多く流通しているのは使いやすく暖房効果の高い石油ファンヒーターですが、最近は温風だけでなく送風ができるセラミックファンヒーターも非常に人気を集めています。夏も扇風機代わりに使うことができ、一年を通して部屋に置いておけるためです。
ファンヒーターは身近な家電のため、中古での売買も非常に盛んです。今回はファンヒーターの高価買取のコツを紹介します。
ファンヒーターの種類
photo by Tai-Hua Lu
- 石油ファンヒーター…灯油を燃焼して温風を送ります。
- セラミックファンヒーター…電気でヒーターを加熱し暖を取ります。
- ガスファンヒーター…ガスを燃焼し温風を送ります。ガスの安い都市ガスの地域で使用されています。
いずれも空間全体を暖めることができますので、冬の暖房器具の中でも非常に人気です。加湿器機能や空気清浄器機能を搭載した、高性能な機種も発売されています。
高く売れるファンヒーターのモデル紹介
ここでは、各有名メーカーの人気のファンヒーターを紹介します。
コロナ FH-WZ3615BY
どんな部屋にも合うスタイリッシュなデザインの石油ファンヒーター。優れた消臭機能を備えているだけでなく、人の動きを検知して火力を調整したり消化したりする高性能な省エネセンサーつき。部屋全体をムラなくあたため、床暖房のような温かさだと評判です。
ダイニチ FW-3215S
日本製で非常に長持ちすることで評判のダイニチの石油ファンヒーター。価格が手ごろで、一部屋だけに手軽に使いたい時などにぴったりの機種です。操作がシンプルなので年配の方も安心して使用できることで評判です。
ダイソン Pure Hot + Cool HP01WS
空気を清浄しながら暖かい風と涼しい風を送ることができます。扇風機としての需要も非常に高く、羽根がついていないので小さな子供のいる家庭に大人気。シンプルなデザインなので家具にもなじみやすいです。この機種に関わらず、ダイソンのHot + Coolシリーズは人気があります。
シャープ PF-GTH1-W
暖房だけでなく、扇風機、イオン発生機として一年を通して使用することができるファンヒーターです。高濃度プラズマクラスター25000を搭載しているため除菌や脱臭も可能。機能が似ているダイソンよりも安価で手に入るため人気を集めています。
ファンヒーターの買取相場の目安は?
一年を通して使用できる送風機能を備えたファンヒーターは人気が高いため、買取相場が高めです。特に人気の高いダイソンのhot + coolシリーズは定価の半額近くの値段で査定をしてくれる店舗もあります。
家庭でよく使用されている石油ファンヒーターの場合、数年間使用したものであれば定価の1割前後が相場の目安となります。新しいものであれば更に高く買取をしてもらえます。
実際にファンヒーターを売ってみよう
買取方法は主に3種類
ファンヒーターを売る方法は以下の3種類です。
- 店頭買取…ファンヒーターを買取店に自分で持っていきます
- 宅配買取…買取店に宅急便でファンヒーターを発送します
- 出張買取…買取店の店員に自宅に来てもらい、引き取ってもらいます
店舗によって買取品目は異なります。重いファンヒーターをわざわざ持っていったにも関わらず買取を断られてしまうのは辛いですね。そのため、インターネットで買取品目を確認し、複数の店舗に事前査定を申し込むことを強くオススメします。
オススメは宅配買取
ファンヒーターを売るのにオススメなのは宅配買取です。宅急便は配達業者に連絡をすれば集荷に来てくれますので、重いファンヒーターを自分で持ち歩かずに済みます。ダンボールや緩衝材がないという方は、宅配キットを用意してくれる店舗を選べば自分で用意する手間が省けます。
査定価格を上げるためのコツ
本体の掃除をしよう
石油ファンヒーターの場合、裏側のファンの部分に埃が溜まります。掃除機でフィルターを吸い、濡らして固く絞った布で拭きましょう。床に接する皿のような部分もよく汚れる場所ですので、同様に掃除をします。
また、灯油タンクを入れる場所に『油受け』がついている機種があります。意外とゴミがつきやすいため、掃除ができるようなら掃除をしておきましょう。水ではなく綺麗な灯油を使い、ゴミが取れるまですすぎましょう。
説明書が箱があれば一緒に売ろう
購入した際の箱や説明書、保証書、付属品などがあれば一緒に売りましょう。これらが揃っているほど査定価格もアップします。
査定の基準は?
まず査定の際の基準となるのは、本体価格と販売から経過した年月です。新品でも機種が古くなればなるほど査定価格は下がっていきます。
- 付属品の有無
- 傷や汚れの有無
- 正常に動作をするかどうか
以上のことを加味したうえで査定価格が決定します。
注意点や減額ポイント
必ず買取品目を確認しよう
石油ファンヒーターの場合、買取対応機種が限られている場合があります。例えば店頭買取大手のハードオフの場合、石油ファンヒーターは製造3年以内のものしか買取を行っていません。石油ファンヒーターの買取を行っていない店舗もあります。査定を申し込む際に確認をしましょう。
灯油は抜いておこう
石油ストーブを宅配買取してもらう場合、灯油は抜いておきましょう。本体内に残ってしまう灯油は灯油吸い取り用のスポイトを使用するときれいに取れます。
長く灯油をタンクに残しておくと灯油が劣化し、本体が痛む原因にもなります。査定にも響きますので、しばらく使わないと思った時点で灯油を抜いてしまいましょう。
ファンヒーターの売り時はいつ?
ファンヒーターなどの暖房器具の需要が高まるのは9月~11月です。売りたいならその時がねらい目です。11月ごろは中古の石油ファンヒーターを買い求める方が一気に増えるので、古い機種でも値段をつけてもらえる可能性が高くなります!
送風機能も兼ねているセラミックファンヒーターは季節は関係ありません。新しい機種が発売されると査定価格が下がりますので、売りたいと思ったらすぐに売りましょう。
まとめ
様々な機種が発売されているファンヒーター。最近は多彩な機能を持ったものが発売され、夏も使用できるファンヒーターも登場しています。種類によって売り時も異なりますので気をつけましょう!