【ミニマリスト流】ものを捨てるコツとは?捨てられない迷いを断つ方法も解説!

  • 2020年2月25日
ミニマリスト・断捨離

ミニマリストのように物を上手に捨てるのは意外と難しいものです。

いざ捨てようと整理を始めても、結局そのままなんてことにならないためにミニマリストの物を捨てるコツを紹介します。

自宅に溢れている物の整理を決意して断捨離を行なったのに「これは使うかもしれない」などと考えてしまい、断捨離したのにほとんどの物を残してしまったということも多いのではないでしょうか。

今回は、ミニマリストのように物を溜めないようにするコツや、断捨離で物が捨てられるようになるコツをまとめてみたので、ぜひ参考にしてミニマリストを目指してみてください。

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ミニマリストになるコツはものを手放すこと

ミニマリストたちは断捨離することなく、日々の生活のなかで必要な物と不必要な物を見分け、本当に必要な物だけを残しています。ミニマリストのように、不必要な物を手放すことができるようになるコツをまとめてみました。

コツ① 物を手放すことに慣れる

物を手放すことができない・捨てられないというのは、その人の性格や性質ではありません。物を手放すことができないという方は物を手放すことに慣れておらず、自分で「捨てられない」と思い込んでいるだけです。

ミニマリストが執着なく物を手放すことができるのは、捨てる習慣が身についているからです。そのため、ミニマリストのように物が捨てられるようになるコツは、物を手放すことに慣れて捨てる習慣を身につけることです。

コツ② まずはゴミから捨てる

ミニマリストのような物を手放す習慣を身につけるには、まずは明らかにゴミだとわかる物から手放すようにするのがコツです。

ゴミといっても、使ったティッシュとかや床に落ちていた紙の切れ端とかではなく、空になった容器や賞味期限が切れている食材や調味料、壊れていて使えなくなった家電、破れた服、片方しかない靴下などのことです。

物を手放すことに慣れていない方は、これらのゴミやガラクタともいえる物でも「いつか使うかもしれない」、「修理すれば使えるかもしれない」と捨てずにいることが多いです。

いきなり、まだ使える物を手放すのは難易度が高いでしょうが、もう使えない物であれば難易度が低いでしょう。

そうした他の人から見て明らかにゴミだと思われ物を手放すことができれば、捨てられた達成感が少しづつ蓄積していき、まだ使える物でも手放すことができるようになっていきます。

コツ③ 複数ある物から手放す

自宅に同じ物が複数あるのなら、本当に必要な数だけ残して手放すようにするのが、ミニマリストのように物が手放せるようになるコツです。なぜかハサミや爪切りがたくさんあったりしていませんか?

滅多に使わないボールペンがたくさんあるのは無駄ですし、ほとんど使っていない食器や調理器具は必要がありません。

複数ある物は必要な数だけ残しておけば、手放しても不便になるようなことはないので、自宅に複数ある物は整理して手放す習慣を身につけましょう。

コツ④ 1年間使わなかった物は手放す

使っていない物は手放す、これもミニマリストのように物が手放すことができるようになるためのコツです。1年間使わなかった家電や用品は、来年も再来年も使わない可能性が高いです。

ただし、災害用品のように何かの備えとして置いている物は別ですし、暖房器具や扇風機のような四季ごとに使う物は、しばらく使っていないからといって処分してしまうと必要な季節になったときに困ります。

物を手放すことに慣れていない方だと、1年間では本当に手放して大丈夫か不安で、なかなか手放すことができないかもしれませんよね。最初は「2〜3年間使わなかったら手放す」から始めるのがおすすめです。

コツ⑤ 熱く語れる物は手放さない

趣味の物やコレクション品を手放す場合は、思い入れがあって熱く語れる物かどうかを判断基準にするといいでしょう。ミニマリストでも、趣味で集めていた物を今でも語っている方が少なくありません。

熱く語ることができる物を手放すと、後で後悔することになり、その後悔からまた物を手放すことができなくなってしまう可能性があります。

コツ⑥ 元を取るは厳禁

使っていない物でも高価な物だと、「まだ元を取っていないから」という理由で手放すことができません。

しかし、いくら高い物でも使っていないのなら、今後も使う可能性は低く、結局元が取れないままになることが多いです。そのため、物を捨てる習慣を身につけるには、「元を取る」という発想は捨てるのがコツです。

