必要最低限のものだけを持った生活を楽しんでいるミニマリスト。ミニマリストといえば物をできるだけシンプルにした暮らしをしているイメージがありますが、実際はどういった部屋で生活しているのか気になりますよね。
一人暮らしのミニマリストは、どのような生活をしているのでしょうか？ここでは、一人暮らしミニマリストの部屋の様子を大公開します。
ミニマリストのなかには、自分の日々の生活をウェブなどで公開している方が多くいます。
それでは、自分の部屋の写真を公開しているミニマリストたちの部屋を2例紹介し、一人暮らしミニマリストがどのような部屋で暮らしているのか迫りたいと思います。
一人暮らしのミニマリストの部屋ってどんな感じ？
ミニマリストの一人暮らし部屋はシンプルであることが多いですが、実際は一人暮らしをしているミニマリストの部屋のスタイルはさまざまです。
何もない部屋で生活している方もいれば、自分なりのこだわりのある部屋にしている方も多いです。また、自分が大好きなものは沢山あるという方もいます。
玄関
出典：RoomClip
まずは、一人暮らしをしているミニマリストの玄関をみていきましょう。
一人暮らしミニマリストの玄関の様子とは？
一人暮らしミニマリストの方の部屋の出入り口となる玄関です。
上記の画像のように、玄関はできるだけシンプルにしている方が多いです。ちなみに、玄関にはシューズボックスは置かないようにしています。
玄関の傾向
玄関は自分が帰ったときや、招いたお客さんが最初に目にする場所なので、玄関はできるだけシンプルにするというミニマリストの方が多いです。
インテリアがあるとスッキリしないので、何も置かないようにしているという方も多いようです。不必要な物を持たないのがミニマリストですから、靴にこだわっているという方でなければ所持している靴も最低限。
そのため、シューズボックスは無いという方も少なくありません。また、シューズボックスがないからといって、玄関に靴を置きっぱなしにすると玄関がスッキリしないので、クリアボックスに靴を入れて洋服と一緒にクローゼットに収納にしているという方もいます。このようにして、必要な靴を必要なときに出すようです。
また、服と同じく、靴も収納場所があると、気に入ったものどんどん買ってしまい増えていってしまいますよね。玄関のシューズボックスを無くして収納を減らせば、所持できる靴も減り、たくさんの中から履く靴を悩みながら選ぶこともなくなるので、忙しい朝の時短にも繋がるでしょう。
さらに、ミニマリストの方は、断捨離で玄関マットを処分している方が多いです。 玄関マットを置くと掃除の際に邪魔になることが多いですし、玄関マットの衛生を保つために頻繁に洗濯しなけばならず手間も増えます。
そのため、一人暮らしのミニマリストも玄関に玄関マットを置かないことが多いです。実際、玄関マットを処分したら困ったと語る方は誰もいません。
キッチン
出典：RoomClip
次に、一人暮らしをしているミニマリストのキッチンをみていきましょう。
一人暮らしミニマリストのキッチンの様子とは？
一人ミニマリストのお部屋、続いてはキッチンです。
一人暮らしの方は、家族の食事を作る必要がないのでキッチン家電は小さくて済みます。また食器も自分の分だけでよいので、収納を必要としない方も多くいます。
キッチンの傾向
通常の一人暮らしの方のキッチンは、家電にグラスや食器、ちょっとした食品や調味料、調理器具などの物で溢れていますが、ミニマリストはキッチンは無駄がなくシンプルでおしゃれなキッチンが多いです。
特に、一人暮らしだと料理で作る量も少ないので、ほとんど物がキッチンに置かれていないことも少なくありません。
なかには、必要最低限の料理しかしないのでキッチンに調理家電や調理器具が無いという方もいますし、まったく料理をしないという方だと食材や作った料理を保管することもないので冷蔵庫を断捨離したという方もいます。
ちなみに、食器や調理器具は置いているというミニマリストの方のキッチンでも、見える場所に食器や調理器具、食器などを洗う清掃用品は置いていません。また、見える場所に食器が置いてある場合、それはこだわりのアイテムであるので同じ色やデザインで統一していることが多いです。
トイレ・風呂場
出典：RoomClip
