最近目黒区に引っ越しをして、「粗大ゴミを出したいけれど、どうやっていいか分からない…」と困っている方もいるかもしれません。
粗大ゴミの回収は、だいたいどこの自治体でも同じような手順ですが、たとえば目黒区では持ち込みによる粗大ゴミの処理を受け付けないなど、地域独自のルールがあるので油断は禁物です。
「どうせ同じような捨て方だろう…」とたかをくくっていたら、違う捨て方で回収してもらえなかったなんてことは絶対に避けたいですよね。
この記事に基本的なルールや少しイレギュラーなルールなどを読みやすい形でまとめましたので、目黒区で粗大ゴミを捨てる際にぜひ役立ててください。
目黒区が回収する粗大ゴミとは?
粗大ゴミは地域によって定義が異なります。目黒区では、一辺がおおむね30cm以上の家庭ゴミが粗大ゴミの対象です。事業所や商売で使っているゴミは、区で取り扱っていないので注意しましょう。
粗大ゴミの対象となるゴミは、指定の手順に沿って処分する必要があります。適切に処分をしないと、不法投棄として法律違反になってしまうかもしれません。
また、粗大ゴミの処分には費用はかかります。サイズや品目によって費用が異なるので、確認が必要です。
目黒区は粗大ゴミの持ち込みをしていない
市区町村によっては粗大ゴミをゴミセンターに直接持っていき、運搬費用をかけずに処分が可能です。しかし、目黒区では粗大ゴミの持ち込みを受け付けていません。
区の自治体に処分してもらう場合は、近くの収集場所に持ち込む方法のみ対応しています。運搬費用はかかりますが、近くに持ち込むだけで済むことがメリットです。
目黒区の粗大ゴミ処分の流れ
ここでは、目黒区の粗大ゴミ処分の流れを紹介します。
手順は多くないですが、知っておかないと手間取ってしまうかもしれません。事前に流れを把握しておき、スムーズに粗大ゴミを処分しましょう。
受付センターに申し込み
目黒区では、目黒区粗大ゴミ受付センターにて粗大ゴミ処分の受付を行っています。まずは、こちらに申し込みましょう。
申し込みの際に、収集日と手数料を確かめます。事前にゴミのサイズなどを測っておくとスムーズです。
申し込みは、電話かインターネットで受け付けています。それぞれ注意点が異なるので、把握しておきましょう。
電話で申し込み
電話で申し込む場合は、受付時間に注意しましょう。
ゴミ受付センターの受付時間は、月曜から土曜日の午前8時〜午後7時。祝日は受け付けていますが、日曜日と年末年始はお休みです。電話番号は以下です。
- 電話番号:03-5715-0053
インターネットで申し込み
インターネットでの申し込みは、メールアドレスを利用して申し込みを行います。24時間受け付けているので、いつでも申し込める点がメリットです。
インターネットでは申し込めない粗大ゴミがあります。事前にインターネット申込品目一覧を確認し、見つからない場合は電話で申し込みましょう。
有料粗大ごみ処理券を購入
粗大ゴミの処分手数料を支払うには、有料粗大ごみ処理券を購入する必要があります。有料粗大ごみ処理券は、粗大ゴミを回収してもらうための有料のシールです。
申し込みが完了したら、有料粗大ごみ処理券を購入し、必要事項を記入します。処理券は収集日までに粗大ゴミに貼っておきましょう。
処理券の金額は、粗大ゴミの種類や大きさによって異なります。200円と300円の処理券を組み合わせて購入しましょう。
コンビニで購入
処理券はコンビニで購入できます。目黒区で処理券を取り扱っているコンビニは以下の通りです。
- ファミリーマート
- セブンイレブン
- ローソン
- デイリーヤマザキ
- ミニストップ
- ポプラ
主要なコンビニで購入できますが、一部取り扱っていない店舗もあり、注意が必要です。
購入の際は処理券の金額と枚数を聞かれるので、すぐに答えられるように把握しておきましょう。
その他で購入
コンビニ以外でも処理券の購入可能です。購入できる場所を以下にまとめました。
- スーパー
- 郵便局
- 金融機関
- 区役所
記載した場所以外でも取り扱っている場合があります。詳しく知りたい方は、目黒区の公式サイトから確認が可能です。
区境で購入される場合は、他区の処理券を取り扱っている可能性があるので、目黒区と明記されていることを確認してから購入しましょう。
収集日当日
収集日当日になったら、処分したい粗大ゴミを自宅前に出しておきましょう。収集場所へ持っていく必要がある地域が多いですが、目黒区では自宅前に置いておけば回収してくれます。
収集時間は当日の朝8時まで。前日の夜に出すと近隣の方に迷惑になるので、当日の朝に出すようにしましょう。詳しい収集時間が知りたい場合は、収集日前日に清掃事務所に問い合わせてください。
キャンセルはできる?いつまで?