それに、高価な物であれば、高く買取ってもらえる可能性があるので早く手放した方が「元を取れる」かもしれません。

コツ⑦ 手放すのに迷ったら一旦隠す

使っていない物がテレビやソファーなどの大型家具のような物だった場合、いくら使っていない物でも本当に手放して大丈夫か心配になるでしょう。

身近にある物を手放そうか迷ったときは、その物を一定期間、電源を抜いたり布などで隠したり、クローゼットにしまうなどして視界から隠してしまいましょう。また、その物を手放した後の生活がどうなるかをシミレーションしてみるのも1つの手です。

しばらく無い状態で何日か生活してみて「なくても暮らせるな」という実感を得ておけば、手放しやすくなりますし、後悔することもないでしょう。

コツ⑧ 「手放す」に抵抗があるのなら「譲る」に気持ちをシフトする

長いこと使っていない物から手放すようにしているけど、どうしても物を「手放す」ことに抵抗があるという方は、「手放す」ではなく「譲る」に気持ちをシフトとしてみましょう。

使っていないから手放すではなく、必要としている方に譲るのだと思えば、物を手放すことに少しは抵抗を感じなくなり、何度か繰り返すうちに物を手放す習慣が身に付くでしょう。

コツ⑨ 大元から手放す

テレビを手放せば、DVDプレイヤーやDVDは不要ですし、パソコンを売ってしまえば、パソコンラック、プリンター、スキャナ、USBメモリ、外付けHDDは必要なくなります。

物を手放す際には、大元となる物から手放すようにするのがコツです。大元を手放してしまえば、付属品や周辺機器、関連機器、ケーブル類といった物を一気に手放すことができます。

ミニマリストの物の手放し方とは?

ミニマリスト
物を手放す際に困るのはどうやって物を手放すかです。ここでは、ミニマリストが物を手放す際の方法を紹介していきます。

手放し方① 自治体にゴミで出す

空になった容器や賞味期限が切れている食材や調味料、壊れていて使えなくなった家電、破れた服、片方しかない靴下などの明らかにゴミだと誰もが判断できる物は、自治体でゴミとして処分してもらえます。

テレビや冷蔵庫は粗大ゴミで出すことはできませんが、炊飯器や扇風機といった家電なら粗大ゴミで出せます。

自治体によっては可燃ごみと不燃ごみなどを分別しなければならないなど、自治体によってゴミの処分方法が違うので注意しましょう。

手放し方② リサイクルショップや買取専門店で売る

まだ使える服や家電は、捨てるのではなくリサイクルショップや買取専門店に持っていけば、お金になる可能性があります。

ゴミとして出すと1円にもならないどころか、物によっては処分に費用がかかる場合もあるので、まだ使える物は売るのがおすすめです。

近くにお店がない場合は、出張サービスや宅配買取を行なっているお店を利用しましょう。

着物やブランド品などを売る場合は、色々な物の買取を行なっているリサイクルショップではなく、着物やブランド品の買取を専門としているお店の方が、専門知識を持った方に査定してもらえるので高価で買取ってもらえる可能性が高いです。

手放し方③ ネットオークションやフリマアプリを利用する

リサイクルショップでは買取ってもらえない物でも、ネットオークションやメルカリなどのフリマアプリで売れる可能性があります。

こうしたネットオークションやフリマアプリは自分で売る物の値段設定ができますし、リサイクルショップなどではタダ同然の価格で買取られる物が高値で売れることがあります。

ただし、利用しているとついつい他のものを買いたくなってしまい、物を手放すためにネットオークションやフリマアプリを利用したのに、何故か自宅の物を増やすことになってしまう可能性もあるので注意しましょう。

手放し方④ 知り合いや親戚にあげる

手放す物を欲しがっている方が近くにいるのなら、その方に譲渡して使ってもらうのが一番です。

友人などの知り合いや親戚の方にあげて使ってもらえるのであれば、物を手放すことに抵抗を感じている方でも、抵抗なく物を手放すことができるでしょう。

ミニマリストのように物をためないようにするコツとは?

