金の融点は約1,064度|銀・銅・鉄・白金(プラチナ)も

  • 2026年4月23日
この記事で解決できるお悩み
  • 金の融点を知りたい
  • 金の特徴を知りたい
  • 金の使い道を知りたい

「金の融点は何度だろう」と思ったことはありませんか。

金を含む金属の融点は、水と比べるとかなり高いです。金属の種類によって融点は異なり、金は鉄やプラチナよりも融点が低く、特有のメリット・デメリットがあります。

本記事では、金の融点に加え、特徴や使い道について詳しく説明しているので、金について知るために参考にしてみてください。古代から金が人々に大切に扱われてきた理由についても理解できるでしょう。

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金の融点は約1,064度

元素記号「Au」で表される金。宝飾品や金貨として、古くから人類と密接な関わりがありました。「Au」の由来は、「Aurum(光り輝くもの)」を意味するラテン語です。

金は薄く延ばしやすく、サビたり腐食したりしにくいといった性質があります。融点(固体が液体になる温度)は約1,064度で、鉄やプラチナなどと比較してやや低いです。

融点が低い金のメリットは、溶かして加工しやすい点である反面、火事で溶けて変形する恐れがあるといったデメリットも見過ごせません。

しかし、変形しても金は金です。外観が変わってしまっても金として再加工ができるため、資産価値が大きく落ちる心配はありません。こうした点から、金は優れた金属と考えられます。

金を溶かすには約1,064度必要

融点とは物質が溶ける温度のことであり、金の融点は1,064度とされています。田中貴金属の公式サイトでも、金の融点について以下のように言及されています。

次に、金粉を熔解する為に装置に投入し、約1200℃まで温度を上げます(金の融点は1064.18℃)。
溶融した金は、装置の中で冷却され、米粒の半分くらいの均一な粒子になります。この粒子の状態を「ささぶき(笹吹き)」といいます。

引用元:田中貴金属|知ってる?「金」の回収サイクル(最終閲覧日2025年10月24日)

銀や銅の融点と比較するとやや高めで、これは金が比較的高温にも耐えやすい性質であることを示しています。

融点が高ければ経年劣化や化学変化も起こりづらく、長期間美しい状態で維持できるでしょう。ただし、火災など1,000度を超える環境の場合、溶けてしまう恐れがあります。

プラチナは融点が1,700度以上であり、形を維持しやすいですが、金アクセサリーなどは形も変形してしまうでしょう。もちろん融点が低いからこそ加工しやすい点は、金の特性でもあります。

アクセサリーだけでなく、工業製品や医療用品、美術品などさまざまな分野で金が利用されているのもこのためです。

また、金は変形しても重量が変わらなければ価値も変わりません。変形した金アクセサリーでも高価買取できる買取店が多いのは、この点が理由であるでしょう。だからこそ、金を資産として保有する人が多いのです。

さまざまな分野で活用できる金は、需要の高さから価値が大きく落ちる可能性も低いでしょう。

金の融点を測定する方法

金の融点を測定するには、以下のような方法が使われます。

  • 直接加熱方法
  • 微分走査熱量測定(DSC)
  • 光学方法
  • 熱電対による測定

上記の測定方法のなかでも一般的な方法は、直接加熱方法です。金を徐々に加熱し、液体へ変化する温度や状態について記録する方法で、主に電気炉やバーナーなどを使って加熱します。

微分走査熱量測定も代表的な方法です。同じく加熱しながら測定しますが、機器を扱うことでより正確に数値を測定できます。

光学方法は、高解像度のカメラと光学センサーを使って測定する方法です。液体へと変化する際には、反射率も変化するため、その瞬間をカメラで記録し融点を決定します。微分走査熱量測定と同じく、正確に測定できるでしょう。

熱電対による測定とは、加熱されるにつれてリアルタイムで温度変化を監視できる方法です。微分走査熱量測定に比べるとやや正確性が劣りますが、継続的に監視したい場合に活用されます。

融点の測定方法はそれぞれ特徴やメリットが異なるため、利用されるシーンも異なります。たとえば、微分走査熱量測定は品質管理の際に利用されますが、熱電対は産業処理の際に利用されるようです。

