港区で粗大ゴミを出す方法は?持ち込みは可能?費用やキャンセル方法も

  • 2024年6月21日

港区に住んでいて、粗大ゴミが家に溜まっているという人はいませんか。粗大ゴミは日々のゴミ回収では回収してもらえないので、どのようにすれば廃棄できるのか迷いますよね。

港区では、粗大ゴミを戸別回収と持ち込みの2つの方法で回収しています。どちらの方法も事前の申し込みが必要になるため、計画的に処分しなければなりません。

本記事では港区で粗大ゴミ扱いになるものの種類や処理申し込みの方法、回収の手続き、費用や注意点などを紹介します。

また急に粗大ごみを処理しなければならず、自治体の回収を待っていられない場合の対応方法も合わせて紹介しているので、急ぎの人も参考にしてみてくださいね。

あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

港区で粗大ゴミとして処理するもの

港区で粗大ゴミとして扱うのは、最大辺が30cm以上のものと決められています。

よくある粗大ゴミとしては、布団や家具、一部電化製品などが該当。家から運び出すのにも手間がかかるような大型の家具も粗大ゴミです。

粗大ゴミとして出せないもの

なかには最大辺が30cm以上という条件を満たしていても、粗大ゴミとして扱えないものがあります。

申し込みをする前に、自分が捨てたいものが以下の項目に該当していないかを確認しておきましょう。該当している場合は、粗大ゴミではなく別の方法で処分を検討する必要があります。

家電リサイクル法品目

家電リサイクル法で定められている、テレビ、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機や乾燥機、エアコンの4つの家電は、法律に基づき、できる限りリサイクルさせる必要があるため、自治体では回収ができません。

該当する家電を手放す場合は、家電量販店や指定の処理施設で処分してもらえるよう、依頼しましょう。家電の買い替えの場合は、新しいものを購入した店舗で新しいものと引き換えに処分してもらえるように依頼することが、1番手軽な廃棄方法です。

家庭用PC

家庭用PCは粗大ゴミではなく、リサイクルができるよう区の協力会社に回収してもらう方法があります。港区はリネットジャパンリサイクル株式会社と提携しているため、こちらで廃棄を依頼しましょう。

あるいは各パソコンメーカーで回収してもらうことも可能です。

一部のプラスチックケース

「最大辺60センチメートル未満かつすべてがプラスチック素材の衣装ケースや収納ボックス」という条件を満たすものに限り、粗大ゴミではなく資源プラスチックでの回収ができます。

ほかのプラスチックゴミ同様、週1回の回収日の8:00(一部地域では7:30)までに指定の場所に出しておきましょう。

良質な木製家具

状態のいい木製家具は、無料で引き取ってくれる場合があります。のちに家具を買取ってもらうという目的で引き取るため、簡易清掃ができるものなど条件を満たした一部の品のみが対象です。

木製家具を廃棄する際は、一度区へ相談してみましょう。その際、引取場までの運搬料金は自己負担になります。

港区での粗大ゴミ回収の注意点

港区で粗大ゴミを廃棄するにあたり、気をつけなければならない注意点が4点あります。

場合によっては自治体の回収だけではなく、ほかの廃棄方法も検討しなければならなくなることも。廃棄方法を検討する段階で、しっかり把握しておきましょう。

当日や翌日の回収には対応できない

急に粗大ゴミが出たので回収してほしい、というような場面もあるかもしれませんが、港区の粗大ゴミの回収申し込みや変更、追加は日曜日を除いた収集日4日前までとなっています。
当日や翌日など急な廃棄はできません。どうしても翌日までに廃棄をしなければならないなら、民間の不用品回収業者に依頼するほうがいいでしょう。

中身が見える状態で収集場に置く

粗大ゴミを収集場所に置くときには、ゴミの中身と処理手数料払込の券が回収業者に見える形で置いておきましょう。中身を見られたくないということもあるかもしれませんが、箱や布などで隠しておくと、回収してもらえないこともあります。

どうしても回収場所に見える形で置いておきたくないときは、直接処理場へ持ち込みましょう。

インターネット申し込みでは最大10個まで

インターネットで申し込みできるゴミの数は、一度につき最大10個までと決まっています。それ以上の数を申し込みたいときは日を分けて申し込まなければなりません。

粗大ゴミがたくさんあり、一度や二度では回収が追い付かないという場合は、大量の不用品を一度に回収してもらえる専用の業者に依頼することも検討しましょう。

受付番号を記録しておく

インターネット申し込みやAIチャットボットでの申し込みの場合、受付番号が通知されます。電話での申し込みの場合は口頭で受付番号が知らされるので、必ずメモをしておきましょう

