電動工具を売るとき
インパクトレンチやインパクトドライバーなどの電動工具は、使わなければスムーズに動作しなくなったり、倉庫の奥に追いやられて存在も忘れられてしまいます。プロの現場では、性能の高い工具を求めて買い替えや、業務縮小による処分ということもありますし、個人の場合には、ワンランクアップの工具に買い替え、趣味に飽きて使わなくなったというケースもあります。
使わなくなった電動工具は、そのまま放置すれば錆びついたり、動かなくなったりということもあります。もしも、出番がないまま物置に眠ったままになっている電動工具があれば、できるだけ早く売却することをおすすめします。
失敗しない買取店選び
工具専門店と一般リサイクル店
電動工具を高値で買取してもらえるお店を選ぶ時、一般的な「リサイクルショップ」とプロ用工具を扱う「工具専門買取店」があります。
近年のDIYブームで、ホームセンターでも初心者向けの安価な電動工具が売られるようになりましたが、素人向け工具は、プロ機材を扱う買取店ではまず高値は期待できません。反対に、素人では扱いにくい高性能のプロ用工具は、一般向けリサイクルショップでは再販しにくいため、期待するほど価格が伸びないということもあります。
電動工具を売るなら、次に購入する人はどんな人か・・ということを考えてお店選びをするようにしましょう。
適正な査定ができるお店か?
買取店の中には、多ジャンルに販売ルートを展開していて、買取価格は全国的な中古市場相場で決定という方法を取っているお店もあります。全国展開する大手チェーンなどはそのケースがほとんどですが、その場合、商品の型式だけで査定額を判断し、あとはキズや汚れなどのマイナスポイントを減額していくということになります。
色んな商品をまとめて処分したい時には非常に便利ですが、工具のようなキズや汚れは避けられない商品の査定には、適正な査定額の提示はむずかしいと考えられます。
買取おすすめ店舗5選
ハンズクラフト
DIY用品からプロ用工具・特殊専門工具まで、工具専門店だからこその高価買取が期待できるお店。電動工具の買取がこのお店の原点というだけあり、動作確認ができれば年式に関わらず買取可能です。修理専門スタッフが不良品の修理再生を行うので、他店で買取を断られた商品も相談する価値あり。
戸畑本店・小倉南店・八幡西店・下関店の4店舗展開で、どのお店でも店頭買取・出張買取・宅配買取を実施しています。店頭販売・業者販売・ネットショップなど独自の販売ルートが豊富で在庫の回転が早いので、目玉商品を探したい時にもおすすめです。
アクトツール
自動車解体業と中古車・部品販売から始まったアクトツールは、プロユースの工具を専門に扱う道具屋さんです。関東に7店舗と福岡県久留米市に実店舗を持ち、店頭買取・出張買取・宅配買取を実施しています。
2015年3月にOPENしたばかりの久留米店では、日曜大工用のDIY工具の品揃えも豊富。ドリルビット・砥石などの消耗品、安全靴・グローブなどの保護具まで工具専門店ならではの品揃えで、売る人も買う人にも見応えがあります。
電動工具のリサマイ
東京を中心に、関東・関西・中部・九州エリアに全国70拠点を持つリサマイ。九州エリア全域にも多数の拠点あるので、現金化が早い店頭買取、まとめて処分したい時や忙しくて持ち込めない時の出張買取も便利です。出張買取は、依頼受領後最短30分で訪問可能、その場で買取価格を現金で受けとれます。発電機・溶接機・木工機械などの大型商品も、ユニッククレーン車輌で対応、会社移転時の在庫処分、オフィス什器買取など法人向けの在庫買取にも対応しています。
トイズキング
関東を中心に全国展開する総合リサイクルのトイズキング。1点からまとめて処分まで即対応、フットワークが軽い出張買取サービスは、梱包が面倒、時間がない、重くて運べないという商品の売却に便利です。出張買取エリアは九州~中国エリアの全域。買取スケジュールをウェブサイトで公開しているので、タイミングが合えば依頼後すぐに対応してもらえます。
九州の店頭買取は、福岡県博多の「九州買取センター」で実施、事前に来店日時を予約した上で商品をお持ち込みください。
フルツール
「リサイクル」と「古道具屋(アンティーク)」を融合させたネオ・リサイクルショップのフルツール。福岡を中心に、不良在庫処分やテナント出退店の整理などの法人企業、個人の引っ越しなどで出る不用品買取のどちらにも対応します。店舗は、長尾本店・寺塚店があり、どちらでも店頭買取を実施しています。
出張買取エリアは福岡市全域・春日市・大野城市・筑紫野市・糟屋郡。遠方で持ち込めない、出張エリア対象外の方は、宅配買取も実施しています。
高く売るコツ
正常動作を確認しておく
倉庫に放置したままだった工具などは、錆びついて正常に動かなかったり、充電できなくなっていることがあります。せっかく査定してもらっても、正常動作が確認できなければ「ジャンク品」扱いとなり査定価格が付きません。
査定に出す前に、「充電する」「動かしてみる」など、製品として使用できるかどうかを確認しておきましょう。
付属品を揃える
購入時に付属されていたケース・取扱い説明書・保証書などは、全て揃っているほどプラス査定になります。使わないアタッチメントなどは、どこかにしまい込んで忘れてしまいがちですが、あきらめずに探しておきましょう。
キレイにしておく
現場で使用される工具ですから、「キズの無いピカピカな状態」というのは無理ですが、やはり見た目の印象は大切です。大切にしていた、丁寧に使っていたということが伝わるように、ホコリや泥汚れはキレイにふき取っておきましょう。
まとめ
DIY用品・プロ用工具、どちらも新しい性能を搭載したモデルや、省電力ハイパワーなどの新モデルが登場するたびに、今ある工具は型落ちが進んでいきます。また、リサイクルショップでは「10年以内の完動品」のみ買取対象と規定されているところもあります。物置で放置されていれば、プラスチック部分の変質・金属部の腐食など工具の劣化も進んでしまいますから、売却するならできるだけ早く査定を受けることをおすすめします。