金の刻印されているひし形の意味は?買取相場や刻印の意味を紹介

  • 2024年4月6日

金にはひし形とともに数字が刻印されています。金を所有したときに必ず目にしますが、どのような意味なのか分からない方は多いのではないでしょうか?実は、金の刻印が示す意味はとてもシンプルで簡単なものなんです。

当記事では、金に刻印されている刻印の意味や買取相場について紹介します。刻印の意味が理解できるようになると、金製品の価値を見分けられるようになり、金を売却するときにも損をしにくくなるでしょう。

金を所有している方や購入を検討している方はぜひご覧ください。

あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

金に刻印されているひし形の模様は何?

金に刻印されているひし形の模様は「品位記号」や「ホールマーク」と呼ばれるもので、金以外の貴金属にも刻印されています。

では、一緒の刻印された数字や日本国旗はどのような意味なのでしょうか?ここからは、数字と日本国旗の意味について解説します。

ひし形の中の数字の意味

ひし形の中の数字はその貴金属の「純度」を表しており、三桁の数字から金と他に混ざっている合金との割合を把握します。

純金の場合は「999」と刻印され、合金はそれ以外の三桁の数字で刻印されているため、意味さえ分かってしまえば「純金」と「合金」を簡単に見分けられるでしょう。

三桁の数字から何カラットの金属なのかも把握できるので、ひし形の中の数字には非常に大きな意味があると言えます。

日本国旗の刻印の意味

貴金属の日本国旗は、日本の造幣局が純度検査を行ったことを証明するために刻印されています。ここまでご紹介した「ひし形」「品位記号」「日本国旗」の3つが揃うことで、その貴金属が偽物ではないという証明にもなるわけです。

ただし、価値のあるものには偽造する悪徳業者が必ずいるため、絶対に本物であると信じないようにしてください。

金の刻印の種類と意味

金の刻印には複数の種類があり、それぞれ意味が異なります。ここからは金の刻印の種類と意味について紹介するので、自身が所有している金属がどんな種類なのか把握しておきましょう。

FINEGOLD

FINEGOLDとは、純度99.99%の金のことを指します。金に刻印されるときは「99.99%」と「FINEGOLD」の2パターンがあり、投資用の現物資産として人気がある種類です。

K◯(K24/K20/K18など)

K24やK20、K18など「K+数字」で刻印されることもあります。

頭文字の「K」はカラット(Karat)のことを指しており、後ろに付く数字は金の含有量のことを表します。カラットと聞くと宝石を思い浮かべるかもしれませんが、宝石は「carat」のことであるため、貴金属のカラットと同じ意味ではありません。

金の純度によって異なる刻印

金の純度・含有量によって異なる刻印は、主に以下の5つに分けられます。

  • K24(24金)
  • K22(22金)
  • K20(20金)
  • K18(18金)
  • K9(9金)

1つ目から簡単に解説していきます。

K24(24金)の刻印

K24の刻印がある金は、純度99.99%以上であることを指します。

1000(Au1000)

頭文字の「Au」は金の原子番号を表しており、金によっては数字の1000だけが刻印されているケースもあります。

純金

純度99.99%の金は「純金」と呼ばれます。ただし、K24以外の刻印があった場合は、金メッキ等で塗装された金属である可能性があるため、他の刻印がないか確認しておきましょう。

万足金

万足金は、中国から輸入された純金に刻印されています。意味については前述した純金と同様です。

K22(22金)の刻印

k22の刻印がある金は純度91.70%以上であることを指し、コインやチェーン等に使用されていることが特徴です。

916(Au916)

