砂金の値段を紹介!採れる場所や砂金採りで儲かる可能性、売却時の注意点も解説

  • 2025年9月24日
この記事で解決できるお悩み
  • 1g・1kgあたりの砂金の値段を知りたい
  • 用途別の砂金の値段を知りたい
  • 砂金採りは儲かるかどうか知りたい

この記事では砂金の値段を紹介!砂金が採れる場所や砂金採りで儲かる可能性、売却時の注意点も解説しています。

砂金は誰でも自然のなかで採取できるので、「砂金採りは儲かるのではないか?」と考えている方も多いのではないでしょうか。

1gを超える大きな砂金であれば高く売れる可能性もありますが、まとまった量の砂金を採ることは簡単ではありません。

また、すでに購入・採掘した砂金を買取してもらう場合、知っておくべき注意点がいくつか存在します。

「1g・1kgあたりの砂金の値段を知りたい」「砂金をこれから売る予定だけどどんなことに気をつけたらよい?」という方はぜひ参考にしてくださいね。

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砂金の値段(1g・1kgあたり)

「砂金を採って売ってみたい」と考えている方のなかには、そもそも砂金がいくらで売られているか知りたい方も多いのではないでしょうか。

ここでは、1g・1kgあたりの砂金の値段をそれぞれ紹介します。砂金採りする前に値段を把握しておきたい方はぜひチェックしてくださいね。

海外産

海外産砂金の値段は、産地や粒の大きさなどによって変動します。

オーストラリアやアラスカなどの有名産地は世界的に評価が高く、希少性のある大粒のものは特に高額取引されます。

2025年9月12日時点における、海外産の砂金の値段は1gあたり24,321円です。1kgあたりに換算すると、24,321,000円になります。

では、海外産の砂金は実際にいくらで販売されているのでしょうか。

以下の表は、2025年9月12日時点での、海外産砂金の販売価格をまとめたものです。

商品名 値段
砂金 2.09g オーストラリア ビクトリア州産 67,323円
砂金 1.11g オーストラリア ビクトリア州産 34,266円
砂金 1.08g オーストラリア ビクトリア州産 33,334円
砂金 0.86g オーストラリア ビクトリア州産 25,442円
砂金 0.37g オーストラリア ビクトリア州産 9,994円
砂金 0.35g オーストラリア ビクトリア州産 9,454円
砂金 0.33g オーストラリア ビクトリア州産 8,914円
砂金 1~5mm前後 0.2g アラスカ産 5,607円
砂金 1mm前後 0.2g アラスカ産 5,364円
砂金 0.2mm前後 0.2g オーストラリア ビクトリア州産 5,267円

(2025年9月12日時点)

上記の表を見る限り、海外産の砂金は5,000〜67,000円ほどの値段で売られているケースが多いとわかるでしょう。

重量が大きいほど値段が高いことはもちろん、粒の大きさが1mm前後のものより1〜5mm前後の商品のほうが高く売られていることから、粒の大きい砂金に高値が付きやすいといえます。

また、上記の表によれば、海外産の砂金は多くがオーストラリア ビクトリア州産かアラスカ産ですが、同じ重量であれば粒が大きいアラスカ産のほうが値段が高い傾向にあります。

国内産

国内産砂金の値段は、海外産と同様に産地や粒の大きさなどによって変化します。

2025年9月12日時点では、国内産の砂金の値段は1gあたり20,381円です。1kgあたりに計算すると、24,321,000円です。

では、国内産砂金の場合、実際にはどのくらいの値段で販売されているのでしょうか。

2025年9月12日時点での国内産砂金の販売価格を以下の表にまとめました。

商品名 値段
砂金 0.5g 岐阜県産 14,209円
砂金 0.5g 北海道産 13,897円
砂金 0.5g 山形県産 9,985円
砂金 1~2mm 茨城県産 3,980円

(2025年9月12日時点)

