記念硬貨の価値はどのくらい?買取相場と高く売るコツ

  • 2022年9月16日

「部屋の片付けをしていたら、昔集めていた記念硬貨が出てきた」「片付けや趣味の卒業で、コレクションの処分を考えている」という方もいるのではないでしょうか。

実は、記念硬貨は銀行での両替だけでなく、買取店に売却することが可能です。

銀行での両替は額面どおりの金額しか手に入れることができませんが、買取店での売却であれば記念硬貨の価値をしっかり査定してもらえるので、額面からは想像できないような高額で売却できることもあります。

しかし、持っている記念硬貨にどのくらいの価値があるかわからないですよね。

この記事では、記念硬貨の価値や買取相場、高く売却するためのコツなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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象徴的な出来事を記念して発行される記念硬貨

記念硬貨は、オリンピックや万国博覧会などの国家的なイベントを記念して発行されます。また、2011年の東日本大震災の際には、復興支援のため、記念硬貨が発行されるということもありました。

ここでは、記念硬貨の始まりとその価値について解説します。

1964年の東京オリンピックが起源

日本の記念硬貨の歴史は、1964年の東京オリンピックの際に発行された記念硬貨が始まりです。
そのときに発行された記念硬貨は、100円銀貨と1,000円銀貨の2種類。

オリンピックで発行される硬貨は単に行事を記念するだけでなく、販売で得た利益は運営費に充てられました。

60年程度と日本の記念硬貨の歴史はそれほど長くありませんが、その貴重さで額面以上の価値をもつ記念硬貨もあります。

額面以上の価値がある硬貨の存在も

記念硬貨は、国家的な一大イベントを記念して枚数を限定して発行されるので、希少性が高くコレクターも多いです。

コレクターの需要が高い記念硬貨は、プレミアがつき額面以上で取引されることもあるため、処分を考える際は、一度買取店に査定してもらうことをおすすめします。

買取価格に満足いかなかった場合は、額面のまま銀行での両替が可能ですので、査定の後からでも遅くはありません。

また、記念硬貨はお金として使用することもできますが、自動販売機やお店によっては、使えないこともあるのでご注意ください。

記念硬貨の価値を決める2つのポイント

記念硬貨の価値を決めるポイントは、2つあります。
その硬貨の「素材」と「発行枚数」です。

上記のポイントで価値は大きく変わりますので、ここで詳しく解説していきます。

金として価値がある

金貨や銀貨、白銅貨などの記念硬貨に使用される「素材」の種類は豊富です。

特に金貨は、その素材である「金」そのものの価値が高く、高値で取引されています。
1gあたりで取引される「金」は、金貨の金含有量によって、素材としての価値が決定。

2022年9月時点では、1gあたりの金の買取相場は5,000円代後半から6,000円代後半となっています。

金の含有量が20gであれば、買取価格は約115,000円から135,000円程度、30gであれば、約175,000円から205,000円程度の価値という計算です。

