金の変色を戻す方法|日常的なメンテナンス方法も紹介

  • 2024年4月26日
この記事で解決できるお悩み
  • 金の変色の戻し方を知りたい
  • 金が変色しないようにする方法が知りたい
  • 金のクリーニングの相場が知りたい

「18金のネックレスの変色は、自宅で戻せるだろうか。」このように、お気に入りの金のアクセサリーが黒ずんでしまって、戻す方法がわからず困っている方は多いのではないでしょうか。

金の変色は、原因によっては自宅にあるもので、簡単に戻せます。しかし、がんこな黒ずみは業者に依頼しないと落としきれないでしょう。

本記事では、金の変色の原因と戻し方を解説します。業者にクリーニング依頼したときの相場も紹介しているので、参考にしてみてください。

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金の変色の原因

金そのものは変色しづらい金属です。しかしほかの金属と合わせている18金などは、純金より安定性が落ちることで変色してしまいます。では、どのように金は変色してしまうのでしょうか。変色の色別に、原因を見てみましょう。

赤黒い変色の原因

24金は変色しづらい性質を持っていますが、18金や14金のような、銀や銅と合わせたものは、金以外の金属の性質によって変色が起こりやすいでしょう。

銅は汗や皮膚に触れることで酸化し、赤黒く変色してしまいます。直接素肌に身に着ける金のアクセサリーは、日ごろからていねいにケアをしないと、酸化が起こりやすいです。

また、空気に触れることでも酸化が起こり、銅にさびが発生して、赤黒く変色する性質を持っています。

黒ずむ要因

金が黒ずんでしまうことは、硫化と塩化が原因です。硫化は、汗や皮膚に含まれる硫黄成分が銀に付着することによって起こり、そのまま放置すると黒ずんでしまいます。

塩化は、掃除や洗濯で使う塩素系漂白剤が原因です。銅に塩素系漂白剤が付着すると、黒ずみが発生してしまいます。塩化による黒ずみは、硫化よりもがんこで、事後のケアがむずかしいです。

黒ずんでしまうと金の輝きが失われてしまうので、取り扱いに気をつけましょう。

自宅で金の変色を戻す方法

金属

変色してしまった金は、特別なものを用意しなくても、自宅にあるものを利用すればきれいな状態に戻せます。ただし、すべての変色に万能なわけではありません。ここからは、金の変色の戻し方と注意点や手順について解説します。

重曹とアルミホイルを使用する方法

金に含まれる銀が硫化してしまった黒ずみには、重曹が効果的です。まず、器などにアルミホイルを敷いた容器を用意してください。その容器へ、お湯に重曹を3対1の割合で溶かしたものを流し入れます。

アルミホイルと重曹にお湯が合わさると発生する水素により、硫化した銀の表面の黒ずみが分離し、元の輝きを取り戻せるでしょう。硫化した銀を元に戻す方法なので、塩化が原因の黒ずみの場合は、すべてきれいにはならない可能性があります。

酸化還元反応を利用する方法

銅が酸化した赤黒いさびは、酸化還元反応を利用してきれいにしましょう。酢に赤黒く変色した銅が入った金をひたすと、酢酸と酸化銅が反応して、さびが溶けてぴかぴかになります。

酢に塩を追加すると、化学反応を助けてくれてスピードがあがり、さらに効果的です。酢が自宅にない場合は、酢が含まれているケチャップやソースでも代用できます。

また酢以外には、クエン酸が含まれるレモンでも同様の反応が起こり、さびや変色が落とせるでしょう。

中性洗剤を使用する方法

クロスなどで拭いても落ちない黒ずみは、中性洗剤できれいにできます。まずは、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして金をつけ置きしてください。熱いお湯だと効果が薄れてしまう可能性があるので、必ずぬるま湯を使用します。

そのあとは、ぬるま湯でしっかりすすいでください。落としきれない汚れは、やわらかい歯ブラシなどでやさしくこすりましょう。

水気は、やわらかい布で拭き取ってから、しっかり自然乾燥させると、金の元の輝きが戻ります。

金専用クリーナーを使用する方法

金専用のクリーナーは、ジュエリークリーナーという名称で販売されています。なかには業者向けの本格的なクリーナーもあるので、日々のお手入れやひどい汚れにも使いやすく、効果的でしょう。

