介護用品にはどんなものがあるのか
大型のものが多すぎる
ベッドや車いす、浴室用品、ポータブルトイレ……介護を必要としている人の毎日の生活を助けるものだけに、非常に大型のものが多いのが介護用品の特長、購入後不要になったからといって、粗大ごみとして出すこともままなりません。
ならば、どこかに引取ってもらうかと考えた場合に購入店によっては引取りサービスをおこなっているところもありますが、汚損や破損の状態によっては、断られてしまう場合があります。
そんな場合に頼りになるのは各自治体の社会福祉協議会(社協)、不要になった介護用品を、必要としている次の方へと橋渡しをおこなう。こんな事業をおこなっているところも多いのです。
相模原の社協の問題点
相模原の社協でも、様々なものの寄付を受付けているようです。しかし、介護用品の寄付について調べてみると「安全が保証できないもの」(車いすやベッド)や「年数経過でメンテナンスが見込まれるもの」、「再利用に適さないもの」(シャワーチェアやポータブルトイレ)について取扱いを拒んでいます。
これって結局、介護用品ほぼすべて寄付することすらできないということですね。
民間のサービスに頼るしかない
「寄付ができないならば買取ってもらえばいいじゃないの?」……もうすでに、言葉にムリがあります。リサイクルショップを頼るにしても、介護用品については買取サービスをおこなっている所が稀、更には状態によっては断られるケースも多々あります。利用前に必ず問合せの電話などを入れてください。
介護用品の買取価格紹介
買取価格を比較検証するも何も……
「介護用品 買取」といったワードで検索をかけると、確かに多くの業者がヒットしますが、本当に買取をおこなってくれる業者がどれほどあるのかは疑問、ほとんどが処分つまり料金を請求されるケースばかりです。
相模原の場合、社協ですら断るようなものを、自社でメンテナンスして次に引き継ぐ、それほど奇特なことをやっている業者がどれほどあるかということですし、実際そこに利益が生じているかというと、非常に難しいところでしょう。
つまり買取価格を複数の業者で比較・検証できるほど、買取ってくれるところはないのです。
買取の一応の目安として……
先月に「ヤフオク!」で落札された介護ベッドで一番高価なものが、パラマウント社製3モーター(参考定価80万円)、キャスター付、消毒済み中古マットレス付、送料無料という条件で9万円弱でした。同様のタイプで少し方が古くなると3万円中盤、1万円程度で落札されているケースも目立ちます。
また、シニアカーは定価が25万円を超えてくるホンダ社製「ML200 モンパル」が美品でも10万円前後、型が古くなると1万円前後で落札されています。
相模原にあるリサイクルショップで介護用品の買取価格を明示しているところはないので、実際のところはわからないのですが、買取価格が非常に渋いことは間違いありません。
相模原でおすすめの介護用品買取店
まるあい藤澤商店
出典:まるあい藤澤商店
不要になった介護ベッドを買取り、消毒やメンテナンスをおこない、販売やレンタルをおこなっているのが相模原市に事業所を持つ「まるあい藤澤商店」です。
HPに掲載されている、中古の介護ベッドの販売価格を見てみると良心的というか、実に安価。ということは、買取り価格にはあまり期待できなくなります。
しかし、処分料を払うよりはマシととらえて利用してみる、そのためには電話で問合せが必要になります。介護用ベッドの型式や年式、稼働状況を聞かれますから、あらかじめ調べておくことが必要です。
かたずけコンビニ
不用品の回収・買取をおこなっているのが、相模原市まで出張をしてくれるという「かたずけコンビニ」です。
今までの買取実績の中には、介護用ベッド2万円とありますから、介護用品一式を買取してもらう、もしくは費用を払ってでも引き取ってもらうのには適した業者でしょう。
他にも清掃サービスなど様々な業務もおこなっていますから、とりあえず問合せをしてみると良いかもしれません。
介護用品を買取に出す流れ
買取になるか引き取りになるかの判断を
例えば、介護用ベッドの場合ならば、比較的新しいものならば買取、古いものになるとこちらが料金を払って、引き取ってもらわなければならなくなります。
その判断はショップがするのですが、そのための材料として必要なのが、型式や年式、状態となります。型式や年式は本体に添付されているステッカーに記載されていますので、をチェックしておく必要があります。
ホコリぐらいははらっておきましょう
人に引き渡すということを考えて、徹底的に……とはいかなくても、掃除はおこない、ホコリぐらいははらっておきましょう。買取り価格の上下というよりは、気持ちの問題です。
売れない介護用品の処分方法
粗大ゴミの戸別収集
相模原では粗大ゴミの戸別収集のサービスをおこなっています。事前申し込みが必要なので「粗大ごみ受付事務所」まで電話やWebから連絡をしてください。
直接搬入について
「北部粗大ごみ受入施設」など市内3カ所にある受入施設まで、個人で搬入することができます。この場合予約は不要ですが、10kgまで150円など手数料がかかります。
注意点など
衛生面と強く結びつくグッズが多いためか、相模原の場合、値段が付くものがほとんどなく、あったとしてもごく安いものです。ですから、引き取ってもらうのに有料でなかっただけでも良しと考えて、買取ってもらう。もしくは、有料になりそうだったら、相模原市の粗大ごみ戸別収集サービスを用いるなど、いくつか方法を考えておく必要があるでしょう。
まとめ
相模原に営業拠点を置いているショップは1つ、それ以外は出張買取・引取りをしてくれるショップばかりでした。
一部だけでも買取ってもらえるよう依頼するか、多少費用はかかっても、一気に処分を頼んでしまえるショップにするか、粗大ゴミとして相模原のサービスを利用するか、頭が痛いところですね。