上記の表から、国内産砂金は4,000〜14,000円ほどの値段で販売される傾向にあることがわかります。

産地は岐阜県・北海道・山形県・茨城県のものが見受けられますが、0.5gと同じ重量でも販売価格に最大4,000円ほどの差があります。

値段は?用途によって好ましい砂金が異なる

砂金に興味がある方でも、用途によって適した種類の砂金があることを知らない方もいるのではないでしょうか。

砂金は用途によって最適な粒の大きさや形状が異なり、値段も変動します。

ここでは、以下の用途に分けて砂金の値段を解説します。

  • 標本向けの砂金
  • 商材・体験向けの砂金
  • プレゼント・アクセサリー向けの砂金

標本向けの砂金と値段

標本向けの砂金は、粒が大きく美しい形状であることが特徴です。粒が2mmほどと大きければ、見栄えの良さから標本に使用されます。

標本向けの砂金の値段は以下の表のとおりです。

商品名 値段
砂金 最大約6.1×4.3×2.0mm 1.36g モンタナ産 59,000円

(2025年9月12日時点)

この表によれば、標本向けの砂金は59,000円で販売されています。

2025年9月12日時点における海外産の砂金の値段が1gあたり24,321円であることを踏まえると、標本向けの粒の大きな砂金は相場より高い値段で販売されていることもわかるでしょう。

なお、標本に使用されるような粒の大きな砂金のなかには、鉱山閉鎖により入手が困難となっているものも存在します。

標本向けの砂金は希少性が高いといえるので、さらなる金の価値高騰に向けて砂金の所有を検討している方は、見かけたら購入してみてもよいでしょう。

商材・体験向けの砂金と値段

商材・体験向け砂金は1mm前後の粒が中心で、教育施設や観光体験で利用されます。

標本向けのものと比べると小粒ですが、ある程度まとまった量で販売される傾向にあります。

以下の表は、商材・体験向けの砂金の値段をまとめたものです。

商品名 値段
砂金 1mm前後 50g 産地ミックス 1,060,800円
砂金 1mm前後 10g 産地ミックス 240,778円
砂金 1mm前後 0.2g アラスカ産 5,364円

(2025年9月12日時点)

この表から、商材・体験向けの砂金は5,000〜1,0000,00円ほどで販売されていることがわかります。

重量が大きいほど高値で販売される傾向にあり、なかには50gでまとめて売られているケースも見られます。

また、複数産地の砂金を混ぜ合わせて販売されている場合があることも特徴です。

プレゼント・アクセサリー向けの砂金と値段

プレゼント・アクセサリー向けの砂金には、0.2mm以上と粒が小さめのものが使われます。

標本向けの砂金や商材・体験向けのものと比較すると粒が小さいですが、加工のしやすさや見た目の美しさが重視されたものが中心です。

以下の表は、プレゼント・アクセサリー向けに販売されている砂金の値段をまとめたものです。

商品名 値段
粒0.2mm以上 約0.25g 北海道産 5,000円
粒0.2mm以上 約0.1g 北海道産 2,000円

(2025年9月12日時点)

この表によると、プレゼント・アクセサリー向けの砂金の値段は2,000〜5,000円です。

これらは北海道産の砂金が使われ、0.1〜0.25gと少量で販売されています。また、コルク蓋の小瓶に入れられており、プレゼント・アクセサリーにすぐ使える状態であることが特徴です。

そもそも砂金とは自然のなかで生み出された金のこと

砂金とは、自然のなかで生み出された金のことです。金鉱脈がさまざまな要因で削られて細粒化し、川に流され川岸や河口に溜まったもので、砂と一緒に沈んでいます。

大量の砂金をまとめて採掘することはむずかしいため、儲けることを目的とするよりも、体験施設でレジャーの一環として楽しむ側面が強いです。

金鉱脈が削られてることで生まれる

砂金は、自然のなかにある金鉱脈が削られてできたものです。金鉱脈は、地中奥深くにあるマグマの中に含まれる金が集まり、冷えて固まることで形作られます。

地殻変動で地表に露出した金鉱脈が、風や水によって年月とともに徐々に削られていき、砂金が生まれる仕組みです。砂金は川に落ち、下流に流れ着き、川底に貯まります。

砂金には金以外の金属も含まれる

砂金には、金だけではなく銀や銅といったほかの金属も含まれており、純度99.9%以上の純金ではありません。そのため、純金と比べた場合は、砂金のほうが価値は低いといえるでしょう。

しかし、なかには金よりも価値が高い砂金も存在します。「ナゲット」と呼ばれる1gを超える大きな砂金です。ナゲットは希少性が高く、ほとんど見つからないため、1gあたり数万円以上での高額取引が行われています。

結局砂金と金はどちらの方が値段は高い?

