一人暮らしの電気代の平均は?節約方法とおすすめ電力会社5選も紹介

  • 2023年5月15日

一人暮らしの支出を意識次第で簡単に節約できるのが、水道光熱費。食費は削ろうにも付き合いなどで削れない人も多いですが、水道光熱費はちょっとしたことを意識するだけで節約することができます。
「一人暮らしを始めたけど、電気代が想像よりも高い」
「世間一般の電気代の平均を知りたい」
と悩んでいる方もたくさんいるでしょう。

使用量や電力会社によって、電気代は変動します。というのも、電気自由化によって会社ごとに値段が設定できるからです。

この記事では電気代の節約の仕方や電気代が高い原因を中心に紹介していきます。

世間一般の電気代の平均も書いているので、自宅の電気代と比較してみてくださいね。

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一人暮らしの電気代

まずは、一人暮らしにおける電気代の平均額を紹介します。

使用量だけではなく電力会社や地域によって変動するので、目安として参考にしてくださいね。

一人暮らしの平均の電気代

総務省のデータによると、一人暮らしの電気代の平均は6,808円。電気代が8,000円ほどの単身世帯の方は、やや高めと判断できるでしょう。

ただし、真夏や真冬といった空調をよく使う季節は電気代が高くなる傾向があります。そのため、常に一定の電気代になることはまずありません。

一人暮らしの平均の水道光熱費

総務省のデータによると、水道光熱費を合算した場合の平均額は13,098円です。

ただし、ライフスタイルや契約プラン、季節などによって金額は変わります。平均額を大きく上回るようであれば、本記事を参考にして原因を調査してみましょう。光熱費が節約できる可能性があります。

電気代は冬場に上がりやすい

一年を通しても夏に比べて冬の方が電気代は高くなる傾向があります。なぜなら、冷房よりも暖房の方が電気代がかかるからです。

時期電気代
1~3月7,749円
4~6月6,333円
7~9月6,418円
10~12月6,557円

出典:政府統計の総合窓口

地域によって電気代に差がある

同じ電力会社でも、地域によって、電気代が異なります。その理由は送電コストの違いです。

発電所からの距離が遠ければ遠いほど、送電にコストがかかります。そのため、電気代が高くなる傾向があるのです。

発電所からの距離が近いところに住んでいる方は送電コストがかからないため電気代が低くなります。

地域ごとの電気代の目安を以下の表にまとめました。

地域電気代
北海道・東北地方6,900円
関東地方6,731円
北陸・東海地方7,109円
近畿地方6,254円
中国・四国地方7,449円
九州・沖縄地方6,927円

出典:政府統計の総合窓口

寒ければ寒いほど、室内と外気の差が大きくなります。そのため、暖房の出力が上がるので寒い地域では電気代が高くなる傾向が強いです。

一方で沖縄は電気代が少なくなっています。

オール電化にした場合

オール電化の場合はまた、電気代が変わってきます。しかし、ガスを使わなくなるのでガス代はかかりません。

オール電化の電気代は一人暮らしの場合は10,000円前後です。家族の場合は当然ですが、使用量も増えるので高くなります。

ただし、一戸建てかマンションかによっても変動するので、あくまで目安として持っておくといいでしょう。

電気代が高い場合に考えられる原因

電気代が高くなる原因は、主にエアコンなどの消費電力が大きい家電を使用することや、契約プランがライフスタイルに合っていないことなどが挙げられます。ここでは、その原因について解説。

電気代が高いと感じる人は、見直しの参考にしてみてください。

家電の消費電力が大きい

家電の消費電力が大きいほど、電気代が上がりやすくなります。例えば、使用頻度が多くなりがちなエアコンは、高消費電力の家電です。電気ストーブも同様に、電気代が上がりやすい家電のひとつ。

ほかにも、年式の古い家電は新しいものに比べて電力を消費しがちです。新しい省エネの製品に買い替えたり、使用頻度や設定を見直したりすることで、電気代の節約につながる可能性があります。

家電の手入れができていない

家電製品を手入れしないと性能が低下し、消費電力が大きくなってしまう場合があります。

例えば、エアコンのフィルターが汚れていると、風量が低下して効率が悪くなり、消費電力が増える原因に。電気ストーブなどの室内の温度を調整する家電は、内部が汚れていると加熱効率が低下し、消費電力が増加することがあります。

家電製品の取扱説明書に従って、定期的に清掃やメンテナンスを行うことが重要です。

契約プランやアンペア数があっていない

実際に使用している電気量に対して、契約プランやアンペア数が合っていないと、電気代が高くなります。実際に使用している電気量を確認し、契約プランやアンペア数を見直すことが大切です。