金は室温で溶けることがある

金の融点は1,064度ですが、実は、2018年に室温で金を溶かす方法が発見されました。

四角錐状の金に電界をかけて電子顕微鏡で観察すると、先端の尖った部分の金原子が少し融解していたという内容です。規則正しく並んでいる金の原子構造が電界をかけると失われるという現象は、これまで誰も知らなかったことで、驚くべき発見でした。

ただし、この技術を実用化して室温で金の加工を手軽に行うことは、まだまだむずかしいようです。

融点と沸点の違い

融点と沸点の違いは、簡単にまとめると以下の通りです。

融点 固体から液体に変わる温度
沸点 液体から気体に変わる温度

金の場合、融点は1,064度で沸点は、約2,857度です。融点と沸点は金属の種類によって異なります。以下で代表的な金属の種類と沸点をウシオ電機のホームページを参考に確認してみましょう。

元素 融点(℃) 沸点(℃)
1064 2857
962 2162
1536 2863
1085 2571
白金 1769 3827
タングステン 3407 5555
パラジウム 1552 2964
亜鉛 420 907

引用元:ウシオ電機|元素の融合および沸点(最終閲覧日2025年10月24日)

ほかの金属と比較しても、金の沸点は大きく違いはありません。火災の場合溶けてしまう恐れはありますが、蒸発してしまうことは少ないでしょう。ただし、金属のなかには亜鉛のように沸点が1,000度以下のものもあります。

沸点の低い金属は火災など高温の環境下では蒸発してしまう恐れがあるでしょう。また、金属によって沸点が異なるからこそ、利用される場面も異なります。

たとえば、レ二ウムと呼ばれる金属は沸点が5,596度とかなり高いため、宇宙船などに利用されるようです。このように金属それぞれの沸点や融点を理解しておかなければ、正しい場面で利用できないでしょう。

金の融点が変化する要因

金の融点は基本的に1,064度とされていますが、一定ではありません。金の融点が変化する要因は、具体的に以下の通りです。

  • 圧力
  • 不純物の有無
  • ナノサイズ加工

UDマシンソリューションテクノロジー株式会社のホームページでも以下のように言及されています。

金の融点は1,064℃(1,947℉)ですが、環境条件やその他の要因によって融点が変化することがあります。特に大きな要因の一つは、特定の不純物の存在です。純金(24金)の融点は一定ですが、銀、銅、亜鉛などの不純物が混入すると融点が変わります。宝飾品によく使われる金と他の金属を混ぜた合金は、その組成によって耐久性が高まり、熱特性も変化するため、融点が低くなります。

金の融点は圧力の影響も受けます。この値は標準大気圧では一定ですが、地殻変動や工業プロセスにおける極端な変化によって温度はわずかに変化します。

さらに、量子スケールの効果やナノテクノロジーの効果は、金の融解挙動に影響を与える興味深い変数をもたらします。研究によると、ナノスケールでは金粒子の融点はバルクの金よりも低いことが示されています。わずか2~3nmの金ナノ粒子では、融点は600℃未満まで大幅に低下する可能性があります。この特性は、エレクトロニクスや触媒などの新しい分野で既に活用されています。

これらの原因要因は、特に高精度産業において、金の加工において変数を制御する必要性を示唆しています。純度、加える圧力、粒子のサイズ、そして金が溶解する温度はすべて、その性能と用途に大きく影響します。

引用元:UDマシンソリューションテクノロジー株式会社|金の融解を理解する:金の融点を明らかにする(最終閲覧日2025年10月24日時点)

金は圧力が高くなると融点も上昇します。圧力がかかることで分子同士の結合が強まり、固体の状態を維持しようと力が強まるためです。特に地球深部のような圧力の高い環境では融点が高まるようです。

ただし、金はもともと化学変化に強い性質を持っています。そのため、ほかの金属と比較すると、圧力による融点の変化は大きくないようです。

金にほかの金属など不純物が混ざることでも融点は変化します。なぜなら金の結晶構造に別の元素が混じると原子間の結合が変化するためです。たとえば、金に銅や銀が混ざった合金は融点が低くなり、より加工しやすくなります。このことから合金はジュエリーなどに活用される場合が多いようです。

また、金をナノサイズに加工することでも融点が低下します。ナノサイズに加工すると表面積が大きくなり原子同士の結合が弱まるためです。サイズ加工とも呼ばれており、医療機器や電子機器での活用が期待されています。

