スイッチを入れたらすぐに暖かくなり、電気ストーブなどと比べるとランニングコストも安い。そんなファンヒーターは非常に重宝する暖房器具です。しかし難点は灯油やガスを燃焼させて暖を取るという点。冬場湿度が高い地方では、カビや結露の原因となってしまいます。
石油ファンヒーターは人気商品ですが
その点、冬場に空気が乾燥してる大阪のような地方では、ファンヒーターは高い人気があります。しかし、もっともポピュラーな石油ファンヒーターは、多くのリサイクルショップで安全性の面から製造年しばりが厳しい上に、買取ってくれない場合も多いのです。
ですから、買取を考えているならばガスファンヒーター(これも石油ほどではないものの、ショップごとに製造年などの縛りがあります)、もしくは製造から時がたっていない石油ファンヒータ、そして電気ストーブと大差ないセラミックファンヒータの3通りに分けて考えなくてはいけません。
ショップの選び方
手持ちのファンヒーターの方式は?
ガスか石油かセラミックか、ヒーターの方式によって、またショップによって買取対象が変わります。自分の手持ちのファンヒーターが、まずはショップの買取対象か否かを判断することが第一です。
買取価格以前の問題?
例えば大手買取ショップ「ハードオフ」は、ガスファンヒーターは新品のみ、セラミックファンヒーターは製造5年以内、石油ファンヒーターは買取不可というルールになっています。
このように、ショップによって、それぞれ細かいルールが決まっていますから、買取してもらえるかどうかの確認が必要、ついてに事前査定をしてもらい販売先を選ぶ、この方法がよいでしょう。
店舗の紹介
暮らし便利館WOW!
官公庁や企業との取引、口コミの評価の高さなど顧客からの信頼性の高さを自負するのが「暮らし便利館WOW!」。実店舗の摂津市三島では買取と販売をおこなっているほか、大阪全域へ出張買取もおこなっています。ファンヒーターは得意にしている品目ではありますが、所有しているタイプが買取可能かどうかは確認が必要、まずはお電話を。
アイリス買取センター
出典:アイリス買取センター
豊富なファンヒーターの買取実績を誇る「アイリス買取センター」ですが、買取実績を見る限り、ガスファンヒーターのみが対象と思われます。反面、そのれだけの実績をアピールしているのは売れ筋だから。ガスファンヒーターの買取を考えているならば、候補に入れておきましょう。
良品買館
大阪府内に12店舗を展開する「良品買館」は「キングラム」で有名なベストバイグループの郊外型店舗。非常に幅広い買取品目と、販売をおこなっており、ファンヒーターも買取品目の一つです。近場に店舗があるでしょうから、事前査定時だけでも利用したい店舗です。店頭と出張、宅配の3通りの買取に対応しています。
ECOハウス
ECOハウスは大阪だけでなく日本全国出張買取してくれる買取店で、ファンヒーターならセラミック・ガス・石油いずれの種類も高額買取。
年中無休(10:00~20:00)で見積もりも無料の即日回答。当日出張も可能で、メール・LINEでの問い合わせは24時間受け付けています。
さらに、ECOハウスは他の総合リサイクルショップでは真似できないような高価買取をしてくれる点も魅力の一つ。独自の流通ルートを持っているおかげで多くの高価買取実績を誇ります。
また出張買取の場合ECOハウスはファンヒーター1点からでも出張買取が可能。もちろん大量買取りもできますので、ファンヒーター以外に処分したい家電や家具などの不用品も一緒に買取ってもらえます
ファンヒーター買取の利用方法
まずは、買ってもらえるかどうかから
手持ちのファンヒーターが買取対象になっているかどうかを確認するために、型式をショップに正確に伝える必要があります。ですから、買取の可否や事前査定時に、本体の背面などに張られている型式や製造年が書かれたシールを確認しておかなくてはなりません。
買取方法は複数から選べますが
次に店頭や出張、宅配といった買取方法を選ぶことになるのですが、高級時計などのように、高額な買取価格がついたりするケースは考えられません。ならば、近場のショップの店頭に持ち込むか、出張買取を依頼するかがよいでしょう。
そのファンヒーター動きますか?
当たり前のことですが、完動品が絶対条件です。故障しているものを買取ってくれるショップはあることはありますが、大阪では見当たりませんでした。こうなると、廃棄するしかありませんね。
高価買取のコツやポイント
販売もおこなっている店舗を探す
自店で販売できる能力を持っているショップの方が、ヤフオク!などの相場によらない値段をつけており、高く買ってくれる傾向にあります。ですから、家電に売り場面積を咲いているようなショップを探したほうがよいでしょう。
次にいつが売り時かについてですが、実需期に売るのが一番よいでしょう。場所をとるものをシーズンまで在庫として抱えているのは、ショップ側も喜びません。買取ってすぐに現金化できる実需期の方が少しは高く可ってもらえます。
見えるところは徹底的に掃除を
空気を吸い込んで熱風を送り出す仕組みのファンヒーターは、吸気口を中心にホコリがたまっていますから除去を忘れずに。また下部の受け皿のような形状の部分もホコリがたまりますから、忘れずに除去を。分解してまで査定はしませんから、外見上はできる限りキレイな状態にしましょう。
新品ならば封を切らない
いったん封を切ってしまうと買取価格がダウンしてしまいます。「未使用・未開封品」が一番高く買ってもらえる状態なので、使う予定がないならば、箱に入った状態のまま買取ショップにゆだねるようにしましょう。
中古品なら付属品をなくさない
取説などの付属品はなくしてしまうと原点ポイントになってしまいます。また、保障期間が残っている場合は、逆に買取価格もアップしがち。付属品は必ず探して、一緒にもっていきましょう。
査定基準や注意事項
ガスや電気の場合は問題がないのですが、石油ファンヒーターはちょっとした弾みで、灯油が漏れる仕組みになっています。ですから輸送時には、燃料を完全に抜くようにしましょう。取説に書いてある手順にしたがってください。
まとめ
大阪は地域的にファンヒーターが広く普及しており需要も高いのですが、今後、とりわけガスファンヒーターの需要は不透明なものがあります。なぜなら、すでに始まっている電力小売や来春から始まるガス小売の動向によってはガス製品が、大量に売りに出される可能性があるからです。
そうなっては相場の暴落は避けられません……すぐに、ガスのファンヒーターの価格が暴落するとは今のところは考えられませんが、そんな風にガス製品をめぐる環境は変化しつつある、このことを報告しておきます。