金の含有量は、金貨の種類により異なりますので買取店に査定を依頼しましょう。

コレクターアイテムとして価値が高い

「コレクターアイテムとしての価値」は、記念硬貨の価値を決める重要な要素です。

コレクターは、逸話が残る記念硬貨や発行枚数が限定されている記念硬貨など、希少価値の高いものを常に探し求めています。

現在だと入手しにくい記念硬貨であれば、さらに欲しくなるのがコレクター心理ですよね。

コレクターからの人気が高い記念硬貨ほど、その人気に比例し価値は上昇し、思いがけず高値で取引される場合があります。

記念硬貨を入手したときには、額面だけではなく「コレクターアイテムとしての価値」も確認しておきましょう。

人気の記念硬貨と買取価格

ここからは、人気の記念硬貨とその買取相場を詳しく解説していきます。

持っている記念硬貨も登場するかもしれませんね。
記念硬貨の価値を知りたい方や、売却を検討中の方はぜひご参考にしてください。

モントリオール オリンピック記念硬貨

「モントリオール オリンピック記念硬貨」は、1976年にカナダで初めて行われたオリンピックを記念して発行された硬貨です。

100ドル金貨が2種類、10ドル銀貨と5ドル銀貨は各1種類の計4種類が発行されました。

エリザベス女王がオリンピックの開会宣言を行ったことから、100ドル金貨にはエリザベス女王の肖像が描かれています。

とりわけ100ドル金貨は高値で取引され、2種類の金貨のうち金含有量の高い、品位が金917(K22)の記念硬貨は、約100,000円を超える買取相場です。

天皇陛下御即位記念10万円金貨

「天皇陛下御即位記念10万円金貨」は、1991年に天皇陛下が即位したことを記念して発行されました。

金貨の表面には「鳳凰と瑞雲」、裏面には「菊花紋章と桐の唐草」が描かれた美しいデザインです。
発行は1991年でしたが、金貨の裏面には実際に即位された1990年の「平成2年」の文字が描かれています。

また偽造防止のため認証番号が刻まれているのも特徴です。

発行枚数は200万枚で、そのうち10万枚は「天皇陛下御即位記念100,000円金貨と500円白銅貨のセット」でした。

額面が日本で最も高い貨幣というだけでなく、純金製で質量が約30gあることからも、日本の記念硬貨のなかでは最高の価値があり、買取相場は200,000円前後と非常に高いです。

FIFAワールドカップ記念硬貨

「FIFAワールドカップ記念硬貨」は、2002年の日韓サッカーワールドカップの開催を祝して発行されました。
21世紀最初のワールドカップで、さらに初のアジア会場、自国開催ということもあり、国内の熱気を肌で感じた方も多いのではないでしょうか。

記念硬貨は、10,000円金貨、1,000円銀貨、500円ニッケル黄銅貨の3種類。

金貨の表面にはサッカーをプレイする「選手とストライプ」、裏面には「エンブレムと桜、虹、サッカーボール」が描かれています。

10,000円金貨の発行枚数5万枚で、純金製のため価値が高く、買取相場は100,000円程度です。

ちなみに、1,000円銀貨は、世界造幣局長会議でのコンペティションにおいて、記念貨幣(その他)部門の「最も美しい貨幣賞」を受賞しています。

天皇陛下御在位60年記念硬貨

「天皇陛下御在位60年記念硬貨」は、1986年から1987年にかけて昭和天皇の在位60年を祝して発行されました。

硬貨は100,000円金貨、10,000円銀貨、500円白銅貨の3種類があり、金貨は日本初の記念金貨として知られています。

デザインには著名な日本画家平山郁夫を採用し、表面は「鳩と水」、裏面には「菊花紋章」が描かれました。

海外から10万枚以上の大量の偽造硬貨が持ち込まれたことで、世間を大いに賑わせた苦い思い出もあります。

完全未使用であれば、白銅貨で1,500円程度、銀貨で18,000円程度、金貨で170,000円程度の買取相場です。

東京オリンピック記念貨幣

日本初の記念硬貨で、1964年の東京オリンピックを記念して発行された「東京オリンピック記念貨幣」。

日本で初めてのオリンピック開催にあたり、初の記念硬貨の発行や、初の民間委託による製造など、初づくしで人々の関心を集め、記念硬貨を求める人々で金融機関の窓口には長蛇の列ができました。

特に1,000円銀貨の人気は高く、すぐに品切れ。
一時期20,000円を超える高値にまでなるという人気相場を作り、貨幣収集ブームに火をつけました。

発行枚数は1,000円銀貨が1,500万枚、100円銀貨は8,000万枚と多いため、残念ながら現在では高価買取につながる希少価値はほとんどありません。

もし、売却の予定であれば、硬貨の状態がポイントになりますので、できるだけキレイな状態での保管を心がけましょう。

札幌五輪記念硬貨(札幌オリンピック記念)

