【墨田区】粗大ゴミ処分の申し込み方法は?料金や流れを徹底解説

  • 2024年6月5日

粗大ゴミは一般ゴミほど頻繁に出るものではないため、いざ捨てようと思ったとき、いまいち出し方がわからず悩む人もいるのではないでしょうか。

墨田区で粗大ゴミを処分する場合、事前に申し込むことで収集に来てもらえます。料金はかかるものの、収集時に立ち合う必要はなく、当日に自宅前に出しておけばOKです。

ただし、なかには区で収集できず、専門施設での処理が必要なものもあります。申し込み時は正確に品目を伝え、収集不可のものは適切な方法で処分しましょう。

本記事では、墨田区における粗大ゴミ処分について、申し込み方法から収集までの流れを解説します。主な品目の料金もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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墨田区での粗大ゴミの定義

墨田区では、「一辺の長さが概ね30cm以上のもの」を粗大ゴミと定めています。

自分で解体して小さくできれば、一般ゴミに分別して捨てることも可能ですが、むずかしければ粗大ゴミとして適切に処分しなければなりません。

粗大ゴミの収集には、必ず事前申し込みが必要です。

墨田区で粗大ゴミ処分を申し込む方法

粗大ゴミに該当するものは、一般ゴミと異なり回収日が設けられていません。そのままゴミ捨て場に出しても収集してもらえないので、粗大ゴミ受付センターへ収集の予約を取りましょう。

墨田区では、電話もしくはインターネットの2通りの申し込み方法があります。

電話での申し込み

電話で申し込む場合は、下記を参考に問い合わせてみてください。

電話番号:03-6417-007
受付時間:8:00~19:00(日曜日・年末年始を除く)

休み明けは問い合わせが集中しやすく、なかなか繋がらないかもしれません。その際は、後述するインターネット申し込みがおすすめです。

インターネットでの申し込み

インターネット申し込みの場合は、「墨田区 粗大ゴミ受付センターインターネット受付」から手続きします。

インターネット受付URL:https://www2.sodai-web.jp/sumida/index.html

アクセス後の申し込み手順は、以下のとおりです。

  1. 粗大ごみインターネット申込ボタン>新規申込の順にクリック
  2. メールアドレスを入力して送信
  3. 届いたメール内のURLをクリックして申込画面にアクセス
  4. 画面の案内に従って申し込み内容を入力
  5. 内容を確認し、誤りがなければ申し込みボタンをクリック

墨田区の粗大ゴミ処分にかかる料金

粗大ゴミは、品目ごとに処理手数料が設定されています。同じジャンルであっても、素材やサイズ、重量などによって料金が変わることがあるため注意しましょう。

どんなものがいくらかかるのか、主な品目の料金をまとめたのでチェックしてみてください。

粗大ゴミの品目備考処理手数料
いすオットマン、スツール、ベビーチェアなど(ソファー以外)400円
ウッドカーペット6畳未満800円
6畳以上1,200円
空気清浄機400円
コピー機(家庭用)1,200円
自転車16インチ未満400円
16インチ以上800円
シングルベッドベッドマットを除く1,200円
ダブルベッド2,000円
ベッドマット1,200円
炊飯器400円
扇風機400円
ソファ1人用800円
2人以上用2,000円
チャイルドシート400円
ベビーカー400円
電子レンジ400円
ぬいぐるみ400円
箱物家具高さと幅の合計が135cm以下400円
高さと幅の合計が180cm以下800円
高さと幅の合計が270cm以下1,200円
高さと幅の合計が360cm以下2,000円
高さと幅の合計が360cm以上2,800円
物干し竿400円

出典:粗大ごみ処理手数料とシールの組み合わせ表|墨田区

処理手数料の支払い方法

墨田区の粗大ゴミ処理手数料は、収集時には支払いません。その代わり、事前に「有料粗大ゴミ処理券」を購入し、粗大ゴミに貼付しておくことで収集してもらえます。

粗大ゴミ処理券にはA券(200円)とB券(300円)の2種類あるため、必要な料金分になるように組み合わせて使いましょう。複数処分する場合は、合計額ではなく1点ずつの料金分を貼付してください。