家電の使用時間帯を考慮し、時間帯別電気料金のプランに変更することで、電気代を節約できるでしょう。ライフスタイルに合ったプランがない場合は、電力会社の切り替えがおすすめです。

漏電している

電気代があまりにも高額な場合、漏電が発生している可能性があります。漏電は電気が無駄に消費され電気代が高くなるだけでなく、火災や感電などの危険性も。

漏電が起こる家電の例として、炊飯器や電子レンジなどの加熱製品、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電が挙げられます。また、ヒーターやエアコンなどの暖房製品に起こることも。

漏電はレアケースではありますが、定期的な点検を行ったり、電気の消費量を確認したりすることが大切です。

電気代を節約する方法

電気代の目安や電気代がどのように料金が決まるのかある程度わかったところで、電気代の節約の方法について紹介します。

大学生や新卒生の一人暮らしの方は特に支出を減らせば減らすほど生活が楽になると思うので、ぜひ参考にしてください。

家電の使い方を見直す

まずは、家電の使い方を見直してみましょう。使用量だけではなく、使い方を間違えてしまうと、無駄に電気を消費してしまいます。

エアコンや冷蔵庫といった電化製品以外のテレビなどは、使わない時は電源を切ることで電気代を抑えることが可能です。

照明は、間引きや明るさを調節することで電気代をおさえられます。

ここではエアコン、冷蔵庫、洗濯機の電化製品の中でも多くの電力を消費する電化製品の節電方法を見ていきましょう。

エアコン

エアコンの使い方を工夫すると節約につながります。まずは、エアコンは自動運転モードにしておきましょう。

家電でもっとも電気を使うのが、電源を入れたときです。エアコンの場合は急速で部屋の温度を上げたり、下げたりするために電源を入れると電気代がかかります。

弱運転で徐々に設定温度につなげていくよりも、自動運転モードで一気に設定温度になるよう運転するほうが、節電になるのです。

また、エアコンのフィルターの掃除を定期的にすると稼働効率が上がるので、電気代が安くなるでしょう。

冷蔵庫

冷蔵庫の中に食材をパンパンに詰めないようにすると、電気代を節約することができます。

適度に冷気が行き届くように8割程度にしておくと冷却効率が上がるため、電気代を安く済ませることが可能です。

洗濯機

洗濯は寝ている間にまとめてしておくと、電気代を抑えられます。なぜなら、夜間は電気代が割安になるところがあるからです。

特に乾燥機が付いている場合は通常の洗濯機と比べて多くの電力を消費するので電気代が高くなります。可能であればできるだけ選択を夜間にまとめてすることで、電気代を抑えましょう。

電気代の支払い方法を変更する

電気代は支払い方法を変えるだけでお得になることがあります。たとえば、口座振替で支払いをしている場合で、何も割引がないのであれば、クレジットカードの支払いがオススメ。クレジットカードのポイント還元を受けることができるからです。

反対に、口座振替であれば、割引を受けることができる場合もあります。今支払いをしている電力会社を調べて、お得な支払い方法を見つけましょう。

電力プランを見直す

多くの電力会社は契約に「アンペア制」を導入しています。アンペア制とは使われる電気の量によって月額で支払いをする方式です。

東京電力の場合はこのようにアンペア制が決まっています。

契約アンペア数基本料金
15A442.86円
20A590.48円
30A885.72円
40A1180.96円
50A1476.20円
60A1771.44円

出典:電気料金で登場するアンペア(A)とは?|セレクトラ

一人暮らしの場合は、できるだけ少ないアンペアのプランにすると安く済ませることができます。

電力会社の選び方

電気代を節約するためには、電力会社選びが大切です。

電力会社によってプランや料金が全く違っているため、自分のライフスタイルに合わせて電力会社を選ぶようにしましょう。

プランの料金をチェックする

まずは、各電力会社のプラン料金をチェックしましょう。一般的なプランは従料金上乗せ型です。月に一定額の支払いを定めてそれ以上に電気を使えば、追加で支払うシステムになっています。

携帯料金の支払いとよく似たシステムです。

1年を通して一定量の電気を少量使うのであれば、一定額支払いプランがオススメになります。一方で、電気の使用量が多く、1年を通して電気の消費量に波がある場合は定額プランだと割高になることがあるので気を付けましょう。