砂金と金を比べると、値段が高いのは基本的に金です。

なぜなら、砂金には銀や銅などの金属が含まれており、たとえば純度99.9%以上の純金と比べると、金が含まれている割合が高くないからです。

また、自然の川や土壌から採取できる砂金の量は限られています。砂金との比較だと、ある程度まとまった量を手に入れやすい金のほうが値段が高くなりやすいといえるでしょう。

ただし、以下の場合は金より砂金のほうが値段が高くなる可能性があります。

  • 純度が低い金と比較した場合
  • 砂金の重量が大きい場合

金といっても、純度によって値段はさまざまです。5金のように純度が20%ほどの金と比べると、少量しか手に入れにくい砂金のほうが結果として値段が高くなることもあるでしょう。

また、砂金を数十g単位で大量に持っているなら、全体の値段が金より高額になる場合もあるはずです。

このようなことから、「金より砂金のほうが値段が高い」とは一概にいえません。

なお、自然のなかで大量の砂金を採取することはむずかしいので、投資目的でこれから砂金を手に入れたいのであれば、ある程度まとまった量を購入するとよいでしょう。

砂金採りの歴史

日本や海外には、どのような砂金採りの歴史があるのでしょうか。

ここでは、最古の金入手方法であった砂金採りの歴史や、世界・国内で見つかった最大の砂金などについてまとめました。

最古の金入手方法

日本の砂金の歴史で有名なのは、奈良時代に建立された東大寺の大仏です。奈良の大仏には、日本で初めて金が採れた地である宮城県涌谷町の金・砂金が使用されました。

宮城県涌谷町にある箟岳山の川や沢では、2020年以降も砂金が採れています。

その後、江戸時代や明治時代には北海道でゴールドラッシュが起こり、砂金採りが盛んに行われました。

世界最大の砂金

世界最大の砂金といわれるのが、1869年にオーストラリアで見つかった「ウェルカム・ストレンジャー」と呼ばれるナゲットです。1gを超える重さの砂金は「ナゲット」と呼ばれます。

ウェルカム・ストレンジャーは、70kg以上もの重さで、金の含有率が98%を超える、ほとんど純金といってよいものでした。

70kgの砂金をインゴットサイズに置き換えると、1本およそ12.5kgあるラージバー6本ほどの大きさです。サイズの稀有さが分かりますね。

日本最大の砂金

日本最大の砂金は、1900年に北海道枝幸町で見つかりました。769gもの大きさで、砂金というよりも金塊といえるサイズです。

769gのナゲットが発見される前にも、同じ枝幸町で1,125gほどのビッグサイズの金塊が発見されたといわれています。

北海道には、枝幸町のほか、釧路・十勝・根室地方以外の地域に砂金採りができる場所が多く存在しました。しかし、枝幸町の巨大ナゲットの発掘によりゴールドラッシュが発生し、ピーク時には数千人もの人々が砂金採りにやってきたそうです。

砂金が採れる場所

主に金鉱脈が近くにある川や川岸に溜まっている砂金は、火山活動が盛んな地域や温泉地周辺で採れやすいことが知られています。

実際に、国内では各地に砂金採りの名所が点在しています。

ここでは、「レジャーや空き時間の趣味として砂金採りを楽しみたい」という方に向けて、関東・関西で砂金が採れる場所をそれぞれ紹介するのでぜひチェックしてくださいね。

関東

以下の表は、関東で砂金が採れる場所をまとめたものです。

地域・スポット名 特徴
栃木県 那珂川 採れた砂金は奈良東大寺の大仏に使われていた
神奈川県 酒匂川 小さな砂金が採れることがある
埼玉県 秩父市 道の駅 大滝温泉 温泉施設も併設されている
茨城県 大沢川 水深が浅く、砂金が溜まりやすい
長野県 木曽川支流 自然に囲まれながら砂金採りを楽しめる
山梨県 甲斐黄金村・湯之奥金山博物館 採った砂金は小瓶に入れて持ち帰れる
静岡県 西伊豆 土肥金山砂金館 採った砂金を館内で加工できる