K22の金は「Au916」と刻印されており、金によっては数字の916だけが刻印されているケースもあります。

千足金

千足金は中国の刻印の1つで、金の純度が高いK22に刻印されていることが多いです。

K20(20金)の刻印

K20の刻印がある金は、純度83.5%以上であることを指します。

835(Au835)

k20の金は「Au835」と刻印されており、金によっては数字の835だけが刻印されているケースもあります。

足金

足金は中国の刻印の1つで、K20にのみ刻印されています。

K18(18金)の刻印

K18の刻印がある金は純度75.00%以上であることを指し、金製品としては安価であることからジュエリーに使用されていることが多いです。

750(Au750)

K18の金は「Au750」と刻印されており、金によっては数字の750だけが刻印されているケースもあります。

18KT・18KP

金によっては「18KT」や「18KP」と刻印されていることもありますが、意味はK18と同じです。

K18WG・WGK18

WGはホワイトゴールドのことを指し、銀やパラジウム、ニッケルなどが含まれていることが特徴です。プラチナのような色合いをしているため、素人目ではホワイトゴールドと見分けが付かないことが多いでしょう。

K9(9金)の刻印

K9の刻印がある金は純度37.5%以上であることを指し、主にイギリスで利用されています。日本ではほとんど利用されていないため、個人が入手する機会は少ないでしょう。

375(Au375)

K9の金は「Au375」と刻印されており、金によっては数字の375だけが刻印されているケースもあります。

PWG9

PWG9は宝石販売店「ジュエリーマキ」で取り扱う金に刻印されています。PWG9の配合バランスは不明ですが、買取時はK9相当で対応することが多いです。

刻印なしの金の意味

金に刻印を行うかは任意であるため、ものによっては刻印がないケースもあります。金の経年劣化によって刻印が消えることもあるので、刻印がないからといって偽物と断定してはいけません。

もちろん、刻印は本物と偽物を見分ける1つの目安になるものです。偽物であると考えてしまうかもしれませんが、見た目だけでどちらなのかを判断せずプロに鑑定してもらうようにしましょう。

【刻印別】金の価値・買取相場

刻印の種類1gあたりの買取相場
K2412,007円
K2211,034円
K209,939円
K189,127円
K146,896円
K94,341円

出典:金買取|おたからや

※ 2024年04月06日時点

銀・プラチナの刻印の意味

ここからは、銀・プラチナの刻印の意味について紹介します。金と同じ貴金属なので、合わせて意味を理解できるようにしておきましょう。

銀の刻印

Ag999

「Ag999」は純度99.8%の純銀に刻印されています。頭文字のAgは元素記号のことを指し、後ろに付く数字は純度のことであるため、純金と読み方は変わりません。純銀はジュエリーには使用されず、高い純度が求められる医療用品に使われます。

SV950

「SV950」は純度95%の銀に刻印されています。高い純度と輝きから高級アクセサリーに使用され、別名「ブリタニアシルバー」と呼ばれていることが最大の特徴です。

SV950は定期的に手入れをしないと黒ずんでしまうため、所有している方はメンテナンスを怠らないようにしましょう。

プラチナの刻印

Pt100(Pt999)

刻印の名前から勘違いされがちですが、純度100%のプラチナという意味ではありません。「Pt100」は、プラチナを含んだSV900に刻印されています。

この刻印は2012年に廃止されており、現在は「Pt999」で統一されているため、見かけたら2012年以前のプラチナであると判断できるでしょう。

PM

PMは「Platinum Metal」の略称で、純度不一定であるため後ろに続く数字で純度を判断します。数字が刻印されていない場合は、プラチナ純度85%以下であることを示しており、価値はそこまで高くありません。

刻印を見て金の価値を見極めよう

金に刻印されているひし形の模様は「ホールマーク」と呼ばれるもので、中の数字はその金属の純度を表します。刻印には様々な種類があるため混乱するかもしれませんが、読み方は非常にシンプルなので、知識として念頭に置いておきましょう。

貴金属を所有している方、もしくは資産として所有を検討している方は、購入するときや手放すときの役に立つはずです。当記事では金の買取相場についても解説しているため、手放すときは参考にしてみてください。

無料

60秒

一括査定で最高額を調べる