組み合わせ方に決まりはありませんが、ここでは最小枚数で済む一例をご紹介します。

処理手数料処理券の組み合わせ例
400円A券:2枚
800円A券:1枚B券:2枚
1,200円B券:4枚
1,600円A券:2枚B券:4枚
2,000円A券:1枚B券:6枚
2,200円A券:2枚B券:6枚
2,800円A券:2枚B券:8枚

粗大ゴミ処理券の購入場所

粗大ゴミ処理券は、墨田区内のコンビニやスーパー、商店、すみだ清掃事務所などで購入できます。

他区と隣接しているお店では、墨田区以外の処理券を販売していたり、そもそも取り扱いがなかったりすることも。他区の処理券を貼付して出しても収集してもらえないため、購入の際は墨田区のものかよく確認しましょう。

粗大ゴミ処理券の書き方・使い方

処理券の下部に、「収集日の日付」「氏名または受付番号(4桁)」の2つの欄が設けられています。処理券はシール式なので、それぞれ記入したら粗大ゴミごとに必要な料金分を貼付してください。

なお、令和3年10月1日からデザインが新しくなり、旧デザインは「氏名」の欄しかありません。使用することは可能ですが、現行デザインと同様に「収集日」と「氏名または受付番号」を記入しましょう。

処理手数料の免除・減額対象

粗大ゴミの処分は基本的に有料ではあるものの、特別な事由がある場合は免除、もしくは減額してもらえることがあります。

下記に該当する人は、すみだ清掃事務所(03-5608-6922)に連絡しましょう。免除・減額の申請は、インターネットからはできません。

処理手数料事由
免除
  • 地震等の天災その他大規模な災害を受けた人
  • 生活保護を受給している人
  • 中国残留邦人等支援給付受給者
  • 児童扶養手当、特別児童扶養手当受給者
  • 国民年金法に基づく遺族基礎年金(旧母子、準母子福祉年金のみ)、または老齢福祉年金の支給を受けている人
  • 火災等の災害を受けた人
減額(9割以内)火災等の災害を受けた人
減額(5割以内)または免除その他区長が特別の理由があると認める人

出典:ごみ処理手数料の減免申請受付|墨田区

墨田区で収集できないもの

粗大ゴミの定義に当てはまるからといって、なんでも収集してもらえるわけではなく、区で対応していないものもいくつかあります。

同じ品目でも収集できるもの・できないものがあったり、捨てずにリサイクルしなければないものがあったりと少し複雑なので、しっかりと把握しておきましょう。

収集できないもの該当する品目
家電リサイクル法の対象品目エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機
家庭用パソコン家庭用パソコン(本体含むデスクトップ、ノートパソコン、液晶・CRT一体型パソコン)
有害性・危険性・引火性のあるもの薬品類や注射針などの医療系廃棄物、ガスボンベ、未使用の花火やマッチ、塗料、自動車やバイク等のバッテリー、カセット式以外のガスボンベ、食用油以外の廃油(灯油、ガソリン、エンジンオイル等)など
処分作業などに支障のあるもの自動車やオートバイの部品、石膏ボード、レンガ、ブロック、コンクリート、石、土や砂、ピアノ、耐火金庫、消火器、建築廃材、排泄物や排水溝などの汚泥、液状のもの、粉末状のものなど
事業者による自主回収ルートがあるもの自家用自動車、オートバイ、タイヤ、消火器、耐火金庫、ガスボンベ類
収集運搬が困難なもの長さが概ね180cm、太さが概ね30cmを超えるものなど

出典:区では収集できないもの|墨田区

家電リサイクル法対象品目

家庭から出たエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、製造業者などが責任をもってリサイクルすることが義務づけられています。これは「家電リサイクル法」に基づいたもので、処分する人も所定のリサイクル料金を負担しなければなりません。