金以外の貴金属の融点

貴金属はそれぞれ融点が異なります。次で金以外の融点を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

貴金属の融点一覧表

以下は、部品の開発や販売を行う株式会社フカサワのホームページで公開されている、貴金属の融点一覧です。

金属元素 融点 沸点
タングステン 3407 ℃ 5555 ℃
レニウム 3,180 ℃ 5596 ℃
オスミウム 3,045 ℃ 5012 ℃
タンタル 2,985 ℃ 5510 ℃
モリブデン 2,623 ℃ 4682 ℃
ニオブ 2,477 ℃ 4744 ℃
イリジウム 2,443 ℃ 4437 ℃
ハフニウム 2,233 ℃ 4603 ℃
ルテニウム 2,250 ℃ 4155 ℃
テクネチウム 2,157 ℃ 4265 ℃
バナジウム 1,917 ℃ 3420 ℃
クロム 1,857 ℃ 2682 ℃
ジルコニウム 1,852 ℃ 4361 ℃
白金 1,769 ℃ 3827 ℃
トリウム 1,750 ℃ 4789 ℃
チタン 1,666 ℃ 3289 ℃
ルテチウム 1,652 ℃ 3402 ℃
1,536 ℃ 2863 ℃
スカンジウム 1,539 ℃ 2831 ℃
エルビウム 1.529 ℃ 2868 ℃

引用元:株式会社フカサワ|【金属融点一覧付き】金属の融点・沸点と役立つ知識を解説!(最終閲覧日2025年10月24日)

上記の表は、貴金属全体のなかでも特に融点が高い貴金属20種類です。私たちがよく目にする鉄は金よりも融点が高く、高温にも耐えられることが分かります。そのため、建築や重工業などでよく利用されるのです。

上記の表には記載していませんが、代表的な貴金属のなかでも、アルミニウムの融点は660度とかなり低めです。このように融点の低い貴金属は扱いやすいという点から車など量産が必要な製品に活用されます。

貴金属は融点が高いほど加工がむずかしく、より高度な技術や設備が求められます。貴金属を扱う業界では、この融点の違いを理解しながら製品を制作しているのです。

金属によって融点が異なる理由

固体が液体になる温度である融点は、金属によってさまざまです。金属を構成する原子間の結合力が強いほど融点が高く、弱いほど低くなります。

Kintek Solutionのホームページでも以下のように言及されています。

物質の融点は、物質によって大きく異なる基本的な物理的性質である。この変化は、分子間力の強さ、分子構造、原子や分子の大きさの違いによって生じる。イオン結合や共有結合のような分子間力が強い物質は、一般に融点が高くなる。対照的に、ファンデルワールス相互作用のような弱い力を持つ物質は、より低い温度で融解する。さらに、分子の対称性とパッキング効率も一役買っており、対称性の高い分子はより強固にパッキングする傾向があるため、その構造を破壊するためにはより多くのエネルギーを必要とする。これらの要因を理解することは、金属、イオン性化合物、分子性固体などの物質が、なぜこのように幅広い融点を示すのかを説明するのに役立つ。

引用元:Kintek Solution|なぜ物質によって融点が違うのか?主な要因の説明(最終閲覧日2025年10月24日)

原子間の結合力に影響を与えるのが、原子のまわりを取り囲む電子の存在です。電子が密集しており、イオン同士の距離が狭い金属ほど、融点は高くなります。

ちなみに、典型元素に比べると遷移元素(遷移金属)は融点が高いです。

金の特徴

金には、さまざまな特徴があり、高い価値を持つ金属として古くから重宝されてきました。

金の特徴について詳しくチェックしてみましょう。なかには、ほかの金属にない金ならではの特徴もあります。

加工しやすい

金は展延性に優れた金属で、伸ばしたり広げたりなど変形させやすく、加工が容易です。

たとえば、叩いて箔状に薄く広げると破れることなく0.07μmの厚さにまでできます。銀も展延性に優れていますが、金には及びません。

加工しやすい性質を活かして作られている製品が金箔や金糸で、工芸品などにも多く用いられています。

金アクセサリーの場合は、変形しにくくするために、ほかの金属を混ぜて強度を高めた合金を使って製作することが多いです。

腐食しにくい

金は基本的に酸化しない金属で、サビることがありません。酸やアルカリに対しても強く、簡単には溶けない、腐食しにくい性質を持っており、古い時代に作られた金の装飾品が現代まで美しい姿のままで残っています。