一人暮らしをしているミニマリストのトイレ・風呂場です。
一人暮らしミニマリストのトイレ・風呂場の様子とは？
一人暮らしミニマリストの部屋のトイレとお風呂場はこのような感じです。
衛生に気を付ける場所だけあって、掃除がしやすいようにできるだけ物を置かないようにしている方が多いです。
トイレの傾向
ミニマリストでない方でもトイレはシンプルなことが多いですが、ミニマリストの方のトイレはさらにシンプルです。
トイレ掃除するのにトイレブラシは不要というミニマリストも少なくありません。その理由は、トイレのなかに置いておくと埃が溜まってしまうためです。また、同様の理由でトイレ用の洗剤を置かないというミニマリストも多いです。
一人暮らしの方だと、「自分しかトイレを使わない」、「あると掃除のときに邪魔になる」といった理由で、スリッパやトイレマット、便座マットを置かないようにしている方もいるようです。
さらに、見える場所にあるのが嫌という理由などで、予備のトイレペーパーも置かず、トイレには何も置かない状態にしている方もいます。
風呂場の傾向
通常、お風呂場にはシャンプーやリンスのボトルや、お風呂掃除の道具が置かれていますが、ミニマリストは、シャンプーなどのボトルや掃除道具を風呂場に置きっぱなしにすることはありません。
その理由は、湿気でカビやすくなりますし、水垢で底がヌメヌメしてきて掃除が大変になるためです。
また、石鹸やシャンプーはお風呂に入るときに持ち込み、使った後は乾かして、脱衣所に置くようにしています。
さらに、同じ場所に置いているとカビたり・ヌメったりするのでお風呂場にイスを置いていないという方もいます。お風呂場にイスがないと体を洗ったり、シャンプーをしたりするときに困りそうですが、無いことに慣れれば困らないですよね。
また、大きいボトルのシャンプーやリンスだと置き場を取るので、ミニサイズのボトルにしている方や、ボトルの底がすぐにヌメヌメしてくるのが嫌なので吊るして置くようにしている方もいます。
リビング
出典：RoomClip
それでは、一人暮らしをしているミニマリストのリビングをみていきましょう。
一人暮らしミニマリストのリビングの様子とは？
シンプルで、同じカラーで統一している方も多いリビング。ミニマリストのリビングの様子についてみていきます。
一人暮らしだとソファーなどの大型家具は必要ないので、断捨離で処分してしまう方も多いです。
リビングの傾向
ミニマリストのリビングは、物が少なくてスッキリとしています。一人暮らしだと必要ないので、ソファーやタンスなどの大型家具を持たない方も多いです。また、なかにはほとんど見ないからといってテレビを処分してしまう方もいます。
ちなみに、リビングは統一したカラーにしている、インテリアコーディネートに凝っているなど、ミニマリストのこだわりがあるのもリビングです。
布団・ベッド
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一人暮らしミニマリストの布団・ベッドの様子とは？
そして、一人暮らしをしているミニマリストの布団・ベッドの様子をみていきましょう。一人暮らしミニマリストの寝室はこのような感じです。
一人暮らしのためか布団派の方よりベッド派の方が多いようです。
布団・ベッドの傾向
ミニマリストは寝室もシンプルですが、リビングはカラーの統一にこだわる方が多いです。また、寝室らクッションの柄や色に変化をつけてオシャレな印象にするのにこだわっている傾向がみられます。
ベッドだと布団の上げ下げをしなくてよくなるので、どちらかというとベッド派の方が若干多いですが、一人では動かすのが難しく、寝室の隅から隅まで掃除ができなくなってしまうので布団の方がよいという方もいます。
また、来客用の布団もあったけど置き場がないので処分してしまったという方もいます。来客用の布団がないと、友だちなどが部屋に泊まる際に困る気がしますが、布団がないのを理由に断れるようになってストレスがなくなったとのことです。
一人暮らしでミニマリストになるメリット
一人暮らしでミニマリストの生活をしている方は、ミニマリストになったことでメリットがたくさんあったと語っています。一人暮らしでミニマリストになるメリットには、どういったことがあるかまとめてみました。
メリット① 出費が減った
