買ってはいけない洗濯機とは|おすすめモデルや選び方も

  • 2024年8月19日
この記事で解決できるお悩み
  • 買ってはいけない洗濯機を知りたい
  • 洗濯機の選び方を知りたい
  • おすすめの洗濯機を知りたい

買ってはいけない洗濯機について解説します。結論を先に言うと、使う環境や状況に合わない洗濯機は使い勝手が悪いだけでなく、設置できない場合もあることから買ってはいけないもののひとつです。

そんな買ってはいけない条件について、本記事では実例を交えて解説します。

本記事の後半では洗濯機の選び方だけでなく、メーカー各社のおすすめモデルも紹介。洗濯機の購入を検討している方は、購入する前にぜひ本記事を参考にしてください。

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買ってはいけない洗濯機の条件

洗濯機は毎日のように活躍する生活家電のため、選び方で失敗すると苦労が絶えません。ここでは購入すると失敗してしまう可能性が高い洗濯機についてまとめました。買い替えなどを検討している方はぜひ参考にしてください。

乾燥機能がない・容量が少ない

洗濯容量が6.0kgを超えるサイズのファミリー向け洗濯機には、乾燥機能が備わっているモデルが多数あります。

特にドラム式洗濯機は、洗濯容量が大きいうえに乾燥機能も備わっているモデルが多く、洗濯から乾燥までワンボタンで済むため洗濯の手間が大幅に軽減されるでしょう。

しかし乾燥機能を省いたものや容量が小さなドラム式洗濯機は、こうしたメリットを自ら打ち消してしまいます。ドラム式洗濯機で購入を検討している方は、乾燥機能や洗濯容量をチェックしましょう。

投入口が小さい・位置が悪い

使い勝手よりもデザイン性を重視した洗濯機も避けるべき条件のひとつです。見た目が良くても、毎日のように活躍する洗濯機の使い勝手が悪ければ、強いストレスを感じてしまうでしょう。

縦型洗濯機であれば、投入口が狭いものや位置が使いづらいモデルが挙げられます。ドラム式洗濯機であれば、扉の開く方向も考慮するべきポイントです。設置予定の場所で使うイメージをすることで、ミスマッチをある程度防げます。

機能が少ない

洗濯機の基本機能である「洗い・すすぎ・脱水」以外にも機能を求めるのであれば、自分にあう機能を見つけましょう。メーカー各社の違いが明確にでる箇所であり、必要な機能を見つけていくことでぴったりの洗濯機に出会えます。以下のものが各社の代表的な機能です。

  • スマホ遠隔操作
  • コース選択機能
  • 乾燥機能
  • 温水機能
  • 洗剤や柔軟剤の自動投入機能
  • タイマー設定
  • 除菌機能

など

一般的に上位機種になるにつれて多機能化されて高くなるので、どの機能が必要なのかを検討しましょう。

中古品

2009年以降の洗濯機には、標準耐用年数が7年と明記されています。もちろん耐用年数を超えたら使えなくなったり、急に動かなくなったりするものではなく、使い方次第ではより長い間活用するモデルもあるでしょう。

しかしながら中古の洗濯機は、どのような環境において使われていたのかは不明です。中古販売店によっては洗濯機の分解洗浄をしていますが、消耗品のパーツ交換ではないため、耐用年数が改善されるものではありません。

長い期間毎日のように使うことを想定するのであれば、中古品で間に合わせるよりも新品購入したほうがコスト的に安く済む場合があるでしょう。

ヒーター式の乾燥機能搭載モデル

洗濯機の乾燥機能は、ヒーターを使うモデルとヒーターを使わないヒートポンプに大きく分類され、それぞれ特徴が異なります。

メリットデメリット
ヒーター式本体価格が安価
本体がコンパクト
乾燥時間が短い
電気代がかかる
洋服が傷みやすい
ヒートポンプ式洋服が傷みづらい
電気代が安く済む
本体価格が高価
本体が大きい
乾燥時間が長い

ヒーター式は、複雑な構造が不要なため本体がコンパクトです。比較的安い洗濯機のモデルにヒーター式は搭載されています。

一方ヒーターを使わないヒートポンプ式は構造が複雑で本体価格が高額になりやすく、コンパクトに納まらないことがデメリットです。

ただし洗濯〜乾燥までの電気代を計算すると、ヒーター式とヒートポンプ式では2倍近くのコスト差が生じます。ヒーター式は洗濯から乾燥まで約58円かかることに対し、ヒートポンプ式は約28円と半分以下です。