ほかにも、金メッキを施すことによって内側が腐食しづらくなり、製品の寿命を延長可能です。

貨幣として使われてきた理由にも、金の腐食しにくい性質が深く関係しています。長年流通してもサビないことは重要です。

重みがある

金は、比重が大きい金属です。同じ体積の金属を持ち上げた場合、銀や鉄などと比べて金のほうがずしりとした重みを感じるでしょう。

金の比重は19.32です。一方で、銀は10.50、鉄は7.874、アルミニウムに至っては2.6989しかありません。

金にとって重量感はとても大切なワードであり、高級感を演出してくれるでしょう。比重は、金が本物なのかを確認する際の判定基準でもあります。

電気伝導率が高い

金は、多くの金属と同じように電気伝導率が高い性質を持っています。

電気伝導率が高く、サビにくく、加工しやすいといった金のさまざまな性質を利用し、製造されているアイテムのひとつが携帯電話やスマートフォンです。ほかにも、パソコンをはじめとした多種多様な精密機械の中で使われています。

もう使うことのない携帯電話を集めてレアメタルを取り出す動きがありますが、金も回収の対象です。

金の回収サイクル

金は、一般的に鉱山やリサイクル品から回収し、精製することで再度製品化しています。ここでは、具体的な金の回収サイクルについて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

貴金属回収

貴金属は、主に以下のような場所から回収されます。

  • 鉱山
  • 廃棄された電子機器やアクセサリーなどの不用品

貴金属は鉱山から回収されるイメージがある方も多いのではないでしょうか。しかし、鉱山からの採掘は大規模な設備や知識が必要であるため、高いコストがかかります。また日本にある金鉱山は採掘されつくしてしまいほとんどが閉山しています。

そのため、近年では電子機器や工場の廃液などから貴金属を回収しているようです。貴金属は、日常生活で触れるさまざまなものにあります。たとえば、ICチップやハードディスク、金メッキの廃液などが挙げられます。

一見貴金属がないと思われるようなものでも、適切に処理することで純度の高い金を抽出できるのです。貴金属の資源には限りがあるため、鉱山からの採掘だけでは限界があります。

また採掘することで水質汚染や森林破壊など、環境に影響を与えてしまう恐れもあるでしょう。身近にあるさまざまな製品から貴金属を回収することは、環境を守り産業を活発化させることにつながります。

王水溶解&還元

回収した貴金属は、王水溶解と還元という処理を行います。王水とは濃硝酸と濃塩酸を1:3の割合で混ぜた液のことで、強い酸化力を持っています。

工程の流れを簡単に以下でまとめました。

      王水と呼ばれる溶液に浸す
      貴金属だけが溶けてイオン化する
      還元剤を加える
      イオン化した貴金属は再度固体に変化し、粉末状になる

回収した貴金属は王水と呼ばれる溶液に浸し、溶かします。この工程が王水溶解です。

王水はプラスチックや樹脂などは溶かさず貴金属だけを溶解してくれるので、貴金属を余すことなく抽出できるのです。

金は溶液の中でイオン化します。この溶液に還元剤を加えると電子が供給され、イオン化していた金は再度固体の金粉へと変化します。この現象が「還元」です。還元時には溶液は濁り水のようになります。

また、上記の工程は金製品から金を抽出する方法ですが、鉱石から金を取り出す際は、工程が変わります。鉱石の場合、シアン化ナトリウム水溶液などに浸し、錯イオンとして抽出しなければいけません。

しかし、シアン化物は有害であるため、厳重な管理と適切な処理が必要です。還元した金粉は、次の工程でろ過して洗浄します。次の工程は以下で確認していきましょう。

金粉ろ過

還元した金粉はろ過・洗浄する必要があります。流れを以下で簡単に確認しましょう。

      金粉をフィルターに通してろ過
      純水などで洗浄
      圧力をかけて余分な液を取り除く

金粉は溶液ごとにろ過をする必要があります。ろ過した金粉は純度99%〜99.9%ですが、まだ余分な還元剤などの不純物が付着しているので、純水で洗浄をします。またこの時点では、金粉は茶色の状態です。