ミニマリストな一人暮らしをしたことで、日々の生活にかかっていた出費が減ったと語る方は多いです。
ミニマリストは部屋に余計な物は置きたくないと考えるので、あまり物を買わなくなります。衝動買いをしてしまうことも少なくなるので、その場の勢いだけで買い物をして無駄な出費をしてしまうことも減ります。
また、買い溜めしなくなるので、たくさん買い過ぎて使わないうちに使えなくなってしまうこともありません。さらに、買いだめしなくなることで、食品や食材のロスも減ります。
メリット② 気持ちに余裕ができた
ミニマリストな生活をするようになったら、気持ちに余裕ができたという方も少なくありません。
理由は人によって異なるでしょうが、部屋の物が少なくなったので部屋にいても圧迫感を感じなくなったという方もいます。さらに、片付けなければならない物が減って片付けが楽になったので、掃除や洗濯にかかる時間が減り自由に使える時間が増えたという方もいます。
部屋に置いてある物が多いと、掃除をする前に片付けに時間を取られてしまいます。しかし、ミニマリストはあまり必要のない大型家具は置かないようにしているので、家を移動させる手間もかからず短時間で部屋を隅々まで掃除できるようになります。
メリット③ 自分のために使える時間が増える
ミニマリストな一人暮らしをするようになったら、自分のために使える時間が増えたという方も多くいます。
ミニマリストになると、自分に必要のないことにはあまり時間をかけないようになるので自分のために使える時間が増えます。
一人暮らしだと時間に余裕がないという方が多いですが、一人暮らしミニマリストだと好きなことに時間をかけることができ、一人暮らしでも趣味のことに時間をたっぷり使えるようになります。
メリット④ 身軽になった
一人暮らしミニマリストのメリットに、身軽になれるということが挙げられます。部屋に置いている物が少ないので、就職や転勤などで引っ越すことになっても荷造りが簡単に済みます。
引っ越し業者に依頼する場合、荷物が多ければ多いほど費用も高くなってしまいますよね。
また、ソファーやベッドなどの大型家具があっても引っ越しにかかる費用が高くなります。ミニマリストは引っ越しで持っていく荷物も少ないですし、大型家具が無いことも多いので身軽に引っ越しができます。
メリット⑤ 好きな物に囲まれて生活できる
ミニマリストは質素で物を買わない生活をしている人ではありません。必要最低限の物で生活していますが、自分の好きな物にはお金を使っているミニマリストは多いです。
不必要な物を買わないことで好きな物にはたっぷりお金を使えるようになりますので、一人暮らしで好き物に囲まれて生活したいのであればミニマリストになるのがおすすめです。
ミニマリストになるデメリットって？
ミニマリストな生活をしている方や一人暮らしミニマリストの方で、ミニマリストになったことによるデメリットを感じた方はほとんどいません。
普通の生活をしている方から見ると、ミニマリストの生活は不便なことが多そうに見えますが、ミニマリストは自分の好きなことや必要な物にはお金を使っていますし、不要だから物を処分したのですから、無くても不自由を感じることもありません。
ミニマリストな生活で唯一デメリットを感じることがあるとしたら、友人や恋人を部屋に招きづらくなることことでしょう。
自分はミニマリスト生活に満足していても、友人や恋人はテレビやソファーの無い部屋は身の置き場に困りますし退屈してしまうことも多いです。
また、一人暮らしミニマリストのキッチンには、自分の食器しか置いていないので、招いた友人や恋人にお茶も出せません。
一人暮らしでミニマリストを目指してみては？
一人暮らしミニマリストの部屋の共通点はシンプルであるというだけです。
一人暮らしミニマリストの部屋の写真や傾向を紹介しましたが、あくまでそのような部屋の様子をしている方が多いというだけで、人によって部屋の雰囲気は異なります。
ミニマリストになることに意識し過ぎることで、ミニマリストの生活を無理して続けることになってしまいます。
ミニマリストの生活とは、すべてを手放すことではありません。自分にとって大切なものを優先するのがミニマリストですから、一人暮らしミニマリストだからこそ部屋は自分のこだわりの部屋にしましょう。
