足立区で粗大ゴミを捨てようとしても、どのように捨てればよいのか経験がない方からすればよく分かりませんよね。
実は、足立区では粗大ゴミを、有料で自治体に収集してもらうほか、無料で指定場所に持ち込む方法があります。
その捨て方にはルールがあるので、きちんと守らないと粗大ゴミを収集してもらえません。また、取り扱い不可のゴミもあるので、場合によっては、不用品回収業者を利用するべきでしょう。
本記事では、足立区の粗大ゴミの収集ルールや自治体収集がおすすめの人を解説します。正しく粗大ゴミを捨てられるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、本記事は足立区のホームページを参照しています。
【足立区】粗大ゴミの対象
足立区の粗大ゴミの対象は、家庭で不要になった大型のゴミ（一辺の長さが30cmを超えるもの）です。家電リサイクル法の対象品目（テレビ・エアコン・パソコンなど）は除きます。
また、事業活動のなかで出た粗大ゴミは取り扱いしていません。あくまで、家庭で出た粗大ゴミが対象です。
自転車は、粗大ゴミとして捨てるほか、移送所などでも無料引き取りを行っています。自転車を捨てたい方は、こちらも参考にしてみてください。
【足立区】粗大ゴミの捨て方
足立区の粗大ゴミの捨て方は、自治体に収集してもらう方法（有料）と、指定場所へ持ち込む方法（無料）があります。捨てるものや都合のよい時間帯など、条件にあわせて捨て方を選ぶべきでしょう。
それぞれ詳しい捨て方や持ち込み場所、手数料を解説します。
1. 有料シールを貼って収集してもらう
自治体に収集してもらう場合は、有料シールを貼った粗大ゴミを排出場所に出しましょう。詳しい捨て方と手数料は、以下のとおりです。
捨て方
| 捨てる日時 | 予約日の朝8時まで |
|---|---|
| 排出場所 | ・粗大ゴミ置き場か1階出入り口付近（集合住宅） |
| ・玄関先（戸建て住宅） | |
| 手数料 | 有料 |
粗大ゴミは、事前に申し込んだ予約日の朝8時までに排出場所に出しておきます。収集するときの立会いは不要です。
また、粗大ゴミの収集には処理手数料がかかります。有料シールを購入し、名前または申し込みしたときの受付番号を書いて粗大ゴミに貼りましょう。有料シールを貼っていない、貼られたシールが規定料金に満たない場合は、粗大ゴミを収集してもらえません。
粗大ゴミ別｜手数料一覧
| 品目（一部抜粋） | 金額 |
|---|---|
| 布団 | 400円 |
| 衣装ケース | 400円 |
| テーブル・座卓・天板（最大辺1.5ｍ以上、ガラス製天板除く） | 800円 |
| ソファー（二人以上用） | 1,200円 |
出典：粗大ごみ料金表
粗大ゴミの処理手数料は、品目により400〜2,800円に設定されています。有料シールは、A券（200円）とB券（300円）の2種類です。
事前申し込みで案内された金額になるように、必要枚数分の有料シールを購入しましょう。タンスや棚など、高さと幅の長さの合計で金額が異なるものがあるので、事前に長さを確認して申し込むのがおすすめです。
有料シールは、区内のコンビニエンスストア各店舗のほか「ごみ処理券取扱所」の表示があるお店で販売しています。
2. 無料で指定場所へ持ち込む
粗大ゴミを捨てる方法は、無料で指定場所へ持ち込む方法もあります。一世帯あたり年度2回まで、1回に10個まで持ち込み可能です。身分証明書（運転免許証・健康保険証・パスポートなど）を必ず持参してください。
粗大ゴミを指定場所へ持ち込むには、持ち込み日の3日前までに事前申し込みが必要です。とくに週末は申し込みが集中するので、余裕をもって申し込みましょう。なお、 区外からの粗大ゴミの持ち込みはできません。