関東では、栃木県の那珂川や茨城県の大沢川、神奈川県の酒匂川などが砂金採りのスポットとして知られています。

これらの川は、過去に金鉱脈が削られて砂金が流れ込んだ場所で、1mm前後の小粒砂金が採取できます。

また、栃木県那珂川では、観光用の砂金採取体験施設が整備されており、初心者でも安全に砂金を見つけられます。

ちなみに、関東地方の砂金はほかの地域に比べて粒が小さいことが多いため、採取量は多くても価値はやや控えめです。

とはいえ、自然体験として楽しむには十分で、家族連れでの利用にぴったりといえるでしょう。

関西

以下は、関西で砂金が採れる場所をまとめた表です。

地域・スポット名 特徴
奈良県 吉野川 古くから砂金採りの場所として知られている
兵庫県 加古川 JR「市場駅」から徒歩5分ほどの好立地
兵庫県 市川上流 1mmごどの大きな砂金が発見されたことがある
兵庫県 生野銀山 砂金のすくい採り体験ができる

関西では、奈良県の吉野川や兵庫県の加古川などが砂金採りの名所として有名です。

奈良県吉野川は古くから金鉱脈が発見され、川底に砂金が堆積していました。現在も一部の河川では観光体験として砂金採りが楽しめます。

兵庫県加古川は、川底の砂や小石の中に0.5〜1mm前後の砂金が混ざっていることが特徴です。初心者でもパンニングによって砂金を分離できます。

関西地方の砂金も粒が比較的小さいため、自然体験の場として人気があります。

砂金の採り方

砂金の採り方について具体的にまとめました。

砂金はどこの川底にもあるわけではなく、場所選びのポイントがあります。効果的な砂金の探し方や採取方法について解説しているので、参考にしてください。

場所選びのポイント

砂金採りができる代表的な場所は、金鉱脈が近くにある川です。火山が近くにあり、温泉が湧き出る場所は比較的砂金が見つかりやすいといわれています。

とくに、塩素が多く含まれた温泉の近くには、日本の代表的な金鉱床である浅熱水性鉱床が見つかりやすいです。

国内の主な金鉱脈として、鹿児島県の菱刈鉱山・新潟県の佐渡金山・北海道の鴻之舞金山が挙げられます。このうち、佐渡金山は観光施設として砂金採り体験ができるので、興味のある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。

砂金の探し方

砂金は、簡単に見つかるものではありません。砂金採りでは、どのようにして砂金を見つければよいのでしょうか。

ここでは、「ブロック掘り」と「眼鏡掘り」という2つの砂金の探し方について解説します。

ブロック堀り

ブロック掘りとは、砂金がある堆積エリアを予測し、地層をブロック状に切り出す方法です。

砂金は、地層の中でも奥深い場所にあるといわれています。ブロック掘りでは、地層を切り出すことで深い場所にある大量の砂金を見つけられる可能性が高いです。

しかし、かなりの労力を費やすため、ひとりで行うには負担が大きいでしょう。

眼鏡堀り

眼鏡掘りとは、砂金採り専用の眼鏡(スコープ)を用い、砂金が採れやすい川や砂地などを探す方法です。川底が浅い場所での砂金採りに適しています。

ブロック掘りに比べると労力が少なく済む反面、大量採取には向きません。長時間の作業による身体的な苦痛を伴うこともあるでしょう。

採取方法

砂金採りでは、主に「パンニング」という手法を用います。パンニングとは、砂の中から金をより分ける方法のことです。「パンニング皿」と呼ばれる専用の道具を使用することで、比較的楽に金の採取が行えます。

使い方は、砂金が含まれる土砂と水をパンニング皿に入れて振るだけです。土砂が水と混ざって液状化し、重さのある砂金が下に沈むことでより分けができます。砂金が沈んだら土砂を洗い流すという工程を繰り返す採取方法です。