もちろん契約の電気料金プランやモデルにより異なりますが、一般的にヒーター式は電気代がかかるとされており、乾燥機能を選ぶならヒートポンプ式を搭載したモデルが良いでしょう。

洗濯機の選び方

数ある洗濯機のラインアップから、洗濯機選びで失敗しないためのポイントをいくつか解説します。毎日のように使う生活家電だからこそ、失敗は避けたいものですよね。これから洗濯機を購入される方や、洗濯機選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

ドラム型か縦型かを検討する

設置場所の状況により、ドラム式か縦型かが絞られてしまう場合もあります。ドラム式はどうしても重量と大きさがあるため、搬入経路はもちろんのこと、設置場所も余裕がないと設置できません。

また無理やり狭い場所に設置すると、操作しづらいなどのトラブルが発生します。予算や使いたい機能を選ぶことも重要ですが、最初に設置場所や搬入経路が確保できているかを確認しましょう。

ドラム型の特徴

ドラム式洗濯機のメリットは以下のとおりです。

  • 洗濯から乾燥までワンボタンでできる
  • 衣類にやさしい
  • 縦型に比べて節水できる

基本的に洗濯物を槽の上から下へ落とす「たたき洗い」で洗浄します。衣類同士が絡みづらく、摩擦によるダメージを受けづらいことが特徴です。また、洗濯槽に水を張らずに洗濯できるため、節水にもつながります。対してデメリットは以下のとおりです。

  • スペースを取る
  • 高額
  • 洗濯途中で出し入れできない
  • 縦型に比べて洗浄力で劣る

縦型洗濯機に比べて洗浄力が劣るとされていますが、最新モデルは温水機能などが追加されており、大きく劣ることもないでしょう。

縦型洗濯機の特徴

縦型洗濯機のメリットは以下のとおりです。

  • 洗浄力が高い
  • コンパクトな設計
  • ドラム式に比べて安価
  • 洗濯途中で出し入れできる

洗剤の力に水流を加えて洗濯物同士がぶつかり合うことで高い洗浄力を発揮し、ガンコな汚れでも落としやすい特徴があります。一方でメリットは以下のとおりです。

  • ドラム式に比べて水の消費量が多い
  • 洗濯物が傷みやすく絡みやすい

水流に加えて洗濯物同士がぶつかり合うため、洗濯物同士が絡みやすく、傷みやすいことが欠点と言えるでしょう。

十分な容量を検討する

洗濯機選びでは家族構成と洗濯頻度を考慮して、十分な洗濯容量を確保してください。洗濯容量の目安は、ひとり1日分約1.5kgと言われています。さらに1.0〜1.5kgほど余裕を持たせておくと良いでしょう。

仮に容量が小さすぎると何回かに分けて洗濯せざるを得ず、手間がかかりすぎてしまいます。また無理やり詰めると洗浄力が落ちるばかりか、故障の原因にもつながるでしょう。

適切な容量を選ぶことで、手間の軽減や節水・時短につながります。

必要な機能を検討する

最新のドラム式洗濯機には多くの機能がついているため、必要な機能を絞って購入を検討しましょう。主な機能として以下のものが挙げられます。

  • 乾燥機能
  • 自動洗剤投入
  • 泡洗浄
  • 洗濯槽自動洗浄
  • 温水洗浄
  • スマホ連携
  • 除菌・消臭モード
  • タイマー機能
  • 毛布洗いコース

など

たとえば日中の活動場所が屋内メインの方であれば、汚れや匂いがたくさんつくことも少ないため、泡洗浄や温水洗浄、除菌・消臭モードは不要かもしれません。生活スタイルなども考慮しながら、必要な機能を絞っていきましょう。

信頼できるメーカーを検討する

結論を先に言うと、買ってはいけない洗濯機の特定メーカーはありません。どのメーカーもそれぞれ特徴があり、選び方を間違えなければ特徴にあった機能を発揮してくれるでしょう。

