セニアカーとは
セニアカーは、お年寄りが自分で操作して動かす電動車いすです。
安定性の良い4輪タイプと、操作しやすい3輪タイプなど、100種類以上ものモデルが発売されています。
道路交通法では歩行者に分類されるため、運転免許は必要なく、福祉用具として介護保険の適用が認められています。
また、非課税なので、購入時に消費税はかかりません。
ここでは「セニアカー」と紹介していますが、「シニアカー」という呼び方もあり、呼び方についての知識なども含めて、使用しなくなったセニアカーの買取についても解説していきます。
老後のライフワークを支えるセニアカー
高い安全性
お年寄りが自分で操作できて、安全性が高く作られているセニアカーは、日常のお買い物やちょっとしたお出かけも一人で出かけることができますから、快適な老後生活に欠かせないパートナーです。転倒の心配もほどんどなく、速度も2~6km/hしか出ませんから、スピードを出しすぎるということもありません。
また、メーカーなどで乗り方講習などを開催して、安心して利用できる環境を整えています。
ガソリン不要
シニアカーは、家庭用の100V電源で充電して使用します。ガソリンなどの燃料を使わないので、安全で経済的です。機種や使用条件によって異なりますが、一度の充電でおよそ20~33kmほど走行が可能です。
お年寄りが一人で近くのスーパーへお買い物に行くなど、ちょっとしたお出かけをサポートするための設計になっています。
スズキのセニアカー
「セニアカー」は、電動車いすの総称として用いられることがありますが、正式には「セニアカー」はスズキ自動車が発売するシニアカーの固有名称です。電動車いすの総称としては「シニアカー」「電動カート」が正しい呼び方です。
シニアカーの中古買取一例
- スズキET4D 98,000円
- スズキ ET4E 98,000円
- スズキET4F 120,000円
- スズキ タウンカート 98,000円
- ホンダ モンパル 180,000円
- テラモーターズ アクシア 90,000円
- セリオ 遊歩スキップ 130,000円
- セリオ 遊歩パートナー 130,000円
- セリオ 遊歩フレンド 90,000円
(※2016/07/05時点)
シニアカーは、新車で購入すると30~40万円程度のモデルが多く、気軽に購入できる価格ではありません。
そのため、中古市場でも人気が高く、使用するシーンや頻度などを考慮して、買うか買わないかの次に、新車と中古のどちらにするかを家族で検討されることになるでしょう。
介護用品のリサイクルショップでも入荷を待つ方が多く、買取例を見ても、かなりの高額査定が期待できます。
特に、スズキやホンダといった国内メーカーモデルは、買取店も力を入れているところが多いようです。
シニアカー買取のお店
スズキ
![出典:スズキ](https://uridoki.net/topics/wp-content/uploads/06afc521672295772bbbd35bcc915fbb-410x288.jpg)
シニアカーの代名詞ともなった「セニアカー」は、もともとスズキのシニアカーを指す固有名称。
メーカー直営で中古セニアカーの直接買取を行うので、買取品の整備など中間マージンが発生せず、高価買取が可能です。
新車購入・中古購入・買取まで、メーカースタッフが直接対応してくれるので、故障や整備、安全運転指導、介護保険レンタルサービスなど気軽に相談しやすいという点では、他の介護用品買取店や一般的なリサイクルショップにはない強みです。
げんき工房
![出典:げんき工房](https://uridoki.net/topics/wp-content/uploads/51898aeaf503828fc308511886620a31-410x235.jpg)
セニアカー・電動車いす専門店のげんき工房では、社内で丁寧に整備をするので、故障や破損している電動カートも買取可能。
バッテリー上がり・サビ・タイヤのひび割れなどで動かなくなっているセニアカーも査定を受け付けています。(※状態によっては、廃棄処分料がかかる場合があります)
出張買取エリアは、東京首都圏・中部・近畿・九州北部。査定を依頼すると、査定士が出張して買取価格を判断、提示価格に同意したら、その場で現金化が可能です。
ディーカート
![出典:ディーカート](https://uridoki.net/topics/wp-content/uploads/Dka-to-410x256.jpg)
中古のセニアカー・シニアカーの専門店で、全国どこからでも買取可能。買取申込は、事前におおよその買取相場を教えてもらえますので、連絡する際には、車体番号や初年度登録などをメモしておくとスムーズです。関東以外のエリアにお住まいの方からの依頼は、ディーカートの方から運送会社を手配して、セニアカーの引取を行います。リユースを目的としているので、付属品がない場合はマイナス査定となります。また、不動品の買取については要相談です。
セニアカーを売却する前に
バッテリーをフル充電
セニアカーの買取価格は、バッテリーの状態が査定価格に影響します。実際に動作可能かどうかをチェックするためにも、査定を受ける前には、バッテリーをフル充電しておきましょう。
バッテリーの劣化が原因で買取を断られることはありませんが、買取価格はマイナス査定になってしまいます。
介護保険レンタルサービス
セニアカーは、利用開始時に介護保険を受けることができます。売却しようとしているセニアカーが、介護保険・補助金などでレンタルされている車両の場合は、所有権がメーカー・レンタル会社・自治体などになっているため、買取はできません。
代理人が処分を検討されていて、購入品かレンタル品かわからないという場合は、保証書などを確認して、メーカーや自治体の介護保険課・市民サービスセンターなどに問い合わせてみましょう。
付属品を揃えておく
保証書・取り扱い説明書・バッテリー充電器・予備キーなども含めて、購入時の付属品は全てそろえておきましょう。バッテリーの故障や劣化はマイナス査定になりますが、買取を断られることはまずありません。しかし、バッテリーや充電器の欠品、キーの紛失は、買取を断られたり、廃品処分として手数料を請求されることがあります。
まとめ
セニアカーの買取を検討しているのは、ご本人よりもご家族というケースが多いと思います。中古市場が活発な商品ですから、買取価格は予想以上の高額査定が提示されるかもしれません。
ただし、海外モデルの場合には買取不可だったり、介護保険のレンタルサービス品だった場合には、少々面倒なことになるかもしれません。
もしも、代理で買取処分を検討しているとしたら、最初に介護保険課などへの問い合わせを優先する方が、手順がスムーズかもしれません。