鉱山から回収した金も同じく、溶解後はろ過を行います。鉱石もまだ茶色の状態で、光沢もありません。

洗浄した金は圧力をかけて余分な水分を取り除きます。圧力をかけただけでは、まだ金粉は湿った状態です。のちに乾燥させることで金粉はさらさらになり純度も高まります。ちなみに、さらさらな状態の金粉は「祖金」と呼ばれています。

また、必要に応じて再溶解や再還元も行います。一度溶かしてろ過する工程を繰り返すことで、より純度の高い金を抽出するのです。この工程があるからこそ、どんな金製品も価値があります。

ほとんどの買取店で、工業製品や壊れた金アクセサリーなどを買取できるのも、再加工できるからと言えるでしょう。

乾燥・精製

洗浄後の金粉はまだ水分などが残っており、湿潤であるため乾燥させます。乾燥させた金粉はさらさらになります。ただし、この時点でも純度は99~99.9%でまだ完全に純金とは言えません。

微量の不純物が残っている場合が多いので、必要に応じて再度王水溶解・還元を行います。ここまで行うことで、ようやく純度を99.99%まで上げられます。この工程が「精製」です。

純度99.99%の金は、純度99.9%の金粉よりさらに色味が明るく、さらさらしています。精製された金は「精製金」と呼ばれています。乾燥させた金粉と精製金都の見た目の違いは、田中貴金属のホームページで紹介されているので、ぜひ確認してみてください。

田中貴金属では、金の回収から精製までの工程をワンストップで行っており、効率的な貴金属リサイクルを実現しています。このように回収から精製、販売までの体制が整った業者が増えれば、金の供給も安定するでしょう。

精製金でもまだ見た目は茶色で、金と呼べる状態ではありません。ここからさらに加工することでようやく金の輝きを放ちます。加工について、次から詳しく確認していきましょう。

鋳造

精製金は、溶解炉に投入し1,200度まで加熱します。溶融した金は装置の中で冷却され粒子へと変化。この時点でようやく金色に輝く金へと変わります。精製金を粒子の状態に加工することを「ささぶき加工」と言います。

ささぶき加工された金は、さらに融解することで純度を高められるそうです。純度を99.999%まで高めた金は「ファイブナイン」とも言われています。

このように、必要に応じて加工や融解することで金の純度は高められます。そのため、汚れのひどい金製品や錆びてしまった金製品も高く買い取れるのです。金歯など一見買取してもらえないようなものでも売却できるのも、精錬して再利用できるからなのでしょう。

金のインゴットへと成形するには、さらに加工が必要です。具体的には、ささぶき加工された金を溶かして、鋳型に流し込みます。そして冷却・離型することで、インゴットに成形できます。この工程が「鋳造」です。

ただし、鋳造しただけでは製品としての販売はできません。その後検査、刻印を行うことでようやく製品として販売できます。次で検査や刻印について確認していきましょう。

検査&刻印

インゴットが完成したら、ひとつひとつ検査・計量が行われます。検査をクリアすれば刻印され、ようやく市場へと流通します。完成した金は、再度資材やジュエリーなどさまざまな製品に活用され、皆さんのもとへと流通していくでしょう。

金の刻印は、その金の品質を証明するものですが、具体的には以下のような情報が示されています。

  • 純度
  • 貴金属の種類
  • 製造したメーカーのロゴ
  • 製造国や製造年

なかでも注目すべき点は、「ホールマーク」です。ホールマークとは、第三者機関によって品質が証明されていることを示すマークで、ホールマークがあればより高い信頼性を証明できます。

ホールマークは国によって異なります。以下でそれぞれの特徴について簡単にまとめたので、参考にしてみてください。

ホールマークの特徴
日本 ・日本国旗がなびいているデザイン
・ひし形の中央に数字が刻印されている
イギリス ・スポンサーマーク(製造メーカー)
・スタンダードマーク(純度や種類)
・アセイオフィスマーク(検査機関の場所)
・デイトレター(検査された年代)
・CMMマーク(国際共通マーク)
フランス ・鷲の頭のマークのデザイン
・「poinçon」という文字が刻印されている
中国 ・足金、千足金、万足金という文字が刻印されている

