家電小売店に並ぶ洗濯機と言えば、すっかりドラム式が中心の品揃えになってきました。ドラム式と並んで縦型一層式、そして隅の方に少し懐かしくなった二層式がわずかに展示されています。
日本でドラム式洗濯機が登場してから15年以上になります。デザインが良く音が静かで節水にもなると、主婦の憧れとなりました。しかし、現在も縦型洗濯機の人気は根強く、それぞれのメリット・デメリットを天秤にかけて、買い替えの際に悩む人は少なくありません。
ドラム式洗濯機の現状
洗濯機の人気タイプは？
売場のメインを占めているということは、ドラム式洗濯機はかなり売れているのか？と思えば、実はそうとも言い切れません。
引用：マイボイスコム株式会社
これを見ると、2015年のアンケートでも縦型洗濯機が8割以上を占めています。縦型洗濯機では乾燥ができなかった頃、ドラム式洗濯機に買い替えを検討する人が急増しましたが、「乾燥機能付き全自動洗濯機」が登場したため、ドラム式洗濯機の需要が伸び悩んでいることがわかります。
ドラム式洗濯機が主流になれないワケ
ドラム式洗濯機が登場した頃、そのスタイルの良さと機能から、少々高価でも購入する人が増えました。ドラム式洗濯機は主婦の憧れの存在にもなり、「今の洗濯機が壊れたら・・」「もう少し価格が下がったら・・」という人も多かったと思います。
ところが、縦型洗濯機に「乾燥機能付き」が登場したことから事態が変わりました。
「機能にさほど違いがないなら、安い方で」と、高価なドラム式に憧れつつも、手頃な縦型を選ぶ人が多かったのです。
とは言え、ドラム式は衣類が絡みにくく、洗濯時の節水にもなります。また、温風を当てて乾かすので、仕上がりがふんわりして、シワになりにくいのも魅力です。
最近では、ホコリや花粉などを気にして洗濯物を外に干さない家庭も増えていますので、乾燥機能が優れたドラム式洗濯機は、主婦の憧れであることに間違いはありません。
つまり、購入費用という点で購入率が今一つ伸び悩んでいるドラム式洗濯機は、安く購入できる中古市場が狙い目と考えられます！
ドラム式洗濯機 人気モデル紹介
- Panasonic NA-VX9600L
40℃のつけ置きコース、30℃のおしゃれ着コースなど、洗濯する際の水温が気になる方に人気の機種。ふんわりジェット乾燥によるワイドな風で衣類のシワを抑えながら乾燥します。上位機種ならではのカラータッチパネル搭載で、エラーなどの対処法も知らせてくれるので便利です。
- パナソニック プチドラムNA-VH320L
マンションなどの省スペースにも置けるコンパクトサイズ。温水機能・ジェット乾燥がありませんが、その分、価格も抑えられているので、設置スペースと予算を優先したい方に人気のモデルです。
- 日立 ヒートリサイクル風邪アイロンビッグドラム
35℃の温水ミストシャワーで衣類の黄ばみを抑える機能つき。時速300kmの高速風と直径61cmの広いドラムでで衣類を乾燥するので、衣類が絡まずシワも抑えられます。乾燥の仕上がりが気になる方に人気です。
おすすめ買取店紹介
ファーストハンズ
リサイクルショップに売却したことがある人の多くが経験する事前査定額からの減額。事前査定で正直に申告したのにマイナスされるのは、ちょっとショックですよね。ファーストハンズは、見積もり時に型番や汚れ・キズ・凹みなどを正直に伝えていれば、事前査定額が減額されることがありません。また、他店より査定額が低ければ再査定あり。丁寧にクリーニングした商品には、買取金額アップの可能性もあります。
洗濯機・ウォシュレット・ビルトイン食洗器などの水回り、IHヒーター・ビルトインコンロなど専門知識が必要な家電製品も、各専門ショップとのリンクで安心して相談できます。
パワーセラー買取.com
冷蔵庫・洗濯機・給湯器などの家電専門買取店なので、メールか電話で売りたい洗濯機の「型番」「年式」を伝えるだけで、おおよその査定を知ることが出来ます。東京・千葉・神奈川エリアにはスタッフが1日に10台以上のトラックで巡回、大型家電の引き取りや希望日に合わせた対応が可能。
販売網は、実店舗とネット店舗があり、液晶テレビ、大型冷蔵庫、ドラム式洗濯機などはヤフオクでも販売。在庫の回転が速いので、査定価格に期待ができます。
ドラム式洗濯機を高く売る方法
掃除は基本マナー
洗濯機を掃除するとなると、かなり労力がかかりそうですよね。しかし、カビや洗濯槽内のニオイを取るだけでも査定額にはプラスになります。洗濯槽の水アカやニオイ取りは、専用の洗浄剤がドラッグストアなどでも販売されています。数百円で購入できますので、査定額アップの為にわずかな手間を惜しまないようにしたいですね。
最も汚れやすいのに忘れられる部分が、洗濯機の底面とホースの清掃です。どちらもカビが発生しやすく、水アカと繊維クズが泥汚れのようになる箇所なので、しっかり掃除しておきましょう。
付属のものを用意
購入時の保証書・取扱い説明書が保管してあれば、必ず用意しておきましょう。
また、ドラム式洗濯機で忘れてはならないのが「輸送用ボルト」です。輸送用ボルトとは、運搬する際にドラムを固定するための物ですが、これがなければ運び出すことが出来ません。
早く売る
近年の家電は、8～10年が寿命だと言われていますので、5年以上経過した家電は急激に査定額が低下します。また、寿命と言われる10年を越えた家電は、買取を拒否されるケースも少なくありません。「いつか売れるだろう」「欲しい人がいれば・・」と保管しているうちに、買取ではなく廃棄を余儀なくされる可能性がありますので、早めに買取してもらうようにしましょう。
違法業者に要注意
売りたい洗濯機が故障している、10年以上前のモデルというケースでは、買取ではなく廃棄の可能性が高くなります。その際、ジャンク品でも買取しますという業者がいます。
忘れてならないのは、洗濯機は「家電リサイクル法」の対象品目だということです。廃棄する場合には、一般廃棄物運搬業の許可、地区町村の委託業者であることを確認してください。
※「産業廃棄物の許可」「古物商の許可」で洗濯機の回収は出来ません。
まとめ
縦型洗濯機に乾燥機能が付いたことで、コストパフォーマンスという点で洗濯機の売れ筋は、相変わらず縦型が人気です。しかし、梅雨時になると、乾燥機能が優れたドラム式洗濯機はやはり魅力です。
洗濯機は毎日使う物なので、冬のストーブ、夏のエアコンのように季節に影響されることがなく、年中通して需要のある家電です。しかし、洗濯ものが乾かない梅雨は目の前。今、ドラム式洗濯機の買い取りを検討されているとしたら、雨の多い季節の前は高価買取のベストタイミングです！