「札幌五輪記念硬貨」は、1972年にアジアで初めて開催された冬季オリンピックを記念して発行されました。

表面には「聖火台」、裏面は「五輪マークと初雪」で冬をイメージしたシンプルで美しい図案は人気のある記念硬貨です。

100円硬貨は発行枚数が3,000万枚と多いため、あまり価値は見込めません。

ミントセットと呼ばれる札幌オリンピック記念100円硬貨と、通常貨幣のセットであれば、3万セットと比較的少ない販売数なので、高額での取引が期待できます。

議会開設100周年記念硬貨

「議会開設100周年記念硬貨」は、日本の議会が開設されてから100年を迎えた1990年に発行されました。

議会開設100周年記念硬貨は「議会開設記念5,000円銀貨」とも呼ばれており、素材のほとんどに銀が使われた豪華な記念硬貨です。

額面が5,000円の1種類のみで、表面に「国会議事堂」、裏面には向かい合う「有翼の獅子」がデザインされています。
有翼の獅子とは、神聖の象徴である鷲の翼とライオンの姿を合わせた伝説上の動物です。

発行枚数が500万枚と比較的多いですが、未使用状態のものや「裁判所制度100周年記念硬貨」との貨幣セットであれば、額面よりも高く取引されています。

議会開設100周年記念硬貨の重さは15gで、現在の500円硬貨の約2倍ほどの重量があるのも特徴です。

日本国際博覧会記念硬貨(愛知万博)

「日本国際博覧会記念硬貨」は、2005年の愛知万博の開催を記念して発行されました。

10,000円金貨、1,000円銀貨、500円ニッケル黄銅貨の3種類を発行。

10,000円金貨の表面には、愛知万博の愛称「愛・地球博」の文字と、「地球、太陽、月などの自然」、そして愛知県の県鳥である「コノハズクの親子」が描かれています。
裏面はすべての硬貨で統一されており、博覧会の「シンボルマークと大地」がデザインされました。

10,000円金貨は純金製で価値が高く、100,000円を超える買取相場です。

日本万国博覧会記念(大阪万博記念硬貨)

「大阪万博記念硬貨」は、1970年の大阪万博を祝して発行されました。
種類は、額面が100円の白銅貨のみ。

葛飾北斎の代表作である富嶽三十六景のひとつ「赤富士」が描かれた日本の趣を感じさせる表面と、博覧会のシンボルマークで五大州の意味が込められた「桜の花びら」がデザインされている裏面が特徴です。

発行枚数は4,000万枚で、現在でもお手頃な価格で購入しやすい記念硬貨として人気があります。

単独でケースに入った100円白銅貨は希少価値があるため、額面より高く買取ってもらえるでしょう。

新幹線鉄道開業50周年記念貨幣

2014年に新幹線開業50周年を記念して作られた「新幹線鉄道開業50周年記念貨幣」は、1,000円銀貨と、2015年と2016年に分けて発行された100円硬貨の2種類があります。

1,000円銀貨は、表面を鏡のように磨き、模様を鮮明に浮き出させたプルーフ加工。
100円硬貨には、当時最先端の偽造防止技術の「クラッド技術」が採用されていて、非常に高い人気を誇りました。

1,000円銀貨には「0系新幹線と富士山と桜」がカラーで描かれており、鑑賞用としても楽しい硬貨です。
発行枚数が5万枚と限られていたこともあり、当選確率は11倍にも上り、入手が困難でした。

100円硬貨には東海道・山陽・東北・上越・北陸・山形・秋田・九州・北海道の新幹線がそれぞれ描かれた計9種類のデザインが存在しています。

100円硬貨のミントセットと、箱付きの1,000円銀貨は高値がつきやすい傾向です。

沖縄海洋博覧会記念硬貨(沖縄海洋博記念)

