ブラウン管テレビを処分する方法は? 無料で引き取りできる方法も紹介

  • 2022年8月29日

不要となったブラウン管テレビは各自治体での処分もすることができますが、廃棄に手間がかかります。リサイクルショップや買取店、フリマアプリなどへの売却であれば、手間をかけずに処分できることも。

今回は、ブラウン管テレビの処分方法について、解説していきます。手順や注意点も紹介するので、処分に困っているブラウン管テレビを持っている方はぜひ参考にしてくださいね。

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ブラウン管テレビは自治体で処分できない

ブラウン管テレビは、「家電リサイクル法」の対象です。家電リサイクル法とは、ゴミの廃棄量を減らし、まだ使える資源を有効活用するために定められた法律で、各自治体の「粗大ゴミ」として処分することができません。

テレビのほかに、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯が対象で、法人やお店で使用されていた製品だけでなく、家庭で使用していた製品も当てはまります。

家電リサイクル法の対象となる家電は、ゴミとして破棄せずにリサイクルへ出さなくてはなりません。

ブラウン管テレビの処分方法と費用

各自治体での破棄ができないブラウン管テレビは、どのように処分すればよいのでしょうか? 以下6つの方法を紹介するので、ブラウン管テレビの状態にあわせて利用しやすい方法で処分してくださいね。

家電量販店で回収してもらう

電化量販店では、ブラウン管テレビの回収を受け付けています。買い替えの場合は、新しいテレビの設置にあわせてブラウン管テレビを引き取ってもらえる可能性も。

リサイクル料金や運搬にかかる費用や回収できる基準は、各店舗でメーカーやサイズなどによって定められています。まずは家電量販店に問い合わせて、処分するブラウン管テレビがリサイクルの対象かどうか、相談してみましょう。

家電量販店での回収費用の例

< ヤマダデンキ >

  • 15型以下:2,970〜3,245円(税込)
  • 16型以上:4,070〜4,345円(税込)

出典:ヤマダウェブコム

指定の場所に持っていく

自治体が定める指定の引き取り場所まで、処分したいブラウン管テレビを持っていく方法です。各地方自治体が指定する引き取り場所は、地域によって定められています。指定に場所への持ち込みは各自で運ばなくてはなりません。

住んでいる地域の指定する場所や受け付け時間は、各自治体のウェブサイトやお問い合わせから確認しておきましょう。

指定の場所へ持っていく際は、料金郵便局振込方式にて、郵便局でリサイクル券を支払う必要があります。

< 料金郵便局振替方式で支払う方法 >

  1. 郵便局で「家電リサイクル券 払込票」をもらい、必要事項を記入する。
  2. 必要な料金を窓口でお支払いする。
  3. 「郵便振替払込受付証明書」の4枚目を貼り付ける。
  4. 処分するブラウン管テレビにリサイクル券を貼る。

上記の準備をしてから、指定の場所に持ち込むようにしましょう。

海外に物資支援する

使用しなくなったブラウン管は業者に依頼して回収してもらい、そのまま海外に輸出して寄付をすることも可能です。貧しい国へブラウン管を寄付することで再利用することが可能で、また中にはテレビリサイクル料金として、そのまま下取りした際に料金を支払ってくれる業者もあります。

テレビのブラウン管はリサイクル工場で再活用することが可能です。

不用品回収に出す

不用品回収サービスは、常にテレビのブラウン管の買取から引取を出張で行ってくれるので便利に利用することが可能です。

自宅周辺にも自宅まで即日で回収にきてくれる業者もあり、中には高値で買取をしている不用品回収業者もあります。

リサイクルショップ・買取店に依頼

リサイクルショップは、再利用が可能ならば、その場で見積を出してくれ、売却が可能です。中にはテレビのブラウン管のみの買取りをしている業者もあり、リサイクルショップで売却すると高値で売却可能なケースも少なくありません。

また、自宅周辺にリサイクルショップがなくても、大手の全国展開しているリサイクルショップならば遠方から査定や回収にきてくれるので便利に利用することができます。

フリマアプリ・オークションに出品する

フリマアプリ、オークションで出品すれば、不要となったブラウン管に一番高い値段をつけた方に売却することができます。できるだけ高値で使用済みのブラウン管の売却を検討している方はフリマアプリやオークションでの売却が有意義です。

写真を撮って投稿するだけで、買い手を募ることができデジタルでオークションに出品すると便利に出品刷ることが可能です。各大手電機メーカーのブラウン管などは使用可能なものならばそれなりの価格での売却が可能なので、高値での売却はネットオークションはおすすめです。

ブラウン管を処分するときの注意点

ブラウン管を処分する際の注意点は使用可能なブラウン管ならば、売却の際には、十分に養生をして配送するようにしましょう。

また再利用が可能かどうかなど査定の際に見てもらうことが可能で、まずはどのくらいの金額で売却ができるのか見積もりを複数社に依頼しましょう。

不法投棄される可能性も

使用しなくなったブラウン管をそのまま捨てることは「不法投棄」となります。不法投棄はごみ処理場でなく、地方の山や目立たない場所にまとめて行われるケースがあり周辺や地域に住んでいる人に迷惑ですので処分は気をつけて行いましょう。

不当な料金を請求する業者に注意

ブラウン管は再利用が可能ですので、壊れていたり調子が悪くても再利用が可能なケースもあります。中には不用品買取業者で買取に料金を請求してくる業者もあります。

このような業者は見積もりや相談のみとして、本当に回収してもらわずに、その他の買取り業者に依頼することをおすすめします。

比較してブラウン管を安全に処分しよう

先ずは複数の業者に要らなくなったブラウン管の下取りの見積もりを出してもらいましょう。

使用しなくなったブラウン管は再利用することができるのでなかには効果買取をしてくれる業者もあります。もし壊れているならが海外に寄付をしたり、無料で引き取りにきてくれる良心的な業者に受け渡すことをおすすめします。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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