金相場の見通しは? 今後も高騰が予想される理由を解説

  • 2022年3月17日

世界共通の安定した資産というイメージがある金ですが、価格相場の変化についてはご存知でしょうか?

この記事では、過去10年の価格相場から今後の金価格を予想していきます。

資産として金を手元に持っておきたいと考えてる方や所持している金を売るタイミングを考えてる方は必見です。

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金の価格、過去10年の推移

まずは、過去10年の価格相場を見てみましょう。

参考小売価格(税抜)(円/グラム)
最高最低平均
20216,8975,9306,402
20207,0635,2146,122
20195,3434,5214,918
20184,8274,2074,543
20174,7514,4104,576
20164,6554,1404,396
20154,9854,1844,564
20144,7454,1424,340
20135,0843,8524,453
20124,6773,9754,321

出典:田中貴金属工業

上記の表から、多少のアップダウンを繰り返してはいるものの、安定した価格を維持している事が分かります。

また、10年前と比べると間違いなく高値で取引されている事もポイントです。

今後の金価格は高騰すると予想

これからの金価格は、ズバリ高騰すると予想しています。

その理由は以下2つです。

  • 金価格が受けるコロナ禍の影響
  • ドルの信用が落ちる可能性が高い

では、1つづつ解説していきます。

金価格が受けるコロナ禍の影響

現在、コロナウィルスの流行が長期化していますが、今年中には全人口分のワクチンが確保でき、年末あたりから徐々に収束していくと言われています。

しかし、コロナ禍が収束するという事は、国がコロナ対策で捻出したお金を回収する動きが予想されるのです。

そうなると、経済が悪化し株式や債券などを手放す人が続出。安定した資産である金に資金が集まり、結果的に金価格が上昇するという事になります。

ドルの信用が落ちる可能性が高い

ドルと金は、片方の価値が上がるともう片方価値が下がる「逆相関」の関係にあると言われています。

つまり、ドルの価値が下がると金の価値が上がるという事ですね。

そして、先述したコロナ禍の影響は世界規模であり、米国の経済も悪化する事が見込まれます。

米国の経済が悪化するとドルの信用が落ち、ドルの価値が下落、逆相関である金の価格が上昇するという予想ができるのです。

金価格が下落する可能性と要因

ここまでは金価格が上昇すると予想してきましたが、下落する可能性も0ではありません。

金の売買を考えているのであれば、どのような状況で相場が下がるかも知っておいて損はないでしょう。

その可能性と要因は以下の通りです。

  • 金の需要減少
  • ドル価格の上昇
  • 経済の安定
  • 地政学リスクの低下

地政学リスクとは、テロやパンデミックなどによりその地域や世界経済に与える悪影響の事です。

「有事の資産」と言われている金は、地政学リスクの低下、簡単に言うと平和なタイミングでは需要が減少し価格が下がる傾向にあります。

コロナウィルスの影響で対極の状況になると予想はしていますが、このような状況では金価格が下がることは覚えておきましょう。

少しでも金を高く売るためのコツ

金を所持している方、また金の購入を考えている方も、いずれは売る事を考えているのではないでしょうか?

その際に覚えておきたいちょっとしたコツをお伝えします。

保証書・付属品を揃える

金は偽物が出回ってしまうことがあり、保証書が無いだけで査定に大きく影響が及ぶ可能性があるので、必ず無くさないように保管しましょう。

また、金を収納している箱や袋などの付属品も状態が良い方が査定価格が高い傾向がありますので、直射日光を避け、乾燥した場所で管理することをオススメします。

売るタイミングは「円安」

金とドルの「逆相関」の関係は先述した通りですが、それは金の価値が米国を基準としているという事です。

そうなると国内では、輸入品と同じく円安のタイミングで金の価値が上昇していきます。

急激に価値が変化する事はありませんが、少しでも高く売りたいのであれば覚えておきましょう。

出来るだけ多くの店舗で見積

金を売る際は、複数の店舗で同じ日に見積もりを出してもらう事も高価買取に繋がります。

金の相場は日々変動していますので、同じ日でなければ店舗ごとの買取価格の比較を正確に行う事ができません。

一気に見積もり依頼を出して、後悔ない買取を目指しましょう。

金の価格は、基本的に上昇傾向

過去の金価格を見ていくと、経済の状況を受け瞬間的に上下する事はあるものの、基本的には安定して少しずつ上昇しています。

今後、コロナ禍の影響を受けて価格の変動があるとは思いますが、その後また価格が安定していく可能性も否定しきれません。

それだけ金が資産として安定している証拠でもあります。

これから金の購入を検討している方も、売る事を考えている方も、この記事が参考になれば幸いです。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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