古いエアコンはスクラップ買取業者に依頼して大丈夫?注意点を解説

  • 2024年9月12日
エアコン買取
この記事で解決できるお悩み
  • エアコンのスクラップ買取業者について知りたい
  • 古いエアコンの価値が知りたい
  • 古いエアコンの処分方法が知りたい

本記事では、古いエアコンの処分方法を紹介します。併せて、どのようなエアコンに買取価値があるのかも解説するので、自分のエアコンをどう処分したらよいのかがわかるはずです。

古いエアコンの処分方法には、リサイクルショップでの買取やリサイクル法に則った処分といった方法があります。エアコンのスクラップ買取業者という選択肢もあるものの、違法な業者が多く、おすすめできません。

古いエアコンの処分方法にお困りの方は、ぜひ本記事に目を通して自分に合った処分方法を見つけてください。

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エアコンは家電リサイクル法の対象

家電リサイクル法とは、エアコンなどの家電に使われている資源を再利用することで廃棄物を減らし、地球環境を守ることを目的として2001年4月より施行された法律です。下記には、家電リサイクル法の対象である4品目を挙げました。

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管式、液晶式、プラズマ式)
  • 洗濯機(衣類乾燥機)
  • 冷蔵庫(冷凍庫)

家電量販店を含む小売業者には家電の回収・運搬義務が、家電の製造元であるメーカーには家電のリサイクル義務がそれぞれ課されています。

エアコンのスクラップ買取業者には注意が必要

エアコンのスクラップ買取業者には悪質な業者が多く、処分先としておすすめできません。それは、行政に無許可で営業している業者がほとんどであり、引き取ったエアコンを違法なやり方で処分されてしまう可能性が高いからです。

スクラップ買取業者はエアコンに含まれている銅などの貴重な部品を狙って、利益を得るために営業しています。利益を得たらエアコン自体はもう用済みなので、不法投棄などの不適切な方法で処分してしまうのです。

家電リサイクル法の対象であるエアコンは、本来であれば家電の所有者側が費用をかけて処分することが一般的。しかし、せっかくなら不用なエアコンを少しでもお金に換えたいと考える方が多いことも、また事実でしょう。

なかには行政から許可を取っている業者がいないわけではありませんが、そのような業者に買取ってもらって売り手が十分な利益を得られるかはむずかしいところでしょう。

古いエアコンに価値はあるの?

まず最初に古いエアコンの価値についてですが、エアコンとしての価値は稼働しない時点でありません。

スクラップ業者が欲しいのは、エアコンの室外機使用されている配線に含まれる銅が目当てで買取をしているのです。

銅管はそのまま再利用されることはありませんので、エアコンが壊れているから買取は無理だ、と思い込まずに信頼出来る買取業者に相談してみましょう。

銅の価格はどのくらい?

銅の値段は常に変動しており、日本の銅相場は、LME(ロンドン金属取引所)の相場価格を指標として国内産銅メーカーが決定しています。

2024年8月16日現在では、1kgあたり1,400円程度で推移している状況。この相場で買取られたエアコンの銅管から、ショップごとに諸々の費用が差し引かれた金額が、エアコンの買取金額です。

スクラップ業者以外の古いエアコン処分方法

古いエアコンを処分する方法としては、スクラップ業者以外に「リサイクルショップに売る」「リサイクル法に則り処分する」といった方法があります。ここでは、それぞれの方法についてひとつずつ解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

リサイクルショップに売る

せっかく古いエアコンを手放すなら、少しでもお金に換えられたらと考える方は多くいるでしょう。リサイクルショップへ古いエアコンを持ち込めば、買取ってもらえる可能性があります。無料で自宅まで出張して査定・買取をしてくれる店舗もあり、お得に処分が可能です。

ただし、一般的にサイクルショップで買取ってもらえるエアコンは、製造から5年以内であることが条件。製造から5年以上が経過したエアコンは、買取ってもらえない場合があると留意しておきましょう。

リサイクル法に則り処分する

家電リサイクル法の対象品目であるエアコンは、原則として法に定められた方法で処分をする必要があります。

ここでは、エアコンを購入した店舗で処分する方法と、自治体のルールに則った形での処分方法の2つについて解説。購入店での処分の場合は新しいものに買い換えるか、自治体のルールに則った方法の場合は自分で処理場へ持ち込めるかどうかが主なポイントです。

購入店で処分

購入した店舗が分かれば、エアコンの処分を依頼できます。依頼された業者が自宅までエアコンを引き取りに来てくれるので、手間を掛けずに処分できることが嬉しいポイントです。

購入店での処分の際には、リサイクル料金と運搬費用、エアコンの取り外し料金が掛かります。また、エアコンの買い換えの場合、店舗によっては古いエアコンの処分料金を安くしてくれることがあるので、事前に確認しておきましょう。

自治体のルールに則り処分

全国の各自治体では、家電リサイクルのために回収業者や処理場を指定しています。回収業者への依頼の場合はエアコンの運搬の手間を省けることが、処理場への持ち込みの場合は運搬費用を節約できることがメリットと言えます。

なお、処分にかかる費用や対象製品などは、各自治体の公式サイトから確認できることが多いです。必ず事前に詳細をチェックしてから処分を進めましょう。

古いエアコンの買取はスクラップ業者以外も視野に

本記事では、古いエアコンの処分方法や買取価値のあるエアコンの特徴、エアコンスクラップ買取業者などについてお伝えしてきました。

エアコンを正しい方法で処分することは、環境を守ることはもちろん、場合によっては罰則から身を守ることにもつながります。もしエアコンを少しでもお金に換えたいなら、リサイクルショップでの買取も検討してみるとよいでしょう。

古いエアコンの処分を検討中の方は、ぜひ本記事を読み直して適切な処分方法を見つけてください。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:ネオライン

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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