砂金採りの注意点

砂金採りには、いくつか気をつけたい注意点があります。

ここでは、安全に砂金採りを行うために把握が必要なポイントをまとめました。砂金採りに出かける前に、ぜひチェックしておきましょう。

砂金採りはほとんど儲からない

儲けのために砂金採りを行うことはおすすめできません。

素人が川で採取した砂金は、大半が1~2mmほどの小さな粒程度のものです。重さが1g以上のナゲットであれば、数万円での買取も期待できますが、小粒の砂金ではよくても数百円程度の価格で、儲かるにはほど遠いでしょう。

儲かることを目指して砂金採りを行うのではなく、レジャーや空き時間の趣味として楽しむことを推奨します。

許可が必要なケースがある

砂金採りは観光地で体験でき、料金を支払って安全に楽しめます。

しかし、自分で砂金採りスポットに出かけて採取する場合は、違法となる危険性があるため気をつけましょう。具体的には、砂金採りの許可が下りる場所であるか、無断駐車や違法駐車ではないかなどに注意してください。

許可なく砂金採りを行い、私有地に無断侵入してしまう恐れもあります。不法侵入者とみなされないよう、勝手に知らない土地に入ることはやめましょう。

環境に配慮する

砂金採りでは、川底を掘って作業することが多いため、自然環境に配慮する必要があります。自然環境を破壊することがないよう、砂金採りのやりすぎに注意してください。

砂金採りが終わったら、可能な限り環境を元に戻しましょう。掘った穴を塞ぎ、元の状態に戻すよう心がけなければ、砂金採りが禁止されることもあります。

ゴミが出た場合は必ず持ち帰り、環境を壊さないようにしましょう。

マナーを守る

砂金採りで訪れた場所では、マナーやエチケットを遵守することが大切です。川には、砂金採りが目的の方だけではなく、川遊びに来る家族連れや釣りを楽しみに来る人もいるでしょう。

砂金採取のマナーが悪いと、ほかの楽しみで遊びに来る人の迷惑になります。また、砂金採りで川を荒らし、魚が来なくなってしまったら、釣り場をひとつ失うことになりかねません。

マナーを守り、ほかのレジャーの邪魔をしないように砂金採りを行いましょう。

川の事故に注意する

川は、急に深さが変わる場所や流れが速いところがあり、大人でも足をすくわれれば命の保証がありません。砂金採りは川の中で行うことが多いため、川の事故に注意してください。

砂金採りをする場所は、山奥である場合も多いです。山の天気は変わりやすく、急な荒天や増水などで、怪我をしたり命を落としたりする危険性も考えられます。気象情報をこまめに確認しておくことが大切です。

天候が悪くなってきたら、すぐに砂金採りを中断しましょう。

購入・採掘した砂金を買い取ってもらう際の注意点

購入・採掘した砂金を買取に出す場合、必要な書類や手続きが存在します。

これらを確認せずに売却すると、取引を断られたり、予想より低価格でしか買い取ってもらえなかったりする恐れがあります。

以下で紹介する注意点を押さえたうえで、砂金を売却しましょう。

本人確認書類が必要

砂金に限らずものを買取店で売却する際は、本人確認書類を提示する必要があります。

なぜなら、法律によって買取店には、ものを売却するときに利用者に対して本人確認することが義務付けられているからです。

実際に、古物営業法の第15条にも以下の記載があります。

第十五条 古物商は、古物を買い受け、若しくは交換し、又は売却若しくは交換の委託を受けようとするときは、相手方の真偽を確認するため、次の各号のいずれかに掲げる措置をとらなければならない。
一 相手方の住所、氏名、職業及び年齢を確認すること。
二 相手方からその住所、氏名、職業及び年齢が記載された文書(その者の署名のあるものに限る。)の交付を受けること。

引用元:e-Gov 法令検索|古物営業法(最終閲覧日2025年9月15日)

上記のような法律があるのは、不正取引防止や盗難品の流通防止のためです。買取したものに問題があったときでも、本人確認していることで、買取店がすぐに利用者と連絡をとれます。

なお、本人確認書類とは、具体的には運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの写真付き身分証明書です。