ホールマークは信頼性を証明する刻印ですが、日本では刻印が義務付けられていません。そのため国内の正規品であれば、ホールマークがないからと言って偽物とは限らないでしょう。

一方で、刻印があるからといって必ずしも本物とは言えません。自分で判断せず、買取業者など専門的な知識を持つ業者でしっかり査定してもらう必要があります。

金の使い道

金ならではの優れた性質は、日常生活のいろいろな場所で活用されています。

融点の低い金の使い道について、より詳しく見ていきましょう。ありとあらゆる場所で使われていることに、驚くかもしれません。

食用

食用

お正月や特別な日のおもてなしとして、料理や日本酒などに金箔を飾ったことのある方もいるでしょう。地域によっては、金箔を大胆に使用したソフトクリームを味わえます。

金属を食べることに少し不安を感じてしまうかもしれませんが、金は体内で吸収されることのない金属なので、心配ありません。

料理に使用する場合は、食用として販売されている金箔を購入しましょう。

工業用

金は、電気伝導率が高く加工しやすいため、精密機械の部品として身近な場所で活躍しています。金が使用される場所は、携帯電話やパソコンなどの中にある電子回路の基板です。ヘッドホンの部品としても使用されています。

金は、万年筆のペン先にもなくてはならない存在です。インクと触れても腐食せず、紙との頻回の摩擦にも壊れてしまわないペン先にするためには、金が重要な役割を担っています。

医療用

金は、放射線治療に用いられる照射用マーカーや、リウマチの薬のひとつである金製剤など、医療の分野でも使われています。金製剤の原料は、金の有機化合物です。

金は、腐食したりアレルギーを起こしたりしにくいことから、金歯としても用いられています。

ほかにも、ペースメーカーやねじなど、さまざまな医療機器・器具に金が活用されており、健康的な生活のためにも欠かせない金属です。

投資用

世の中が不安定な状況になり、通貨の価値が下がっても、金は価値が急に落ちることがないと考えられています。金は、世界中で一定の価値があり、多くの国で換金が可能です。

現物資産であり、通貨よりも信頼がおけるため、金を投資目的で購入している方も多いのではないでしょうか。

「有事の金」とも言われます。金の価格が高騰しているというニュースもあり、投資用としての金もさらに注目されていくでしょう。

金のおすすめ買取店

ここでは、金買取におすすめの業者を紹介します。

店舗名 サービス詳細 口コミ評価 ポイント 宅配買取 出張買取 店頭買取 宅配キット 店舗がある地域 出張査定対応エリア 定休日 営業時間 買取対象 古物商許可番号
ウリドキ 一括査定する ★PR 一番高く売れる買取店がラクラク見つかる 買取店による 買取店による 買取店による 買取店による 買取店による 買取店による 土日祝(ウリドキ) 10:00〜19:00(ウリドキ) ブランド、お酒、金、ゲーム、家電など 第302171706809号
買取大吉 詳細へ電話する ★★★★☆4.7 各種手数料が無料 全国 全国 年末年始(問い合わせ) 24時間(問い合わせ) 貴金属、ブランド品、時計、宝石など 第304361407260号
おたからや 詳細へ電話する ★★★★☆4.7 金専門の知識を持った査定士が在籍している 全国 要問い合わせ なし(問い合わせ) :00~21:00(問い合わせ) 貴金属、ブランド品、時計、宝石など 第451380001308号
ブランドリバリュー 詳細へ ★★★★☆4.8 売却できる金製品のジャンルが豊富 ○) あり 全国 要問い合わせ なし(問い合わせ) 10:00~20:00(問い合わせ) 貴金属、ブランド品、時計、宝石など 第303311408927号

※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています

買取大吉

Google口コミ評価★★★★☆4.7
買取大吉
出典:買取大吉

口コミ

初めて伺いました。
金(レディース用の細いネックレス2本です。)の査定で思ったより高かったので売却しました。
丁寧、かつスピーディーに対応してくださりありがとうございました。

引用元:Googleマップ|買取大吉 新宿本店|えみ(最終閲覧日2025年10月6日)