「沖縄海洋博覧会記念硬貨」は、沖縄返還・沖縄県の日本本土復帰記念事業として、1975年から1976年にかけて沖縄県で行われた国際博覧会を記念して製造されました。

メダルセットを含めると7つの種類があり、そのなかで唯一額面がついた100円記念硬貨は、相場も安く収集を始める方の最初の一枚として人気です。

表面は沖縄県を象徴する「守礼門と穏やかな波」、裏面は「海洋博のシンボルマークとイルカ」がデザインされています。

総発行枚数が1億2,000万枚で「日本国民一人1枚は持っている」と言われるほど、最も多く発行されました。
そのため希少価値はほとんどなく、買取市場でも高値は期待できません。

国際科学技術博覧会記念硬貨

1985年に日本で3番目に開かれた国際的な博覧会、通称つくば’85の開催を記念して、「国際科学技術博覧会記念硬貨」が発行されました。

500円白銅貨の1種類のみで、表面は「梅の花と筑波山」、裏面は理想的な未来像をイメージした三角形が特徴の「EXPOのシンボルマークと図案化した梅の花」がデザインされています。

国際的なイベントで発行枚数が多かったため高価買取は望めませんが、完全未使用などの状態により1,500円程度の買取相場です。

また、会場限定版として発売されたミントセットは、通常の貨幣セットよりも販売数が少なく希少価値があります。

内閣制度創始100周年記念硬貨

1885年に伊藤博文が初代内閣総理大臣に任命されて日本の内閣制度が発足。
その制度発足100周年を迎えた記念として、1985年に額面500円の白銅貨が発行されました。

通常の500円硬貨とはサイズが異なり、直径は30mm、重さは13gとやや大きい規格となっています。

図案は表面が「内閣総理大臣の旧官邸」、裏面は「内閣の印」です。

現在でも比較的入手が容易なミントセットは、値頃感があるためコレクターに人気。
7,000万枚と発行枚数が多いことから、価値はあまり高くありませんが、完全未使用であれば額面以上の価値がでることもあります。

記念硬貨を高く売るポイント

ここでは、大事に保管していた記念金貨をより高く売るためのポイントをご紹介します。

少しでも高い売却を希望する方は、ぜひ参考にしてください。

シリーズはセットで査定に出す

単体では価値が低い記念硬貨でも、オリンピックシリーズや新幹線シリーズなど、まとめてセットにして付加価値を与えることで高価買取が期待できます。

同じタイミングで発行された金貨と銀貨のセットなど、異なる素材の記念硬貨のセットも希少価値が高いです。

持っているセットのなかから、価値が高い金貨だけを取り出して単体で売るということはせず、すべて揃った状態で査定に出すようにしましょう。

付属品を揃える

記念硬貨専用の箱や、証明書などの付属品も鑑定額に影響します。

記念硬貨を入手したときの付属品は必ずとっておき、売却の際は付属品も一緒に査定に出しましょう。
パッケージから取り出してしまった場合であっても、付属品があると高く買取してもらえる場合が多いです。

また専用ケースに入れて保管された記念硬貨は、単純に保管状態も良いことが多いため記念硬貨自体の価値も上がります。

コレクターは、付属品が揃っている完璧な状態の記念硬貨を求めるので、付属品も大切に保管しておきましょう。

経済や金相場が記念硬貨の価値を左右することも

記念硬貨の価値は、経済や金相場の影響を受けます。

なぜなら経済が低調のときは、安全資産と言われる金の需要が高まり、金の価格が上がる傾向にあるからです。

また、金とアメリカドルは、ドルが高いときには金が安く、ドルが安いときには金が高いというような相関が見られます。
もし持っている記念硬貨が金貨であれば、金の価格が高いタイミングで売却しましょう。

「金」の相場は年々上昇傾向にあり、さらに保存状態が良いものであれば、高価買取が期待できます。

売却する際は、社会の動向を見ながら買取店に査定を依頼してください。

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