K10の特徴とは|ほかの金との差や手入れ方法、買取相場も

  • 2024年8月22日
この記事で解決できるお悩み
  • K10の特徴やほかの金との違いを知りたい
  • K10の適切な手入れ方法を知りたい
  • K10の買取相場を知りたい

この記事を読むと、K10の特徴や純度の違いや手入れ方法、買取相場についてわかるでしょう。K10は、純金に比べて手頃な価格でありながら、見た目もよく耐久性も兼ね備えた金属です。

適切な手入れ方法だけでなく、市場価値も知っておくと、K10の購入や売却に役立つ情報を知ることにつながり、k10についての知識を得られます。K10に興味がある方や、納得できる購入を目指す方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。

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K10という金属の特徴

ゴールドピアス

K10は金含有率が42%の金属で、残りの58%はほかの金属で構成されています。この組み合わせにより、K10は耐久性が高く、日常的な使用に適していると言えるでしょう。純金よりもリーズナブルでありながら、上品な輝きを持つことが特徴です。

K24・K18などほかの金との違い

K10は金が42%含まれ、残りはほかの金属で構成されています。その一方で、K24は純金、K18は75%が金であり含有量の違いが主な違いです。

また、割金の割合が異なるため、K10はほかの金よりも硬く色味も異なります。これによりK10はジュエリーにおいて価格が安く、耐久性にすぐれている点も特徴として挙げられるでしょう。

金の種類金の割合
K24100%
K1875%
K1458.5%
K1042%

刻印

K10製品には、「K10」の刻印がされることをご存じでしょうか。これは金の含有率が10カラット、つまり42%であることを示しています。この刻印は、製品が真のK10金属であることを保証するものです。

似たような刻印でK10GPがありますが、これは「K10 Gold Plated」の略で、K10がメッキとして施されていることを示します。また、K10GFは「K10 Gold Filled」の略で、K10金を圧着した層が施された製品です。これらは全体がK10で作られているわけではありません。

あとKには注意が必要

あとKとは、海外製品に見られる10Kなどの刻印を指します。この刻印のアイテムは、刻印が正確でない場合や偽物が含まれている可能性があるので注意しましょう。

偽物や金属の品質が不明な製品もあり、購入時には信頼できる販売店で確認することが重要です。刻印は真偽を確認する手段のひとつですが、必ずしもすべての製品が正確な金含有率を示しているわけではないことを理解しておきましょう。

K10を使用するメリット

比較的低価格でありながら、見た目は上品で高級感をもつK10にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

K10は純金よりもリーズナブルでありながら、高い耐久性と美しい輝きを持つ金属です。42%の金が含まれており、日常使いのジュエリーとしてふさわしいでしょう。

ここではK10を使用するメリットについて解説します。

価格が安い

K10は、金の含有率が42%と半分以下で、K18や純金と比べて価格が安いことが特徴です。このため、ジュエリーやアクセサリーなどのK10製品は、より手頃な価格で手に入れられます。

一方、K18は金の含有率が75%で、価格も相応に高くなるため、予算に応じて選ぶ場合、K10はコストパフォーマンスにすぐれた選択肢です。見た目の美しさや品質を保ちつつ、価格を抑えたい方にとって、K10はメリットといえるでしょう。

耐久力がある

K10は、ほかの金属が含まれている分、K18などと比べても耐久力が高く、頑丈です。この合金の特性により、K18や純金と比べても頑丈で、日常的な使用や摩耗に強いことが特徴として挙げられます。

K24やK18はやわらかく、傷がつきやすいですが、K10は比較的硬度があり、ジュエリーやアクセサリーとして長期間使用しても形状が保たれやすいです。耐久力があるため、普段使いのアイテムとして適しています。

カラーバリエーションが豊富

金以外の金属を買えることで、豊富なカラーバリエーションの作成が可能です。たとえば、銅や銀を含むことで、ピンクゴールドやホワイトゴールドなど、さまざまな色合いを作り出せます。多彩なデザインができ、好みに合わせた色を選ぶ楽しみが広がるでしょう。

ピンクゴールド

ピンクゴールドは、K10に銅を混ぜることで得られる色合いです。銅の比率が高ければ高いほど、ピンクやローズのような温かみのある色合いが強調されます。

刻印は「PG」で、ピンクの色合いが特徴的なジュエリーに仕上がるでしょう。色味に深みがあり、やわらかく優雅な印象を与えます。

イエローゴールド

K10のイエローゴールドは、金と少量の銅や銀を混ぜて作られます。これらの組み合わせにより、鮮やかな黄色が引き立つのが特徴です。

刻印は「YG」で、クラシックなゴールドカラーがダイヤモンドなどの宝石を引き立てるでしょう。身につけている人の印象を、明るく華やかにみせるジュエリーとしても人気です。

