着物の買取はしてもらったことがあっても、反物は相場がわからないために、なかなか売ることができないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
古くからご自宅に置いてあり、買取相場が良くわからないという方や、趣味で集めていたという方も、相場や買取ショップをチェックして、この機会にまとめて査定してもらいましょう。
反物とは
反物について
「反物」とは、着物を仕立てる前の布のことを指します。
「反」という文字は布の長さを表す単位であり、一人分の着物を作るのに必要な長さが巻かれています。
サイズは昔のものであれば幅が約34cm、長さは約12mのものが主流。
現代の反物は幅は37~38cm、長さは12~14mと、昔に比べるとやや大きめのものが一般的です。
買取傾向と反物の名称について
着物を着るにあたって、年々日本人の骨格は大きくなってきたと言われています。
着物が一枚作れる大きさが必要であるため、昔の反物は買取してもらいにくいとも言われていますが、全ての店がそうとは限りません。
短い反物に関しては、工夫をして合わせることができると考えるお店もあるため、1店で査定を断られてもまた他の着物店で相談をすると良いでしょう。
- 一反(いったん):着物が一枚縫える長さのもの
- 一疋(いっぴき):二反分の長さがあるもの。疋(ひき)とも呼ぶ。
- 三丈物(さんじょうもの):大人の着物一枚分が縫える長さ。
- 四丈物(よじょうもの):大人の着物一枚分と八掛け分の長さがあるもので主に喪服を縫う反物が多い。
反物の相場
買取相場はいくら
反物は相場がなかなか定まらないと言われています。
というのも、種類が多いというだけでなく保管状態や現代において人気の柄であるかどうかなども関係しているからです。
やはり査定をしてもらうまでははっきりとは価格がわからないというのが正直なところではありますが、一般的には1反あたり相場10,000円~30,000円の値がつきやすいと考えておきましょう。
ただし、反物でも高価な織りになると、相場1,000,000円を超える値がつくものもあります。
反物を高く売るコツ
傷ませないよう保管しておく
着物と同じで絹素材は傷みやすく、傷ませてしまうと査定相場が下がってしまい買取してもらえないこともあります。
できるだけ高く売るには常に綺麗に保管しておくことが重要です。
いつかは売ろうと考えているようであれば、綺麗なうちに早めに売っておくのもいいでしょう。
もし既に傷んでしまっているようであれば、100%売れるとは限りませんが着物や反物のリサイクルサービスを行っている店など相場のことを把握した店で相談することをおすすめします。
複数のショップの査定額を聞いておく
A店では相場3,000円と判断された反物が、B店では倍の相場6,000円の値がつくことがあります。
バーコードや商品名で管理されている品物ではないので、相場が定まらない反物はお店によって大きな差額が生じやすいもの。
一番高く売れるお店と取引すれば高価買取は確実。価格は写真画像をメールで送るだけで教えてもらえるので、今すぐにでも問い合わせ可能です。
反物買取におすすめの店
KOMEHYO(コメ兵)
実際に利用すると査定をしっかりとしてくれ、こちらの希望も聞いてくれたので安心して買取りしてもらえました。
近くに買取ショップがなかったので、ネットの口コミをみて決めました。
財布がいらなくなったのでネット買取してもらいましたが、査定結果はだいたい送ってから4日ほど経った後に届きました。
査定金額も満足のいく金額で、承認した後は3日後に入金がありました。
迅速で助かりました。
特徴
- LINEで簡単に事前査定
- 着物専門のバイヤーが在籍
- アンティークも買取対象
店舗紹介
KOMEHYO(コメ兵)は、ブランド品や時計などの買取を行う買取店です。着物もさまざまな種類を取り扱っており、反物の状態でも高価買取をしています。
大正・昭和時代のアンティークな反物まで、幅広く買取。着物専門の鑑定士が、状態に合わせた適正価格を算出します。
KOMEHYO(コメ兵)では宅配、店頭、一部地域の出張買取のなかから買取方法の選択が可能です。重量があり、運ぶのにかさばる反物買取には、宅配買取の利用がおすすめ。無料の梱包キットで発送するだけで、スピーディーに買取を終わらせられます。
事前に買取金額を知りたい場合は、LINE査定を受けると、およその買取金額を知ることが可能です。買取金額が高いと定評のある店舗なので、査定だけでも受けてみて損はありませんよ。
買取実績
- 袋帯 羽田登喜男:38,000円
- 訪問着 千總:28,000円
- 訪問着 吉澤織物:70,000円
店舗情報
店舗名 | KOMEHYO(コメ兵) |
営業時間 | 24時間(問い合わせ) |
定休日 | 年中無休(問い合わせ) |
主な買取ジャンル | ブランドジュエリー、時計、貴金属、着物など |
買取方法 | 宅配、出張、店頭 |
会社名 | 株式会社コメ兵ホールディングス |
古物商許可番号 | 愛知県公安委員会 第541162007700号 |
査定士 | – |
その他特徴 | LINE査定あり |
きものおおば
きものおおばは送料無料で宅配買取の申し込み可能な着物専門店です。
数々の高級着物を査定した実績があり、相場のことを知り尽くしている専門店で反物を売る際にも安心。
一流作家物や各産地染織品などの判断も任せられます。
メール相談ができるため、今すぐ問い合わせてみるのも良いでしょう。
バイセル
バイセルは高価な品物を取り扱う鑑定ショップです。
著名作家による着物査定の実績が数多く、反物を申し込む際にも相応しいでしょう。
反物に関しては汚れがあるものなど、傷みがあっても査定してもらえるというメリットもあるので、保管状況に自信が無い方にもおすすめ。
送料無料。万が一金額に納得できなかった際は返送料も無料で安心です。
まとめ
直感で1店に決めて売ってしまうと、数千円と数百万の差額が出てしまう可能性はじゅうぶんに考えられます。
確実に納得できる取引をするためにも、今回ご紹介した相場事情を把握した上で複数のお店に依頼を出しておくことをおすすめします。
反物は着物同様に高価査定をしてもらえます。まずは有名な実績あるお店にて、メールに写真画像を添付して価格を聞いてみませんか?
数百万にもなる高級品を安価で売ってしまうようなことがないためにも、複数のショップで見てもらっておくことが最も大切です。
お店によっては、「どこの店よりも高く買取していますよ」と話すこともありますが、判断するのは自分です。
他店との価格を比較すると、明らかに他のお店の方が高いこともよくあるため、比較した上で自分の判断でお店を見極めることが重要です。
顔を合わせて目の前で言われると、どうしても断れないという方はメールで写真画像を送って価格を問い合せるのがベスト。
メールであれば断りやすい、もしくはそのまま買取申し込みをしなければ取引は成立しないので、申し込みやすいでしょう。
1反で3,000円。一疋で5,000円など、品物を一点ずつきちんと査定することなく統一の相場で査定する業者に要注意。
3,000円や5,000円の相場で売った反物の中に、本当であれば数百万もの値がつくものが紛れ込んでいたとしても、一度売ったものは取り戻すことができません。
また、実物査定をした上でも「どこのものですか?」「素材は何でできていますか?」と問うなど、鑑定する力や相場を知らないなど実績経験を持ち合わせていない業者には売らず、出来る限り着物を取り扱う実績ある専門店に申し込みましょう。