受付番号はゴミを廃棄する際に貼る券に書かなければならない番号です。わからなくなって書かないと、回収してもらえないので気をつけましょう。

粗大ゴミの処分にかかる費用

主な粗大ゴミの処分手数料は以下の通りです。

廃棄物費用
掃除機(バッテリーがある場合は取り外す)400円
オーブンレンジ400円
机(いすは別料金)両袖以外 1,200円
両袖 2,800円
敷物・ホットカーペット1畳以下 400円
1畳を超えるもの 800円
ソファー1人用 800円
2人以上用 2,000円

2023年5月現在
出典:主な粗大ごみ料金表|港区

このほかの粗大ゴミの処分手数料は主な粗大ごみ料金表を確認しましょう。

港区では粗大ゴミを持ち込むと処分手数料が下がります。400円と書かれたものは無料に、 800円は400円、1,200円は600円、 2,000円は1,000円、2,400円は1,200円、 2,800円は1,400円になるので、費用を抑えたい人は持ち込みをするといいでしょう。

処理手数料の減免対象

港区では、ある条件を満たす人は粗大ゴミの処理手数料が減免されます。その条件は以下の通りです。

  1. 生活保護を受けている方
  2. 児童扶養手当を受給されている方
  3. 特別児童扶養手当を受給されている方
  4. 老齢福祉年金を受給されている方
    ※申請書を持参する場合に注意点があります。詳しくは、下記の「手続き」をご参照ください。
  5. 中国残留邦人等の支援給付の対象の方

出典:粗大ごみの減免申請|港区

減免申請はインターネットやチャットボットからはできないので、対象者は電話で廃棄の申し込みと減免申請を同時に行いましょう。

粗大ゴミの処分申し込み方法

港区の粗大ゴミの処分申し込み方法は、インターネット申し込み、AIチャットボットからの申し込み、電話での申し込みの3通りです。

インターネットとAIチャットボットは24時間受け付けていて、忙しい人でも申し込みしやすくて便利。電話は混み合う時間もあるので、できるだけオンラインの方法で申し込みましょう。

インターネット申し込み

インターネットからの申し込みはみなと粗大ごみ受付センターの公式サイトから可能です。こちらでは利用者登録をする方法としない方法がありますが、今回は利用者登録なしで申し込む手順を紹介します。

手順は以下の通りです。

  1. 公式サイト下部の手続き一覧から該当する方を選択
  2. 公式サイト下部の手続き一覧から該当する方を選択

    出典:みなと粗大ごみ受付センター

  3. 規約を確認し、同意する
  4. 規約を確認し、同意する

    出典:申し込み画面|みなと粗大ごみ受付センター

  5. メールアドレスを入力する
  6. メールアドレスを入力する

    出典:メールアドレス登録|みなと粗大ごみ受付センター

  7. メールに記載されたURLから申請者情報を入力する

メールにURL記載があるのでリンクを開いて申請者情報を入力し、申し込みを完了させます。

AIチャットボット

AIチャットボットはみなと粗大ごみ受付センターのページ下部にポップアップ表示されるアイコンから進めます。

AIチャットボット
出典:みなと粗大ごみ受付センター

開くと下の画像のようにチャットが表示されるため、「粗大ごみの申込みをする」を選択し、進めてください。

開くと下の画像のようにチャットが表示されるため、「粗大ごみの申込みをする」を選択し、進めてください。
出典:港区粗大ごみチャットサポート

AIチャットボットもインターネット受付同様24時間受付が可能です。

電話

インターネットの活用が難しい人は、電話でも申し込みが可能です。廃棄したいものをリストアップしたうえで、下記の粗大ごみ受付センターの電話番号にかけましょう。

土曜日など混雑する時間があるので、できるだけ平日の日中に電話することをおすすめします。

電話番号03-6747-9253
受付時間月曜日から土曜日(日曜休み・年末年始を除く)
8:00~19:00

有料ゴミ処理券の購入方法

粗大ゴミの処分手数料を払った証拠として貼る有料ゴミ処理券は、「港区有料ごみ処理券取扱所標識」のステッカーを貼った店舗で購入可能です。コンビニやスーパー、個人商店などさまざまな場所で取り扱われています。

近くの取り扱い店を知りたいときは有料ゴミ処理券|港区のページで確認が可能です。エリアごとに販売店を紹介したリストのページを開いて、立ち寄りやすい店舗を探しましょう。

粗大ゴミの回収方法

港区では戸別収集とセンターへの持ち込みの2通りの方法で粗大ゴミを回収しています。

持ち込みに比べて、戸別収集は回収場所に置いておくだけで回収してもらえるので、手間がかからないことがメリット。一方持ち込みは自身で手間をかけて持ち込む分、手数料が安いことが魅力です。