ホワイトゴールド

ホワイトゴールドは、K10にパラジウムやニッケルを加えて作られます。この合金により、銀白色のクールな色合いの演出が可能です。

刻印は「WG」で、シンプルで洗練されたカラーと光沢感が特徴。男性にも女性にも合うユニセックスなカラーリングは現代的なスタイルに適しています。

K10を使用するデメリット

K10は多くの利点がありますが、金属アレルギーが出やすい点や変色しやすい点、修理やサイズ調整がむずかしい場合もある点などがデメリットです。次に紹介する具体的なポイントを理解しておくことで、納得したうえで適切に選べるでしょう。

金属アレルギーが出やすい

金は通常、アレルギー反応を引き起こしづらい金属とされています。ですが、K10には金以外の成分が配合されているため、種類によっては、肌に触れることで、アレルギー反応を引き起こす可能性が高まるでしょう。

アレルギー反応が出ると、かゆみや赤み、発疹などの症状が現れることも。特に、銅やニッケルにアレルギーがある方は注意が必要です。心配な方は、K10ジュエリーを購入する際、事前に肌に合うか試着やパッチテストを行うことをおすすめします。

変色しやすい

K10は金以外の金属(主に銅や銀)が含まれているため、変色しやすい点も特徴的です。これらの金属は酸化や湿気に反応しやすく、使用や保管条件によっては黒ずみや変色が見られることも。特に汗や化粧品、洗剤などが付着すると、変色が進行しやすくなります。

そのため、K10ジュエリーは定期的な手入れが必要です。特に使用後にはやわらかい布で軽く拭き取り、保管する際には乾燥した場所に置いておくことで、変色を防げます。

修理しづらい

K10は金以外の金属と混合している事が原因で、修理がむずかしいとされる場合があります。金属の混合比率や硬度の違いにより、修理時にほかの金属と適切に接合しづらい特徴があるためです。

修理を依頼しても、対応できる技術や設備が整っていないことを理由に、断られるケースもあるでしょう。

また、K10特有の色合いや特性を再現しづらいため、修理後に元の状態を100%復元することはむずかしいです。購入時には品質や耐久性を十分に確認し、長期間使用できることを前提に選びましょう。

K10の手入れ方法

ゴールドネックレス

K10ジュエリーの手入れは、適切に行うことで美しさを保てます。まず、使用後はやわらかい布で軽く拭き、汗や汚れを取り除きましょう。次に、中性洗剤をぬるま湯で希釈し、ソフトブラシや布を使ってやさしく洗浄します。

洗浄後は、十分にすすいでから清潔な布で乾拭きし、乾燥させることも大切なポイントです。酸化を防ぐため、保管時は密閉できるケースや袋に入れて湿気の少ない乾燥した場所に保管すると良いでしょう。

K10は買取可能か

K10は金の価値が一定のため、K10製品も適正な価格で買取されることが多いです。特にジュエリーやアクセサリーとして人気があり、状態が良ければ買取価格も期待できるでしょう。ここでは、K10の買取の可否やポイントについて詳しく解説します。

状態やブランドによって買取可能

K10は純金やK18よりも金の割合が少なく、買取価格は相対的に低く設定されがちです。店舗によっては買取を断られることもあります。

しかしジュエリーの状態やデザインによっては一定の価値があるため、買取査定を受けてみる価値はあるでしょう。特に、著名なブランドや高品質な製品であれば、高価買取の可能性もあります。

また、人気のあるトレンドのデザインやめずらしいモデルは、ほかのK10製品よりも高い価格で取引されるケースも。状態が良ければ、専門の買取店に持ち込んでみましょう。

買取相場

直近一年間のK10の買取相場価格をみてみると、K10(1gあたり)の買取相場は、2023年の7月後半では3,800円であるのに対し、2024年の7月後半では5,020円と約1,200円値上がりしています。

国内外の金融政策の影響を受けた一時的な下落もありますが、全体を通してみてみると、右肩上がりの傾向がつづいている様子です。長期的に見ても今後も上昇することが予想されます。

製品名買取実績
アバランチ リング 8.3g33,000円
ホーリーグレイヴ リング35,200円
アガット ブレスレット 3.0g31,900円
シンパシーオブソウル フェザー ネックレス 3.5g30,800円
セリーヌ ダイヤリングレット15,000円

K10の特徴を理解して賢く選ぼう

この記事では、K10の特徴やほかの金属との違い、手入れ方法、買取相場について詳しく解説しました。K10は価格と性能のバランスがよく、多彩なカラーバリエーションと高い耐久性を持っていますが、変色やアレルギーの可能性、修理のむずかしさにも留意が必要です。

K10の特性を理解することで自分に合った選択や、納得のいくジュエリーやアクセサリーの選び方ができるでしょう。本記事の情報をもとに、お気に入りのK10アイテムを手に入れてみてくださいね。

本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:なんぼや

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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