DELLパソコンについて
photo by Casey Marshall
ネット上には、色んなメーカーのパソコンについて、ユーザーの口コミが書き込まれています。DELL製品の口コミを検索してみると、かなりひどい酷評を目にすることでしょう。もしも、新しいDELLパソコンを購入したばかりだと、パソコン選びを失敗したのでは?と不安になるかもしれません。
口コミ評価が低いパソコンは売れない、買取価格がつかないんじゃないかと心配な方に、パソコン市場におけるDELLの実情と、回収・処分についての方法などをまとめてみました。
DELLパソコンが酷評されるワケ
メーカー直販がメイン
一般的にパソコンを購入するとしたら、家電量販店のような店頭販売で買うという人が多いと思います。DELLのパソコンは、店頭販売でも販売されていますが、陳列されている種類も少なく、中には取扱いがない店も多いです。
店頭に陳列されていないと「人気がないから」と考える人も多いかもしれません。しかし、DELLは小売店マージンや販売経費がいらない直販スタイルに加えて、過剰な製品在庫を持たないという徹底した低価格販売スタイルをとっているメーカーです。部品在庫を必要最小限に抑えることで、他メーカーとは比較にならないほどの低価格パソコンを実現しています。
初心者には扱いにくい?
パソコン・スマホ・タブレットなど、家族全員が何かしら通信機器を所有している現代と違って、20年ほど前はパソコンは一家に一台、パソコンがない家も珍しくありませんでした。
当時、家庭で使うパソコンといえば、住所録の管理、年賀状の印刷、家計簿の管理などを目的に購入する人が多い時代でした。富士通やソニーといった国産メーカーのパソコンには、購入した最初から住所録管理や年賀状作成、家計簿、メール、オフィスといったソフトがインストールされていました。
その頃の「DELL」のパソコンといえば、年賀状どころかメールソフトすら入っていない、オフィスも自分でインストールしなければなりませんでした。
今ほどパソコンが普及していない時代だと、周りに聞ける人も少ないために、自分でセットアップできない人にとっては「不親切で使いにくいパソコン」となってしまいます。
カスタマイズしやすい中級者以上向き
昔も今も、DELLパソコンには、購入時に注文していない余計なソフトがインストールされていることはありません。直販でオーダーしたソフトがインストールされていても、初心者向けのセットアップガイドのようなものもありません。
反対に、必要なソフトだけを自由にカスタマイズできるDELLは、ある程度のセットアップは自分でできる中級者、もしくは、わからないことがあれば自分で調べられる程度の知識を持っていないと、「使えないパソコン」という酷評になってしまうワケです。
家で使うパソコンだから高いのじゃなくていい。
初めてのパソコンだから最初は安いのでいい。
パソコン初心者ほど、中身よりも価格で選びがちです。使いたいソフトが入っていない→使えない→放置→故障→酷評 という図式をお分かりいただけたでしょうか?
プロの現場で使われるDELL
医療機関や公的機関に出向くことがあれば、ぜひ、どこのメーカーのパソコンを使用しているかを見てみましょう。
医療機関や公的機関などでは、DELL(デル)・hp(ヒューレッドパッカード)と言った、家電量販店ではあまり陳列されていないパソコンメーカーの物が非常に多く使用されています。
口コミサイトで書かれている酷評が本当だとしたら、もっともトラブルを避けたい現場で積極的に採用されるということはありません。実際、DELL愛用者は、日常的にパソコン使用が欠かせない「プロ」と呼ばれる人が多いことに気づくでしょう。
パソコン処分・回収してくれるお店
パソコン処分.com
パソコンを処分する時、気になるのは処分費用とセキュリティへの配慮です。壊れたパソコンの捨て方がわからない、本体に残ったデータが不安で放置状態という人は多いと思います。
パソコン処分専門店なら、データ消去も確実に行ってくれるので、初期化の方法がわからない・電源が入らないので初期化もできないというパソコンを処分したい人におすすめです。10台以上の回収依頼で、データを目の前で完全消去する『出張消去0円』を実施中です。
ブロードリンク
金融機関・官庁・研究所などから処分依頼を受けるブロードリングのセキュリティ管理は、業界最高水準。世界的標準の8規格を含む13規格に対応。法人のパソコン処分やクレジット情報や機密文書などの情報漏えいが不安な方におすすめです。
東京・大阪・名古屋・仙台・福岡に拠点を持ち、パソコン1台~数万台規模まで、最寄りの拠点から日本全国どこへで買取・引き取りが可能、梱包も不要です。
企業の一斉入れ替えなど、先の予定に合わせた回収予約にも対応してもらえます。
パソコンを処分する時の注意
リサイクルマークを確認する
平成15年10月以降に販売された家庭用パソコンには、リサイクルマークが貼られています。購入代金の中に、リサイクル費用が含まれていて、廃棄する際には、処分費用を払うことなくメーカーが無償回収してくれるというものです。
このリサイクルマークが貼られていない平成15年9月以前に購入したパソコンは、処分する際に回収際資源化料金を支払わなければなりません。
この回収際資源化料金は、古いパソコンだったら買取の相場価格に匹敵、もしくは処分費用の方が高くなってしまいます。
デスクトップPC本体・ノートPC・液晶ディスプレイ・液晶ディスプレイ一体型PC →各3,000円
ブラウン管型ディスプレイ・ブラウン管型ディスプレイ一体型PC →各4,000円
≪例≫
デスクトップPC本体+ブラウン管型ディスプレイを処分する場合、7,000円の費用がかかります。
メーカーがわからない場合
倒産したパソコンメーカーや自作パソコンなど、回収するメーカーが存在しないパソコンの回収・処分は、「一般社団法人 パソコン3R推進協会」が有償で回収します。
平成25年4月から、「小型家電リサイクル法」が開始され、一部の家電量販店や市区町村でもパソコンの回収が行われるようになりました。ただし、全ての家電量販店・市区町村でも扱っているのではなく、取り扱う家電についてもそれぞれに異なります。
小型家電リサイクル法について
家庭で使用しなくなったデジタル家電やゲーム機など、小型電子機器のリサイクル促進に向けて、平成25年4月から「小型家電リサイクル法」が施行されました。
この法律では、パソコンを含むほとんどの小型家電製品が対象となっていますが、品目全てが全国一律で回収されるわけではなく、参加した一部の家電量販店や市区町村だけで行われています。また、取り扱う品目もそれぞれの量販店・市区町村によって異なります。
パソコンの回収・処分では、本体に残っている個人情報の漏洩が問題視されますが、小型家電リサイクル制度でパソコンの回収を行う家電量販店については、国によって情報漏えい対策のチェックが行われています。また、市区町村での回収については、情報漏洩対策が可能な所のみとされています。
■まとめ
DELLのパソコンは、ネット上の口コミを見ると、あまり良い評判というのを見かけません。「安い=すぐ壊れる」という悪い噂も多く、パソコン知識がない人にとってはあまり良いメーカーではないというイメージがあるようです。
しかし、中級者・上級者からの評判は良く、故障しないという声もたくさんあります。パソコン初心者と中上級者からの意見の開きが大きいのも、DELLパソコンの特徴です。
買取を依頼するなら、そういったパソコンの中級・上級者が多く訪れる専門店を選ぶのも高く売るコツですよ。