買取業者によっては、住所確認のために公共料金の領収書などの提出を求められる場合もあります。

砂金を売却するときは、買取業者の公式サイトで必要な書類を事前に確認し、すぐに提示できる状態にしておくとスムーズです。

また、オンライン査定や宅配買取でも本人確認書類を提示・提出する必要があります。利用規約をよく確認し、本人確認書類の提示・提出方法を調べておきましょう。

利用規約からわからない場合は、サポートデスクなどに問い合わせることがおすすめです。

販売証明書・保証書・鑑別書が必要かもしれない

砂金を高く買い取ってもらうためには、販売証明書・保証書・鑑別書などの書類をそろえておくことが重要です。

これらの書類があることで、産地や純度、重量などを客観的に証明でき、業者側が安心して高値で査定しやすくなるからです。

たとえば、砂金を専門的に扱うあおい商店の公式サイトには、同店で購入した砂金を売却する場合の注意点として、以下の記載があります。

3.当店発行の販売証明書または保証書、鑑別書があること。

引用元:あおい商店|砂金の販売(最終閲覧日2025年9月15日)

このような記載があるのは、おそらく買取店が購入したあとに再販・輸出する際に、品質や購入元を裏付ける資料が必要になるためだと考えられます。

信頼できる機関が発行した鑑別書は、金の含有量や純度・重量を正確に示すため、市場での評価が高まりやすいのです。

買取店によっては販売証明書や保証書、鑑別書がないと買取してもらえない可能性があります。

また、書類がなくても買取してもらえるケースでも、買取価格が低めに設定される恐れも。

購入時にもらっていない場合は、後から鑑別機関に依頼して書類を発行してもらうとよいでしょう。ただし、費用や時間がかかるので注意が必要です。

手元に残っているのであれば、失くさないように砂金と一緒に大切に保管しておきましょう。

著しく破損・変形している場合は買い取ってもらえないかもしれない

砂金が著しく破損したり極端に変形している場合、買取業者によっては査定を断られることがあります。

というのも、破損や変形があると砂金の純度や重量を正確に測定できず、再販売や加工がむずかしくなるためです。

金・貴金属を扱う買取専門店ウリエルの公式サイトでは、以下のように砂金が買取対象外になる可能性を説明しています。

基本的に金箔や砂金には刻印がありませんので、比重確認での対応になります。重さが確認できないものに関しては買取できない場合もありますので、予めご了承ください。

引用元:ウリエル|金・貴金属買取(最終閲覧日2025年9月15日)

この記載からも、破損や変形が激しい砂金は重さを正確に量れず、買取してもらえない可能性があることがわかるでしょう。

また、標本用やコレクション用として扱われる砂金は、形状や見栄えが重視されるため、欠けや傷があるだけで価値が大きく下がってしまうので注意しましょう。

なお、砂金に破損や変形があっても買取してくれるお店もありますが、査定額が低くなる傾向にあります。

砂金の補修や形状修正を専門業者に依頼することもできますが、費用や時間も当然かかります。

そのため、まだきれいな状態の砂金を持っているのなら、普段から丁寧に取り扱い、なるべくきれいな状態を保つことが重要です。

砂金を保管する際はプラスチックやガラスのケースに入れて、なにかの弾みで傷を付けないように、棚や引き出しに収納しておくとよいでしょう。

砂金の値段は低く儲かりにくい!ウリドキの一括査定で高価買取を狙おう

この記事では、砂金の値段を紹介しました。

2025年9月12日時点で、海外産砂金は1gあたり24,321円、国内産砂金は1gあたり20,381円の値段で販売されています。

しかし、自然のなかで採れる少量の砂金を売っても、ほとんど利益が期待できません。採取コストや手間を考えると赤字になることもあるでしょう。

砂金採りは儲ける目的ではなく、自然体験や趣味として楽しむことがおすすめですよ。

砂金を少しでも高く売りたい方は、ウリドキの一括査定サービスを使ってみましょう。

最大10社にまとめて査定を依頼できるので、砂金をより高値で買取してくれる買取店を簡単に見つけられますよ。

申し込みはわずか60秒なので、ちょっとした空き時間で砂金の価値を確かめられます。ぜひご活用ください。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:瑞浪鉱物展示館本店,あおい商店

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)。自身が運営する「リユースチャンネル」は登録者数1万人を突破。

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