着物よりも高価なものも多い帯。
買取を検討しているという方は、相場を調べたことはありますか?
ポリエステル素材の着物帯が増えている中で、絹素材のものを数多く揃えているという方は、特に相場を知っておくことをおすすめします。
今回は、売る前に知っておきたい価格のこと、おすすめの買取ショップ、高く売るコツなどをまとめてご紹介します。
帯の種類と格について
3種類あり
着物の帯には長さと幅が異なる3種類があります。
また、種類によって格も違う、買取金額も変わってきます。
以下からは、それぞれ格の高さ順に帯の種類についてご紹介していきます。
袋帯
長さが約4m20cmで、幅が約31.2cmのものです。
一般的に袋帯は振袖・留袖・訪問着などに合わせます。
名古屋帯
長さが約3m65cmで、幅が約30.4cmのものです。
一般的に名古屋帯は小紋・紬に合わせます。
半幅帯
長さが約3m50cmで、幅が約17.0cmのものです。
一般的に半幅帯が浴衣・小紋・紬に合わせます。
帯の買取相場
正絹袋帯の相場
正絹袋帯は最も相場がピンからキリまでわかれているものです。
美品が理想ですが、少々傷んでいても買取値をつけてもらいやすいのが正絹袋帯でもあります。
店によって買取値が大幅に異なるため、店選びは慎重に行う必要があるでしょう。
買取相場:20,000円~2,800,000円
名古屋帯の相場
喪服用でないこと、ウールやポリエステル素材でないことを条件とした相場は4,000円~50,000円。
袋帯に比べるとカジュアルな帯ということもあり、数千円の値がつくことが多いのが特徴です。
なお、作家物になると数万の買取も可能です。
買取相場:4,000円~100,000円
半幅帯の相場
半幅帯は、帯の中でも最も格付けが低いこともあり、買取相場は最大で約5,000円ほどとなっています。
また、ウールやポリエステルなどで作られていることも多く、買取してもらえない場合もあるので注意が必要です。
買取相場:~5,000円
着物帯の買取におすすめの店
ザ・ゴールド
THE GOLD(ザ・ゴールド)はいくつものジャンルに対応した買取店です。
全国に複数の店舗があるため、宅配買取初心者でも実店舗があるので安心感を持って申し込むことができます。
着物査定は実績が多く、帯はウール素材のもの・シミや傷みがあるものは買取不可。
それ以外の素材であれば査定可能で、相場も高い傾向にあります。
なお、宅配買取の場合は送料からキャンセル料まで無料である点もおすすめ。
福ちゃん
福ちゃんは高価なものをメインに取り扱う査定店です。
着物は特に査定に力を入れており、過去の実績では着物帯をまとめ売りしてもらい数十万もの相場になっている例も存在しました。
汚れている着物でも売れるという最大のメリットがあるため、汚れがある物も相談してみてください。
なお、宅配買取の申し込みは送料無料。着物買取限定のキャンペーンも定期的に実施しています。
まんがく屋
まんがく屋は着物査定に特化した鑑定ショップです。
着物帯をはじめ、和装小物など幅広い品物の査定に対応。
退色しているものや、色柄が古いもの、有名作家の作品ではない帯も査定可能です。
宅配買取の申込みの際は、送料からキャンセル料まで無料。
メールだけではなくLINEでも気軽に相談できる環境が整っています。
帯を高く売るポイント
複数の着物店で査定する
帯を買取してもらう際は、まずは複数の買取店で事前査定してもらいましょう。
メールやLINEでの事前査定に対応していれば、簡単に大まかな査定額がわかります。
一緒に他のものも売る
売りたいものは帯だけですか?
着物や和装小物など、他にも売りたいものがあればまとめて査定をしてもらいましょう。
1点を売るだけでももちろんOKですが、複数査定に出す人ほど査定で有利になるサービスを実施する買取店は多くあります。
買取点数に応じてプラス査定になる店もあるので、他に売りたいものがあれば買取可能かどうか確認しておきましょう。
早めに売る
正絹帯は着物と同じく保管が難しいもの。
現時点でまだ綺麗で、人の手に渡ってもいいと思えるようであれば、早めに取引することを心がけましょう。
傷んでしまうことにより減額で済めばいいのですが、穴があいたものに関しては取引が難しいとしている店も多いので、売る店が限られるようになります。
万が一傷みが見つかったら、まずは事前に傷んでいる旨をメールででも相談しておくと、やり取りがスムーズに進みます。
まとめ
今回は着物の帯の買取についてご紹介しました。
帯は、格はもちろん素材などが価格に絡んできます。
もし売りたい帯があるのなら、生地が傷まないうちに早めに買取に出しましょう。