注目すべきは、洗濯機よりもメーカーのサポート体制です。万が一故障してしまった場合、メーカーが対応できなければどうすることもできません。

大手家電量販店に陳列されているようなメーカーであれば、まず問題なく対応してくれるでしょう。しかし初めて聞くような海外メーカーの場合は、そうしたサポートが整っていない可能性があるため注意が必要です。

おすすめの洗濯機とメーカー

数ある洗濯機のメーカーのなかから、ここではおすすめのメーカーと機種を紹介します。もちろん紹介した洗濯機が必ずしも設置環境や必要な機能を満たしていない場合もあるでしょう。洗濯機を購入する際の検討材料にしてください。

日立

日立のドラム式洗濯機は、「風アイロン」という乾燥機能に力を入れたモデルが特徴です。隠れた汚れまで落とす「ナイアガラ洗浄」機能も搭載されています。

また、乾燥フィルターをなくした「らくメンテ」機能により、お手入れをしなくて済むように改善されました。AIお洗濯機能は、そのときの水温や洗濯物の汚れ具合を判別して洗い方や時間を自動調整する優れた機能です。

縦型洗濯機は「ビートウォッシュ」が主要機能のひとつであり、黄ばみやニオイを抑えてくれます。

ドラム式洗濯乾燥機 ビッグドラム BD-SX120JL-W

BD-SX120JLは、日立の洗濯機機能がほとんど搭載された最上位モデルのひとつです。洗濯容量12kg・乾燥容量6kgと、3〜4人分の洗濯物をまとめて洗濯から乾燥までできるでしょう。

洗濯に時間をかけずにまとめて済ませたい家庭はもちろんのこと、衣類が汚れる機会の多い子供を抱えている家庭にもおすすめです。

縦型洗濯乾燥機 縦型洗濯乾燥機 ビートウォッシュ BW-DV80K

BW-DV80Kは洗濯は8.0kg、乾燥は4.5kgの縦型洗濯機で、単身〜ふたり世帯であれば十分な容量を確保しています。

汚れやニオイ落としに強い温水ナイアガラ洗浄や、洗濯物によって水量や洗濯プランを自動調整するAIお洗濯機能も搭載。ドラム式のような大きなサイズが設置できない環境の方におすすめのモデルです。

パナソニック

ドラム式洗濯機は、洗濯槽をななめにしたななめドラム式洗濯機が特徴で、高い洗浄力と省エネ性能を実現しています。洗浄力ではスゴ落ち泡洗浄や温水機能を搭載しており、独自機能であるナノイーXを使うことで洗濯槽のまるごと除菌も可能です。

エコナビやヒートポンプを採用しており、より少ない電気量や水量にて洗濯や乾燥を実現しています。スマホ連携機能も充実しており、洗濯の終了通知だけでなく洗剤の残量表示や洗剤のオンライン購入も可能です。

ななめドラム式洗濯乾燥機 ナノイーX NA-LX129CL

NA-LX129CLは、ななめドラム式洗濯機の最上位モデルとして、パナソニックの洗濯機にある機能がほぼ備わっています。

洗剤や柔軟剤だけでなく、漂白剤やおしゃれ着洗剤を自動投入できるトリプル自動投入、泡洗浄にヒートポンプ乾燥、スマホ連携にナノイーXによる除菌などの多彩な機能は、洗濯にかかる手間を大幅に減らしてくれるでしょう。

縦型洗濯乾燥機 NA-FA7H3

NA-FA7H3は、泡洗浄とパワフル水流で洗う「スゴ落ち泡洗浄」により洗濯機能を高めた縦型洗濯乾燥機です。時短コース洗浄機能が搭載されており、忙しい時間帯でも素早く洗濯を終えられます。

洗濯は7kg、乾燥は2kgのため、干す作業と併用できる環境であれば十分な機能を備えているモデルでしょう。

東芝

東芝はドラム式洗濯機はもちろんのこと、縦型洗濯機の上位モデルにもウルトラファインバブル洗浄機能が搭載されており、高い洗浄力が特徴です。

ウルトラファインバブルは東芝独自の洗浄技術として特許も取得しており、汚れに対する洗浄効果を高めて、衣類の黄ばみを抑えられます。

上位モデルは洗剤自動投入やスマホ連携に加えて、温水槽クリーンにドアパッキン洗浄などの自動メンテナンス機能も搭載。洗濯にかかる負担を軽減してくれるでしょう。

ドラム式洗濯機 ZABOON TW-127XP3L-T

TW-127XP3は、洗濯12kg・乾燥7kgと業界でもトップクラスの容量を誇りながら、スタイリッシュなデザインが特徴のドラム式洗濯機です。ウルトラファインバブル洗浄はもちろんのこと、最上位モデルとして東芝の洗濯機能のほとんどを盛り込んでいます。