粗大ゴミの指定持ち込み場所
- 白井運輸株式会社
- 株式会社新井商店
住所/足立区鹿浜三丁目28番7号
受付時間/年中無休（年末年始を除く）9:00～16:00
住所/足立区北加平町8番26号
受付時間/土曜日・日曜日・祝日のみ（年末年始を除く）9:00～16:00
粗大ゴミは事前申し込みが必要
粗大ゴミを捨てるときは、自治体の収集と指定場所への持ち込みどちらも「粗大ごみ受付センター」への申し込みが必要です。インターネットまたは電話で申し込めます。
それぞれ申し込み方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. インターネット
インターネットでの申し込みは、粗大ごみ受付センターのホームページから24時間いつでも受け付けています。
連絡先メールアドレスや氏名・住所など、画面に沿って必要事項を入力しましょう。自治体の収集は収集日や粗大ゴミの情報、指定場所への持ち込みは手段（乗用車・トラックなど）や持ち込み場所を入力する必要があります。
電話は混雑する可能性があるので、いつでも申し込めるインターネットがおすすめです。ただし、以下条件に該当し、粗大ゴミ処理手数料の減免制度を受ける方は、電話での申し込みのみ受け付けています。
- 生活保護受給者の方
- 児童扶養手当受給者の方
- 特別児童扶養手当受給者の方
など
2. 電話
電話での申し込みは、以下の電話番号で受け付けています。
粗大ごみ受付センター電話番号：03-6747-5100
受付時間は、月曜日から土曜日の8:00～19:00です。引越しシーズンや年末年始は、申し込みが集中するため、時間に余裕をもって電話しましょう。
自治体収集がおすすめの人
粗大ゴミの自治体収集がおすすめの人を簡単にまとめました。
- 粗大ゴミが少ない
- 粗大ゴミが自治体の対象品目に該当する
- 粗大ゴミを自力で運べる
- 予約日まで時間に余裕がある
- 粗大ゴミの処理費用を安く済ませたい
粗大ゴミを自治体に依頼するときは、粗大ゴミを家から外に運ばなければなりません。粗大ゴミが少なく自力で運べる場合がおすすめです。
しかし、自治体収集は事前申し込みが必要で、混雑時は予約日がかなり先になることがあります。粗大ゴミをすぐに捨てたくても予約できない場合があるので、時間に余裕をもって申し込みしましょう。
自治体収集ができない場合は不用品回収業者がおすすめ
粗大ゴミ収集を自治体に依頼できない場合は、不用品回収業者がおすすめです。
- 大量の粗大ゴミを処分したい
- 粗大ゴミを運び出してほしい
- 自治体が定める対象品目以外の粗大ゴミがある
- 深夜・早朝に粗大ゴミを回収してほしい
不用品回収業者に依頼する場合、自治体収集よりも費用はかかりますが、粗大ゴミの運搬まで任せられます。即日対応可能の回収業者もあるので、都合にあわせて利用しやすいことがメリットのひとつです。
「大量の粗大ゴミを処分したい」「粗大ゴミを運ぶ手間をなくしたい」と考える方は、不用品回収業者の利用を検討してみてください。
足立区の粗大ゴミはルールを守って捨てよう
足立区の粗大ゴミは、自治体の収集や指定場所への持ち込みで捨てられます。どちらも事前申し込みが必要です。引っ越しシーズンや年末年始で混雑することも考えられるため、事前申し込みは時間に余裕をもって行いましょう。
ただし、自治体収集は粗大ゴミを家から外に運ぶ手間がかかります。粗大ゴミが少なく自力で運べる場合がおすすめです。反対に、大量の粗大ゴミを処分したいときや粗大ゴミを運べないときなど、自治体収集が難しい場合は、不用品回収業者を利用するとよいでしょう。
粗大ゴミは、自治体や近隣住民の方に迷惑をかけないように、ルールを守って正しく捨ててください。