処分する際は、製品を購入した小売店、もしくは買い替えをする小売店に依頼するか、下記の家電リサイクル受付センターに申し込みましょう。


電話申し込み0570‐087200(ナビダイヤル)
9:00~17:00 ※日曜日・年末年始を除く
インターネット申し込みhttps://kaden23rc.jp/kaden23rc/

家庭用パソコン

使用済みのパソコンは、「資源有効利用促進法」によってメーカー回収およびリサイクルが義務づけられており、墨田区では収集できません。各メーカーまたは「リネットジャパンリサイクル株式会社」に回収を依頼してください。

リネットジャパンリサイクル株式会社:https://www.renet.jp/

いずれの方法も基本的には無料ですが、メーカー回収では「PCリサイクルマーク」のないパソコンは料金が発生する場合があります。

有害性・危険性・引火性のあるもの

ガスボンベのように火災や爆発を招く恐れのあるものや、作業員に感染したり健康被害を及ぼしたりするような薬品・医療廃棄物などは、粗大ゴミとして収集不可です。

メーカーや購入店、専門の処理業者に問い合わせましょう。

処分作業などに支障のあるもの

作業中に飛散・汚染する可能性のある液状または粉末状のもの・排泄物・汚泥、耐火性能のある金庫などは、適正処理困難物にあたります。

処分したい場合は、専門処理業者に依頼しましょう。問い合わせ先が不明であれば、すみだ清掃事務所(03-5637-8905)に相談してみてください。

事業者による自主回収ルートがあるもの

事業者による自主回収ルートが設けられている自家用自動車・オートバイ・タイヤ・消火器・耐火金庫・ガスボンベ類は、粗大ゴミ収集は行っていません。

品目別に受付窓口および問い合わせ先をまとめたので、処分する際は参考にしてください。

品目受付窓口問い合わせ先
自家用自動車一般社団法人日本自動車販売協会連合会東京支部03-3491-8241
オートバイ二輪車リサイクルコールセンター050-3000-0727
タイヤ(自転車を除く)ブリヂストンタイヤ東京販売株式会社墨田支店03-3829-0335
トーヨータイヤジャパン墨田営業所03-3634-4866
消火器東京都消防設備協同組合03-5816-5119
耐火金庫日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会03-6659-6248
ガスボンベ類(プロパンガス)一般社団法人東京都LPガス協会03-5362-3881
ガスボンベ類(プロパンガス以外)関東高圧ガス容器管理委員会03-5296-0860

出典:薬品類や引火性のある危険物、処理が困難なもの|墨田区

収集運搬が困難なもの

180cmを超える長尺のものや、太さが30cmを超えるものは、運搬作業に支障をきたす恐れがあり、収集不可とされています。収集を希望するのであれば、短く切断するなど自身での対処が必要です。

そのほか、重量のあるものも断られる可能性があるため、事前に相談しておいたほうがいいでしょう。

墨田区で粗大ゴミを処分する流れ

ここでは実際に墨田区で粗大ゴミを処分する際の流れを解説します。

申し込みをする前にやっておくべきこと、反対に避けたほうがいいこともあるので、余計な手間を省くためにも、以下の手順を参考に進めてみてください。

1. 事前準備

まずはじめに、なにを処分するかしっかり決めておくことが大切。申し込みが完了してから「やっぱりこれも処分したい」と思っても、追加や変更ができない可能性があります。

テーブルや箱物家具など、サイズや重量で処理手数料が変わる品目は、スムーズに手続きを進めるためにあらかじめ計測しておきましょう。

2. 収集の申し込み

処分するものが決まったら、電話・インターネットのいずれかで収集日を予約します。

空き状況によっては予約できる日がかなり先になってしまう場合もあるので、スケジュールに余裕を持って申し込みましょう。また、必要な処理手数料はこのときに案内されるため、粗大ゴミの種類や大きさを正確に伝えてください。

