たんすに眠っている着物で、着る頻度が減ったもの・サイズの合わなくなったものなど処分に困っている人も多いのでは。
そんな方は、着物を買取に出すことがおすすめです。
では実際に着物を買取に出すと、いくらくらいの値段で売れるのか?買取相場を調査しました。
買取価格の相場
着物は種類・産地・作家などによって買取価格が変わってきます。
そこでここでは、種類別・産地別・作家別の着物の買取相場をご紹介します。
着物の素材や保管状態などによっても、実際の買取価格は変わってくるので、あくまで参考程度にご覧ください。
(以下、2018年8月9日時点のもの)
種類別
着物にはその使い道や場所に応じて種類があります。
ごく一般的に使われる訪問着・成人式などで使われる振袖・基本的に既婚女性が着用する留袖などの相場をここではまとめました。
- 訪問着:8,000~40,000円
- 留袖:5,000~12,000円
- 振袖:10,000~40,000円
産地別
着物の種類のほかに価値を決めるものとして重要なのが産地です。
有名なものでは紬、友禅などがあり、これらの産地のものは品質もよく価値が高くつきます。
残念ながら実際の買取価格を見つけることができなかったため、ここではヤフオク!の落札価格をご紹介します。
- 京友禅:12,000円~301,000円
- 加賀友禅:15,000~390,000円
- 米沢紬:4,700~40,500円
- 牛首紬:43,000~1,080,000円
作家別
種類、産地のほかに着物の値段に大きく影響するのが作家です。
作家とはいわば着物のデザイナーで、有名な人ほど価値は高まり買取額アップが狙えます。
ここでは代表的な作家を例に挙げ実際の買取価格例をご紹介していきます。
ここでも参考までにヤフオク!の落札価格をご紹介します。
- 志村ふくみ:3,800~53,000円
- 由水十久:41,000~390,000円
- 羽田登喜男:40,000~200,000円
- 紬屋吉平:25,000~47,000円
おすすめの買取店
ヤマトク
特徴
- 着物関連のアイテムを幅広く取り扱い
- 和装小物のみの買取もOK
- 送料無料の宅配買取サービス
店舗紹介
振袖・留袖・訪問着・浴衣など、着物関連のアイテムを幅広く取り扱っている着物の宅配買取サービスです。
伝統工芸品や有名作家の着物の査定にも対応しており、着物専門の査定士が鑑定してくれることから適切な査定額がつくことが期待できますね。
また着物だけでなく、和装小物のみの買取にも対応しているので着物以外のものを売りたい方にもおすすめのサービスです。
査定申込については公式HPで365日24時間、フリーダイヤル・公式HPで受け付けています。
また梱包材がない場合には、無料の宅配キットのお申込も行うこともできます。
送料などの手数料が無料の宅配買取なので、気になる方は利用してみてはいかがでしょうか。
店舗情報
- 店舗名:ヤマトク
- 住所:〒921-8115
石川県金沢市長坂台1-38 山物ビル
福ちゃん
特徴
- 着物専門の鑑定士が在籍
- 状態の悪いものや付属品などの買取もOK
- LINE査定に対応
店舗紹介
着物・貴金属・ブランド品などを扱っている総合買取専門店です。
着物専門の鑑定士が在籍しているので、お手持ちの着物の価値も的確に見極めてもらうことが期待できます。
また着物の状態が多少悪いものなどの買取にも対応しているので、お持ちの方はこちらに査定に出してみるといい結果につながる可能性が高いです。
買取時は店頭買取・出張買取・宅配買取の3つに対応。
中でもおすすめなのが全国対応の宅配買取です。送料・査定料などの手数料は無料で、希望すれば梱包キットも無料で送ってもらえます。
興味のある方はこの機会に査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。
店舗情報
- 店舗名:福ちゃん
- 住所:〒541-0053
大阪府大阪市中央区本町2丁目5番7号 メットライフ本町スクエア3F(大阪本社)
高く買い取られる着物とは?
着物の種類で言えば、着る機会の多い訪問着が最も買取時の評価が高い傾向にあります。
逆に結婚式の場が主な着る機会となる黒留袖は、訪問着に比べ低い価格で取引されやすいのが特徴です。
買取相場の項を見てもらえばわかるように、産地と作家が有名なものであれば高値が付くケースもあります。
特に有名作家や有名産地のものになるとその傾向が顕著で、買取額が6桁を超えることもあります。
特にバブルの時代などは、このような高価な着物がよく売れていた時代です。
この時代に買った着物であれば、有名作家や有名産地のものである可能性も十分にあります。
もし譲り受けた際などは、どのような着物なのか証紙などを見て買取前に確認しておくことをおすすめします。
査定基準
ここでは、着物の値段を決める代表的な査定基準についてご紹介します。
作家・産地
物の産地や作家によって値段は大きく異なります。
人間国宝級の作家からツウの人にしかわからない作家さんまでその種類は多岐にわたりますので、専門的な鑑定が必要です。
そのため、着物の買取実績が豊富な買取店に査定依頼を行うことをおすすめします。
着物の状態
着物は新品に近い状態のもののほうが高価買取につながります。
特に着物の汚れやしわ、長期保存によるカビなどには日頃から気を付けておくことを強くおすすめします。
日ごろのお手入れに注意すること、対処できそうなしわや汚れの場合はお手入れをしてから買取に出しましょう。
ただし専門知識がないままに、無理に汚れを落とそうとして着物を傷つけてしまうのもNG。その場合は無理せず査定に出すのが吉です。
また、見逃しがちなのが長期間たんすに保存したことによりにおいがついてしまうことです。
防腐剤のにおいがつかないよう、日頃から着物は風通しをよくしておきましょう。
付属品
着物を買取に出す場合は、購入時の付属品を必ずつけて買取に出すことをおすすめします。
箱や帯など、着物はセットにして買取に出すと買取額がUPする可能性が高まります。
また付属品の中で、最も重要なのが『証紙』です。
証紙はこれまでご紹介してきた作家や産地などが記載されているいわば製品保証書です。
これがあると着物の品質を示す証明になり、買取額UPにつながります。証紙がある場合は必ずつけて買取に出すようにこことがけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
実際の着物の値段の相場を見ていると種類や産地、作家によって着物の価値が異なることがお分かりいただけたのではないかと思います。
『高く買い取られる着物とは?』の部分でも説明したようにバブルの時代の着物などは、有名作家や有名産地の着物である可能性が高いです。
ぜひこの記事を参考に、高値で着物を買取してくれるお店を探してみてくださいね。