11月2日に祖母から頂いた金の指輪💍を見て頂きました
前回もメープルリーフ金貨を買取に出しましたが対応も良く良心的な価格提示を頂きました、娘も喜び大吉さんにお願いしました
店長の伊藤さんも良い人だったって娘の感想です
また整理して出て来たらお願いする事にしました。 …
引用元:Googleマップ|買取大吉 新宿本店|伊藤(最終閲覧日2025年10月6日)

公式サイト

特徴

  • 各種手数料が無料
  • 宝石やデザイン価値も査定額に反映してくれる
  • どんな金でも買取してくれる

店舗紹介

買取大吉は全国に店舗展開している買取店です。店頭買取と出張買取に対応しており、どの方法を利用しても手数料は一切かかりません。査定額に納得できなければキャンセルも可能。もちろんキャンセル料も不要なので、気軽に査定を受けられるでしょう。

買取大吉の金買取では、宝石やデザイン価値などプラスアルファの価値も査定額に反映してくれます。購入したばかりのブランドジュエリーなど、製品としての価値があるものを売りたい方は、買取大吉に相談してみましょう。

もちろん、状態の悪い金アクセサリーや刻印のないものでも売却できます。工業製品や金歯科材なども売却できるので、売れないと決めつけず、まずは一度査定に出してみてください。

買取実績

  • K24IG田中貴金属インゴット:2,084,800円
  • K18×ダイヤモンドブレスレット:567,000円
  • K20 ペンダントトップ:940,000円

店舗情報

店舗名 買取大吉
営業時間 24時間(問い合わせ)
定休日 年末年始(問い合わせ)
主な買取ジャンル 貴金属、ブランド品、時計、宝石など
買取方法 店頭、出張
店舗展開地域 全国
宅配キットの有無
出張対応地域 全国
会社名 株式会社エンパワー
古物商許可番号 東京都公安委員会 第304361407260号
査定士
その他特徴

おたからや

Google口コミ評価★★★★☆4.7
おたからや
出典:おたからや

口コミ

本日金の買取させていただきました。

担当していただいた近藤さんには終始ご丁寧に対応いただき大変助かりました。

また機会がございましたらよろしくお願いいたします。

引用元:Googleマップ|買取専門店 おたからや 新宿本店|こしあん(最終閲覧日2025年10月6日)

金硬貨の査定をして頂きました。
非常に分かりやすい説明で
納得する金額で売ることが出来ました。
終始言葉を選び今の市場価値の中で
出来る限り頑張って頂きました。
買取可能品種が数多くあるので
また利用しようと思います。
この度はありがとうございました

引用元:Googleマップ|買取専門店 おたからや 新宿本店|hiroki doragon(最終閲覧日2025年10月6日)

公式サイト

特徴

  • 金専門の知識を持った査定士が在籍している
  • 世界各国と取引実績がある
  • お得なキャンペーンを開催している

店舗紹介

おたからやは、金専門の知識を持った査定士が在籍している買取店です。豊富な知識と高い技術を持った査定士が査定してくれるので、どんな金製品も適正価格で買取してくれるでしょう。

金額についても丁寧に説明してくれるので、納得した状態で売却できる点も魅力です。また、おたからやの強みは、世界各国との取引実績があることです。

豊富な販売ルートがあれば、より高く売れる販売先を見つけられます。高く売れる販売先があれば高価買取も可能なので、他店での査定額に納得できなかった方も、満足度の高い取引ができるでしょう。

おたからやでは、お得なキャンペーンを随時開催しています。金製品の買取額がアップなどさまざまなキャンペーンが行われているので、活用すれば通常時より高価買取が狙えるでしょう。

買取実績

  • 22金 リングまとめ:537,600円
  • 24金 インゴット 1kg:20,848,000円
  • 18金 喜平ブレスレット 6面ダブル:965,400円

店舗情報

店舗名 おたからや
営業時間 8:00~21:00(問い合わせ)
定休日 なし(問い合わせ)
主な買取ジャンル 貴金属、ブランド品、時計、宝石など
買取方法 店頭、出張
店舗展開地域 全国
宅配キットの有無
出張対応地域 要問い合わせ
会社名 株式会社いーふらん
古物商許可番号 神奈川県公安委員会 第451380001308号
査定士
その他特徴

