東芝は、1875年の明治時代に創業した日本の電機メーカー。田中久重が設立したことから、当時は田中製造所として銀座に工場を設け、国産電球「アーク灯」や水車発電機、そしてラジオ用送信機など日本初の製品を次々に開発してきました。
1939年に名前を東京芝浦電気株式会社に改名してから、日本第1号となる電気洗濯機「ソーラーA型」を開発。これが東芝の最初の洗濯機とされています。その後、国内だけでなく海外へも洗濯機をはじめ、白物家電を積極的に輸出し、高度経済成長期を支える大企業として成長を遂げます。
そんな東芝の洗濯機は、今でも多くの家庭で使われています。しかし買い替えや引っ越しをきっかけに、不要になって使わなくなるところもあるかと思います。そこで今回は、そんな東芝の洗濯機をリサイクルショップに買い取り出して売れる方法をご紹介します。
東芝製洗濯機の買取相場
過去にリサイクルショップで買取した、東芝製品のモデルと買取価格をご紹介します。
AW-50GK(縦式)
6000円
AW-90SVL(縦式)
8000円
ES-Z100-NL(ドラム式)
1万5000円
TW-Z8200L(ドラム式)
1万8000円
リサイクルショップでの買取方法
リサイクルショップの主な買取方法をご紹介します。
店頭買取
お店に洗濯機を持っていって買い取りしてもらう方法。メリットは、その場で査定してお金にを受け取ることができるところです。すぐにでも現金が欲しいと思う人にとっては、この方法が唯一その日中にお金をもらえます。また、査定結果が不満であれば、商品を返してもらうこともできます。
デメリットは、商品をお店に持っていく必要があるので手間がかかるところです。特に洗濯機といった重い商品は、女性はもちろん男性でも運ぶのがひと苦労であり、かつ車を使わなくてはならないのも面倒となるでしょう。
出張買取
お店がスタッフを派遣し、家まで来て商品を引き取る方法。メリットは、申し込みをして家に待っていればいいので手間がかからないことです。洗濯機においては非常に重い商品なので、引き取りに来てくれるのは大変ありがたいことでしょう。
デメリットは、お店によっては運搬の手数料がかかるところです。低い買取価格が提示されれば、手数料と変わらず結果としてお金がもらえなくなることもあります。また、買い取りに出してお金を受け取るまでの日にちがかかることもあります。
宅配買取での利用方法
さらにもうひとつ、宅配買取という方法があります。これは、宅配業者が家まで来て梱包をし、引き取ってもらう方法です。これは配達のプロがおこなうことでスムーズかつ安心して商品を出し、なおかつ手数料が無料であるお店が多いところが最大のメリットです。そんな宅配買取の流れをご紹介します。
お店に申し込みをする
まずはお店に連絡をして、買い取りの手配をします。電話での申し込みとインターネットでの申し込みの2種類があり、使いやすい方で進めます。日にちや時間などを調整して、引き取り日を確定します。
宅配業者に引き渡す
当日は宅配業者が家に来て、取り外しや梱包などをして引き渡します。時間は10〜15分ほどで済みます。出張買取はここで30分もかかることもあるので、その点では非常に素早く終わるのが特徴です。書類に記載や押印などをして、引き渡し完了です。
査定結果
数日後に、お店側から査定の結果が電話もしくはメールにて連絡がきます。基本的に出張買取と宅配買取は返品不可のため、ほとんどはここで了承する流れになります。もしあまりに査定価格に不満がある場合は、しっかりとスタッフに申し出ましょう。
お金の受け取り
査定結果に納得すれば、その日または数日後に銀行口座に振り込みされます。お店によっては、現金書留やその他の方法があるかもしれませんが、基本的には振り込みになることがほとんどです。
高く売るためのポイント
ここで、少しでも高く売れるためのコツをご紹介します。
年式を確認する
基本的に家電製品をリサイクルショップへ買取に出す場合、製造年数が3〜5年以内であることが条件として挙がっています。それよりも古いものは買取不可のことが多いので、まずは年式を確認するようにしましょう。
きれいに掃除する
使用すれば汚れはつくもの。買取に出す際には、外も中もすべてきれいに整備しておきましょう。汚れがついているとスタッフに悪い印象をあたえ、場合によっては買取してもらえない可能性があります。
付属品を揃える
取扱説明書や保証書など、購入時に付いてきた付属品を用意しておきましょう。なければ減額される可能性があります。今ではフリマアプリでバラ売りされていることが多いので、もしなくした場合は探して準備するもの手です。
売れない洗濯機の処分方法
年式が古かったりあまりに状態が悪かったりと、売れない洗濯機も中にはあります。それらを処分する方法をご紹介します。
小売店に処分をお願いする
これは、新しい商品を購入する際に利用できます。購入後、宅配業者に新しい洗濯機を運んでもらい、ついでに古い洗濯機を引き取ってもらいます。この場合、リサイクル料金という手数料を払います。料金はおよそ2500円ほど。さらに運搬費として500円前後かかります。
粗大ゴミに出す
住んでいる地域に依頼して、ゴミとして処分する方法です。電話またはインターネットで申し込みをし、お店で販売されているゴミ処分券を購入し、それを貼って指定した日にちに指定された場所に出します。こちらも1500円〜2500円ほどかかります。
注意することは、日中地域を巡るゴミ回収車に出すこと。無料とアナウンスしておきながら、いざ渡すと高いお金を請求されたり、回収しておきながら違法の廃棄処分をして済ませることがあります。アナウンスにつられて、そのようなゴミ回収車には渡さないようにしましょう。
まとめ
日本の大手家電メーカーとして活躍する東芝。冷蔵庫や電子レンジといった白物家電をはじめ、テレビ、パソコン、エアコン、照明器具など多岐にわたって製造しています。冷蔵庫も縦式とドラム式の両方を販売し、消費者のニーズに対応した幅広い製品を販売しています。
そんな東芝の洗濯機が、買い替えや引っ越しで不要になったら、お金を支払って処分する前に、上でご紹介した買取方法を参考にしてください。もしかしたら、多少のお金になるかもしれません。