また、戸別収集は時間がかかるため、場合によっては朝出したものが夕方まで置いてあることもあります。ゴミが人目につくことに抵抗がある人は、持ち込みを選択するといいでしょう。

戸別収集手順

戸別収集の手順は以下の通りです。

  1. インターネットや電話を使って申し込む
  2. 港区の粗大ごみ処理券を購入する
  3. 名前あるいは受付番号のハイフン以下4桁を券に記入して貼る
  4. 指定日の8:00までに指定された場所に出す

処分するものに応じた金額の粗大ごみ処理券が貼っていなければ、指定場所にあっても回収してもらえません。金額は必ず事前に確認して購入し、購入した券は見えやすい場所に貼るようにしましょう。

持ち込みの手順

持ち込みの手順は以下の通りです。

  1. インターネットや電話を使って申し込む
  2. 港区の粗大ごみ処理券を購入する
  3. 名前あるいは受付番号のハイフン以下4桁を券に記入して貼る
  4. 持ち込み日に芝浦清掃作業所に持ち込む

申込者本人が港区に居住していることを証明する証明書(運転免許証など)を持参しましょう。

持ち込み先住所東京都港区港南3丁目1-18 港区芝浦清掃作業所
受付日毎週日曜(年末年始を除く)
受付時間9:00~16:00(受け入れ場所には15:30までに入る)

粗大ゴミが運び出せない人は自治体サービスの利用を

粗大ゴミを自力で家から運び出せない人は、港区の運び出しサービスを受けられる場合があります。サービスを受ける条件は以下の通りです。

①65歳以上の方
②介護保険法に規定する要介護認定を受けている方
③身体障害者手帳、愛の手帳又は精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方
④指定難病又は特殊疾病に罹患している方
 ※指定難病:難病の患者に対する医療等に関する法律第5条第1項に規定するもの
  特殊疾病:東京都難病患者等に係る医療費等の助成に関する規則別表第1の第2類に定めるもの
⑤母子健康手帳の交付を受けた妊婦
⑥産後1年を経過する月の前月末日までの子どもを養育するひとり親世帯の方
⑦その他区長が特に必要と認める方

出典:粗大ごみの運び出し収集|港区

運び出しサービスの申し込みは、みなとリサイクル清掃事務所(03-3450-8025)へ電話で行いましょう。

申し込み時点で粗大ゴミの内容や家族構成を確認し、対象であることが証明されれば、担当者が家に粗大ゴミの下見に来ます。その場で運び出す日程を調整し、後日運び出しされます。

自治体以外での粗大ゴミの処分方法

港区の処分では間に合わない場合や、大量に荷物を廃棄したい場合は、自治体の処分方法とは異なる形の処分を検討しなければなりません。

ここでは3通りの手放し方を紹介します。廃棄したいものの大きさや状態によって、適切な方法が異なるので、それぞれの方法を検討してみてください。

買取に出す

ブランド品や、まだ使用できる状態の家電、家具などは専門の買取業者に買取ってもらう方法があります。自宅ではゴミだったものを処分でき、買取ってもらえるなら嬉しいですよね。

買取に出せるかどうかは、品の状態と、条件の合う買取店が見つかるかどうかがポイント。過去の買取事例と、手持ちの品を比較して、買い取ってもらえそうな店舗の査定を受けましょう。

不用品回収業者に依頼する

壊れてしまったものや、状態の悪く買取が難しいものが一定量ある場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。

自宅から直接運び出してくれるので、手間がかからず、一度に大量のものを廃棄できます。また、業者によっては状態がいいものがあればその場で買取になることも。

廃棄と買取を分けてそれぞれ手続きをすることが面倒という人も、不用品回収業者なら楽に手続きを進められるのではないでしょうか。

オークションやフリマサイトで販売する

ネットオークションやフリマサイトで販売するのも1つの手放し方です。これらの方法は、自身で商品に一定の金額をつけられることがメリット。

特に状態がいいものは、買取店より高い価格で取引できるものもあります。このまま捨ててしまうのはもったいない、と感じるような品であれば、手間はかかりますが、自身で販売してみてはいかがでしょうか。

粗大ゴミはため込まずこまめに処分を

港区における粗大ゴミの廃棄の仕方や、廃棄の申し込み方法、費用やその支払い方法などを紹介しました。粗大ゴミは置いておくと場所を取ってしまうので、早く処分をしたいと思いつつ、ついつい後回しにしがちですよね。

処分方法が面倒に感じたり、運び出すことが手間に感じたりする方もいるかもしれません。しかし家に置いておけばどんどん溜まってしまい、一日で廃棄することが難しくなってしまいます。

粗大ゴミがないか定期的にチェックし、計画的に処分するように心がけましょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

無料

60秒

一括査定で最高額を調べる