3. 粗大ゴミ処理券の購入

申し込み完了後、案内された料金分の処理券を購入しましょう。

事前に料金を調べたいときは、墨田区の公式サイトに掲載されている手数料一覧表から探すか、分別案内チャットボット「すみにゃーる」に質問することで調べられます。

分別案内チャットボット::https://www.city.sumida.lg.jp/kurashi/gomi_recycle/kateikei/oyakudachi/gomi-bunbetu-chatbot.html

あくまで参考なので、二度手間を避けるうえでも申し込み前に購入することは避けたほうがいいでしょう。

4. 粗大ゴミの排出

処理券に必要事項を記入し、粗大ゴミごとに貼付したら、収集日当日のAM8:00までに必ず出してください。万が一遅れると、収集してもらえない可能性があります。

戸建てなら門や玄関前、集合住宅なら粗大ゴミ置き場や出入り口前など、収集スタッフが見つけやすい場所に出しましょう。

墨田区の粗大ゴミ処分に関するQ&A

墨田区の粗大ゴミ処分について、よくある質問をいくつかピックアップしました。

なかには以前と対応が変わっているものもあるため、これから初めて処分する人はもちろん、経験のある人もぜひチェックしてみてください。

自分で持ち込みはできる?

墨田区では、粗大ゴミの持ち込みに対応していません。

以前は事前申し込みによって自分で指定場所に持ち込める「日曜持込回収事業」を行っていましたが、2020年3月29日をもって終了しています。

現在は収集のみの対応なので、過去に持ち込みで粗大ゴミを処分していた人は注意しましょう。

無料で処分する方法はある?

粗大ゴミ処分にお金をかけたくない場合は、以下の方法を検討してみてください。

  • 知人や友人に譲る
  • 地域掲示板で使ってくれる人を募集する
  • フリマやネットオークションに出品する

壊れて使えなかったり、ひどく劣化していたりするものでなければ、捨てる以外の方法で処分することを推奨します。

粗大ゴミ処理券の払い戻しは可能?

粗大ゴミ処理券は、要件によって口座振替での払い戻しが可能です。下記に該当する場合は、必要なものを用意して手続きを行いましょう。

なお、購入した取扱所(販売店)では払戻しできません。「すみだ清掃事務所」の本署または分室へ直接訪れてください。

要件
  • 予定していた粗大ゴミの排出をとりやめた
  • 区外へ転出する
  • 他区に住んでおり、誤って墨田区の処理券を購入した
必要なもの
  • 墨田区発行のゴミ処理券(他区発行の券は不可)
  • 請求者の印鑑
  • 通帳など振込口座の確認ができるもの
  • (あれば)購入時の領収書、レシート
受付窓口
  • すみだ清掃事務所(本署):墨田区業平5丁目6番2号/03-5608-6213
  • すみだ清掃事務所(分室):墨田区東向島5丁目9番11号/03-3613-2228

出典:有料ごみ処理券|墨田区

転出など、やむを得ない理由があれば郵送での手続きもできます。受付窓口へ行けない人は、すみだ清掃事務所(本署)へ問い合わせましょう。

粗大ゴミの追加やキャンセル方法は?

インターネットでから収集予約をした場合、新規申し込み完了メールに記載されているURLにアクセスしましょう。「追加変更・一部キャンセル」から、品目の追加やキャンセルの手続きができます。

ただし、収集日の3日前からはインターネットで変更できません。その場合は、すみだ清掃事務所(03-5608-6922)へ直接連絡しましょう。

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リサイクルできるものは売ることも考えよう

本記事では、墨田区で粗大ゴミを処分する際の流れや申し込み方法などを解説しました。

区や市によっては、自分で指定場所に持ち込むことで、粗大ゴミの処理手数料が半額もしくは無料になる場合があります。しかし墨田区においては、現在は持ち込みができなくなり、特別な理由がなければ減額や免除はありません。

もしリサイクルできるものであれば、お店に売ったり人に譲ったりするなど、お財布と環境にやさしい処分方法を検討してみてください。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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