洗剤や柔軟剤の自動投入機能も装備されており、頻繁に水洗いできない衣類などはUV除菌コースにて除菌や消臭が可能です。設定不要の各種自動お掃除モードは、毎日のように使う洗濯機を、きれいに長持ちさせてくれることでしょう。

縦型洗濯乾燥機 ZABOON AW-10VP3

AW-10VP3は、東芝独自の洗浄力を高めたウルトラファインバブル洗浄を搭載した縦型洗濯乾燥機です。洗濯容量が10kgあるため、3〜4人分の洗濯物を一度に洗濯できます。

衣類と洗剤液を温めて洗う「温か洗いコース」も搭載されており、ガンコな汚れにも対応可能です。洗剤や柔軟剤を自動で投入する機能もあり、洗剤や柔軟剤を毎回軽量して投入する手間が省けるでしょう。

シャープ

シャープの洗濯機は、ドラム式と縦型の2種類がありそれぞれ特徴が異なります。ドラム式洗濯機ではハイブリッド乾燥NEXTや液体洗剤自動投入、自動お掃除機能などを搭載したモデルが特徴です。また、前面ミラー仕上げによるスタイリッシュなデザインもシャープならではの特徴と言えます。

対して縦型洗濯機は穴なし槽が大きな特徴です。シャープ独自のプラズマクラスター技術による除菌・消臭機能や、もみ洗いとこすり洗いにてガンコな汚れも落とすサイクロン洗浄などを搭載しています。

ドラム式洗濯機 ES-X11A-SR

ES-X11Aは、シャープ独自のハイブリッド乾燥NEXT機能が特徴のドラム式洗濯機です。ヒートポンプにサポートヒーターを加えたハイブリッド乾燥方式で、省エネかつ節水を実現しています。

液体洗剤や柔軟剤の自動投入や、スマホアプリで洗濯状況が把握できるCOCORO WASHサービスに加えて大口径投入口など、毎日のように洗濯する人に寄り添ったやさしい設計と言えるでしょう。

シャープ独自機能のプラズマクラスターは除菌消臭に高い効果を発揮し、自動お掃除機能も充実。洗濯という家事の手間を軽減してくれる機種としておすすめです。

アイリスオーヤマ

ドラム式と縦型タイプがあるアイリスオーヤマの洗濯機は、どちらも液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能が搭載されているモデルが多くラインアップされています。ドラム式洗濯機は、温水コースをはじめとした豊富な運転コースが用意されているため、洗濯物を選ばずに済むでしょう。

縦型洗濯機は、「ガチ落ち極渦洗浄」でガンコな汚れにも対応。標準の洗濯コースに加えて、こだわり機能と組み合わせることで40種類の洗濯コースを設定でき、洗濯物に応じた使い方ができるでしょう。

ドラム式洗濯機 HDK842Z-W

HDK842Z-Wは、アイリスオーヤマの上位機種に相当するドラム式洗濯機です。洗剤の自動投入や温水洗浄に加えて、全40種類にも及ぶ豊富なコースから衣類や汚れの状況に合わせた洗濯ができます。

ふんわりシワ取りコースでは、シャツもアイロンがけしなくてもシワが目立たず、タオルはふんわりと仕上がることが特徴です。

買ってはいけない洗濯機は使い方次第

設置環境や搬入経路が確保できない状況で、大型のドラム式洗濯機を買ってはいけないように、洗濯機を使う状況や環境により買ってはいけない洗濯機の対象は変化します。

特に各社の上位モデルは、基本の洗濯以外にも多数の機能が備わっており、どれも優れた機能ばかりで目移りしやすいでしょう。しかし使う状況や環境に適していない機能であれば宝の持ち腐れであり、買ってはいけない洗濯機のひとつと言えるかもしれません。

使う環境や状況をしっかりと確認したうえで必要な機能を検討し、自分に合う洗濯機を見つけてみてはいかがでしょうか。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:Panasonic,日立,シャープ,アイリスオーヤマ,東芝

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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