着物を普段着に取り入れたい!選び方やコーディネートのポイント

  • 2024年1月5日

普段、着物を着ている人を見ると珍しいと感じますか?

洋服が普及する前の日本は当たり前のように着物を着ていました。しかし、いつのまにか着物は冠婚葬祭などの決まったときに着る物、というイメージがついてしまったのです。

そのようななか、最近では着物を普段の洋服と同じ感覚で着る方が増えています。買い物・食事・芸術鑑賞など、着物を普段着として着てみませんか?洋服にも、カジュアル・フォーマルなどがあるように、着物にもTPOに合わせた格の着物があります。

そこで本記事では、普段着の着物をご紹介するとともに、着物を普段着にするメリットと楽しさをお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

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着物を普段着として着るのはおかしい?

街中で着物を着ていると、珍しいからなのか周囲の方の視線が集まります。着物を普段着として着るのはやはりおかしいのかな?と感じてしまいますが、実はおかしくはないのです。

洋服を着るのも着物を着るのも個人の自由で、着物を着てはいけないというルールはありません。着物は成人式や七五三などの決まったときにしか着ない、といった思い込みなどから珍しいと感じてしまいます。

しかし、着物は日本の伝統衣装であり、日本人の体型に合わせて作られているので、普段着の着物はとてもリラックスできるのです。

着物も洋服と同じようにTPOに合わせた着物があるので、正式な場に普段着の着物を着ていくことは避けた方がいいですが、身体に合った着物を普段着にしてくつろいでみましょう。

着物を普段着として着るメリット

特別な日に着る着物を想像すると、着付けも大変で堅苦しいイメージがあります。しかし、普段着になる着物は着やすく、リラックスできるものなのです。

実際、旅館などに置いてある浴衣や甚平などは、リラックスしてくつろいでもらうためにあります。浴衣や甚平は肌触りがよく、汗を吸い取る素材なので、ストレスがかからないからでしょう。

ここでは、着物を普段着として着ることのメリットと楽しさをお伝えします。ぜひ参考にしてください。

特別な印象を与えられる

着物を着ると、当然ですが洋服とはイメージが変わり特別な印象を与えることができます。

日本の伝統衣装である着物を日常に取り入れている、ということだけでも特別な印象を持たれますし、お出かけしたときにも服装が誰とも被ることはないでしょう。個性的で、特別な印象を与えることができるのが、着物なのです。

幅広いおしゃれを楽しめる

普段着として使用する着物や夏の浴衣などは、帯や小物を変えるだけでもかなり印象が変わります。着物や帯・小物の種類を変えておしゃれを楽しむのがおすすめです。

そのうえ、洋服と着物というバリエーション豊富な着方ができると、かなり幅広いおしゃれができるでしょう。シチュエーションに合わせておしゃれを楽しんでみてください。

立ち振る舞いが美しく見える

着物を着るときには、洋服とは違ったところに気を遣う必要があります。

着物は袖や裾が長いので、汚れが気になる方は、袖口をつまみながら動くのがおすすめです。歩くときも、大股にならないような歩き方が美しく、また、帯を締めることから自然と姿勢もよくなります。

着物を着ているときの動作一つひとつが、洋服にはない立ち振る舞いとなり、美しく見えてくるのです。

普段着として使える着物の種類

普段着として着る着物に、どのような種類があるのかをご紹介。普段着の着物でも場面ごとに着るものが違ってきます。ここでは3点ご紹介するので、参考にしてみてください。

小紋

「小紋」は普段着の代表ともいわれている着物です。着物全体に、さまざまな柄があしらわれ、型染めという技法を用いて染められています。実は、同じ模様が同じ方向に繰り返し入っているのです。

食事や買い物などのカジュアルな場面でよく着られている着物ですが、模様の種類を江戸小紋にすると、同窓会などの改まった場でも着ることができます。

しかし、あくまでも普段着として使用するカジュアルな着物なので、着ていく場には気をつけましょう。

御召

御召は先ほどご紹介した小紋と、次にご紹介する紬の中間に位置する、よそゆき着です。糸の段階で染める先染めの着物となります。

色や柄、帯などの小物を変えるだけでセミフォーマルな装いとなるため、幅広いシーンで活用できるでしょう。これから着物に挑戦しようと考えている方におすすめの着物です。

紬も糸の段階で染める先染めの着物です。着物のなかでもラフな感覚で着ることができ、洋服でいえばTシャツやジーンズを着ているイメージでしょう。

有名なところでいえば、大島紬などはご存知の方が多いでしょうが、価格が高くても紬はあくまでも普段着です。フォーマルな場ではふさわしくないので、注意してください。

スーパーに買い物に行ったり、近所を散歩したりするときに活躍する着物です。

普段着として着る着物の選び方

普段着として着物を着るときは、基本的に洋服を選ぶときと同じ感覚で選ぶのが一般的です。

普段着として着物を使用する際には、価格や着付けの問題、さらには稼働範囲が洋服と比べて狭いなどの着物特有のデメリットもあります。しかし、そのデメリットを超えるメリットが多いことは、今までもお伝えしていることです。

ここでは、そのデメリットも踏まえたうえで、着物を着るメリットを最大限に生かすことができる、デザイン・素材・サイズなどの選び方の基準をお伝えします。

季節に合った素材を選ぶ

まず基本は、季節に合わせて素材を選ぶこと。

夏の暑いときは、涼しくて軽い麻・紬・綿素材を選ぶのがおすすめです。日本の夏は高温多湿なため、風通しが良く汗を吸い取ることができ、麻・紬・綿素材で快適に過ごせます。

洗えるかどうかで選ぶ

普段着として着物を着る場合、やはり、洗えるのかどうかというところは気になる点ではないでしょうか?