液体タイプが主流で、金を浸すと汚れや黒ずみを落とせます。専用のクロスやブラシが付属されているものを選ぶと良いでしょう。

家庭にある重曹や酢などを使うよりも高額ですが、短時間で本格的にケアしたいという方にはおすすめです。

金を変色を防ぐためのメンテナンス方法

金の変色は自宅で戻せることを解説しましたが、なにより変色させないように気をつけることが大切です。普段の扱い方や保管方法を変えるだけで、きれいな状態をキープしやすくなります。日々のメンテナンスで、変色をできるだけ防ぎましょう。

塩素や硫黄に近づけない

塩化や硫化の原因となる塩素や硫黄には、金製品を近づけないことが大切です。塩素は主に、塩素系漂白剤に含まれています。カビ取りやつけ置きなど、掃除や洗濯の際は、金のアクセサリーは外しましょう。

硫黄は、化粧品や洗剤などに含まれています。メイクの際や家事を行うときにも外しておいたほうが良いでしょう。

また、皮膚や髪の毛のタンパク質にも硫黄が含まれているので、身に着けているだけでも硫化が起こります。

使用したらすぐ汚れを落とす

油や皮脂汚れなどがついたまま長期間保管していると、金の変色の原因になります。アクセサリーなどは、使用したらすぐに汚れを落としておくことが大切です。

銀の黒ずみの原因となる硫黄成分は、皮膚や爪のタンパク質に含まれています。つまり、アクセサリーを着用しているだけで硫化してしまうということです。

汗や皮膚に触れていると、銅が酸化してさびの原因にもなります。外したらきれいに拭き取って保管してください。

専用ケースに片づける

銅を含んだ金製品は、空気と触れることで酸化してさびなどが発生します。ネックレスやリングなどは、外したら専用ケースに片づけて保管しましょう。

酸化防止のドアがついたジュエリーケースや、空気に触れないジッパーつきの袋が、アクセサリー用として販売されています。

収納する前には、アクセサリー用のクロスや、やわらかい布で皮脂汚れなどは除去しておいてください。また、専用ケースは高温多湿な場所を避けて保管しましょう。

変色しづらい金

ネックレスチェーン
金はもともと変色しづらい金属です。そのため、純度が高い24金はさびや黒ずみが発生しにくいでしょう。

18金や14金など純度が低いほど、金に混じった銀や銅などの金属が原因で変色が起きます。変色が気になるときは、純度の高い金製品を選ぶことがおすすめです。

ただし18金や14金と比べると、24金はやわらかく傷がつきやすい性質を持っています。金の性質を理解して、扱いやすさやなど自分に合っているものを選びましょう。

プロに依頼すべき金の変色

塩素系漂白剤によって塩化した金の黒ずみは、自宅で落とすことがむずかしいです。18金などに含まれる銅は、塩素に弱く、一度黒ずんでしまうとなかなか落とせません。無理に強い力でこすると、傷ついてしまいます。

大切な金のアクセサリーなどを傷めないためにも、専門業者にクリーニングを依頼することがおすすめです。掃除の際に誤って漂白剤が付着してしまったら、まずはすぐに水で洗い流してからクリーニングに出しましょう。

クリーニングの依頼先

塩化による黒ずみなど、セルフクリーニングで落とすことがむずかしい汚れや、自宅でのクリーニングが不安な場合は、ジュエリーショップやリペア業者に依頼しましょう。

ジュエリー専門店で購入したなら、購入店に持参すれば、ほとんどの場合クリーニングしてもらえます。また、ジュエリークリーニング専門店の利用もおすすめです。

クリーニングの相場

金のジュエリークリーニングを業者に依頼した場合、相場は1つにつき1,500~3,000円ほどでしょう。変色や汚れ具合、アクセサリーの違いなどによっても多少差があります。

ジュエリー専門店で購入した場合は、購入した店舗に持って行くと無料サービスでクリーニングしてもらえる場合もあるので、一度問い合わせてみてください。

金の変色を自分で戻す方法はある

金の変色の戻し方を解説しました。もともと金は変色しにくい金属ですが、銀や銅と合わせた18金などは、さまざまな要因で変色してしまいます。

変色を防ぐために、使ったあとはきれいに拭いたり、空気に触れないように保管したり気をつけて扱いましょう。

硫化や酸化は、自宅にあるものを利用して手軽に変色を戻せるので、ぜひ試してみてください。塩化の頑固な黒ずみは、自分で落とすことがむずかしいです。プロに依頼して、きれいな輝きを取り戻しましょう。

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