 大型:50,000円
  • Bianchi ビアンキ VIA NIRONE7 ロードバイク 車体 自転車:27,000円
  • FELT F95 SUPERLITE 2016 アルミフレーム 480サイズ ロードバイク 訳有 程度不良:20,000円

出典:自転車高く売れるドットコム

リサイクルショップ・買取店で主に取り扱いしているのは、ロードバイクや電動自転車といったもともとの販売価格が高い商品です。ママチャリと呼ばれるような一般自転車は、お店によっては取り扱いしていない場合もあります。また、状態が悪い商品だと、まだ動いても相場より買取価格が低くなる可能性が高いです。

2. ネットオークション・フリマアプリで売る

ネットオークション・フリマアプリは、個人でスマホやパソコンから商品を出品できるサービスです。商品の販売価格を自分で設定できるため、物によってはお店に売るよりも、高値で売れることもあります。

ネットオークション・フリマアプリのデメリットとして、出品者が現れた場合、自分で商品の発送手続きをしないといけません。送料はどちらが負担するか、どうやって発送するのか、自宅まで取りに来る方式にするかなど。事前の打ち合わせをする必要があります。

3. 友人・知人に譲る

友人・知人に譲る方法は、顔を知っている人に自転車を譲るので、他の方法に比べて安心感が高いのがメリットです。地域の情報掲示板のように、顔を知らない相手に自転車を譲るのには抵抗がある人は、周囲の人で自転車を求めている人がいないか探してみましょう。

デメリットは、状態が悪い自転車だと相手に譲りにくいことです。無料で譲るとはいえ、あまりにも状態が悪い自転車だと、相手を困らせてしまうことになります。そうすると交友関係にも影響が出る可能性があるため、もし状態が悪い自転車を譲る際には、必ず詳細を伝えて状態不備に了承を得てから譲るようにしてください。

4. ジモティーを利用する

地元の掲示板サイト「ジモティー」は、近くに住んでいる方へものを売ったり譲ったりできるサービスです。希望価格を設定できるため、状態にかかわらず売れることもあります。

ジモティーのメリットは、面倒な発送手続きが不要なことです。指定した取引場所で手渡しするので、大型の自転車でも簡単に処分できます。ただし、必ず売れるという保証はないことがデメリットでしょう。

【粗大ごみ】自転車の捨て方

自転車を粗大ごみとして捨てる場合は、電話やインターネットから自治体へ申し込みを行うことが一般的です。申し込みを終えたら、処分費用分の手数料納付券をスーパーやコンビニなどで購入しましょう。

あとは手数料納付券を自転車に貼り付け、申し込み時に指定された日時・場所に持っていくだけで処分が完了します。

なお、詳しい方法は地域によって異なるため、各自治体の公式サイトを参照してください。

粗大ごみとして捨てる際の料金

自転車を粗大ごみとして捨てる際の料金は、自転車のサイズや仕様、各自治体によって異なります。たとえば東京都新宿区の場合、16インチ未満は400円、16インチ以上は800円、電動アシスト式の自転車は1,200円です。

自治体によっては自転車のサイズを問わず一律料金なこともあるので、あらかじめ費用を確認しておきましょう。

自転車を捨てる場所

自転車を捨てる場所は各自治体によって異なりますが、戸建ての場合は玄関先、アパートの場合は敷地内のゴミステーションなどが多いです。

指定場所を誤ってしまうと自転車が回収されないため、必ず場所を守るようにしましょう。

自転車を処分するとき防犯登録は抹消する

自転車を処分するときに気をつけたいのが、防犯登録の抹消です。自転車の防犯登録は車でいうナンバーと同じ。残ったままになっていると、次の持ち主が盗難を疑われたり、犯罪に利用された場合自分が容疑者として疑われたりする恐れがあります。

防犯登録の抹消は、都道府県によって対応が異なるため、地域の「自転車防犯協会」のホームページをチェックしてみてください。登録時に発行された防犯登録カードか、購入時の保証書・領収書などの提出が必要なため、事前に準備しておきましょう。