疑問に思う女性

物を手放す習慣を身に付けることができても、物を溜めてしまうようでは意味がありません。

ミニマリストの部屋がスッキリしているのは、物をためないコツも身に付けているからです。ここでは、ミニマリストにように物をためないコツをまとめました。

自らが所持できるキャパシティを知る

自宅や部屋の広さ、収納場所の大きさによって所持できる物の量は違ってきます。物を置いておける場所以上の物を買い続けると、当然自宅や部屋に物が溢れてきてしまいます。

また、人によって物を管理する能力も違うので、十分な収納スペースはあっても自分の管理能力を越えた物を持ってしまうと結局は使わない物を増やしてしまいます。

そのため、所持できる収納スペースや自分が所持しても管理できるキャパシティを知ることが大切です。自分のキャパシティを知っておけば、自分の適量が分かりますから、自宅に物がたまるのを防ぐことができるでしょう。

購入時によく考える

物を手放すことができるようになっても、使わない物を買ってしまっては意味がありません。新しい物を買うときは、それが本当に必要かをよく考えることがミニマリストのように物をためないようにするコツです。

「あれば便利なので使うかもしれない」、「今は着ないけど、いつか着るかもしれない」という「かもしれない」物を買ったりせず、本当に必要な物だけを購入時によく考えて買えば、使わない・着ない物が増えることはないでしょう。

購入と処分にルールを作る

ミニマリストは「1つ買ったら1つは捨てる」など、物の購入や処分にルールを定めています。自宅の物を減らしていく際も、1つ買ったら同じジャンルの物を2〜3つ減らすというルールで購入と処分を行えば、徐々に自宅から物を減らしていくことができるでしょう。

その他、「食材や日用品はまとめ買いせず、必要量だけを買う」や「買った食料品はその日のうちに使う」といったルールも、物をためないようにしましょう。

兼用できるアイテムを活用する

物を購入する際、複数の用途に使えるアイテムにすることで自宅にある物を減らすことができますし、自宅に物がたまらないようにもできます。

例えば、仕事用の服とプライベートで着る服が兼用できる服を購入すれば、仕事用の服とプライベートの服の両方を減らすことができるでしょう。

また、市販させている洗剤は、食器洗い用、浴槽清掃用など分かれていますが、重曹とクエン酸を買っておけば両方に使うことができます。これらのように兼用できるアイテムは探せば色々とあります。

ミニマリストのなかにも、兼用アイテムを活用して自宅の物を減らしている方がいますので、そうした方がブログなどで紹介しているアイデアを参考にしてみるとよいでしょう。

収納場所を増やさない

部屋にデットスペースがあると、そこを収納場所として有効活用したくなりますよね。収納場所が増えればそれだけ所持できる物が増えてしまい、自宅に物が増えることになります。

そのため、デッドスペースを埋めたい気持ちを捨てて、収納場所を増やさないことも物を溜めないようにするコツです。

また、デットスペースでなくても部屋にたくさん棚があれば、それだけ物を置くことができるようになってしまいます。

置いておける場所があるかないかで物を手放す際の判断基準としている方も多いですから、最初に収納家具を処分してから、手放す物を整理を行えば自宅にある物を一気に処分できるでしょう。

物に保留する期限を設ける

ミニマリストのなかには、物の保留に期限を設けている方もいます。購入した際に、何ヶ月か何週間経過したら、処分するかどうかを判断するのです。

そうすれば、購入したけど結局使わなかった物が処分しやすくなります。ただし、物ごとに保留期限を設けたり、保留期限を長くし過ぎてしまうと忘れてしまう可能性があります。

保留期限は物ごとではなく、年に何回か、何月から何月に購入した物仕分けする日を作っておけば忘れないでしょう。

捨てるコツを押さえてミニマリストを目指そう!

最後に、ミニマリストのように物が手放すようになるためにも、物をためないようにすることが最大のコツです。

今回、紹介したミニマリストが行なっているコツを参考にしながら、少しづつ物を捨てることや、物をためないことに慣れていけば、ミニマリストのような生活ができるようになるでしょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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