毎回クリーニングに出すのは、費用的にも大変です。気軽に洗濯機で洗える着物を選びましょう。

普段着にオススメな着物

ここでは、普段着として使用するのにオススメな着物を女性・男性と分けてご紹介。

最近では、女性だけでなく男性も普段着として着物を着ている人が増えています。紋付袴の印象が強い男性用の着物ですが、普段着仕様の着物を紹介しますね。

行きたい場所・季節に合わせて素材やデザイン・色などを選ぶことで、着物を着る満足度に繋がり、普段着使用の着物の楽しさを感じさせてくれるでしょう。

女性にオススメな着物

女性にオススメの着物としては、家の洗濯機で洗えて、しかもシワになりにくいものでしょう。

全身に柄があり、普段着として活用できる小紋や、綿素材、冬は暖かいウールなどを選ぶ人が多いです。

着物だけでなく、帯・帯締め・襦袢なども揃える必要があるため、初めての人はすべて最初に揃ったフルセットもオススメ。ぜひ参考にしてみてください。

ここでは、女性にオススメな普段着使用の着物を3点ご紹介します。

楽天デイリーランキング1位を5冠獲得「小紋 菊と猫」

優しい着心地で、洗える着物であり、サイズはSML。菊と猫のデザインで、上品で可愛らしい印象を与えることができます。楽天デイリーランキング第1位を5冠獲得した商品であり、レトロモダンなデザインが人気です。

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部屋着感覚「ネル着物 フラワー(黄色)」

あったか起毛で、寒い冬にオススメです。リラックス素材なので、シワを気にせず寝転ぶこともできます。モダンな柄で、保温・保湿に優れています。サイズはMLとあり、パジャマ感覚で気楽に着ることができる着物です。

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着物セット17点「フルセット 名古屋帯女性初心者」

着物初心者の人でも気軽に始められる着物セットです。まずはすべて揃っているフルセットから始めてみましょう。着物・草履・帯・帯締め・着付け小物などが揃ったセットなので、届いたその日から着ることができます。

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男性にオススメな着物

着物は一枚で一年中着ることができません。洋服にも夏用・冬用があるように、着物にも裏地あり(袷の着物)・裏地なし(単衣の着物)があります。季節や気温・天候に合わせて変える必要があるのです。

実は男性特有の着物の着方があります。羽織や袴を着ることなく、着物と帯だけを着る、着流しという着方です。ちょっとしたお出かけのときに、気軽に着用できます。

ここでは、羽織がついているセットと、単衣・袷の着物をご紹介。

洗える着物「紬風生地 着物・羽織2点セット」

普段着からセミフォーマルまで着ることができます。食事会・買い物・観劇など幅広く活用できるでしょう。正式な式事以外なら着用でき、日常的に使用しやすいです。自宅で気軽に洗濯できます。

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「夏用男性洗える着物 単衣黒」

家庭で気軽に洗える着物なので、繰り返し着ることができます。普段使いに最適です。
サイズはM・L ・LLとあり、洋服感覚で着ることができるでしょう。

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「洗える着物 袷着物 無地」

普段着として、食事会や散歩、観劇など気軽に着ていくことができる着物です。正式な場以外であれば着用でき、幅広く楽しめます。自宅の洗濯機で洗濯可能です。

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着物の普段着コーディネートのポイント

洋服でのコーディネートを考えるとき、何をいちばん大切にしますか?色とか上下の組み合わせとかを考えてコーディネートしているでしょう。

しかし、着物のコーディネートで大切なのは、格を重視することです。

格は着物だけではなく、帯や帯締め、帯揚げまでにもあります。礼装用になるほど格は高くなり、普段着として着るほど低くなっていく傾向にありますが、決して値段によって高い・低いがあるわけではないので気をつけてください。

普段着として着るときのコーディネートのポイントは、以下の2点です。

  • 着物と帯の組み合わせ
  • 小物を合わせる

同じスタイルである着物でも、帯を変えるだけでかなり印象が変わってきます。「着物1枚に帯3本」という言葉があるくらいなので、着物よりも帯の種類を揃えた方がいいでしょう。

カジュアルな素材を取り入れる

普段着として着るときは、カジュアルな素材を取り入れましょう。カジュアルな着物は、木綿・小紋・紬・ウールなどで季節の気温に合わせて変えていきます。

小紋を江戸小紋にしたり、御召に変えてみたりすると、友人などの軽いパーティーくらいなら着て参加できるでしょう。

着物を決めたら、帯・小物の順にコーディネートを決めていきます。

洋服に合わせるバッグを合わせて都会的に

帯締め・草履・バッグなどが小物に相当しますが、帯締めなどには格があるのでご注意ください。しかし格を守っていれば、そのほかはそこまで神経質になる必要はなく、洋服と同様に着物のコーディネートを楽しんでみましょう。

草履に関しては汎用性の高いものを一足揃えていれば着まわせます。バッグは特別に着物用のバッグを用意する必要はありません。洋服のときに使用しているバッグをうまく組み合わせることができれば、おしゃれな都会風になるでしょう。

もっと気軽に普段着として着物を取り入れましょう

本記事では、普段着として気軽に着物を取り入れてみましょうということをお伝えしました。

日本人の体型に合わせて作られた着物は、リラックスできるように作られています。

しかも、季節に合わせて素材を変えることで、湿度が高い夏でも寒さが厳しい冬でも快適に過ごすことができるので、もっと気軽に日常生活に着物を取り入れてみましょう。

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