セット割

電気の他にガス料金も同じ会社で契約すると安くなることがあり、これをセット割と言います。

電気やガスだけではなく、携帯料金、ネット料金もセットにしている会社もあるので、自分の生活スタイルに合わせて選んでみましょう。

期間・解約金

契約するときは、期間の縛りと解約金の有無も合わせて確認しておきましょう。

自分に合わないと感じた場合はすぐに契約を解除できる会社を選ぶことで、より自分に合った電力会社を見つけることができます。

もし、電力会社の乗り換えを考えているのであれば、期間縛りと解約金を確認してから乗り換えるようにしてください。

一人暮らしにおすすめの電力会社5選

一人暮らしの方がお得に利用できる、におすすめの電力会社を紹介します。

もし、乗り換えや新規契約するか迷っている場合は、実際に問い合わせて相談してみましょう。

auでんき


出典:auでんき

特徴

Pontaポイント還元
ecoプランあり
30分単位で電気代を確認できる

エリア

  • 関西電力
  • 中部電力

上記の2つに関しては、利用できない地域は一つもありませんが、他の電力会社の場合は利用できない地域があります。

公式ホームページでリストアップされているので確認して見ましょう。

参考:auでんき

支払い方法

  • クレジットカード
  • 口座振替

料金プラン

  • でんきMプラン

一般的な家庭であればでんきMプランがオススメです。シンプルでわかりやすいため、他の電力会社からの乗り換えや、新規契約の場合でも安心して契約できます。

また、現在使っている電気料金から高くなることがなく、ポイント還元があるので非常にお得です。

TOKYO GAS(でんき)


出典:TOKYO GUS(でんき)

特徴

新規契約は3ヶ月基本料無料
ガスとのセット割あり
Ponta、楽天、dポイント還元

エリア

  • 東京都
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 千葉県
  • 茨城県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 山梨県
  • 静岡県

上記以外の地域では利用することができません。また、離島でも利用できない場合があるので事前に問い合わせて相談してみましょう。

支払い方法

  • クレジットカード
  • 口座振替
    *払込み

料金プラン

プランアンペア基本料金
ずっとも電気1S10~60アンペア286円~1,716円
ずっとも電気130~60アンペア858円~1,716円
ずっとも電気26kVA以上286円

一人暮らしの場合は「ずとも電気1S」が最もお得です。

CDエナジーダイレクト


出典:CDエナジーダイレクト

特徴

首都圏最安クラス
24時間相談可能
豊富なプラン

エリア

  • 東京都

  • 神奈川県

  • 埼玉県

  • 千葉県

  • 茨城県

  • 栃木県

  • 群馬県

  • 山梨県

  • 静岡県の富士川以東

上記以外の地域では利用することができません。また、離島でも利用できないので注意しましょう。

支払い方法

  • クレジットカード
  • 口座振替

料金プラン

プランアンペア基本料金
ベーシックでんき10~60アンペア286円~1,716円
ファミリーでんき10~60アンペア267.66円~1,605.96円
シングルでんき30~60アンペア286円~1,716円
スマートでんき10~60アンペア286円~1,716円
JO1でんき10~60アンペア682.66円~2,020.96円
ポイントでんき電気料金はそのままで最大6%のポイント還元

ベーシックでんき~スマートでんきでは、ガスとセットで契約すれば0.5%割引を受けることができます。

他にも「よしもとでんき」や「エンタメでんき」といった、料金プランもあるので、自分のライフスタイルにあったプランを選びましょう。

ONEでんき


出典:ONEでんき

特徴

基本料無料
解約手数料無料
5分で申し込み完了

エリア

  • 沖縄及び離島

上記以外の地域では利用することができません。

支払い方法

  • クレジットカード
  • 口座振替

料金プラン

ONEでんきでは、フリープランのみ利用可能です。基本料金は0円で電力量料金のみかかります。

他にも初期費用や解約金が0円なので安心して契約することができるでしょう。

どこよりもでんき


出典:どこよりもでんき

特徴

基本料無料
一人暮らし向けの会社
専用コンシェルジュが付く

エリア

どこよりもでんきは全国対応なので、どこでも利用が可能です。

支払い方法

  • クレジットカード
  • Paidy後払い(銀行振込、コンビニ払い、口座振替)

Paidy後払いは手数料がかかるため、クレジットカード払いがオススメです。

料金プラン

プランアンペア基本料金
Aプラン(家族向け)20~60アンペア623.80~1851.40円
Bプラン(基本料金100円引き)20~60アンペア582.00円~1946.00円
Cプラン(基本料金無料)0円

従量料金しかかからないため、Cプランは一人暮らしの方には非常にお得になっています。

電力会社や家電の使い方を見直してみよう

電気代の仕組みや一人暮らしでかかる電気代の目安について紹介しました。

電気代を安く済ませるために大事なことは、自分のライフスタイルに合ったプランと電力会社を選ぶことです。

大手だから、みんな使っているからといった理由で契約すると、人それぞれライフスタイルが違うので自分の場合は合わないことがあります。

また、解約の場合は料金がかかることもあるので、電力会社は慎重に選びましょう。

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