一般的な解除(抹消)方法

防犯登録の抹消手続きは、一般的に交番や警察署へ本人が出向いて行います。なお、抹消手続きに必要な書類は以下の通りです。

  • 防犯登録をした自転車
  • 防犯登録カード(防犯登録証)
  • 本人確認書類(運転免許証など)

万が一、防犯登録カードをなくしてしまっても、自転車の購入を証明できる書類で代用できる場合があります。心配な方は、念のため購入時のレシートや保証書を持っていくとよいでしょう。

防犯登録の抹消にかかる料金

防犯登録の抹消手続きは、基本的に無料で行ってもらえます。ただし住んでいる地域によっては、抹消登録手数料として数百円の費用がかかる場合もあるようです。

詳しくは、各都道府県の自転車防犯協会サイトを参照してください。

防犯登録が解除できる場所

防犯登録が解除できる場所は、交番や警察署、自転車防犯登録所です。

自転車防犯登録所は、自転車販売店やセカンドストリートなどの自転車を取り扱うリサイクルショップが多く、引き取り・買取と同時に防犯登録の解除も対応してもらえます。

自転車の売却を考えている方は、リサイクルショップに立ち寄ってみるとよいでしょう。

自転車を高く売る方法

自転車を高く売るためには、以下のポイントを意識するようにしましょう。

  • メンテナンスしておく
  • 高く売れる方法から試す
  • 複数の買取店に依頼する

なぜこのポイントを意識すべきなのか、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

メンテナンスしておく

どの方法で売却する場合も、商品の状態は価格に大きな影響を与えます。状態が悪い自転車だと、相場よりも買取価格が低くなる可能性が高いです。

高値で買取してもらうためには、定期的なメンテナンスで状態を保つことが重要になります。動作に問題がなくても汚れが目立つと評価が下がってしまうため、売却前には磨いてキレイにすることも大切です。

高く売れる方法から試す

自転車の売却には、個人で売買する方法や、お店に依頼する方法があります。高価買取のためには、高く売れる方法から試していくのが効果的です。

オークション・フリマアプリは、自分で価格が設定できます。「このぐらいで売れたら嬉しい」という高めの価格でまずは出品し、売れなければリサイクルショップ・買取店に切り替えるようにすれば、より高い価格で自転車を売却できるのです。

複数の買取店に依頼する

リサイクルショップ・買取店に依頼する場合、複数の買取店に査定を依頼するようにしましょう。リサイクルショップ・買取店には、それぞれ得意な買取ジャンルがあります。

自転車が得意なお店と、あまり買取実績がないお店では、同じ自転車でも買取価格に差が出やすいです。複数の買取店に査定を依頼することで、そのなかからより査定価格の高いお店を選ぶことができます。

自転車を買取してくれるお店については、こちらの記事も参考にしてください。

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壊れた自転車の放置はトラブルにつながる

壊れて乗れなくなった自転車は、処分するのが面倒でそのまま駐輪場に放置しているという人も少なくありません。戸建てにお住まいの方で敷地内に放置する分には問題になりませんが、賃貸物件の駐輪場は共用スペースです。長く壊れた自転車を放置していると、他の人が自転車を停めることができず、近隣トラブルに発展する恐れがあります。

また、長年放置された自転車は汚れ・サビが目立つようになり、近くを出し入れした自転車にそれが付着してしまうことも。共用スペースに停めている方は、トラブルを回避するためにも、早めの処分がおすすめです。

自分に合った方法で自転車を処分しましょう

自転車の処分には、捨てる以外にも売る・譲るなど、さまざまな方法があります。大切なのは、そのなかから自分に合った方法を見つけて、早めに処分をおこなうことです。

動く自転車であれば、リサイクルショップ・買取店で売ることができるかもしれません。大切に乗ってきた自転車、せっかくならお金になる可能性がある方法で処分してみてはいかがでしょうか。

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