申し込み後にキャンセルは可能です。ただし、申し込み方法によってキャンセル期日が異なります。
インターネットで申し込んだ場合は、収集予定日の4日前までにキャンセル手続きをしなければいけません。それ以降は、目黒区粗大ごみ受付センターに電話する必要があります。
申し込み完了後に届くお知らせメールに記載されているURLから、キャンセル手続きが可能です。追加や変更の場合も、同じURLから手続きできます。
目黒区の粗大ゴミ処理手数料一覧
品目や大きさによって、粗大ゴミの処理手数料は異なります。ここでは、目黒区の粗大ゴミ処理手数料を一覧でまとめました。
ほかの地域で利用されたことがある方も、市区町村によって手数料が異なるので、確認しておきましょう。
品目 | 手数料 |
---|---|
ソファー(1人掛け) | 600円 |
ソファー(2人以上掛け2m以下) | 1,700円 |
洗面化粧台 | 1,000円 |
布団(2枚まで) | 300円 |
電子レンジ | 300円 |
扇風機 | 300円 |
ソファーを例にとってみても、大きさによって手数料が1,000円以上差があります。金額を把握するために、サイズの確認は大事です。
処分したい粗大ゴミは目黒区のホームページに記載されていない場合は、粗大ゴミ受付センターに電話して確認しましょう。
目黒区で粗大ゴミとして回収できないもの
目黒区で粗大ゴミとして回収できないものがあります。主な品目を以下にまとめたので、ご覧ください。
- 家電4品目
- パソコン
- 有害性・危険性があるもの
上記のものは、粗大ゴミとして区が処分できないので、それぞれ別の方法で処分する必要があります。
区で行う粗大ゴミの処分は一般家庭向けのサービスです。そのため、事業所や商売で使っている事業系粗大ゴミも区では取り扱いできません。
自治体以外で粗大ゴミを処分する方法
自治体以外でも粗大ゴミを処分する方法があります。
ここでは、家電量販店・不用品回収業者・リサイクルショップなど、自治体以外の処分方法を紹介。それぞれ詳しく解説するので、粗大ゴミの処分を検討している方は、ぜひご覧ください。
家電量販店で引き取ってもらう
目黒区が粗大ゴミとして受け付けていない家電4品目やパソコンは、家電量販店で引き取ってもらえます。
新しく購入する場合は、購入予定のお店に処分してもらいましょう。購入予定がない場合は、処分予定の家電を買った販売店に依頼が必要です。
処分費用はリサイクル料金と運搬費用がかかります。お店によって運搬費用が異なるので、確認しておきましょう。
不用品回収業者に処分依頼
目黒区で回収できないものがある場合は、不用品回収業者に依頼するのもひとつの手です。
ほかの処分方法に比べて、処分費用が割高になる傾向がありますが、業者によっては搬出も行ってくれるなど、手間が少ないメリットがあります。
回収が終わった後に高額な金額を請求してくる悪徳業者もいるので、業者の情報は詳しく調べておきましょう。
リサイクルショップなどで売却する
処分予定のものの状態や種類によっては、リサイクルショップで売却できる可能性があります。売却できれば処分費用がかからず、買取額の分もらえるので、もっとも経済的な方法です。
適切なリサイクルショップを探すのは手間がかかります。そんな時は、簡単にリサイクルショップの情報を探せるウリドキの利用がおすすめです。手間が少なく、条件に合ったリサイクルショップを見つけられるでしょう。
粗大ゴミによって適切な処分をしよう
本記事では、目黒区が回収する粗大ゴミについてや処分方法、自治体以外の処分方法などを紹介しました。
自治体によって粗大ゴミの取り扱いに違いがあり、かかる日費用や手順も異なることが理解できたのではないでしょうか。
処分する前に、自治体だけでなくさまざまな処分方法や費用を把握し、適切な処分方法を選択しましょう。