店舗名(要変更

Google口コミ評価★★★★☆4.8

口コミ

今回、18金の喜平ネックレス他金製品数点持ち込ませていただきました。担当くださった八木さんが、ブローチピアスのデザイン性なども丁寧に見て査定くださりました。他店での査定内容などもお伝えしたところ、頑張って査定下さりました。
他店と大きな差は実際ありませんでしたが、八木さんの丁寧なご対応にこちらでの売却を決めました。

引用元:Googleマップ|ブランドリバリュー 新宿店|佐藤深雪(最終閲覧日2025年10月6日)

金とダイヤの買取を依頼いたしました。とても丁寧にご対応いただ安心してお取引ができました!
引用元:Googleマップ|ブランドリバリュー 新宿店|西田光里(最終閲覧日2025年10月6日)

公式サイト

特徴

  • 売却できる金製品のジャンルが豊富
  • 専門的な教育を受けた査定士が在籍
  • 査定方法が豊富

店舗紹介

ブランドリバリューは、貴金属をはじめ、ブランド品や骨董品、切手など幅広いジャンルを取り扱っている買取店です。金製品の取り扱いも豊富で、食器や工業製品、砂金なども買取してくれます。

少量の金でも売却できるので、自宅に少しでも金があるという方は、気軽に査定を受けてみてください。思わぬ価格で売れる可能性も十分にあるでしょう。

ブランドリバリューには、金など各分野の専門的な教育を受けた査定士が在籍しています。状態の悪い金製品などどんな金でも正しく価値を見出してくれるでしょう。

ブランドリバリューの強みは、査定方法が豊富な点です。店頭査定や出張査定だけでなく、LINEやメール、テレビ電話査定にも対応しています。テレビ電話査定は、自宅にいながら店頭査定のような感覚で査定してもらえます。

わざわざ店舗まで足を運ぶのが面倒という方は、ぜひ活用してみてください。

買取実績

  • インゴッドまとめ:241,500円
  • メイプルリーフ金貨 1/2oz:245,500円
  • K18 メガネ:310,700円

店舗情報

店舗名 ブランドリバリュー
営業時間 10:00~20:00(問い合わせ)
定休日 なし(問い合わせ)
主な買取ジャンル 貴金属、ブランド品、時計、宝石など
買取方法 店頭、宅配、出張
店舗展開地域 全国
宅配キットの有無 あり
出張対応地域 要問い合わせ
会社名 株式会社STAYGOLD
古物商許可番号 東京都公安委員会 第303311408927号
査定士
その他特徴

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貴金属

【純度別】金の買取相場

金の買取を考えている人は、最新相場をチェックしておきましょう。

純度 1gあたりの買取相場
24金 インゴット 26,175円
24金(K24・純金) 25,913円
23金(K23) 24,566円
22金(K22) 23,780円
21.6金(K21.6) 23,257円
20金(K20) 21,425円
18金(K18) 19,632円
14金(K14) 14,881円
12金(K12) 12,525円
10金(K10) 10,431円
9金(K9) 9,384円
8金(K8) 7,814円
5金(K5) 3,887円
K18WG 19,632円
K14WG 14,881円

※2026年4月27日時点
出典:なんぼや|金・貴金属の買取ならなんぼや

金の買取はウリドキがおすすめ

金の融点は、鉄やプラチナなどに比べるとやや低く、特有のメリットがあります。ほかにも多種多様な特徴があり、人類は昔から金をさまざまな形で活用してきました。

装飾や貨幣としてだけでなく、食用・工業用・医療用・投資用など多方面で重宝されています。サビにくく加工しやすい金の美しさや価値は、長い年月が経っても変わらないでしょう。ぜひ大切に扱ってください。

身につけなくなったアクセサリーなど、不要な金製品がある場合は買取店での売却がおすすめです。損せず金買取をしてもらうには、複数店舗で査定額を比較しましょう。

ウリドキの一括査定サービスでは、最大10社の査定額を一度に取り寄せられます。スマホで操作して売りたい品物を登録するだけなので、手間はかかりません。

簡単に高く売れる買取店を見つけたいという方は、ぜひ活用してみてください。お持ちの金製品が思わぬ価格で売れるかもしれません。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:買取大吉,おたからや,ブランドリバリュー

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)。自身が運営する「リユースチャンネル」は登録者数1万人を突破。

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